【北アルプス】常念岳、燕岳、超快晴超絶景の北アルプスを味わい尽くす、常念山脈縦走の旅【1日目】

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2015年7月10日-11日、常念山脈の盟主常念岳から燕岳を歩いてきました。

北アルプスを代表する人気登山ルート、表銀座。

夏山シーズンの到来を告げる7月の大快晴の中、待っていたのは天を突き刺す槍ヶ岳。

そしてそれを彩る北アルプスの超絶景でした。

初めての北アルプス、デビュー戦はテント装備で普通は2泊3日の場所を1泊2日で歩きます。 

最高の時期に登る北アルプス、高山植物に彩られた果てしなき縦走路を歩きます。

一生に一度は見てみたい大絶景の旅、始まりです。

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青い、北アルプスという登山者のメッカ。

眼前に広がるのは真っ青な絵の具で塗ったかのような青空。

梅雨の合間に訪れた晴れ間は、登山者たちは最高の天候を楽しんでいる。

常念岳へと向う道は階段を岩で誂えた様な物だ。

標高2800m、高山病が発症しやすい体質の僕にしては厳しい標高。

僕は今、北アルプスに来ている。

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登山道に彩りを添えるコマクサ、標高2600mを越える天空の回廊を華々しく飾っている。

絨毯のように足元を彩る高山植物、レッドカーペットのように続く縦走路。

いつまでも歩いていたいと思わせてくれる最高の登山道がここにはある。

至福の時間、清涼な空気に酔いながら僕は燕岳を目指すのだった。

はい、今回は北アルプスの女王燕岳と常念山脈の盟主常念岳を歩きます。

出始めからいろいろあった常念岳…

東京竹橋毎日新聞本社前でアルピコ交通の深夜バスに乗るのですが

毎日アルプス号乗り場へと向う途中なぜか僕を大手町でおろされたり。

それを鵜呑みにしてテント装備20キロを担いで大手町駅から竹橋へ汗だくで歩く僕。

出発ギリギリで到着して先に来ていた友人に心配されるとか…。

始まる前に先が不安になるのはいつものことか。

今回のコースである常念岳→燕岳という縦走路は普通であれば燕岳→燕岳

という風に歩くのがメジャーな場所ですが、今回はあえて逆向きに歩きます。

なぜならば下山直後に温泉に入れる、バスで穂高駅まで帰れる。

という二つの利点を重要視して、常念側からのアタックに。

燕岳から常念に降りてしまうとタクシーを呼ばなくてはならないんですね、これを避ける算段。

この登山の盲点は一つ、トータルでの登りの距離が燕→常念よりも圧倒的に多い。

これが後に僕を恐怖のどん底へと突き落とすことになるとは思いもよらなかった。

本日の登山コース

一ノ沢4:50→エボシ沢6:30→最終水場8:00→常念山荘9:00→常念岳10:15

常念山荘11:45→休憩後出発12:40→横通岳13:35→東大天井岳15:10→大天井岳16:25

合計登山時間 11時間35分 テント装備で10時間越えは狂気の沙汰

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毎日アルプス号は東京竹橋と常念岳・燕岳を繋ぐ夜間バスです。

夏山シーズンは片道7,800円ほどで運行しています。

到着した頃にはすでに僕の心はバキバキに折れている模様。

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今回の登山を提案した大学時代の友人R、

ひょうきんですが陸上ガチ勢なので体力的には問題無し!!

