【北海道】斜里岳、川を登れば絶景広がる真夏のアスレチック百名山

清里の街から見る斜里岳

2020年7月21日、北海道は知床半島の付け根部分にある日本百名山の一つ「斜里岳」に登ってきました。
標高は1,547mの火山で、沢を遡行するかのような挑戦的な登山道が特徴的な山です。
本州から北海道の百名山を登ろうと訪れた場合、多くの人が羅臼岳と合わせて登ることを計画する山ではないでしょうか?
羅臼岳に比べると影が薄いんだけども、エキサイティングな登山道の面白さに関して言うと確実に斜里岳のほうがお勧めできます!火山特有の水質で、川底が真っ赤に染まるという斜里岳ならではの景色も楽しめますし、斜里岳自体の魅力っていうのはすごいしっかりとしているのです!

僕は20年の帰省の際、車中泊しつつ人のいない山々を転々とする中ですでに、羊蹄山、十勝岳、羅臼岳と移動と登山を繰り返してきたこともあり「斜里岳は来年でもいいかな~」と考えていたのですが……不思議な縁から登ることになってしまいました。
登るまでは川沿いの登山道を登るということでかなりのアスレチックアクションが待っているんだろうと考えていましたが、いざ実際に歩いてみるとそこまで難しい場所はなく、晴れた日に登ればとても楽しく歩ける場所ということがわかりました。

エンジョイハイカーの僕でも楽しく登ることが出来た斜里岳、登山道の様子が詳しく知りたいという方は是非ご覧ください。

目次

斜里岳日帰り登山の概要

概要
前日の羅臼岳登山後、道の駅斜里で仮眠をとり斜里岳を登ることにしました。
斜里岳を登る場合は「三井コース」と「旧道/新道コース」の二つがありますがメジャーなのは旧道/新道コースです、清岳荘という山荘がスタート地点になります。(三井コースは人が少ないけどヒグマが多いらしい)
今回は往路旧道、復路新道という超定番の歩き方で斜里岳を回りますが、この超定番な歩き方は絶対に逆にしないほうがいいです。旧道は川沿いの滑りやすい道を延々歩くのですが、ここを下りで使うのは全然お勧めしません!

アクセス
斜里岳のアクセスはタクシーか車しかないです、公共交通機関は近くに無いので清里町からタクシーに乗るか自走で登山口に来るしかありません。道東の山を巡るときは移動距離も長いので基本車になると思うけども、斜里岳までは公共交通機関がないというのはご注意ください。

コースタイム
清岳荘6:00→二股6:50→上二股8:45→馬の背9:10→斜里岳山頂9:25-10:10→竜神ノ池11:20-12:00→熊見峠12:45→清岳荘14:45
合計登山時間 8時間45分 2時間近く休憩してるので実際は6時間強、コースタイムは短めの山です。

今回の北海道登山の他記事はこちら↓

滝を巡る斜里岳登山道

斜里から見た斜里岳

2020年7月21日午前4時55分、道の駅斜里近郊。
おはようござ……って晴れてるぅ!!!!
どういうことなの!?天気予報だと曇り予報だったんだけど!?SCW嘘ついたのかよお前ぇ!?
目を覚ました僕の目に飛び込んできたのは、朝を迎えようとする斜里岳の姿でした。慌てて天気予報サイトを確認すると予報が好転し晴れになっている……、羅臼岳を登り満足していたのですがEXゲームがスタートした瞬間でした。
起床したのは朝の4時50分、予備の登山ウェアなどを準備しつつ、すぐさま道の駅によって身支度を整えて斜里岳に出発です。

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もしも晴れたら登ろうか、たぶん晴れないと思うけど~という感じだったのですが晴れました。嬉しい予想外なんですけども登山4日目となるとなんか出勤しているような気持ちになってきました。

