【奥多摩】三頭山、麦山浮橋とヌカザス尾根から数馬の湯を目指す

三頭山の山頂から

2023年1月5日、新しい年が明けて最初の登山は初心に帰り東京都は奥多摩にある「三頭山」となりました。奥多摩三山でも最も西にある三頭山、標高は1,531mでヌカザス尾根から数馬へと抜ける縦走はガッツリとした満足感を得られるお勧めコースです。

遡ること5年以上、登山を始めた頃に訪れた奥多摩三山。御前山や大岳山には何度も登ることがあったのですが三頭山は中々行くことがありませんでした。特に思い出深いヌカザス尾根を今の自分ならどうやって歩くのだろう、いろんな山を歩いた今ならあのキッツいヌカザス尾根を楽に歩ける気がする!という気持ちから、冬になったら必ず三頭山に行こうと心に決めていました。

奥多摩湖を横断する麦山浮橋(ドラム缶橋)を渡り、三頭山山頂を目指しイヨ山、ヌカザス山を渡り歩くヌカザス尾根。長い尾根を歩き、三頭大滝を眺めた後に数馬の湯を目指すというコースは満足感に溢れていました。
冬の風で冷やした体を数馬の湯で温める、檜枝岐村の温泉を目指して奥多摩の森を歩く冬の登山の始まりです。

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三頭山の定番であるヌカザス尾根、前回と下山路を変えて歩いてみたら思いもよらぬ罠が待ち受けていた!

目次

三頭山ヌカザス尾根日帰り登山の概要

■概要
奥多摩駅から奥多摩湖方面へ向かうバスに乗車し、峰谷橋というバス停からスタートするヌカザス尾根コースを歩きます。三頭山の中では「ガッツリ歩きたい人向け」に設定されるこのコースですが、奥多摩駅から入り武蔵五日市駅へ抜けるという縦走設計となり、下山時にそのまま温泉に入れるのが良い所です。
冬の間は東京と言えども奥多摩は雪が降るので、登る際には事前に降雪量の確認してください。

こちらのコースですが、三頭山登頂後に数馬の湯を目指すのであれば三頭大滝に降りるのではなくて槇寄山から数馬の湯へ降りたほうが色々と楽です。でも三頭山にある観光名所でもある大滝はみんな見たいよね……、見てから数馬の湯に行く場合はこの記事を見てその道中の薄暗くて怖い道の情報を仕入れておくといいかなと思います。
麦山浮橋(ドラム缶橋)は楽しい、ヌカザス尾根は長くて歯ごたえ抜群、三頭山は富士の眺望抜群、三頭大滝は氷瀑、数馬の湯は相変わらず最高!ですが、数馬の湯の手前だけは気を付けるんだぞ!

■アクセス
【電車】新宿→立川→青梅→奥多摩:JRで1,100円~
【バス】奥多摩→峰谷橋:630円
【バス】温泉センター→武蔵五日市:1,120円
【電車】武蔵五日市→立川→新宿:JRで830円~
合計運賃 3,680円、奥多摩は5,000円以下で楽しい登山が堪能できる良い所です。

■コースタイム
峰谷橋8:15→ヌカザス尾根登山口8:45→イヨ山9:50→ヌカザス山10:40→三頭山12:15→避難小屋12:55→三頭大滝13:55→森林館14:10→数馬の湯15:20
合計登山時間 約7時間、ガッツリ歩けるヌカザス尾根は満足感があります。

奥多摩湖にかかる麦山浮橋を歩く

奥多摩へ向かう早朝のホーム

2023年1月5日午前6時50分、青梅駅。
おはようございます、Redsugarでございます。2023年が始まりました……埼玉でたった一人、つまり今の俺はどこにだって登山に行ける、最強だぁあああ!!!というテンションで23年最初の登山が幕を開けました。
初めて歩いたあの時、ヌカザス尾根を真っ青な顔で歩いたあの瞬間が忘れられない!今なら、幌尻岳や塩見岳を乗り越えた今の俺ならッ!!ヌカザス尾根なんざお茶の子さいさいじゃぁ~~!!という気持ちを2022年にずーっと抱えていたんですね、今日ようやくその気持ちにサヨナラが出来そうです。

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青梅駅に到着した時点でもう目がギンギンになっちゃっててさぁ