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バスは4列シートですが、それなりに広いのでなんとか寝ることができます。

北アルプス登山はバスで寝れるタイプの人種でなければ辛いかもしれない。

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途中数回の休憩を挟みますが、意外とどれも長い。

なんつっても長野まで普通なら4時間もあれば行けるところを5時間以上かけて向かうので…。

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午前4時30分、常念岳登山口である一ノ沢へ到着。

かなりの人数がここで降りました、そしてこの中のどれ程が僕らと同じルートを歩くのか。

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燕岳から常念にきた場合はここでタクシーに乗って穂高に帰ります。

常念山荘でタクシーの予約をするとのこと。

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ダッフィー達も登山届けを出してやる気満々である。

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登山口の標高は1260m、それに対して常念山頂は2860m付近にあります。

これから1500m以上登って山頂を目指します、長い。

しかし泣き言は言っていられない、プレイボールだ。

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常念岳から登って本当によかったなと思えるのは、常念の登りは沢沿いだということです。

登山道が水で溢れているめちゃくちゃ楽しいコースなので、超オススメです。

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いたるところから水が溢れ出ています、北アルプスの天然水である。

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カメラを扱うので僕はストックを片方だけ持っている状態に、これが辛い。

テント泊つらい…装備が重すぎる…、普段だとスイスイ進めるのが全く進めません。

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沢は本当に水が綺麗です、アルプスの高山が育んだ水はここまで綺麗になるんですね。

そして水量が単純に豊富、丹沢とかも綺麗ですがこの水量はありません。

青く清涼な水に心まで洗われる、勢いがかなり強いので入ったら流されそうですけど。

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こういう流れの弱そうな場所では水浴びをしてみたいですね、ていうかすげー綺麗。

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沢を楽しみつつ樹林帯を進みます。

樹林帯は樹林帯で大量のコケが道を彩ります、本当になんなんだこの道は超楽しい。

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ラッパのようなキノコが生えていました、食えんのかこいつ。

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左手を見れば相変わらず清涼な流れが、ずっとこんな場所が続けばいいのに。

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時折支流を越えることになります、あらゆるところから川が流入しています。

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友人はダブルストック、本格登山はこれが初めてらしい。

とんでもないところに連れてきてしまったか。

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流れは一向に衰える気配がありません、常念岳の最終水場付近まで続いているんでしょう。

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最近見飽きてきたギンリョウソウ、ていうかまだ生えてるのかこいつ。

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午前6時22分、エボシ沢到着。

登山開始から2時間ほど経過しています。ここで後ろから動物の叫び声が聞こえました。

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サルだーーーーーーーーーッ!!!!!

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10匹くらいの猿の軍団が現れて僕らの頭上を通り過ぎていく、子猿がじゃれあっていて可愛い。

食い物が奪われないか心配でたまらなかったぜ。

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エボシ沢からは目印を頼りに上っていきます、ここでもまだ足元は岩の間を水が流れる。

水の中を歩くのは本当に楽しい、雨降ったらいやだけど。

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午前7時00分、笠原沢到着。

残り560mの標高差、まだまだかかります。

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沢も大分上流に来ましたがまだまだ水がきれいです。

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しかし何と言ってもこの登山道の魅力は水でしょう、

登山道に流れ込む清流が本当に気持ちよく、全く飽きません。

一人で来ていたら写真を撮るのに夢中で全然前へ進めなかったでしょう。

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ちなみに登山道はこんな感じです、岩の中を進みますが足場はしっかりしています。

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水は最高に冷たい、そして最高に気持ちがいい。

この日気温がかなり高かったためそのまま川にダイブしたい気持ちで一杯でした。

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すこし進むと雪渓が見えてきました、この水は雪解け水も混ざってたんですね。

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雪渓前で休憩です。

ダッフィーもクリスマスセーターという恰好でこんな夏山に連れてこられてさぞ暑かろう。

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雪渓の周りには様々な花が咲いています、冷涼な空気が立ち込め新鮮な感じがします。

あらゆる花が全開になっている。

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どれもこれも綺麗ですね。

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キバナシャクナゲが咲いていました、これ見たかったんですよね。

黄色とピンクで彩られたとても綺麗な花です。

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常念岳の雪渓は綺麗に残っています、これ7月中は残るとかそんな感じなのかな。

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テント装備が足に響く、苦虫を噛み潰したような表情で登っていきます。