清岳荘駐車場

午前5時45分、清岳荘。
道の駅を後にして登山口の清岳荘にやってくると数台の車が止まってまして……、既に先行する登山客は全員入山済み。
今日も今日とて最後尾スタートになってしまった、油断した!!
さて、この清岳荘朝はさすがにやってません、一応自販機があるので飲み物買い忘れても何とかなるけど……来る前にセイコーマートによって食料と水を補給するようにしましょう。

午前6時00分、登山開始。
清岳荘の登山口を出発して旧道コースで山頂を目指します、まずは下二股分岐まで行くんだけど……最初は林道が続きます。
この林道がね~、ヒグマが出そうで怖かった。北海道の明け方に林道歩くのはめちゃくちゃ怖い、動物遭遇率が本当に高いんだもの。

チリンチリン鈴の音を鳴り響かせながら歩き続け林道を抜けるとすぐさま一の沢川にぶつかります、この川は山頂直下から流れ出してるのですが、旧道はこの川沿いを遡行することとなります。
ここで注目したいのは川底の色が真っ赤なこと……、これは鉄分が豊富っていうことなのかな??

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帰りにこの川で顔を洗ったりすると確かになんか……血の匂いというか鉄っぽい香りがしたんだよな、気のせいかな??

赤い川底の渓流

勢いよく流れる川沿いに登山道があります、左岸と右岸と何度も行ったり来たりしながら登っていくことに。

一の沢川の渓流

北海道の渓流の水は例のごとくエキノコックス感染症の危険があるため、あんまり触れたくはない。
川底の赤い成分が強い部分はぬめる部分ももちろんある、対岸に渡るときは細心の注意が必要……本当にスニーカーとかはここ駄目だと思う。

斜里岳の登山道

森の雰囲気はとても羅臼岳に似ています、植生の種類はそんなに多くないというか土地が痩せている感じがします。

渓流に突き出た巨岩

川底から顔を突き出した茶色く染まった岩、あれも元々白い岩だったんだろうか?長い年月をかけて出来上がった一の沢川の色を眺めながら、川沿いの細い道を歩いていきます。

午前6時50分、下二股。
登山口から1時間立たないくらいで下二股に到着しました、新道と旧道の分岐点なのですが登りは絶対に旧道にしたほうがいいです。川沿いを上る旧道は場所によってはかなり滑るので下りで使うのはリスクが高い……と思うよ。
ちなみにここまでも、ここからも画像2枚目のような川沿いの道を延々と歩きます。足を滑らせたら川にドボンな道です。

一の沢の小さな滝

旧道は地図上に7本の滝が記されていますが、それぞれ中々違った趣の滝が続きます。滝を見て休んで登るを繰り返す感じの登山道なんだけど、休み休み進んだほうが足元に集中できて良いですね。

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たまーにつるっつるな殺人ストーンが足元にいるので、本当に注意してね。

川沿いを歩くということで、踏み後がない事あるのでピンテはマジで命綱です。たまーに登山道を間違えて獣道に入っていった足跡とかあって、平然とそっちに誘われそうになる。
そんな感じで2時間近く川沿いの道を歩き続けることになるのが旧道コース、本当に神経がすり減っていく。

流れる滝を上から眺める

かなり上流までやってきました、高巻して滝の上までやってきたりしてもすぐにその滝を横断することになったりします、上から見ても怖い斜里岳の一の沢川、しかもこの川歩きまだまだ続くんだなこれが。

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難易度は全然違うけど、巻機山ヌクビ沢をすっごく簡単にしたのがこの斜里岳という感じ。全然歩けますけど足元に集中して神経が磨り減るのは同じですわ。

馬の背から先は火山の世界へ

斜里岳登山道のピンテ

ひたすら渓流、高巻山道を繰り返す斜里岳なんですがピンテが本当に癒しに見えてきました……。
足元の安定感が弱い道にはめっぽう弱いRedsugarなので、斜里岳の登りは本当に神経をすり減らしてたんですね。

大分標高も上がってきたんだけどこの一の沢川、全然水量が減らないのが凄いのよ!上と下でそんなに印象が変わらないの、上まで来ても水量が多いままだからずーっとドボンの恐怖と戦い続けることになりました。
あと画像3枚目のような道、乾いているところを必死で踏んでいくんだけど……もう本当に足が滑りそうで嫌でしたねここ。

渓流の中の登山道

ある程度登ってくると川底が滑滝みたいになってきます、ここらへんで川の中を歩かされます。
写真をよく見てほしい、画面奥にピンテがあるのがわかるだろうか?

