2024年7月5日、長野県は八ヶ岳にある横岳から硫黄岳を歩いてきました。八ヶ岳の南側といえば大人気な登山エリア、初夏に歩く標高2,830mの横岳と標高2,760mの硫黄岳の稜線歩きは開放感が段違いです。
八ヶ岳といえば西側にある赤岳鉱泉さんが頭に浮かび、西側から登るイメージがありますが、今回は東側の杣添尾根登山口から一直線に横岳を目指して歩きます。
アクセスがタクシー、マイカーに限られてしまう杣添尾根ですが、いい道なんですよ。
別荘地のど真ん中にある登山口から上り詰めるとあっという間にハイマツが生い茂る稜線へとたどり着いてしまう、横岳山頂を楽しんだ後は硫黄岳へと足を延ばす余裕があります。
7月初旬は花の時期でもあり、硫黄岳へ続く稜線地帯に咲くコマクサやヤツガタケキスミレを楽しみながら歩くのがお勧めです。
下山後は海ノ口温泉を楽しんだ後、最寄りの酒造である黒澤酒造さんのお酒を楽しませていただきます。
八ヶ岳の東、長野と群馬の狭間を心行くまで楽しむ八ヶ岳稜線登山の記録です。

標高2,500mを越えると夏が来たっていう感じがします、横岳と硫黄岳を歩くなんてなんて贅沢な登山でしょうか。
杣添尾根から登る横岳硫黄岳の概要
美しい森を求めて駐車場争奪戦へ


2024年7月5日午前4時30分、談合坂SA。
おはようございます、Redsugarでございます。
今日は久々の八ヶ岳登山という事で深夜の中央道を久々に走っています。
八ヶ岳に行く場合はどこでご飯を食べればいいかなぁというと、おなかの弱いRedsugar的には談合坂かなと思っている。ただ!!ただ注意は談合坂SA下りのお店のラインナップ的に「すた丼」がありますが、これはパワーは出るかもしれませんが車内が強烈なニンニク臭で一杯になったり、おなかの調子が悪くなったりします。
なので、Redsugar的お勧めはカレー、出てくるのも最速、食べるのも最速です。



まぁ深夜の移動はカレーか蕎麦を食べておけば良し。






午前6時45分、杣添尾根登山口。
南八ヶ岳といえば西側から登るイメージがありましたが、今回は東側から。という事で中央道を降りた後は駐車場をゲットするために頑張って別荘地の中を走り駐車場へやってきましたが……、本当に駐車場が小さくて自分の車が最後の一台となりました。そのあと続々と車が来るも、駐車場に入れないので駐車場前の池のほとりに車を停めたりと難儀している様子。
杣添尾根登山口の駐車場争奪戦は本当に厳しい……!




午前7時10分、林道登山口。
別荘地にある駐車場から山に入るのですが、まず最初にやってくるのがこちらの林道登山口、登山口から登山口にやってきた。こちらの登山口も駐車台数は少ないんですけど、そもそもやってくる車の絶対数が違うことから全然空いてるのです、最初からこっちに車止めればよかったと後悔しましたよ私。



でもまぁこっちを最初から狙ってやってくるのも難易度は高いよね。ちなみにすごくきれいに整備された砂利道が続く林道でした。美濃戸側の林道とは比べ物にならないくらい綺麗。


八ヶ岳は森が綺麗というイメージがありますが、東側も苔と清流が心地よい森が広がります。
林道登山口のそばには渓流があり、登り始めた最初は渓流沿いに伸びた登山道を歩いていきます、これが癒しの時間なんですよ。


渓流沿いを歩くのはほんの少しだけ。すぐにシラビソやコメツガといった木々が大半を占める森が始まります。
スタート地点の別荘地の標高がそもそも高いわけですから、登山を始めてすぐに涼しい所まで上がれるっていうのは良いですね。


所々人の手が入り、富士山方面の斜面の木々が意図的に切り倒されています。標高をあげると枯木帯へやってきますが、この人の手が入っているあたりの木々も枯木だったんだろうか?


