【八ヶ岳】蓼科山、大河原峠より亀甲池と双子池を巡る日帰りハイク

蓼科山から南八ヶ岳を眺めるRedsugar

2022年10月2日、八ヶ岳北部にある日本百名山「蓼科山」を歩いてきました。
今回は蓼科山の東側にある大河原峠登山口を利用し、蓼科山から双子池へと向かうお手軽でありつつ満足度抜群な周回登山を楽しんできました。
蓼科山といえば女神茶屋からの登山や、ゴンドラリフトを利用した7合目からの登山がメジャーコースかなと思いますが、Redsugarのおすすめは大河原峠からの登山です。

大河原峠コースのいい所は標高差が少なく、本当に気軽に歩けるところかなと思います。
周回コースで下山することにより、笹の草原地帯や静かな湖畔を楽しめるといった景色のバリエーションも抜群。
さらに、道中立ち寄ることが出来るいくつもの小屋を楽しめるおまけつき。今回は双子池ヒュッテにて山小屋とは思えないクオリティのスイーツを頂くこともできました。
体力的にはかなり楽なコースだと思いますので、登山慣れしていない方やカップルにもおすすめしたいコース。

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秋に楽しむ大人のレジャーハイキングにはとてもおすすめな蓼科山、始まります!

目次

蓼科山大河原峠周回日帰り登山の概要

■概要
今回は大河原峠を起点として蓼科山、亀甲池、双子池、双子山というルートで登っていきます。
このコースのいい所は標高差が少なく初っ端から展望が良いということにつきます。早朝であれば逆回りを選択して双子山から朝日を眺めるのもありです。
大河原峠から蓼科山は樹林帯が続きますが、木道が整備されている個所もあり蓼科山荘まではとても歩きやすいです。蓼科山荘から先は蓼科山名物のような積み上げられた岩を登っていくことになりますが、これもそんなに長い時間ではないので、休日の楽しいアスレチックとして楽しめるのではないでしょうか。

蓼科山荘から亀甲池までは笹が生い茂る草原地帯を横断します、この辺りも森が美しく北八ヶ岳らしい優しい登山道が続きます。亀甲池から双子池はこのコースにおける最大のゆるふわスポットで、のんびりとした湖畔で休憩して良し、小屋でご飯を食べて良しな場所です。
景色のバリエーションも十分ながら、体力的にそんなに厳しくはないコースなので、友達同士で気軽に歩く休日登山などではちょうどいいのでは?

■アクセス
大河原峠は基本車アクセスになります。登山者が止める駐車場は50台ほどのキャパシティがありますが、シーズン中であれば早々に埋まってしまうくらい蓼科山は登山者が多い場所です。朝5時くらいに到着していると安心かなと。上信越道を利用したアクセスが便利なので、埼玉県民にとってはうれしい登山口です。

■コースタイム
大河原峠5:45→佐久市最高地点6:55→蓼科山荘7:25→山頂ヒュッテ7:55→山頂8:00-8:50→蓼科山荘9:15→亀甲池10:45→双子池ヒュッテ11:30→双子山12:25→大河原峠12:45
合計登山時間 7時間、たっぷりと時間を使った蓼科山登山でした、こちらのコースすごいおすすめ。

朝焼けの大河原峠を出発

蓼科山からみる朝焼けの空

2022年10月2日午前5時35分、大河原峠。
おはようございます、Redsugarでございます。朝焼けがきれいですね……、記事のスタート地点で登山口に立っているというのは珍しいのではないでしょうか。本日は北八ヶ岳の蓼科山を大河原峠から登ります。
駐車場の事を考えて早めにやってきたのですが、おかげで朝焼けを拝むことが出来ました。

蓼科山駐車場からみる朝日

東の空から登ってきた太陽が雲を鮮やかな茜色に染め上げます、朝の一時だけ楽しめるショーを眺めながら出発準備を進めます。

午前5時45分、大河原峠。
早朝の大河原峠ですが、蓼科山はオールシーズン人気の山。特に登山シーズンである秋にもなるとすごい数の登山者でごった返します。グリーンシーズンのみアクセスが可能な大河原峠ですが、早朝にもかかわらずの駐車場は満車になっていました。
大河原峠の登山口ですが、観光客用にトイレもしっかりと整備されています。駐車場のすぐ隣には大河原ヒュッテもあります。ここから20分ほどでたどり着ける二子山が眺望がすごくよく、道も優しく観光客でもたどり着けることもあり、昼間になると家族連れの観光客が遊びに来ているようでした。

