2015年7月20日、北海道は大雪山旭岳に行ってきました。
大雪山は北海道の中心部に存在し、北海道最高地点を持つ広大な山域です。
広義では十勝連峰なども含むため神奈川県と同じくらいの面積を持つ、らしい。
大雪山は短い夏で知られていますが、この時期にやってきたのは理由があります。
veryblue氏や社畜氏のブログでもこの時期の大雪山を登っていた理由はただ一つ。
7月の中頃は日本一のチングルマの大群生を見ることができるということです。
綺麗なものは見ておきたいし、最高峰も踏んでおきたい。
そんなわがままな気持ちから思い立った北海道旅行の最終目的地。
7月の北海道と雄大な大地、そして一面を埋め尽くすチングルマの旅の始まりです。
9時52分、旭岳登山道。
ジリジリとした太陽光に燻されながらとぼとぼと登山道を歩いている。
下を向いた目線の先は赤茶けた土ばかりで、火星の地面を歩いてるかのように無機質だ。
普段歩いている植物の生い茂った土とは違い、生物の気配が感じられない。
気泡で埋め尽くされた軽石と、鋭い断面を見せる火山岩の落ちた登山道。
目の前にはスケールの大きい赤い丘が広がっているだけ、
左耳の先ではゴウゴウと音を立てて蒸気が山体から噴き出している。
何もない場所を登るよりも火山の息吹を感じる方がまだ情緒がある…。
期待とは少しちがう旭岳らしさを感じつつ、僕は足を進めた。
今回登る旭岳ですが、火山です。
ロープウェイを降りた瞬間、旭岳の山体から湧き上がる蒸気を目にすることができます。
コースとしては旭岳を登った後、間宮岳を経由して裾合平へ向かいます。
裾合平からは再びロープウェイ山頂駅を目指す周回コースを歩きました。
では今回のコースタイム。
旭岳ロープウェイ7:10〜7:15→姿見池7:45→金庫岩10:00→山頂10:15〜10:50
間宮岳12:40→中岳温泉13:40→チングルマ大群生地14:00→旭岳ロープウェイ15:30
7月に旭岳を登るのであれば、最もお勧めできるコースだと思います。
火山あり、火星あり、クレーターあり、お花あり、木道ありの超豪華コースです。
7月20日朝7時10分、旭岳ロープウェイ駐車場。
前日道の駅東川まで知床から頑張って走り、東川で車中泊を行いました。
さすがに疲れていたのか起きたのは朝6時、準備を済ませ駐車場に着くとこの時間でした。
道の駅東川は隣にモンベルが併設されているという超イケてる道の駅でした。
ロープウェイ駅の中にはお土産屋さんが、登山客向けというよりは観光客向けです。
今はここを楽しむ予定はないので、ロープウェイに急ぎます。
唐突ですがここでトイレの紹介です。
登山を楽しむ上で僕が特に感動するのは綺麗なトイレです、
大雪山のトイレは非常に綺麗でウォシュレット付きで軽い感動を覚えました。
さすが観光地です、この点において大雪山は登山満足度100点をつけられていいでしょう。
ウォシュレット付きなんて三毳山以来である。
話がそれました、旭岳ロープウェイに登場して山頂駅を目指します。
旭岳ロープウェイ往復チケットは2900円という雄大な数字ですが、
実家に届いていた旭岳ロープウェイ割引券で2600円になりました、ラッキー。
道民なら高確率で夏になぜか持っているはずなので使わない手はありませんね。
ロープウェイから眺める景色は圧倒的樹林帯です、この中を歩くのはしんどいなー。
10分経たずして終点に到着です、短い空の旅が終わりました。
雰囲気だけ見ると極地の秘密基地っぽさがある駅の構内を抜けて登山口へ向かいます。
外に出るといきなり雪解け水でできた池が…、7月ですがここは雪国です。
目の前には悠然とそびえ立つ旭岳の姿がありました、
ロープウェイ駅からも爆裂火口から湧き上がる蒸気の音が聞こえます
7時30分、プレイボール宣言。
まずは姿見池まで向かいます、目の前に広がる平坦な登山道はかなり奥行きがあります。
道沿いにはチングルマの群生が咲き誇っています、今から裾合平の大群生が楽しみです。
美瑛の丘のような、なだらかな道を歩きます。
旭岳の反対側は丘陵地帯になっています、実際は溶岩が流れた後の台地のようです。
よく整備されたとは言えませんが、しっかりとした登山道を伝って姿見池まで。
姿見池の鐘が見えてきました、鐘の上には登山客のご飯を狙うカラスがいたのが印象的。
7時50分、20分しないうちに姿見駅に着いてしまいました、誰だ30分かかるって言った奴。