開けた山の斜面からは正面に富士山がドーンと座っている景色。
富士山を眺めながら登ることが出来るっていうのは良い所です。


午前8時40分、2500m地点。
よく整備された登山道は看板による案内も手厚いです。標高が上がるたびに「ここは何メートル地点だよ」と教えてくれる、その感覚も多すぎず好感が持てます。大体2,500m地点くらいからハイマツが現れ始めます。



どこぞの南アルプス南部の山のように心をへし折りに来るような、100mごとにアナウンスするような感じではない。


標高をあげて言って驚いたのはハイマツ帯付近の光景。いわゆる新道的な道の通し方をしている杣添尾根ですが、ハイマツ帯のど真ん中を切り裂くように通された道は、ハイマツを無理やり伐採して作られていました。
結構見た目が痛々しい登山道で、人間が干渉することで書き換えられる自然というのを強く感じさせる道でした。



登山道は自然を攪拌するものだとは思うけど、さすがにこれはパワープレイすぎるだろと思わず突っ込みたくなった。


ハイマツ帯を切り開き、枯れた根の階段を上り詰めると稜線が見える森林限界へ到着します。聞いていた通り杣添尾根は稜線への最速ルートでした……、西側から登るよりかなり早く森林限界に出れてしまいます。
三叉峰より硫黄岳を目指す


東側から見る赤岳ってあんまり見覚えがないかも……、いつも八ヶ岳に来ると西側から見ていたので新鮮な眺めですね。そして、頂上山荘ってすごい所に建っているんだなと改めて思う。


木々の背丈が低くなったことで富士山方面の景色も一気に開けました。遮る物がない景色のむこうにスッと座る富士山が素敵です。


登山道はグロテスクな光景が続きます。ハイマツを伐採し、根が露出した登山道ですが……無理やり通した感じが凄い。
ちなみにハイマツですが、寒冷地に分布する松で氷期に北方から南下してきました。温暖化と共に日本に取り残されたものが高山帯に逃げ込んだ氷河遺存種というものになります。1万3千年前の晩氷期から日本の気温は徐々に温暖化し始めて、約6千年前の縄文時代前期は現在よりも平均気温が2度ほど高かったと推測されています。
気温の変動によってブナ林帯やナラ林帯の分布位置が変わり、それに合わせて食料採取の形態が変わるのですが、ハイマツのような植物も分布する場所を変えていくことになったのでしょう。



ちなみにハイマツの成長速度は極めて遅いです。茎の直径が数センチでも樹齢百年以上経過していたり……。この写真に写っているハイマツの木の根も盆栽に換算するととんでもない価値があるかもしれないものだったりします。


ハイマツを盆栽換算したら……などという事を考えながら富士山を眺め、息を整えたら登るという事を繰り返します。
まぁ、人間よりもハイマツの寿命のほうがはるかに長いのだから、そのうちこの道も元の姿に戻るのだろう。


三叉峰近くまで登ってくると奥秩父方面の山々と川上村の田園風景を見下ろすことが出来ます。
なんかすごい白い、白くない??と思ったのですが、川上村といえばレタス生産量日本一……あの白いのは全部レタス等葉物野菜の畑という事らしい。



高い所から見えたのは日本一のレタス栽培地でした。上から見るとスケール感覚が狂うので、あれくらいの広さでもレタス生産量日本一なんだなと思ってしまうのが良くない。


午前9時40分、三叉峰。
日本一のレタス畑を見下ろすことが出来てよかったねー!という直後にやってくるのが三叉峰です。
赤岳と横岳の縦走路に交差するという事で三叉峰という名前になったそうですが、ここから奥ノ院までは高山植物の宝庫になります。


三叉峰から赤岳方面を眺めてみましょう……、思ったよりも赤岳って山体が薄いよねって登るたびに思う。






ここから硫黄岳に向けては幾つかの小さなピークを越えていくこととなります。高山植物の宝庫という事ですが、7月上旬はチングルマやシオガマの花をたくさん見ることが出来ます。あとはチシマギキョウとか。