大河原峠からみる麓の景色

早朝にこんなところをうろうろしているのは登山者位。目まぐるしく変わる空の色と山々を満足いくまで眺めることが出来るのは登山という趣味のいい所。

蓼科山山麓のパラボラアンテナ

ちなみに大河原峠から眺める景色で一番目を引いたのが麓のパラボラアンテナ。
JAXA美笹深宇宙探査用地上局というらしく、日本では二番目に大きいアンテナ設備らしいです。こんなの昔あったっけ?と思ったのですが、令和2年に完成ということだったのでまだまだ新品……ということらしい。

大河原峠からの入山

朝焼けもほどほどに、蓼科山を目指して針葉樹の森の中へレッツゴー!

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蓼科山登山、プレイボール!

シラビソの林に朝日が入る

北八ヶ岳のシラビソ林の中には朝日が差し込み細かいコントラストがちらちらと浮かび上がります。

Redsugarの影が伸びる

ふっと木々の隙間に躍り出ると強烈な日差しが自分自身の長い影を作り出しています。登山開始直後のあるある景色を楽しみながら、小さな岩がゴロゴロと転がる登山道を進みます。

八ヶ岳の森の足元を彩る草木

北八ヶ岳といえば美しい森、コケに覆われた独特の雰囲気が特徴的な樹林が広がります。

光の道

ただ、大河原峠からの登山道は諏訪方面の景色に比べると密集したシラビソの林の景色のほうが強く、足元のコケが作り出す美しい北八ヶ岳っぽい景色っていうのが少ないかなと思う。

白骨化した木々

登山道を進み続けると佐久市最高地点の手前くらいで立ち枯れした木々が現れ始めます。
北横岳周辺で見られる縞枯れ現象が蓼科山でも見ることが出来るっていう。

午前6時55分、佐久市最高地点。
立ち枯れした木々と、樹林の間を歩きながら景色の向こう側にある蓼科山山頂を眺めて進み続けると佐久市最高地点と書かれた場所に到着します。長野県佐久市の最高地点は2,300mっていうことらしい。
この手の○○市最高地点でいうと、栃木県高原山の矢板市最高地点を思い出す……。

立ち枯れした木々の間を歩く

立ち枯れ地点は結構すごいことになっていて、映画グラディエーターのオープニングでラッセルクロウ率いるギリシャ軍が攻め込んだガリアの軍が作り上げた木製バリケードのようなものが登山道わきにゴロゴロと転がっている。
シラビソの密集林が一気に枯れて倒れてしまえば、本当に足の踏み場もないくらい混沌とした足場が生まれるんだな……。

蓼科小屋までは一部木道が敷かれているが、秋シーズンとなると早朝は霜の影響で足元はツルッツルになっていたりする。木道でつるんと転ばないように気を付けて歩きながら蓼科山荘へ。

北八ヶ岳の樹林帯

陽もだいぶ高くなり、午前の陽光が差し込む明るい森が楽しめるようになってきました。
大河原峠から蓼科山荘までは1時間30分ほどのコースタイムが表示されていますが、歩いてみると確かに思いのほか長い道のりだったなと。

木から育つ苔

大河原峠からは蓼科山へと続く火口外輪ともいえる尾根道をぐるりと回りこんで辿り着くことになります。
長い道中ですが森の中は歩きやすく、小さなコケから木肌まで目を楽しませてくれるものがたくさんあるため飽きが来ない。

立ち枯れした木々と蓼科山のシルエット

標高が徐々に上がり木々に隙間が目立ってきたころ、目の前にはこんもりとした蓼科山の姿が見えてきます。
木々の隙間を抜けていく風も心地よく、この辺で一息休憩したくなる人も多いのではないでしょうか。

蓼科山荘

午前7時25分、蓼科山荘。
登山口から約一時間半を過ぎたころ、談笑する人々の声が飛び交うにぎやかな蓼科小屋に到着しました。
この日は早朝から蓼科山荘ではイベントが開催されていて、蓼科山荘さんが作っている公式のグッズや、作家さんの小物等がテントに並んでいました。

蓼科山荘で飲める地ビール

時間帯がまだ朝の7時なので、飲むことはできませんが……蓼科山荘さんにはたくさんの地ビールが販売されていました。各小屋の品ぞろえが豊富かつ、グルメからおしゃれ小物まで備えているのが八ヶ岳。
一番左の生ビールが500円にしか見えなくてすげぇそそられましたが、ジュースが500円なんだからビールが500円なわけないだろと自分に言い聞かせてその場を後にしました。

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くそぅ、地ビールがどれもおいしそうだ……!!

