2021年7月24日、4日間に渡る飯豊山稜線歩きも三日目となりました。
飯豊山はとにかく大きい、百名山とされる飯豊本山以外にも飯豊山には最高峰大日岳、烏帽子岳、北股岳、さらに北には朳差岳と名のある山が連なる巨大な連峰を形成しています。
本山だけを歩くのではなく、飯豊の中枢である稜線を青空の元歩ききって見せると意気込んでやってきた今回の登山。初日は梶川尾根の登りを耐え梅花皮小屋へたどり着き、二日目に飯豊本山小屋にたどり着き奇跡のような二重虹に出会いました。
しかし、飯豊本山から山形県側に広がる「飯豊の核心部」とされる稜線の青空は拝めていません。
今回の登山は何としても青空の中で歩きたい、その気持ちから4日間の時間を捻出し挑んだのですが……。
3日目にしてついに山の神は微笑み、快晴の稜線が姿を現します。
準備万全の飯豊山、挑むは最高峰大日岳と本山稜線、晴れアリ、雨アリ、花アリの飯豊山後半戦のスタートです。
今回の飯豊山登山の概要


飯豊本山とご来光の朝

2021年7月24日、午前4時00分、飯豊本山小屋前。
飯豊山長距離ピストンの3日目を迎えました、おはようございますRedsugarでございます。
前日の夕方の雨はどこへ行ったのやら、快晴と雲海の飯豊山の夜明けを見ております。
飯豊山三日目は午前中快晴予報、大日岳を核心部たる本山稜線を歩くためにすべての準備を入念に整えてきたと言っては過言ではありません。
飯豊山を青空の元歩きたいという欲求をかなえたい、そのために捻出したこの四日間……絶対に成功させるぞと意気込んでやってきた飯豊山、快晴ハイキングを必ずや成功させて見せましょう。

夜明けの本山へ向かって出発すると、麓の雲海がまぁ奇麗に見えるわけです。梅花皮小屋を出発した前日は浅く持っていたから、飯豊周辺の山々の雲海を奇麗に眺めるのは今日が最初。
標高2,000m程度の飯豊山だけど、朝はひんやりとした空気が流れていてくれて非常に助かる。
日が登ってしまえばまた灼熱の稜線歩きになってしまう、でもこの朝の静けさとひんやりとした空気はそんなことを予感させない穏やかさに満ちている。

街の姿は見えず、眼下にはうごめくような雲のテクスチャが広がっています。
飯豊本山小屋の正面からやや北の方角を見ているんだけど、画面奥に見えるのは朝日連峰か?

人生最高の山と感動した覚えのある朝日連峰、「山形県で最も印象深い山は?」と聞かれれば間違いなく朝日岳。


午前4時15分、本山小屋出発。
本山小屋を出発するころにはテント場から上がってきた方々や、一つ手前の小屋から上がってきた方々で少しの賑わいが。みんなご来光を本山で見たいんだろうな。
本山小屋は山頂まで十数分の位置にある好立地だから、できればここに一泊して次に梅花皮小屋まで行きたいよね。






本山小屋から飯豊本山へと向かう道中、朝の景色は主に大日岳へと向かう穏やかな稜線と、急峻なダイクラ尾根がメインとなる。ダイクラ尾根は本当にこんなところを人が歩くのかと思う凹凸をしていて、ちょっと僕は歩くのをためらってしまう。
どちらかというと自然を長く、緩やかに楽しみたいと思うので山を力で制するような歩き方というか、難易度の高さを競うようなルートからは距離を置きたいと30代になってから強く思うようになってしまった。


ビーナスベルトが西の空に浮かぶ朝、空には雲一つなく紫色だけが浮かんでいる。
本山山頂を見ればみんなご来光を待っているらしい、早朝は虫も寝ていてブヨもあんまり近寄ってこない。



とはいってもご来光が来ればすぐに虫が湧いてきます、ハッカ油を全身にシュッシュと振りかけて万全の虫対策を施すッ!