景色は抜群に良いです、赤岳から阿弥陀岳に伸びる稜線とかは見栄えが良いですよね。





稜線上には積石が沢山。


横岳の山頂が見えてきました。ここまでは危険個所は特にないのですが、横岳山頂である奥ノ院から先は鎖場が存在し、足元注意な場所が始まります。花もたくさんあっていいんだけどね。


午前10時15分、横岳山頂。
本日の目的地横岳山頂に到着したのですが……、滅茶苦茶早く到着したので予定を変更して硫黄岳へ向かうことにしました。という事で横岳山頂をスルー気味に通過します。


横岳山頂を越えると見えてくるのがクライマーの方々が登っているイメージが強い大同心、小同心といった巨大な崖。
上から見てもギザギザな鋸の刃のみたいな、凶悪な面構えです。



下から見ると本当に威圧的な景色なんだろうね。


硫黄岳方面へ目を向けると遠く蓼科山が見えます。硫黄岳までの道のりを見てわかるのが、八ヶ岳って火山だったんだなぁ……という事。長い時間をかけて風化浸食がすすんでいても、火口や山体崩壊の跡がわかる。




さて、奥ノ院からは鎖場が始まります。写真を見てもどこを歩くんじゃい?というような道ですが、鎖を頼りにか細い足場を渡っていきます。思い出すだけでも手に汗が出てくるような道です……。


危険な鎖場なんだけども、岩肌に数多の高山植物が咲き誇っています。危ない場所ほどきれいな花が咲いている……ような気がする。実際平坦な稜線よりも、岩場のほうが沢山花が咲いてるんですよね。


鎖場と梯子を越えてようやく平坦な道に到着しました。ここまでくればもう安心です。


硫黄岳へと続く砂礫の道が始まりますが、この辺りはコマクサにヤツガタケキスミレといった固有種を見ることが出来ます。柵の向こう側に咲いているので、花の写真が撮りたい人は200㎜~300㎜くらいのレンズがあると良いでしょう。



この日装着していた24-120㎜では全然近づけず、花が好きなら高倍率ズームとかがいいんじゃないかな。


奥ノ院から先を進む際に結構体力を消耗してしまいました。八ヶ岳はたくさんの小屋がある山でもあり、硫黄岳山荘が眼下に待ち受けています……コーラと行動食で小腹を満たす時が来たようです。






午前11時00分、硫黄岳山荘。
硫黄岳山荘さんは八ヶ岳の小屋の中でもかなりお洒落な山小屋です。コーラを注文すると同時に目に留まったのがオールフリー、こんな晴れた日の午前11時から酒を飲んだような気分になれるノンアル……飲みたい、飲みたい!!
という事で気が付けば二つとも購入、約1リットル近い水分を補給できました、水持ってきた意味ないんじゃないか。



ちなみに硫黄岳山荘周辺にはたくさんコマクサが咲いています。高山蝶もたくさん飛んでいて、環境省の職員の方が蝶の調査をしているほどでした。……正直コマクサに関してはここで見るのが一番手っ取り早いんじゃない?


硫黄岳山荘を出発したらすぐに硫黄岳山頂です、山頂までのんびり歩いて30分くらいでしょうか。景色がよく、写真を撮りながら歩いていたら山頂到着が随分と遅くなってしまいました。



硫黄岳は八ヶ岳の中でも特に広い山頂が素敵です。歩きやすいし単体で登っても良い山です。
長大な稜線を眺め杣添尾根へ戻る


午前11時35分、硫黄岳。
だだっ広い硫黄岳の山頂に到着しました。南八ヶ岳の数ある山の中でもとりわけ登りやすいのがこちらの硫黄岳です。
平たい山頂は眺望がよく、八ヶ岳の南側と北側がよく見えます。


硫黄岳からは定番の景色ですが、南八ヶ岳の横岳、赤岳、阿弥陀岳の3セットが本当にきれいです。
赤岳→横岳→硫黄岳の周回コースであれば、登山口の美濃戸へ下山するだけになるのですが、本日はここから横岳に登り返してから帰らなくてはいけません、まだまだ先は長い……。