蓼科山、山々を見渡す展望と岩の台地

岩の道を登る

蓼科山荘から先は岩が積み重なった道をえっちらおっちら登って山頂を目指しますが、結構膝には酷な道です。

山頂が近づき岩が目立つ

山頂が近づいてくると岩場にはたくさんのペイントが施されていて、山頂方面へ丁寧な案内がなされています。

山頂まで15分
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山頂まで15分……、この手の表示で本当に15分だったことは稀である。

蓼科山を登る人々

岩場は中々の高度感、蓼科山は登山客が多いこともあり岩の上といえども踏み痕が明瞭。変なところを歩いて浮石を踏むようなことはそんなにないはず。

午前7時55分、山頂ヒュッテ。
15分かかったかどうかは計測していないのですが、無事山頂の入り口に到着しました。
蓼科山は山頂が広いんですよね……、ガスに包まれたらどこから降りたらいいかわかんなくなりそうな景色だし。
ヒュッテは大人気で、小屋前ではたくさんの登山者の方々が補給やコーヒーを楽しんでいました。

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山頂小屋で飲むコーヒーの愉悦感は確かにわかる、俺も飲んでおけばよかった。

蓼科山から南八ヶ岳を眺めるRedsugar

山頂からの眺望で何がいいかといわれると、南八ヶ岳方面。中央アルプスも含めて蓼科山からは手軽にいい景色を楽しめる。360度前面景色がいい山だけど、南側の景色がいいよなぁ。

岩が転がる平坦な山頂

蓼科山の山頂ですが、こう見ると笑いがこみ上げてくる。のっぺりとした平地にゴロゴロとした岩が積み重なっている山頂はかなりの広さ。しかも足元が悪いもんだから一周するのにもなかなか時間がかかってしまうのだ。

八ヶ岳山麓を眺めていると裾野がかなりでかいことがわかる。南八ヶ岳のほうまで目を伸ばすと弧を描く裾野が盆地の底まで長ーく続いている。日本で二番目に裾野が広いという赤城山周辺は中々坂道がきつかった覚えがあるけど、八ヶ岳の周辺に住んでも坂きついですわーって思うんだろうか。

山頂でにぎわう登山者

ヒュッテ近くの蓼科山山頂方面からは、定期的に登ってくる登山者たちの歓声が聞こえてきます。人気の山なので途切れることなく誰かが登ってくるんですね。

蓼科山山頂地点

ヒュッテとは逆側、蓼科山山頂の北側の際に来ると方位版が置かれた場所に到着します。この位置からは北信五岳や浅間山が見えますが、南側に比べると景色が穏やかなのでスルー。

蓼科山から遠くを見る登山者

そのまま山頂神社と鳥居がある場所まで行くのですが、蓼科山山頂は皆さん思い思いの場所を歩いていることもあり思わぬ場所に登山者がいて驚くことも。

山頂ヒュッテの売店

午前8時50分、山頂から下山開始。
山頂をのんびり歩きまわっていたら、周回するのに1時間もかかってしまいました……。たいして写真を撮影することなく本当にただゆっくりと歩いて景色を堪能するという牧歌的な時間を過ごし、頭の中がだいぶすっきりした気がする。山頂ヒュッテの品ぞろえは写真で見直してもすごい、コーヒーカップすら置いているのか。

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この際は買わなかったんだけど、オコジョ柄の手拭いがすごいかわいいので今度訪れる機会があったら買ってみようかしら……。

双子池、亀甲池の静かな湖畔へ

山頂から見下ろす蓼科山荘と外輪の稜線

山頂から見下ろす蓼科山荘方面ですが、外輪上に続く尾根の状況が良くわかります。所々に点在する縞枯れや、中腹には南アルプスで見たような大きな岩が積層するガレ場があるようです。

蓼科山山頂を目指す人々

蓼科山荘に下り、天祥寺原や亀甲池を目指そうと登山道に戻ってみると、下からものすごい数の登山客がひっきりなしに上がってきました。午前5時組でも結構な人数でしたが、正午に向かってどんどん人の数は増えていったようです。