風もなかったので水面に映る見事な鏡旭岳を取ることができました。
姿見の池を反対方向から見るとこんな感じで、綺麗な青池であることがわかります。
旭岳方面はこのように蒸気がすごい勢いで噴出しています。
辺りにたちこめる硫黄の匂いはかなりのものです。
姿見池からは本格的な登山道の始まりです。
日光白根二個分くらいありそうな巨大な山体を登っていきます、本当にでかい。
右に目を向ければトムラウシ・十勝岳方面です。
あちらも大雪山系と考えると奥秩父と八ヶ岳足したくらいの大きさなんだろうか。
正面に目を向ければ墓標のようなケルンが立っていました、こいつもでかい。
左に目を向ければ丘陵地隊と高山植物、リアルに眼前ずーっと丘陵です。
北海道らしいといえば非常に北海道らしい山です。
登山道は火口の縁を登っていくため、蒸気口のすぐそばを通ることになります。
これがなかなかに迫力があってたまらない、ここが活火山であるということを実感します。
上から見てもなかなかの迫力です、地球っぽくないよね。
後ろを振り向くとこのような感じで【雄大】という言葉がよく似合う景色が。
水か溶岩の流れた後だと思うのですが、それが手に取るようにわかるのが面白い。
前を向くと草木の生えていない荒涼とした世界が広がっています。
前と後ろでこんなに景色が違うのは初めてです。
しかしこの火口、とんでもない大きさです。
対岸まで200m以上距離があるんじゃないだろうか。
8時45分、六合目到着。
ゆっくりと上がっているのですが、なんとか6合目に到着しました。
六合目ともなると辺りにある噴気口も少なくなっています。
登山道ですが道が赤く変色してきました、火山によくある土ですね。
ここまで赤いともはや火星です、火星の上を歩いてます。
しかし道が歩きにくい…、小さい石ころが滑るためなかなか速度が上がりません。
ここから登山道が複雑になります、一本道ではなくいくつも道が分岐している感じです。
道がザレてるのでしょうがないといえばしょうがない。
しかしこういう道は乾燥している方が滑るので気を使います。
歩いていると雲が出てきました…、さっきまで晴れてたんだけど。
9時35分、八合目に到着です。
残念ながら山頂にガスがかかってしまいました、ここから九合目はすぐです。
10時00分、九合目に到着しました。
赤土とゴロゴロした岩に囲まれた場所ですが、ここまでくれば山頂はもう少し。
九合目から山頂へはこの坂を登ればすぐです。
山肌に張り付くように生えたチングルマが印象的。
後ろを見ると雲に隠れてよく見えませんが、裏朝日へ続く高山地帯が横たわっています。
指導標に従って山頂を目指します。
特徴的な岩を発見、これが例の金庫岩か…。
しかしこれを金庫と形容するのはなかなかセンスがいりますね。
ガスに包まれていく金庫岩に別れを告げて山頂を目指します。
山頂へはつづら返しを登るのみです、結構滑るから意外に大変。
10時15分、旭岳山頂到着。
九合目から15分たらずでの到着となりました、本当に早かった…。
北海道出身者が北海道最高峰に出会った瞬間、喜びのあまり山頂標に飛びかかるの図。
全身のバネを使って嬉しさを表現します。
そしてすかさず三角点をタッチ、ここまでかかった時間わずか10分!!!早い!!
しかし残念なことに辺りは文句の言いようのないガス、
山頂に居る人々の中にガス属性の方がいたに違いがない。
しかし旭岳から黒岳方面を見ると晴れていることがわかります。
晴れ間が僕を待っている。
山頂ですが結構虫が多く、てんとう虫がたくさんいました。
山頂でご飯を食べてしっかりとこれからの体力をつけます。
ここからが本日の本番、裾合平への周回路がスタートしていきます。
まずは旭岳から間宮岳に向けて歩きます、裏旭岳側にまず下山します。
この登山において最も危険だった場所はどこかと聞かれればここでしょう。
道が急な上にザレザレでめちゃくちゃ滑ります。
かなりゆっくりと歩いて漸く雪渓に取り付きました、雪渓はだいぶ柔らかくなっており
アイゼンがなくても歩くことができます、ヒップソリで滑った後もあるのがすごい。
山頂直下のこの雪渓、すごい大きさであることがわかるでしょうか。
7月にこんな雪渓を見ることができるのはさすが北海道というところ。
雪渓を歩き切るとだだっ広い草原に到着です。
この辺に咲いているのはチングルマではなくキバナシャクナゲです。
燕岳でも生えていましたが、旭岳ではかなり背丈が低いです。
寒冷地の高山植物の特徴なんでしょうか?