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8時00分、最終水場到着。

ここで水の補給を行います、僕が来た段階ではゴミもない綺麗な水が流れていました。

ミネラル豊富な味がしました。

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ここから常念山荘までは1時間くらいの道のりになります。

今回行く常念燕間はすべての山小屋で水が有料なので汲める時に汲んでしまいましょう。

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最終水場からは沢沿いとマジでおさらばです、稜線へ向かって樹林帯の中標高を稼ぎます。

テント装備が、テント装備が本当に堪える…。

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新緑の時期は終わりましたが、もみじは綺麗ですね。

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ここから先はベンチがところどころに現れ始めます。

でも正直ベンチなんかで休んでたらいつまでたっても山頂にはつかないのでスルー。

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常念岳の姿が鮮明に見えてきました、このホルスタインのような斑模様の山体が常念岳。

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ハイマツの赤い身に包まれた登山道を登っていきます。

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最終水場から1時間ほどでついに登山道の終わりが!!

ここを登り切った瞬間の景色が非常に楽しみです。

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常念山荘の赤い屋根の向こう側、天を突き刺す特徴的な峰がそこには鎮座していました。

天下の名峰、槍ヶ岳です。

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とりあえず初めて生で見る槍ヶ岳に感動です、しかし今は常念岳へ行かなくはいけません。

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ここから400m近く上っていうのか…(白目)

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とりあえず常念に登る前に槍ヶ岳に対して宣戦布告を行う、いつか登ったるからな。

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常念岳にアタックする前に荷物をデポするので山荘の扉を叩きます。

荷物は山荘の外のベンチの所に置かせていただきました。

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常念岳のテント場はこんな感じです、正直石が多くて寝づらそう…。

今回見た山荘テント場では一番残念かもしれない、

大天井岳のテント場がすごくいい所なだけかもしれないけど。

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午前9時15分、常念岳登山開始である。

常念岳へはこの岩だらけの斜面を登って行くことになります、浮き石も多いので注意です。

あ、とんでもない重量のザックは常念小屋にデポったおかげで孫悟空のように体が軽いです。

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今すぐ登ってやるからな、コースタイム1時間て書いてあってビビるけど。

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岩の隙間に生えた高山植物に目を楽しませながら登り続ける。

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ペンキと人が歩いた後の変色した地面を頼りに登っていきます。

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山頂方面の気持ち良さはやばいです、めちゃくちゃ気持ちがいいです。

高山病症状が出て少し息苦しい気がしますが、気にせずに登っていきます。

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大きな岩が重なり合った場所に出ました、山頂です。

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午前10時10分、常念岳山頂到着。

登っている時から景色は絶景でしたが、ここから見る槍ヶ岳はやはり最高。

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登山者の憧れ槍ヶ岳、何時登ってやろうか、今から楽しみだぜ。

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富士山以外では最高峰の2857mです、めちゃくちゃ嬉しい!!

2000mはやっぱり登ると嬉しいものです!!

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写真では小さいのですが奥に「富士山」が見えました、南アルプスや八ヶ岳もくっきりです。

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安曇野の方角の向こうに広がっているのは八ヶ岳や上信越の山かな?

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上高地方面も気持ちが良さそうです。

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初めての北アルプスは大成功です、全身全霊で喜びを表現する。

足場が不安定なのでだいぶジャンプするのが怖かった、そして一回目のジャンプで

何よりも大事なGRを落として傷が入るという大失態、泣きたくなりました。

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友人も見事な跳躍である、さすがのバネ。

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とりあえず、家から持ってきた三ツ矢サイダーで祝杯をあげます。

槍ヶ岳ソーダとでも名付けるか、味は悪魔的なうまさでした。

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ダッフィー達もよかったね、さぞ暑かろう。

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常念岳からの絶景は本当に素晴らしいです、穂高、槍ヶ岳の展望はとても贅沢ですね。

一生に一度は見た方がいい景色の一つに入るのではないだろうか。

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常念山頂を楽しんだら下山開始です、常念小屋を目指して来た道を戻ります。