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上流部は登山道それすなわち川になるのが斜里岳、絶対に雨の後とかは歩きたくない!増水しようものなら流されること間違いなし。

渓流内の登山道を示すピンテ

上二股に近づいてくるとようやく渓流の勢いは衰え、流水量も少ない非常に穏やかな川の中を歩けるようになりました。
これくらいなら気持ちよく歩けるってもんです、そしてこの道が斜里岳では一番楽しかったと言えます。
旧道ルートの上二股前の区間が本当に楽しい、短いけど是非ここはかみしめていただきたい。

上二股分岐

午前8時45分、上二股。
上二股の分岐に到着しました、ここは山頂と新道コースへの道が交わる三差路になっています。
旧道から来たのでもちろんまずは山頂を目指します、ここから先はもう水の中を歩くことはありませんのでご安心ください。

上二股からは定番の「胸突き八丁」と呼ばれる急な坂道が始まります、しかも足元がザレててあまりよろしくない。
火山特有の脆い地面の質感が足を苦しめてくる、せっかく川地獄から脱出できたのに!と思いながら上を見上げると青空と馬の背の鞍部が見えてきたではありませんか……、ようやく夏山が姿を現したぜ。

馬の背から仰ぎ見る山頂

午前9時10分、馬の背。
上二股から30分ほどで馬の背に到着、ここから山頂まではコースタイムで30分となります。雲が沸き始めて山頂にかかり始めているのを見ると急かされますね……、曇ってしまう前に登り切ってしまいましょう。

馬の背から先は稜線になるのですが、ヨツバシオガマやイワギキョウといった高山植物のお花が登山者を迎えてくれます。
山頂稜線のわずかな区間だけど、夏山らしいお花が咲く景色に癒されてください。

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感覚的にこの山は夏か秋の山っていう感じ、紅葉は黄色が主だったカラーになるらしい。標高が低いことを含めると、確かに秋が適期かなぁという気もしますね……。とはいっても夏は高山植物がしっかりと咲くので、羅臼と同じくお勧めですよ。

馬の背を見返す

馬の背を振り返ると踏み後が画面真ん中の1,508m峰に伸びてるけどあれは立ち入り禁止。
その左側に丸い山頂が見えるけどあれが南斜里岳ということらしい、地図上にはあの辺にヒグマ注意って書いてある……つまり斜里岳は山頂部にもヒグマが来るのか。

斜里岳山頂の祠

斜里岳山頂の手前に神社があります、安全登山のお礼と下山の安全を祈祷してから山頂へ。

斜里岳山頂

午前9時25分、斜里岳山頂。
雲が湧き上がってくるよりも早く山頂に到着することが出来ました、青空の斜里岳山頂に!
あっさり登ってきた感じはするけど、あの川沿いの登山道は楽しくもあり神経すり減らす道でもありました。

斜里岳の山頂からは周辺の農耕地帯が良く見える。こちら側は北側で斜里方面かな……オホーツク方面って畑に何植えてるんだろうと思って調べてみたら、音更と同じくジャガイモ、ビート、小麦だった。やっぱり道東ではコメは育たないよねぇ……。

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ビートっておいしそうな大根の見た目をしてるんだけど食べれない。砂糖の原料になっていてオリゴ糖の元とかになってます。道東では蜂蜜の代わりにオリゴ糖をパンにかけたりする。

斜里岳山頂に立つRedsugar

斜里岳の山頂から熊見峠方面を眺めます……これで北海道の百名山は残す所1つ。
この翌年、チロロ林道日帰りという弾丸登山で登頂することになるのですが、それはまた別の記事で。

斜里岳から湧き出る竜神ノ池

斜里岳山頂から熊見峠方面を見る

山頂から馬の背を見下ろすと結構登ってきたんだなと感じる、これから向かうのは対岸にある熊見峠です。
途中斜里岳で絶対にみておかなければいけない「竜神ノ池」に寄っていきます。

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竜神ノ池は絶対に立ち寄りましょう、楽に行く方法は熊見峠側からのアクセスです。竜神ノ池を見ないで斜里岳から降りるのはもったいないですよ!