見た感じ燕岳の物に比べると赤みが強いのも特徴な気がします。
苔の上に咲いた可愛らしいチシマクモグサが登山道を彩ります。
間宮岳に向けて緩やかな坂道を登っていくのですが、道の雰囲気が一気に変わりました。
土の色が白くなり火山とは思えない世界に。
玉砂利のような砂の道を歩いて行くと裏旭の大雪渓が見えてきます。
前を向くとこれまたカラフルな登山道が続いています。
燕岳のような砂地の登山道はウッドチップの上を歩いているように柔らかです。
ガスの合間の晴れ間を目指して歩を進めます。
非常になだらかな山体というか、でかすぎる山体ゆえ稜線の上に立つと目立つ。
右端の方とかすごい目立ってますね、はい。
登山道にはチングルマやキバナシャクナゲが多いのですが、
エゾコザクラもしっかりと生えていました、とても可愛らしい花です。
アオノツガザクラでしょうか、ジムカデと区別がつきにくいですね。
裏旭に入った瞬間からすでにお花畑は始まっている。
内地ではすでに終わりを迎えているチングルマですが、ここ旭岳では元気です。
お花畑を過ぎて間宮岳に近づくにつれ、世界の果てっぽさが増してきます。
規則正しく並んだような高山植物、火星のプランテーションか何かかな。
そうこうしているうちに間宮岳に到着しました、ここがこの周回ルートの中間地点。
間宮岳からはこの登山のメインの景観が一つ、御鉢平を望むことができます。
この御鉢平、巨大カルデラなのですが直径が2キロあります。
東京ドームが直径250mくらいなんでたくさん入りそうですね。
中央には温泉が湧き出ているようですが、有毒温泉ということで近づくことはできません。
御鉢平の枝分かれした川がいくつも流れるその姿は異様そのもの。
奥に見えるのは大雪山黒岳でしょうか、向こうまで歩く縦走をいつかしてみたい。
さて、御鉢平の外周を北鎮岳方面に歩き中岳温泉を目指します。
この稜線歩きももはや稜線と言っていいのかわからないくらいでかい。
北鎮岳方面はなんとか天候が持っているようですが、今回は行きません。
そのうち周回か、赤岳〜旭岳、旭岳〜黒岳の連続縦走で歩いてみたいものです。
指導標を見ると御鉢平へ降りる道もあるようです、危ないんじゃないのかよっていう。
ここは裾合平を辿り姿見駅へ戻るルートへ。
裾合平が見えてきました、谷間に地平線のように見えるのが裾合平です。
ここから見ると風の谷のようです。
まだまだ雪渓が残る北海道の夏山です、これぞ北海道の山のでかさ。
中岳温泉へ向かう途中の道はハイマツとこのような高山植物の絨毯で覆われています。
やっぱり寒いから草木が育たないんですね…。
中岳温泉へ向けては御鉢平の外周から続く稜線をひたすら歩いて、高度を下げます。
左右に背の低い高山植物が生えた道をひたすら突き進みます。
ついに北鎮岳にもガスが差し迫ってしまいました。
ようやくジムカデを見つけました、アオノツガザクラに似てますがこちらは赤いです。
こちらの綺麗な花はなんだろう??ちょっと名前がわかりませんでした。
誰か教えていただけると幸いです。
小さな花ばかりですが、どれくらい小さいかというとこれくらい。
北鎮岳を眺めつつ裾合平を目指して行きます。
開けたこの山体の大きさは本当にすごい、アルプスとはまったく違う凄みがあります。
そして現れるハイマツ帯、割と道の幅が狭いので雨上がりなどは苦労するかもしれません。
中岳に向かう途中でも巨大な雪渓が姿を現します。
中岳温泉へはこの道を降って行けばたどり着けます、雪に囲まれてますね。
この下に見える川が温泉と雪解け水の混ざった中岳温泉です。
硫黄が噴出しているからか、周囲とは少し色が違います。
下まで降りてきました、巨大な谷間の底にあることがよくわかります。
ボコボコと音を立てて温泉が噴出していました、温度はかなり高めです。
足湯を楽しんでいる登山客の方がいましたが、先を急ぐ必要性があったので僕はスルー。
北海道というホームで、旭岳は再び来ることがあると思うのでその時にとっておきます。
しかし、ここで足湯に入れるなんて幸せそうです。
北海道では屈斜路湖や阿寒湖など、地面を掘るとお湯が沸く場所が多い気がします。
北海道はどこでも野宿ができる可能性を秘めている素敵な土地です。