午前4時35分、ご来光開始。
本山へと歩く最中に地平線の向こうから太陽が顔を見せ始める。
今となっては劇的な朝焼けの瞬間に絶景の撮影を!という気にはあんまりならず、その瞬間に淡々と旅というか登山を撮りたいから焦ることなく山頂へ。


午前4時45分、飯豊本山到着、快晴。
早朝の快晴時、飯豊本山に立つことができました……、空には雲一つなく本当に幸せな景色が広がっています。
ここでしばらく朝を楽しもうと思い、ザックから行動食を取り出して朝の山を楽しみながら朝食を取ることにしました。






徐々に夜が明けていくわけですが、本山山頂から見える景色が劇的に変化するわけでもないし、ドラマチックな絶景が現れるわけでもない。淡々と本山の稜線や、雲海の向こうの大朝日を眺める、コーヒーがあれば最高なんだけどあいにく山でコーヒー飲まないんだよな……(利尿作用がキツイ)
ダイクラ尾根の東側斜面が徐々に明るくなっていくのを眺めながら、ナッツバーを水で咀嚼する。


人それぞれの山の朝があると思うが、登山し続けて僕は割と質素、よく言えば素朴な登山をするようになったなと思う。登りゆく太陽を眺めながらコーヒーをキメることにもあこがれたけど。無精ひげが生えたまま行動食をかじって遠くをぼんやり見続ける、そんな気軽さが性に合ったみたい。



はぁ~、癒される……。


飯豊山はかなりつらかったので人と来ることはないだろうし、家族と来ることはまずないだろうということでダッフィーをしっかりとっておく、妻の代わりによくぞ登ってきてくれました!
100座を超えるくらいこのダッフィーを撮影しているけども続けると思いでも塵も積もれば山となるなんだなと……、何か登る時に一つ同じことをするのは僕はお勧めしたい。


本山から南側、川入方面を眺めると遠く地平の向こうに双耳峰のような山が見える。おそらく磐梯山でその左手は裏磐梯を覆う雲海なんだろう。右手が磐梯山の最高峰で、左手が櫛ヶ峰です。






ご来光はぐんぐん登り傾いた陽光が山体にあたると複雑な凹凸が姿を現す、午前の早い時間にしか見れないこの立体的な山の姿は本当にきれい。特に光が横から差すような稜線、目の前のダイクラ尾根は非常にきれいな姿をしていました。



本山で見たかった景色を見ることができました、感無量なので大日岳に行きます!


快晴の本山、快晴の大日岳、快晴の烏帽子岳と天気に対して強欲な当サイトRedsugarですが、この飯豊山においてはまだ本山で見たかった景色を見ただけ。大日岳が待っています。
でも本山から見える景色は本当にきれいでした、北を見ればご覧の通り雪渓が残る烏帽子岳と梅花皮岳が見えて……。
さらにその奥、朳差岳までつながる稜線が延々と見えるわけですよ。



この稜線何処までも歩いて行けそうだ。






明け方の稜線はドラマチックな景色もあれば、ピンポイントな美しさもあります。
北側の暗い斜面を背景に、稜線にぽつりと咲いた花々が舞台に立つ役者のように目に語り掛けてきます。



あと朝露、朝露が非常に……、非常に美しい……!!






午前5時30分、陽がだいぶ登って夜明けの色は午前の色に、ここから先は正午まで登山のゴールデンタイムが始まります。前日歩いたこの稜線、本山から御西小屋までは天国のような道が続いていた、今日はそれを快晴の空の元歩くことができる。


コバイケイソウが至る所に咲き乱れる。
大日岳へ会心の稜線ハイキング


なだらかで、草原に花々が広がり目の前には巨大な雪渓が横たわる。歩いていてこんなに楽しい稜線はそうそうないというくらい恵まれた稜線。


目の前の雪渓には巨大な割れ目が広がり今にも音を立てそう。



飯豊を歩くまで大雪山に似ているのかなと思っていましたが、飯豊山の稜線は北海道の大雪山ともまた違う良さがありました、大雪山は火山なのでもっと荒涼としていますが飯豊山は湿原地帯の稜線が続くため、別々の良さがあったのです。