よくよく考えたらまだ折り返し地点じゃん。


硫黄岳といえばこちらの爆裂火口、前回来たときは東側の火口の縁を歩けたのですが……崩落の危険性があるのか今回は封鎖されていました。



ちなみに山と渓谷社の火山本によると、爆裂火口かは実際はわからないらしい。山体崩壊でできた地形説が濃厚ともいわれている。ただ、ミルフィーユのように地層の断面図をたのしめるのは間違いない。






硫黄岳の山頂ではこの断崖絶壁部を心行くまで楽しみましょう、ちょっと怖いけど。
北を見れば天狗岳、その向こうに蓼科山と山が続きます……、八ヶ岳縦走をした場合何日で蓼科から降りられるのだろうか?


午後12時00分、硫黄岳出発。
硫黄岳山頂の景色を楽しんだら横岳に帰りましょう。折り返して痛感したのですが、やっぱり横岳硫黄岳感の解放感は素晴らしい……。レタス畑のむこう側の奥秩父もくっきりと見えますね。





硫黄岳山荘の周辺だけは快速で歩けます、風の通り道にもなっていてとても涼しい。


横岳へ通る道中、大同心を上部から眺めてみました。空に向かって屹立した断崖絶壁が非常に勇ましい姿です。


硫黄岳のざらざらの斜面の登り返しでうんざりしていたのですが、その直後には横岳のはしご&鎖場が連続するポイントが続きます……。


カンカン照りの稜線を戻ります……可憐な高山植物の花が揺れるけど、ここは一歩踏み外せば奈落の底という鎖場。


午後1時10分、横岳。
標高2,829mの木柱が傾く山頂へ戻ってきましたが……、誰もいません。
三叉峰からの下山を考えるとあまりゆっくりもしていられないので、休憩することなく先を急ぎます。



大体午後1時に横岳にいると、下山は午後4時前くらいです。7月は日が長いので何とかなりますが、安全を考えるなら15時には降りていたい所です。


クライマーが登る岩場の先には赤岳鉱泉が見えます、お風呂が気持ちよい小屋。
冬場に硫黄岳に登って、赤岳鉱泉で風呂入って駐車場まで歩くとか楽しいのでお勧めです。






三叉峰方面まで戻ってくると視界が開けました、正午付近のフラットな日差しも相まって山全体を明瞭に見渡すことが出来ます。山岳写真では陰影が付きやすい光で撮影することが奨励されるけど、3次元を2次元に変換する的なことを感あげるとオールフラットに写せるこういう光の方が良かったりするんじゃないかなぁーと思ったり。



山岳写真だけじゃなくて、写真史からいろいろな写真を勉強してみて好きなスタイルと登山を組み合わせるのが良いんじゃないかと思います。




午後1時35分、三叉峰。
三叉峰までやってくると数人の登山客がのんびりと風景を眺めながら休憩していました。聞けば赤岳方面の稜線の小屋に宿泊しているんだとか、羨ましい。
日帰りの場合は写真二枚目の杣添尾根を駆け降りなくてはいけません、上から見ると長い長い道のりに見えます……。


長いと思ってたんだけどなぁ。
帰りの杣添尾根はそれはもう早いものでした……、コースが直線で一気に駆け上がる造りをしているものですから、下り道も一気に駆け下るような感じで。
午後に入り稜線には雲がかかったこともあり、杣添尾根の樹林帯は薄暗く、人を拒むような空気が漂います。


登っているときは気が付かなかった生き物のようでもあるし、亡骸でもあるような木々の造形を眺めながらひたすら下山。



たまーに本当に生き物のような木々を見出すことが出来ます、僕はそういうのを見つけるのが好きです。




午後3時40分、杣添尾根登山口。
結局2時間ほどで三叉峰から下山することが出来ました、早い!
渓流沿いの登山道に出たら林道駐車場はすぐそばです。下山時は数台の車が止まっていましたが……、路駐含めるとここの駐車場結構駐車許容量があるんじゃない?と思える感じでした。さらにそこから下り、別荘地の駐車場に到着して登山終了です。