火山らしい見た目の谷を沢沿いに降っていきます、この谷を抜ければそこは裾合平です。
雪渓の上を歩きます、下はもちろん川です。
なにやら美味しそうな山菜めいた草がたくさん生えていました。
エゾノリュウキンカかヨブスマソウかな…、だとしたら食べれる草なのですが。
こちらには黄色い花をもたげた山菜っぽいやつが、
これは間違いなくエゾノリュウキンカ、食べたことはないけど美味しいらしい。
中岳温泉周辺は山菜もさることながら
キバナシャクナゲやエゾイソツツジがたくさん咲いています。
エゾイソツツジ、ツツジと名が付いていますがツツジらしくない見た目です。
シャクナゲのような花のつけ方をしています。
花や山菜を楽しんだら、裾合平のチングルマを目指して木道をひた走ります。
木道の合間は雪渓あり川ありで非常に面白い。
裾合平のトレッキングはそんなに辛くないから登山が苦手な人でも楽しいと思う。
雪解け水で作られた川はとても冷たいのだが、水を飲むことは絶対的禁忌である。
湿原地帯ではあるので、いたるところに池ができています、まるでツンドラ。
旭岳は残念ながらガスの中に完全に隠れてしましました。
がっかりしていてもしょうがないので足を進めてチングルマの元へ向かいます。
徐々に現れ始めるチングルマ。
エゾコザクラや高山植物の草原が広がっています。
そして溶岩の流れた後に沿って雪渓が形成されたこの裾合平の地形。
内地でこんな景色が観れるのは僕の知識だと鳥海山くらいしか思いつきません。
九州とかに行くとこんなのたくさんあるのかな?
裾合平ですが、ここすごく長いです。
凹凸のない平坦な道をひたすら駆け抜けていく感じです。
場所によっては雪渓に埋もれた木道などアスレチックな場所がちらほら。
そしてついにチングルマが姿を現し始めます。
大雪山を背景に広がるチングルマ畑。
まさにどーーーーーん!!!
可愛らしい白い花の絨毯が麓に向かって広がっていきます。
後ろを振り向いてもチングルマの大群生は続いています。
この辺はあたり一面チングルマです。
必ず見たいと思っていた景色が目の前に広がります、感動ものです。
木道の上にはカメラを抱えた登山客の方がたくさんいました。
この景色を見たら当たり前のようにカメラを向けてしまうでしょう。
ちょっとした模様みたいになってる、ネモフィラほどの密度はありませんが
それでもあたり一面見渡す限りのチングルマはすごい迫力です。
ところどころエゾコザクラなども生えていて、白以外のアクセントを与えてくれます。
ダッフィーもさぞかし楽しそう、シェリーメイと本当に仲がいい。
毎回2人で写っていてとても可愛らしいですね。
なぜかいつもクリスマス仕様なのが気になるところです。
あたり一面のチングルマを楽しみつつ、姿見駅に戻ることにしました。
目の前に広がる、見渡す限りにチングルマがあるこの大絶景を惜しみつつ、歩を進めます。
写真だとなかなか伝わりづらいのですが、ここは本当にすごい広さです。
チングルマが終わると今度はキバナシャクナゲがちょこちょこ生えるようになります。
ここはさしずめお花天国といったところだろうか。
お花畑も終わり、残りは下山道をひたすら姿見駅まで歩いていきます。
木道あり、雪渓ありで飽きることがありません。
時期が時期ならヤゴとかがいそうな雰囲気です。
雪解け水で階段が浸水していました。
このケルンが見えたら姿見駅まではあと1時間といった所でしょうか。
ちなみにここが裾合平だそうです。
地味に3キロもあるわ…。
裾合平は旭岳の裏側にあるので、帰りは旭岳をぐるりと一周して正面に戻ることになります。
雪渓に降りる→草原を駆け抜けるを数回にわたって繰り返します。
7月に何度も雪渓を歩けるなんて楽しいったらありゃしない。
しかし、大雪山の景色は見れば見るほどツンドラっぽい。
ようやく樹林帯めいた地帯も出現してきました。
裾合平から結構距離を歩いてきたようです、北鎮岳から伸びる山脈が遠くになりました。
ハイマツ帯に入れば、姿見駅はもうすぐです。
日も暮れてきて、最後の花撮影、旭岳の植物を目とカメラに焼き付けます。
このエゾイソツツジは本当に不思議な花だったなぁ…。
雄大な北海道の大雪山ともうすぐお別れとなると非常に感慨深いものがあります。