奥多摩駅に到着し峰谷橋へ向かうバスに乗り込む……前にトイレをお借りしたんですけど奥多摩駅前のトイレってめっちゃきれいになりました。そしてこのトイレを掃除する人たち、ニュースにも出ていましたがカッコいいおっちゃん達なんですよね。そしてジョークセンスもある、石鹸が入ったボトルすべてにご覧のようなギャグが……。

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これには思わず苦笑い。

午前8時15分、峰谷橋。
小菅の湯へ向かうバスに乗車し奥多摩湖の奥にある峰谷橋へ向かいます。初心者注意なんだけど、似たようなバス停で境橋というのがあるんですけどそこで降りると三頭山には行けません、マジで注意。

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何度か来たことがある峰谷橋なんだけど、ここ来るたびに釣り人見るんだよなぁ……。あ、ちなみに境橋で降りたのは登山1年目の頃の僕です、マジで気を付けてね。

トンネルを越えてドラム缶橋へ

峰谷橋バス停で降りたら、こちらのトンネルを歩いて奥多摩湖へ向かいます。ここ歩道がないので結構怖いと思う、車が来てないことを確認して一気に歩いたほうがいいです。

湖に浮かぶドラム缶橋

トンネルを抜けると目の前に現れたのは濃紺の奥多摩湖に浮かぶ麦山浮橋(ドラム缶橋)、かっこいいね!!

奥多摩湖に浮かぶドラム缶橋

対岸に向かって緩やかな弧を描きながらプカプカ浮いている橋は一種のアトラクションめいています。テンションが上がりますね……!

ドラム缶橋を渡り三頭山を目指す

麦山浮橋に降り立つ、歩くたびにゆらゆらと揺れるその感じが楽しい、人によっては怖いかもしんないけど。
冬の登山日和、風もない日であれば安全に歩けるんじゃないかな。三頭山ヌカザス尾根といえば最初のこの麦山浮橋がとにかく楽しい、じっくりと時間をかけて歩いてみました。

奥多摩湖から見える深山橋

奥多摩湖の中から対岸を見るっていうのは中々レアなんじゃないでしょうか?ダム湖のど真ん中にいるぜっていうとちょっとギョッとするけども、下を見なければ大丈夫!!

三頭山川から見るドラム缶橋

短い麦山浮橋の楽しみは終わり対岸へ……。オープニングの麦山浮橋が終わるといよいよヌカザス尾根登山が始まりです。

午前8時45分、ヌカザス尾根登山口。
奥多摩湖の対岸には遊歩道があり、案内に沿って車道へ向かうと三頭山登山口が現れます。三頭山登山といえば普通は都民の森、ちょっと気合入ったのがヌカザス尾根です。それ以外は……どれもかなり長い道で普通じゃ満足できないランナーが歩いている印象。

1月5日の奥多摩ヌカザス尾根ですが、誰一人として歩いている人がいません。年始で快晴の奥多摩ってもっと人がいるもんだと思っていたんだけど??そもそも峰谷橋で降りたのが自分一人、麦山浮橋を満喫していたのも自分一人。
北側斜面で日が差し込まず、真っ暗な登山道で「今日はヌカザス尾根を独り占めか……」と呟きながら歩くのでした。

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北側斜面を登るヌカザス尾根スタート地点、緩やかな斜度でリズムよく登ることが出来る。少し登ると陽が出てくるので安心して。

太陽を目指して登る

太陽の光が恋しいヌカザス尾根前半戦、冬枯れの木々と常緑樹の隙間を縫って標高をあげていく。

杉林と雑木林が交互に現れ、尾根を挟んでパッキリと風景が分かれるような道を通り過ぎてゆく。以前歩いた時と印象は変わらず、この道やっぱりちょっと長いなと。

イヨ山山頂

午前9時50分、イヨ山。
スタート地点から1時間ほど経過したところでイヨ山に到着です。最初のチェックポイントで標高は約1,000m、つまり山頂まではここから約600mくらいということになります。山って言ってるけど基本眺望は無し、樹林におおわれた尾根道のチェックポイントという感じ。

イヨ山から先も杉林が続きます。緑の砂漠ともいわれる暗い杉林なんですが特定の常緑樹はよく生えているのを見かけます。

光に浮かび上がる杉の根

暗い杉林ですが、目線を変えて杉の樹皮や根に目を向けてみると盆栽の木肌のようなかっこよさがあるというか。古い日本画や和柄にも通じるようなラインが沢山見えてきます。

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歩いていて暇なときはそういうの見て気を紛らわすんだヨ!