斜里岳の山頂地点ですがいろいろな花が咲いています、ニッコウキスゲが結構咲いてるのが印象的だったんだよねぇ……。
イワギキョウにキスゲをセットで見れて、夏山登山らしい花を思う存分楽しめたなと。

熊見峠へ向けて下山

午前10時10分、斜里岳山頂出発。
ちょうど雲が上がってき始めたこともあり、山頂を後にして熊見峠から下山することにしましょう。

斜里岳を満喫する登山者

下山しているときに目の前をするすると降りていくお姉さん、羅臼岳でも見かけた方だったのですが斜里岳のすそ野を前に深呼吸しているポーズがあまりにも眩しくて思わずカメラを構えてしまいました。確かにここは熊見峠を眺めながら手を広げたくなるわ。

午前11時20分、竜神ノ池。
馬の背に降りて竜神ノ池分岐から到着した竜神ノ池、ここは熊見峠側の分岐からくるのが良いと思う。上二股側の道は崩落個所が長くて降りるのが不安だったので……。到着した竜神ノ池は透き通った透明な水が地面からこんこんと湧き上がる湧水池でした。

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めちゃくちゃきれいな水が湧いている泉、だけど飲用には不適とのことです。まずいって書いてあるんだけどこの時僕は冷たいし飲めるじゃんといいながら飲んでいた……。

とても透明度の高い龍神の池

木くずとかが浮いているんだけど、なんか奇麗な水草が不思議な泉の環境を作っている。
斜里岳の渓流って鉄分が豊富ということだけど、ここもきっと何らかのミネラル成分が豊富なんだろうなと。

キンッキンに冷えた水が奥底から湧き出ています、すごい深い池だから手を突っ込むのは怖いんだけどさ。
片手を水につけてみると地面から湧き上がる水流を感じれるわけです、氷で冷やしたような冷たい水が沸き上がってきて、汗も一気に引いていった。有数地点の水を汲めばエキノコックスは大丈夫じゃないかと思って、思わず水を汲んでしまった。(この辺は自己責任で……、不安な人はろ過機を使うといいと思います)

午後12時00分、竜神ノ池出発。
竜神ノ池には朽木か何かが突き刺さっていて、中空化した木を水が通って崖からチョロチョロと流れていっていた。
この木の水路がめちゃくちゃエモいのよ、コケに覆われていて……大自然の建造物というか自然の造詣物っぽさが最高に可愛かったんだよね。こんなに透き通った奇麗な池を見る機会あんまりないと思うので、斜里岳に来たときは絶対にみたほうがいいです。

熊見峠を見下ろす

竜神ノ池から熊見峠へ向かう登山道に復帰するとすぐに稜線に出ます、熊見峠側は旧道と違ってハイマツ帯を進む稜線歩きになるので安定した登山遊びができる。

ハイマツの向こうに登山者

ザクザク進む登山者を追いかけながら、ハイマツの中を進んでいく。ここはよく整備されていて非常に歩きやすかったですよ。

青々しいハイマツの実

夏ということもあり、ちょうどハイマツには青々とした身が幾つも実っています。ハイマツがあるということはそれを食べるヒグマも近くにいるのかもしれない。

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ハイマツからヒグマが顔を出していたとかよく聞くから怖い。

斜里岳を振り返る

振り返ると斜里岳山頂に少しだけ雲がかかっているものの、空は薄い上層雲が広がるだけで青空が広がっている。
結局最後まで晴れたまま下山できそうです。さらば斜里岳、北海道の百名山の中では比較的登りやすくてアスレチッキーで楽しかったよ……!