御西小屋へと向かう道中で最も感動したのは朝露を纏った草原とそこに咲く花々でしょう、望遠系のレンズを持っていればぜひここで花を撮影してみてほしい。ガラス玉のような美しい水玉と、可憐な花のコラボレーションを思う存分に楽しむことができます。



これがあるから今回は24-200㎜という高倍率ズームでやってきました。僕はNikonですが、山歩いてるとやっぱりフォーサーズが一番いいよなって思うなぁ……。ズームができても最大撮影倍率の関係で足元の植物を大きく映すとかは難しかったりするけど、フォーサーズは便利ズームでもハーフマクロだったりするのでなんでもできる。


大草原の稜線、木が一本も生えない森林限界の教科書のような景色の中を歩く至福の時間です。ここは本当に楽しい稜線だぁ……アップダウンもないし花は凄いし雪渓もごろごろしている。
飯豊山にほれ込む人々がいるのも納得してしまう場所でした。






何度も書くけど花がいいんですこの稜線、チングルマもたくさん咲いているけど、穂になったチングルマが水滴をたくさん抱えていて、その脇にはコバイケイソウやキスゲが咲き夏の山の濃度がとても高い景色がどこまでも続くのです。


思わずチングルマの穂についた水滴を撮影してしまう。この水滴は本当にきれい、チングルマって散ってからも朝露の時間は凄い美しくなるからずるい。


午前6時20分、御西小屋。
コバイケイソウに包まれた道の先にこじんまりとした御西小屋が姿を現しました。張られたたくさんのテントを見るに昨日は大盛況だったんでしょう。管理人さんに後から聞けばキャパオーバーしていて二階はギュウギュウだったとか。その話を聞くと本山小屋に泊まってよかったなと思えてしまう。






荷物を置いてアタックザックに切り替えて大日岳へアタックです。写真には写してないけどこの飯豊山のためにモンベルのバーサライトパック20を購入しました、大日岳は御西小屋から1時間ちょっとなのでアタックザックがあるとよいです。テント場を抜けて大日岳へ!!


長大な稜線が続く大日岳、はるか遠くと思えるけど歩いてみると2時間もかかりません。



歩いてみたら意外に近かった大日岳。






御西小屋から大日岳は最初の下りが結構精神的につらい、登り返すことになるのがわかっているからあんまり下りたくない。大日岳方面の草原はチングルマの宝庫というか斜面一面チングルマな場所がある。このチングルマ畑は一見しておいたほうがいいと思う規模だった。






一度鞍部へ降りた先はとりつきまで緩やかな道を進む、ここは思いのほか時間かからずに歩けてしまう。
天望は良く飯豊山の主稜線と北部の山々が奇麗に見えます。


チングルマの群生地を超えるとコバイケイソウ、ニッコウキスゲが現れる。
画面の向こうに見えるのは牛首山かな、おんべ松尾根というコースを利用するようです。
コースタイムが10時間を優に超えているので歩くことはない気がするけど、記事を見ると山深く美しい森が続く飯豊のとっておきコースみたいですね。






大日岳の登りは華の登り道といってもいい。ヒメサユリ、ニッコウキスゲ、コバイケイソウ、チングルマと花に事欠かない、さらに上部に行くとリンドウが姿を現す花の楽園地帯。


香しい芳香のコバイケイソウ群生地を横切り大日岳をグングン上る。


大日岳は登り始めると思いのほか短時間で山頂までついてしまう、1時間くらいは登り続けるのだろうかと思っていたがそんなことはない。道も歩きやすく標高差を考えても結構楽に登れてしまう。


山頂に近づくとイイデリン……これミヤマリンドウだ。



イイデリンドウはいずこ?