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どんどん人が上がってきます、今から常念小屋で休んで向かいの横通岳に行くのが億劫だ。

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綺麗に整列してるとマムートみたい。

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常念小屋まで戻ってきたのでとりあえずトイレに。

常念小屋のテントトイレはあまり綺麗と言えたものではありません。

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今年はもうできないけど、笠ヶ岳や裏銀座縦走やってみたいなぁ。

雲の平にはいつかいってみたいものです。

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お昼ご飯はカップうどんを二つ豪快にぶち込みます。

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赤いテントってどこのものなんだろう、ヒルバーグ以外であるなら教えて欲しかったぜ。

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お昼を食べて休憩をしたら大天井岳に向かって出発です。

今回は2泊3日で歩く行程を1泊2日で歩くので、

1日目でどうしても大天井岳まで行かなくてはいけません、ここからがスパルタ登山の始まりである。

 

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横通岳の標高は2700後半です、山頂は経由しませんが再び300m近い登りです。

今度はテント装備をしてな!!!

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山頂ではなく中腹の道をトラバースしていきます、

ここからの稜線は長大でとてつもない展望が広がっています。

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道は細いですがしっかりとしているので落ちるようなことはないでしょう。

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左側を見れば槍ヶ岳と穂高の山が常にこんにちわしています。

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途中このような岩石地帯を通っていきます、あまり足場が安定しているとは言えません。

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右側を見るとこんな感じ、石が落ちてきたら一発であの世行きなので先を急ぎます。

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この時点でこれからまだ3時間歩く状態です、しんどいです。

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ピークを越えるたびに「あれが東大天井岳?」などと言っていました、

早く着きたくて半べそです、深夜バスでほぼ徹夜なのでとても眠い、拷問かこれ。

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コマクサが咲いていました、今回の常念燕縦走の見どころの一つはこのコマクサだと思います。

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空は快晴、日差しがめちゃくちゃ強いです。

画面中央に写っているのは涸沢と穂高か、今年の紅葉行けるかなぁ…?

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第一の絶望ポイントです、一回降って登り返します。

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画面中央のくぼみあたりに指導標が立っているのを肉眼で確認、約1時間はかかりそう…。

下り道はすんなり降りてくることができました。

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先行して休んでいたパーティーがちょうど進行方向を指差してくれた。

緩やかな登りですが、20キロ近い装備を背負って既に9時間近く歩いてる俺には辛い。

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水も少なくなってきています、あの辺の雪渓で水が補給できればいいのに。

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仕方ないので頑張って登ります…、本当に背中が重いぜ。

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今まで歩いてきた道を振り返ります、こう見るとやはり常念は只者ではない。

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登り切ればこの平坦な道を歩くだけです…、ハイマツの中は虫だらけで居心地が悪い。

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キバナシャクナゲがたくさん咲いていました。

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いつの間にかガレた道に、僕は慣れているのでスイスイ進めますが。

この道が友人の足の体力をどんどん奪っていきます。

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途中黄色い花の大群生に出会いました、お花畑がこんなところにあるなんて。

コメントで教えていただきましたがこちらはシナノキンバイ。

歩いているときは黄色の花はキンポウゲしか知らなかったので為になりました。

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歩いてて本当に辛い時はこういうものに癒されますね。

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ハクサンイチゲみたいな花も咲いていました。

こちらもコメントでご指摘いただきましたが、当時はチングルマと見分けがつかず

焼石岳で大群生を見てからようやく区別がつくようになりました。

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徐々に槍ヶ岳の角度も変わり、小槍が見えるような位置になってきました。

本当にすごい道だなここ。

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ひぃひぃ言いながらなんとか東大天井岳に到着です。

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15時10分、東大天井岳到着。

まだここから1時間以上かかると考えると地獄のようだ。

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大分体がへろへろなので、ついにダブルストック体制に以降です。

ここから先は写真を捨てた捨て身の登山に。

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また登りかよ!!