イベント中の蓼科山荘

午前9時15分、蓼科山荘。
世間一般ではまだ朝といえる9時ですが、蓼科山荘は大変な盛況ぶりで……。蓼科山登山を終えた登山者の方々が休憩をしていたりとすでに今日の登山を終えたような雰囲気の方々も。
出店はこれからといった感じで、小屋番の方が元気よく売店を切り盛りしていました。

天祥寺原へ向かう山道

蓼科山荘からは南側の亀甲池を目指して鞍部へと降ります。ほとんどの登山者はこちら側に来ないので、道中はこれまでになく静かな山歩きを堪能できました。蓼科山往復じゃなくて、池を経由した周回が絶対に楽しいだろと思えたのはこの辺から。

天祥寺原周辺の笹原

樹林を抜けると一気に眺望が開け、奥秩父で見るような笹の草原と針葉樹が入り混じる草原地帯に出ます。

天祥寺原と呼ばれる一帯は歩いていて気持ちのいい所でした、足元はふかふかしているし、ところどころ森林限界によくある草原や池塘めいたものも見ることが出来ます。

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でも、道中なんで長居しない!!!

亀甲池へ向かう樹林

天祥寺原を足早に通り過ぎ、また次の樹林帯を抜けると亀甲池がやってきます。
蓼科山から少し下った鞍部の樹林帯は静かで雰囲気が明るく、歩いていてとても楽しい場所でした。

亀甲池

小さな湖畔が見えてきたらそこが亀甲池、双子池の隣にある休憩スポットみたいなもの。
ここでマットを広げてコーヒーを飲む方々の醸し出す玄人感はやばかった……、すごい八ヶ岳慣れてます感がありました。お気に入りの山域で何度も登山をこなして、日常の一部としてそこでコーヒー飲むとか憧れちゃうねぇ。

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最高標高が50mに満たないさいたま市在住の者としてはそういうのに憧れます。

午前10時45分、亀甲池。
亀甲池は湖畔から池に向かって手を伸ばすような形のカバノキがとてもシンボリック。
湖畔にそって歩いていくと双子池に向かう指導標が現れるので、それに従い再び樹林帯を進みましょう。

双子池へ向かう道

池と池を結ぶ樹林帯はこれまでの樹林帯異常に雰囲気が良かったです。本日ナンバーワン美し樹林帯はここ。
足元を緑に染め上げるふさふさのコケと、立ち枯れした木々の隙間を縫って双子池へ。

双子池湖畔

樹林を抜けると見えてくる大きな湖のような池が双子池の雄池になります。ここは亀甲池以上に憩いのスポットとしてよさそうな雰囲気がありました。思わず頭の中でランドネェ~と言葉が思い浮かんでしまった。
登山雑誌の中でもおしゃれなハイキングといえばRedsugarの中ではランドネとか……、浅学で申し訳ない。
ただ、この湖畔の持つおしゃれな空気だけは……、実際に歩けばわかるこの湖畔の空気感だけは何となく汲み取ってほしい。

双子池湖畔から見る景色

圧倒的静寂に包まれる湖畔。目の前には針葉樹と黄葉の木々が林立し、風がそよぐ音と水面の音が耳に優しく語りかけてきます。思わずザックを降ろしてその場に座り込みたくなっちまった。

双子池湖畔で憩う人々

実際にここで昼食を食べようとお弁当開きをしていた方々を含めた景色がめちゃくちゃよかった。画面の向こう側の癒しの景色を見ているくらい現実感がありませんでした。

午前11時30分、双子池ヒュッテ。
雄池の湖畔からすぐそこに双子池のヒュッテがあります、北八ヶ岳の隠れ家的小屋みたいな雰囲気があるこの小屋ですが、食事のメニューがすでに御洒落です。田舎道にポツンとある隠れ家おしゃれ喫茶くらいメニューの雰囲気や良し。
登山をしに来ているはずなんですが、山の上でブリュレや本格ベルギーワッフルが楽しめるなんてそんなにないのでは?

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これを見てしまったからには……、俺もスイーツ登山をするしか……くっ!ブリュレの魅力に勝てない!!!