杉林の山を登る

圧倒的杉林の中を長いこと進む、これぞまさに奥多摩だよなぁ……。首都圏の人々がなぜ毎年花粉症に悩まされなければいけないのか、その理由がよくわかる森が続く。

暗闇の杉林を進む

登山道をはさみ左右でがらりと風景が違う場所、人が手を入れた人工の自然ともいえる景色の中を登っていきますよ。

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歩いてみると本当によくこんなに杉を植えたなと感心する、びっくりするほど杉林。

ヌカザス尾根から富士山眺望の三頭山へ

ヌカザス山山頂

午前10時40分、ヌカザス山。
イヨ山から再び約一時間……一時間!?マジで!?マジなんだ。道中残っていた写真もそうだし、思い返してみても杉しか見かけないような道だった、歩いて辛くはなかったので良かったけどさ。
ヌカザス尾根の名前のもとになっているのがこの糠指山、標高は上がってきているがまだ眺望は無い。

落ち葉に覆われたヌカザス尾根

ここから先は落葉がサクサクと音を立てる気持ちのいい尾根道を進む。この後現れるおつねの泣き坂という急登を越えて山頂に向かいます。

ホオノキの落葉

ヌカザス山を越えてようやく足元には色とりどり落葉が姿を現し始めました。写真写りがよさそうな落葉を探しながらのんびりと歩きます。

以前は入小沢ノ峰あたりでかなり体力的につらかった覚えがありますが、だいぶ登山に慣れ親しんだ今の身体はヌカザス尾根を楽しんで歩けるほどに強くなっていました。杉林は終わり、広葉樹の巨木やドングリ拾いが楽しめる道を鼻歌交じりで進みます。

ヌカザス尾根に落ちていた新鮮などんぐり

ヌカザス尾根を越えると足元にはいろんな種類のドングリ、童心がくすぐられる。

冬枯れのヌカザス尾根

山頂手前に差し掛かったところからご覧のような灰色の木肌と黄土色の地面が広がる直登が現れます。冬枯れの道といえばこの灰色と黄土色の景色。

山頂へいざなうピンクテープ

顔をあげれば抜けるような青空と白い吐息。灰色、黄土色、空の青とシンプルな色彩構成ですが、歩いていとだんだん心地よくなってきます、ランナーズハイみたいな気分になる。
3色のシンプルな世界に現れるピンクテープが愛しくてたまらない。

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意気揚々と歩いていますが、この三頭山山頂直下あたりが一番歩いていてきついんじゃないでしょうか?ガッツリ登りだし、足元に雪もあるから気を付けてね。

三頭山山頂

午後12時15分、三頭山。
ヌカザス山から一時間半ほどかけて三頭山山頂に到着しました。コースタイムより時間をかけて歩いたこともあり体力的には消耗もなく、笑顔で三頭山の山頂へやってくることが出来ましたとさ。
ちなみに三頭山ですが名前の通り山頂が三つあります。こちらは西峰で立派な石柱が立っていますが最高峰ではございません。

三頭山から見る富士山

西峰からの眺望は良し。冬の関東の山は富士山が見えれば満足できると思っていますが、三頭山も富士山がバッチリ見える山の一つです。

赤富士君

年明け一発目は富士山が見たいだろォ?

山頂でポカリを飲みながら久々のダッフィーさん登場。新年最初の富士山は気持ちが良かろう……。

三頭山から富士山を眺める登山者

三頭山山頂の撮影スポットはこんな感じになっています。富士山が見える場所を綺麗に明けてくれているので、新緑シーズンや紅葉時期でも富士山と一緒に写真に写ることが出来そうです。

山頂に積み上げられたケルン

山頂でようやく都民の森からやってきた登山客の方々を発見、人がいるとちょっと安心しちゃうよね。ということで小さな石を一つ積んで僕も三頭大滝方面へ降りたいと思います。

西峰から中央峰、東峰を経由して三頭山避難小屋を目指します。西峰以外の山頂は木柱なんだなぁ……。一番標高が高いのは中央峰になりますが、雰囲気は「道中」って感じで貫録がない。

三頭山から青梅方面の山を眺める

西峰からは富士山がよく見えましたね、東に移動すると奥多摩の東側の山々の姿がよーく見えます。

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いや、ここから御前山まで行く人って本当にやばいな……。トレランの記録でよく見るけど体力お化けすぎないか??