午前中に戻ってもう一回火星っぽい所から歩き直したい。
そうこうしているうちに遂に姿見へ戻ってきました。
蒸気が吹き出す旭岳の姿を再び拝む。
夫婦池周辺、透き通った池を横目にロープウェイの駅を目指します。
ここからでも噴気の音がよく聞こえます、地球の呼吸を感じるとはこのことか。
ロープウェイ駅が見えてきました。
時間も時間なのであたりがすっかりガスに包まれるように。
ちょうど15:30分のロープウェイに乗れるようだったので搭乗。
ここに長きにわたる大雪山旭岳周回登山がゲームセットを告げることとなりました。
いやー、ロープウェイって偉大です。
旭岳ロープウェイ駅に下山したらすかさずソフトクリームを補給しました。
疲れた体にソフトクリームの糖分はしみますね、北海道のソフトクリームは本当に美味しい。
温泉は旭岳で入ればよかったのですが、その後家路を急ぐため
なぜか富良野市外にあるフラヌイ温泉にやってきました。
素直に旭岳で入ればよかったと後悔しましたが、綺麗さっぱりしたので無問題。
ちなみにこのフラヌイ温泉、見た目からして超昭和なのですが、中身もかなり昭和でした。
北の国からっぽい昭和の雰囲気を感じたい方にはかなりオススメです。
そして帰り道の途中、ラベンダー公園があったので立ち寄ってみました。
公園なので無料で入ることができます。
うーん、すっごいラベンダーの香りがする、そしてすごい量のミツバチが飛んでいる。
一所懸命蜜を集めてるんですね、ラベンダーの香りのする蜂蜜ができるのかな。
トンボも飛んでいました、なかなかこの時期にトンボを見ることは稀です。
ラブな丘、なぜ一つだけポツンと描いたんだろう。
深夜の知床旭川大移動、旭岳登山、ラベンダー畑と充実した一日もこれにて終了です。
ここから帯広にある実家へ帰宅し、翌日東京への帰路へと着きました…。
大都会東京の夜景が見えてくるたびに、実家へ帰りたくなるという田舎好きが発症。
今回の旭岳登山は僕の心に実家の偉大さを植え付ける登山となったのは間違いありません。
なかなか見ることができない夜の羽田整備場を見ることもでき、大満足の家路に。
こうして僕の2015年の実家帰省は終わりを告げるのでした 。
後半あいにくのガスに包まれてしまった大雪山旭岳でしたが、ベストシーズンを捉えた
と言って過言ではない時期に登ることができたと思います。
雪渓と幾多の高山植物に囲まれるトレッキングは贅沢そのもの。
来年も来れたら是非行きたいと思わせてくれる最高の山でした…。
北海道の山はどれも内地とは違った面白さがあるので、
どんどん開拓していきたいと心に強く思う登山となりました。
知床や大雪山は何度行っても楽しいと思い出になることでしょう。
大雪山の地図はこちら
山と高原地図 大雪山 トムラウシ山・十勝岳・幌尻岳 (山と高原地図 3)
- 作者: 昭文社地図編集部
- 出版社/メーカー: 昭文社
- 発売日: 2018/02/27
- メディア: 地図
- この商品を含むブログを見る
この登山で役に立った装備はこちら
GREGORY(グレゴリー) ズール35 ネイビーブルー M 684321598
- 出版社/メーカー: グレゴリー
- メディア: スポーツ用品
- この商品を含むブログを見る
この登山から登山ザック界のロールスロイス、グレゴリーZ40を本格使用しています。
それまでのドイターに比べると背負心地が別世界、腰骨が痛くなることがなくなりました。
容量も40リットル以上入るような気がしています、一押しザック。
(モンベル) mont-bell サンダーパス ジャケット Men’s 1128344 EG/PG エバーグリーン/プライムグリーン XL
- 出版社/メーカー: mont-bell
- 発売日: 2015/01/16
- メディア: ウェア&シューズ
- この商品を含むブログを見る
急な天候の変化、ガスの中でも寒さを凌ぐためにはレインウェアは必須でした。
山頂から雪渓を歩き続ける時にも本当に持ってきて良かったと感じる。
ゴアテックスレインウェアは高いので非ゴアを使用してますが、とても快適です。
サンダーパスは凄くお安いのに頑丈だからオススメです。
コメント