悲鳴があがります。

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地面はこんな感じに瓦礫で埋め尽くされているので慣れてない方は相当歩きづらいかも。

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レア高山植物、チシマギキョウが咲いていました!!

残念ながら1つだけでしたが。

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ガレガレの道をぐったりとした足取りで進みます、皇海山の時よりも体力がやばい。

どうかこの道を超えたら大天井岳であってほしい。

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出た。

ついに大天井岳がみえました!!これには涙を流して噎び泣きました。

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16時25分、大天井岳到着である。

実にスタートから11時間超移動を続けていたことになります…。

既にテント場にはかなりのテントが張られており、僕たちはかなり遅く来たようです。

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いや、もう本当に到着できて感動。

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山頂には不思議な影ができていました、飛行機雲の影かな?

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700円でテントを張り、早速ビールを購入して晩御飯の開始です。

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悪魔的な光景である。

ちなみに日が暮れてきた大天井岳のテント場は稜線上にあるためめちゃくちゃ寒かったです。

レインウェアかサーマルがなければやってられません。

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夕日に照らされる槍ヶ岳の姿は本当にかっこいい、イケメンな山だ。

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逆側を見れば燕方面、明日は画面中央の稜線を歩きます。

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晩御飯はカップ麺におかゆを追加したおじやです、疲れすぎて食が喉を通りません。

チーズやベーコンといったおつまみを食べて、今日の労をねぎらいます。

いや本当にすごい長かった。

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夕日に染まるテント場、みなさん大天井岳の山頂から夕日を取っていましたが

我々にそのような体力は残されておらず、ベンチから立ち上がることはできませんでした…。

これにて常念山脈縦走1日目の行程が終了です、とにかく長い1日でした。

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大快晴の常念岳−大天井岳縦走でしたが、景色の良さは抜群でした。

常念岳の登りは下りではなく登りで使うのを絶対的にお勧めしたい道です。

燕岳の影に隠れてしまいがちな常念岳ですが、

個人的には常念岳の方が達成感と展望の良さがあるので非常に気に入っています。

すれ違った方の中には蝶ヶ岳から大天井岳まで歩いてた方もいたので、健脚の方は

常念岳→大天井岳を試してみてもいいのではないでしょうか?

展望の良さと沢沿い登山の楽しみだけはお墨付きだと思います。

ちなみに2泊3日にするとだいぶ余裕が出るので、健脚ではない人はこちらをお勧めします。

至仏山に続く、一生に一度は見たい絶景登山になること間違いなしかと思います。

次回予告

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次回は大天井岳から燕岳を歩きます、大快晴の燕岳、お楽しみに。

常念岳の地図はこちら

ヤマケイ アルペンガイド7 槍・穂高連峰 (ヤマケイアルペンガイド)

ヤマケイ アルペンガイド7 槍・穂高連峰 (ヤマケイアルペンガイド)

この登山で役に立った装備

縦走用ザックを初めて使用しましたが、バルトロにして本当に良かったと思う。

あらゆる機能が備わり、12時間に及ぶテント装備山行をサポートしてくれました。

テントザック買うならバルトロが一番間違い無いのではないだろうか。

キツい登りの中で足を常にサポートしていてくれたCWX、こいつも本当にすごい。

膝への負担がかなり和らげられるので、長期の登山にはオススメです。

後マラソンする時もすごくいい。

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 記録楽しく読ませていただきました
    高山植物の名前がめちゃくちゃだったのが残念です。
    黄色の花は、シナノキンバイ、白い花はハクサンイチゲなど、きちんと調べて書くともっと価値が上がりますよ。

  • amanomine様
    ご指摘ありがとうございます、僕も言われて見返してみたらがっかり(笑)
    今も花の名前あんまり覚えれてないのですが
    1年前はハクサンイチゲとチングルマの見分けがつかなかったようです。
    記事修正させていただきました、ありがとうございます。
    これからも頼んで読んでいただけるよう書いていきますので、よろしくお願い致します。

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