鳥獣保護区三頭山

山頂を越え避難小屋へ降ります、鳥獣保護区と書かれた朱色の看板の主張が強い。

冬枯れした三頭山の登山道
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山頂から避難小屋方面へ降る道を振り返ってみましょう、中々膝に来そうな階段ですね!

三頭大滝で氷瀑を見よう

午後12時55分、三頭山避難小屋。
今回は時期的に三頭大滝が一部凍っているだろう、ていうか道中の渓流が凍って綺麗そうだからそっちに降りたいな!ということで避難小屋経由で三頭大滝を目指します。避難小屋の中はよく使いこまれている雰囲気はあるけどとってもきれいでした。

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流石東京都の山、訪れる人も多く繁盛してるんだろうなっていう感じがあるけどしっかり掃除されてて居心地はよさそうでした。

三頭大滝への下り道ですが一気に標高を下げるので結構急なんだなぁ……というのが最初の感想。日陰の道ということもあり霜柱の影響で道がボコボコになっていました。

凍り付いた三頭山の渓流

渓流に目を下ろせば期待通りガチガチに凍ってる。

凍り付いた三頭山の渓流

三頭大滝まで30分と書かれていましたが、凍った渓流をよく見たくなってしまいました。

凍り付いた渓流の氷柱

登山道のすぐそばを流れる渓流は凍り付き、その下をわずかながら水がちょろちょろと流れているのがわかります。暖かい東京ではなかなか見ることが出来ない天然の氷柱。渓流の水から生まれた氷は透明感抜群。

渓流にこびり付いた氷
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川沿いの氷は面白い形をしたものが沢山あって見ていて飽きません。

氷柱に彩られた渓流

たわわに実ったブドウのような氷柱、丸い氷の塊、様々な形の氷とキンキンに冷えた川の水。冬の間だけ見れるダイアモンドの輝きや~等と呟きながら渓流沿いの散歩を楽しみました。

午後1時55分、三頭大滝。
渓流沿いの道が終わるとすぐに三頭大滝展望スポットが現れます。ここまで来ると登山道っていうよりは観光地っていう雰囲気が強い。展望台のテーブルでキャンプ道具を広げて酒盛りをする家族がすごい楽しそうだったな……。

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三頭大滝ですが、写真に写る橋を真ん中くらいまで行くと正面に見ることが出来ます。

氷結した三頭ノ大滝

1月5日という冬真っただ中ではあるものの暖冬が続く東京。滝は完全氷結とは程遠い状態でしたが、氷の中を流れる滝というのはそれはそれで良いものを見たなぁという気持ちになれました。

凍り付いた三頭ノ大滝

薄暗い斜面に浮かび上がる白と青の氷、中央に水飛沫をあげながら落ちてゆく滝。里山を流れる冬の滝、そんな情緒に溢れる三頭大滝でした。

三頭ノ大滝と吊り橋
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ちなみに橋と滝の距離感はこんな感じ、外から見ると結構怖い橋だなぁ……。

三頭ノ大滝から森林館へ
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三頭大滝鑑賞を終えたら数馬の湯を目指すのみ、ですがここからが長かった!!!

数馬の湯へ試練の道を越えて

三頭山森林館

午後2時10分、森林館。
三頭大滝からすぐそこにある森林館、1月5日だっていうのに営業していてびっくりした。
冬の間はこちらにはバスはやってきません、武蔵五日市駅からやってくるバスは下の数馬が終点になるので、ここから川沿いの遊歩道に降りて数馬の湯を目指すことになります。

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ちょっと気になるから中に入ってみようぜ!

三頭山の模型

森林館の中では巨大な三頭山の模型がありました。すげぇよくできていて、杉林と雑木林がちゃんとわかれていたりして、細かいところに目が行き届いてるのねぇと感心してしまった。

さて、森林館を越えてからが大変です。地図を見ると数馬の湯へは車道沿いではなく、沢伝いに走るような登山道を歩くと描かれています。これの降下地点がすごいわかりにくい、写真二枚目の地点から降りるんですけどすごい不安でした。そして降りてからも苦労は続く……、この道全然人が歩いてないので踏み跡が薄い!!