午後12時45分、熊見峠。
熊見峠の看板があるのは降下点近く、稜線歩きを終えると一気に下二股へ向かって降下するんだけど結構急な道なので気を付けてほしい、地図上でも洗堀されてるという通り、なかなか激しい道が続く。

下山後は斜里の街へラーメン道楽

下山の一の沢

下二股付近まで下りてきました、序盤の渓流ゾーンに合流するのですが日が登っているため渓流の様子も様変わりしてました。具体的には午前の早い時間に比べると川底の色が赤から茶色に近くなってるように感じましたね。

渓流沿いの岩たち

渓流を散策しながら帰路につきます。木漏れ日がある中で撮影する斜里の渓流は結構楽しい、ここ写真撮りに来ると面白いのかもなぁ……。

木漏れ日当たる岩を楽しむ

フォトジェニックな石が結構たくさんあって、そういうのを眺めているだけでも楽しいのです。

午後2時45分、清岳荘下山完了。
渓流ゾーンが終わると林道に合流、あとは清岳荘へ帰るだけということで戻ってきました。
清岳荘も営業している状態だったのでバッジを購入するために中に入らせてもらいました、すっごいきれいな山荘でね……素泊まりできるからここで前泊して登るのはとっても贅沢なんだろうなと思った。

登山バッチとジュース

清岳荘でバッジとマウンテンデューを購入、なかなかレアな百名山バッジを手に入れた気がする。
お風呂はさっつるに行くのが近いですよと教えていただいたので、そのまま道の駅さっつるへと向かうことにしました。

道の駅さっつるで入浴し登山の汗を流したのですが、ここは瓶ジンジャエールとか売っててとても居心地よかったです。
後道の駅内にはカーリング女子の特設コーナーがあったりと、結構面白い道の駅でした。

ここ数日移動と登山続きの間ろくなご飯を食べていません、それこそ最後に米を食べたのは前日の夜。
それ以外はほとんどラーメンを食べていたような気がします、ラーメンが食べたい。時間的にこのまま家に帰ってもいいんだけど、どうせなら斜里周辺のラーメンをたくさん味わって帰ろう。
そう思いやってきたのはしれとこ来々軒さん、評判のいいラーメン屋さんで北海道らしい卵麺の美味しいラーメンをいただきました。

redsugar

ラーメン一杯だとおなかすいた感じなんだよな……、もう一軒回るか。

来々軒を出た足でらーめんさんぱちへ、北海道では有名な系列店なんだけど十勝では寶龍が優勢だからあまり行かないんだよね。でも定番の味噌ラーメン食べたいなぁと思ったらさんぱちさんは間違いがない、安心して食べれる……。
やっぱりこの黄色くてウェーブした麺が最高なんですよ、北海道以外ではあんまり見ることのない麵なんだけども。

redsugar

北海道に帰ったらやっぱりラーメン、海鮮食べるんじゃなくてラーメンがいい。

ラーメンを2杯食べた後は道の駅斜里に戻りノートPCで仕事をしてから音更へと帰ることにしました。運転と登山を繰り返し合間に仕事をしながらの北海道登山となりましたが、もうなんか休む暇なんかなかったけど楽しい日々だった……!!

斜里岳山頂に立つRedsugar

旧道コースから登り新道へ降りる斜里岳、渓流沿い歩きは迫力満点!
斜里岳は登山道が面白い山だなと思います、正直山頂はそんなに迫力ある感じじゃないし景色も結構普通です。
道中のちょっとした渓流遡行気分や、竜神ノ池といった大自然の生み出す自然景観を楽しむ山なのかなぁと。
登山時間は比較的短いのもいいところですし、雌阿寒岳と同じく気軽に登れるタイプの北海道の百名山の一つかなと僕は思います。
羅臼岳と合わせて登る人が多いと思いますが、斜里岳のほうがコースタイム短いし楽なので、自分の体力傾向に合わせて登る順番を調整してみてください。

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