雌池を眺めて少し考えた結果、アイスコーヒーにブリュレで間違いなしという結論に至りました。

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景色の事はあまり覚えていない、メニューの事で精一杯だったから。

というわけでいただきましたスイーツですが、もう運んでくるお盆がまずほかの山小屋と雰囲気違っていいよね。コースターもついてるし、ブリュレは本格的で表面ぱりっぱりで美味しいし……。晴れた休日、山奥の山小屋で楽しむデザートってこんなに愉悦に浸れるのかと……。燕山荘でケーキを食べるとかそういう系、そういう系の登山が急激にうらやましくなりました。

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俺も……、俺も今度から山小屋でデザート食べよう……。

双子池ヒュッテを出発し、キッツい上り坂を一本登り切るとすぐに双子山の山頂に到着します。
大河原峠から片道15分ほどの山頂ですが、眺望は抜群。ていうか双子池ヒュッテって大河原峠からとても近いので、観光気分で泊りに行くっていうのも全然できちゃうなぁと思いました。

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北八ヶ岳の小屋って登山口から近い場所が多いから、旅行先の一つとして確かにありかも。登山者専用って感じが全くしないところが逆に新鮮だった。

双子山から眺める蓼科山

双子山山頂からはこんもりとした形の蓼科山が良く見えます。諏訪富士と呼ばれる蓼科山ですが、確かに立派な形をした山だなと再確認。そして山頂に至る外輪の稜線の大きさも改めて実感する。

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冬に北横岳から撮影したときはこんなに外輪が大きいとは思わなかった。

双子山山頂

午後12時25分、双子山。
双子山山頂地帯は広く、眺望抜群の草原地帯が続きます。子供とかを遊ばせれるくらい広い草原地帯が広がっていてとても気分がいいです。大河原峠から登ってきた革靴の観光客の方々も、周囲の景色を見て感嘆の声を上げていました。

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駐車場からすぐに登れてこれだけ気持ちがいいっていうのは本当にいい所だね。

大河原峠駐車場への下山

午後12時45分、大河原峠。
山頂で写真を撮って、10分くらいで大河原峠に降りてきました。駐車場からの圧倒的アクセス……素晴らしい。
朝日を拝むためだけにここに通う人もいるんだろうなと思わされる双子山でした。
佐久や小諸だとこういう場所は多いと思います、雲海が出そうな朝は早起きして車を走らせ、景色を撮影しながらコーヒーを飲むような方々もいるんでしょうねぇ……。
蓼科山からの周回は意外に時間もたっぷりと使い、朝五時から正午まで歩くことが出来ました。それでも下山時刻が正午と、お風呂にご飯を入れても全然早く帰れる時間帯に上がれるのがいい所。気軽に歩いていい景色を楽しむにはこのコース、めちゃお勧めだなと思いました。

蓼科山麓のパラボラアンテナ

下山後に車を走らせパラボラアンテナ前にやってきました。白く輝く真新しいアンテナは観光地にもなっているのか、車がひっきりなしにやってきて、見物をする方々が後を絶ちませんでした。バイクの方とかもアンテナを見つけたら皆路肩に停まって写真を撮っていた、珍しいもんね。

下山後は佐久の道の駅ヘルシーテラスでソフトクリームをキメるんですが、レジに置かれていたビリケン的な像をよく見ると……出ちゃいけないものが出ているのに現像時に気が付いてしまった。撮影時に気が付いてないと思うんだよなぁ、なぜこれを撮影したのか不思議でした。
佐久の道の駅のソフトクリームは安定しているので、八ヶ岳や湯ノ丸山帰りに立ち寄るのはおすすめですよ。

蓼科山山頂を目指す人々

大河原峠からの蓼科山はおしゃれなスポットがたくさん!
蓼科山で一番登りやすいのでは?と思えた大河原峠からのコース。歩きやすいうえに双子池周辺の癒しスポット感はたまりませんでした。新緑シーズンとかに訪れても朗らかな気持ちになれるのではないでしょうか?山頂に登って達成感を味わった後は、亀甲池や双子池ノ湖畔でレジャーシートを広げてお弁当開き……、みたいな休日ハイキングとかやってみると楽しいだろうな。
各小屋メニューを見ていると本当におなかが空いたのですが、登山者が少なく静かな空気が流れる双子池ヒュッテが個人的にはおすすめ。湖畔の景色や山の緑に囲まれて食べるデザート、牧歌的な雰囲気漂う映画や小説の中の人物になり切って楽しめます。
蓼科山を思う存分に楽しむなら、大河原峠からの周回ルートは随一でおすすめです。
人生最高の山は続く。

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