駐車場で帰り支度をしているとお隣から悲鳴が。どうしたのかを聞いてみたら当て逃げされていたようです。登山における駐車場事情では当て逃げ/車上荒らしのリスクがあるため、車を停めたら一度全体の撮影を行い、周囲の車のナンバーなどを控えておいた方が良いよ、という学びを得ました。






下山後は海ノ口温泉「和泉館」へやってくることになるのですが、温泉の手前1km地点で車両脱線事故の渋滞に巻き込まれてしまいまして……、温泉到着まで本当に時間がかかってしまいました。
肝心の海ノ口温泉ですが露天風呂は気持ちよく、内湯も豊富、にごり湯がとても気持ちが良い天然温泉なので、杣添尾根下山後にはとてもおすすめしたい温泉です、マジで良いよここ~!



入浴後のドリンクがこれまた特殊。ノンアルのヴェリタスブロイがまず滅茶苦茶美味しい……、日本のノンアルのどれよりもおいしい。そして伊良コーラは独特な味……なんか消毒液飲んでるみたい。二郎系のような感じで時がたつと飲みたくなるの、なんなんでしょうね。


下山後の入浴を済ませた後はご飯と行きたいところですが、渋滞に巻き込まれたこともあり時間切れです。
というわけで地酒購入に頭を切り替えて「酒舗清水屋 小海本店」へやってきました。南八ヶ岳の東側で登山を楽しんだ後の地酒購入はここになるかなと。



八ヶ岳東部周辺の酒蔵となると佐久エリアが中心になります。山に一番近いのが黒澤酒造さんなどなど。


山に近くちょっと変わったお酒を相談させていただいたところ紹介されたのがこちらの黒澤酒造さんの生酛作りのお酒。なんと蔵つき酵母を利用している日本酒という事らしいです、今までいろいろ飲んできたけど蔵つき酵母のお酒は初めてかも?



写真左側の白いラベルの「直汲み生原酒」ですが。こちらは直汲みということでガス系のシュワシュワ感が特徴な一品、微炭酸といった感じの刺激が舌先に伝わる。生原酒ということでアルコールのアタック感は強く「酒を飲んでいる」という感じが強い、スルスル入る感じではないのが良いなと思う。
個人的にはご飯よりもつまみで飲みたい、22時くらいからスルメ、サケトバあたりを炙ってから口に入れたい。
意外に良かったのがちょっと辛めのししとう焼き、ビリッと辛い熱が舌先に入ったあとに炭酸めいたこの酒をグイッと入れるとカーッ!と舌に熱い刺激が走る、その後にやってくる爽やかな甘みがいい感じ。香りも嫌味がないのも相まって飲みやすい、おすすめ!



そして写真右側の黒いラベルの「蔵付酵母生原酒」
黒澤の蔵付酵母の生酒、甘口濃厚というがかなり酸味系のクセ強……クリームチーズ系の香りが強く異質なお酒だ
僕はあんまり好きじゃないかも、もう一つの生酛生原酒のほうが僕は好きかな。これが九号と七号の違いなのだろうか?
一応数日に分けて飲んでいるとだんだん慣れてきた、口に含んだ最初に来る酸味はまろやかになり、かなり爽やかな感じになった。油分多めの料理や味の濃いものには合うと思う、カニクリームコロッケとか揚げ物系が合う。僕がよく食べる栃尾揚げとか冷奴みたいなあっさり系と合わせるキャラじゃないんだと思う、ソース顔な濃いメニューが欲しくなるお酒でした。
というわけで僕的にはあっさりが好きなら白いラベル、濃厚が良いなら黒いラベルかなぁ~と。こんなにキャラが違うお酒を買えるとは思ってもみなかったので、いい経験になりました。本当にありがとう黒澤酒造さん。


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