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ピンテはあるんだが、踏み跡薄いし谷底で暗いし、廃屋があるしでめっちゃ怖いぞ!!

数馬に向かう谷底の道

ザーザー音を立てて流れる川、堰堤のそばに作られた細い作業道のような道を進みます。谷底でとにかく雰囲気が……怖い。

薄気味悪い登山道

とにかく恐ろしいのははるか昔使われていたであろう作業小屋やトイレ小屋が放置されていること。半開きになった扉、崩れた壁の向こうの暗闇が恐怖心をあおります。道中現れる橋も不安な造りのものが多いし、とにかく薄暗い道に「ママーっ!」と叫びたくなるような気持でした。

最後は崩れてきた岩と落葉で自然に還ろうとしている道を抜けて車道へ到着、一気に気が抜けた……妖怪の世界から人間の世界に帰ってきたような、本当に怖い山歩きでした。山のモノというよりは、人が作ったナニカが怖い道だったよね。

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数馬の湯へ向かう途中、巨大な……足の仏像を発見。コケに覆われた部分のおかげで最初は「魔羅像か!?」と驚いてしまった自分が恥ずかしい。これは足の神様というスポットです。

兜家旅館

数馬の湯へ向かう道中、兜家旅館など風光明媚な秘境の宿が姿を現します。茅葺屋根の高級宿、囲炉裏を楽しめるとのことなので泊まってみたいなぁ。

九頭竜神社

兜家旅館を少し過ぎたところで九頭竜神社が現れます、今日1日の無事を感謝するのと……さっきの谷底で変なものをもらってないか心配になって参拝してしまった。意外にそういうの気になっちゃうの。

午後3時20分、数馬の湯。
森林館からが本当に長く感じました、苦労の末たどり着いた数馬の湯ですが相変わらず最高な温泉でした。風呂場に向かう道中の能面が本当に面白いし、お風呂は熱くて冬の風をため込んだ身体には痛いくらい。

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冬の登山の気持ち良い所の一つに「すっかりと冷えた体に染み入る熱い温泉」があると思う。湯船につかった瞬間、ちょっと痛いくらいが気持ちいいんだよなぁ……。

数馬の湯は食事処もしっかり押さえています。武蔵五日市駅までバスが非常に長いというのもあるので、公共交通機関で来ているならここでもつ煮+ビールをキメるとゴキゲンになれます。

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キンキンに冷えてやがるッ!!!

檜原村名物青柚子胡椒

風呂で体を温め、もつ煮とビールで乾杯、そして最後はちょっとしたお土産を買って帰る……完璧だ。檜枝岐村青柚子胡椒は超お勧めのお土産です、すごい美味しい柚子胡椒で蕎麦や豆腐料理、鍋料理にバッチリ合います。見かけたらゲットして損は無し!

午後4時20分、武蔵五日市駅行バス乗車。
2023年一発目の登山は温泉、食、お土産とすべてをやりきることが出来ました。その達成感に包まれながら埼玉への帰路へ。数馬の湯前のバス停から武蔵五日市駅までバスの中でうたた寝を楽しみ、武蔵五日市駅で中央線に乗り込みベッドタウン埼玉へ帰るのでした……。

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意外なことに家についても20時前、たっぷりと寝る時間が確保できましたとさ。

三頭山から富士山を眺める登山者

三頭山ヌカザス尾根から数馬の湯はイベント多く充実感抜群!
改めて歩きなおして思いましたが、ヌカザス尾根はやっぱり長かったです。体力的には全然楽になっていたのですが、時間はかかるコースなんだなぁと。その分見れるものは多く、下山時の満足感も高いのでチャレンジできるのであればお勧めのコースです。ただ、森林館から数馬の湯まではちょっと嫌だなーという雰囲気があったので、尾根伝いに数馬へ直接降りるコースを次回は辿りたいかなと思いました。
冬の晴れた日、リーズナブルにガッツリ歩いて風呂酒食を楽しみたい方はヌカザス尾根、お勧めですよ!
数馬の湯は良い温泉です、そのお隣にも秘湯を守る会の温泉があるので次回はそちらに入ってみたいなと思いました。
人生最高の山は続く。

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