午前7時45分、大日岳山頂。
ミヤマリンドウの花に見送られて大日岳の山頂に到着、快晴の山頂には多くの登山者が。
飯豊山を南北に縦走する場合、大日岳は中々歩くことが難しい場所だけど……念願叶いたどり着くことができました。
大日岳側も一つのエリアを形成していて、西大日岳や牛首山と周囲に山が連なっています。


大日岳から烏帽子岳、梅花皮岳方面を眺めていると稜線には早速雲がかかり始めている。
まだ10時にすらなってないというのにもう雲がかかる、本当に飯豊山の快晴は貴重なんだなと思い知らされる。




大日岳周辺もモクモクと雲が上がってきているため午前9時前にはガスに包まれてしまうんでしょう。
この登山の最大の目的であった飯豊山大日岳……快晴で登らせていただき本当に安堵しました。





飯豊山最高峰に、晴天の中登ることができた、本当に満足!


快晴の大日岳をゲットした僕は意気揚々と下山を開始、飯豊山を歩いているこの瞬間はこのリンドウがイイデリンドウだと信じて疑いませんでした。記事を書いている今調べてミヤマリンドウであったことを知りがっかり。
でもまぁ……奇麗なお花でしたしたくさん咲いてて見ごたえはありました!だからいいんです……!


大日岳から御西小屋方面を見るとなかなかの距離……。
でも1時間半もかからないうちに下山できてしまいます。






大日岳を下っている最中、モクモクと雲が上がり始め見る見るうちに稜線が陰に包まれていく。
その最後の一瞬、青空に雲のアーチがかかる中でとらえたチングルマ群生の一角は「THE 夏山」といっていいくらい夏山の要素がギュッと詰まっていました。
天狗の庭、再びのガスを越えて梅花皮小屋へ向かう






午前8時50分、御西小屋到着。
大日岳の山頂を出発してから1時間かからないくらいで御西小屋に戻ってきたのですが、帰ってきたころには稜線はガスに包まれていました……。さて、御西小屋でやることとしては水の補給です。
実は昨日の本山小屋の夕方の補給から水を汲んでいませんでした、ここから先の梅花皮岳まではかなりの距離があることと熱波が予想されるため、冷たい水を汲みなおすことに。



御西小屋の水場は小屋から結構下ったところにあって地味に面倒。本山、御西、梅花皮では梅花皮が圧倒的に水に恵まれている。


雪渓を登り返して御西小屋に戻るころには空はかなり雲に包まれてしまった。






午前9時20分、御西小屋出発。
補給を終えて御西小屋から天狗の庭に向かって出発。稜線は前日までと同じくガスに包まれている……。
飯豊山の核心地と呼ばれるこの御西小屋~梅花皮小屋間の稜線は往復両方とも残念ながら曇ってしまったのは心残り。
落ち込んでも居られません、この雲……おそらく積乱雲になることが予想されるため正午前には小屋に着きたい。


ガスに包まれる本山に別れを告げ梅花皮岳を目指して出発。


雲が沸き上がる稜線、眼下には巨大な雪渓が横たわり谷底まで雪が続く。




大日岳もすっかり雲に覆われてしまっていました。だけどもだけど、まだ明るい山肌を観察すると岩や雪渓の織り成す陰影を楽しむことができます。






天狗の庭を通るころには稜線の片側から雲が吹き上がる夏山らしい景色が目の前に続くようになっていた。
この日は休みの中日ということもあって、本山小屋や御西小屋を出発した登山者がみんな梅花皮小屋を目指して歩いている。


ガスに包まれはしたけども山肌は健在。飯豊山の山肌はとにかくでかいし森林限界の景色を思う存分堪能することができる。




午前10時55分、御手洗の池。
モクモクと歩き続けて御手洗の池まで戻ってきました、ここで小休憩がてら池に降りてみると雪解けであたりには霧がかかっていて……それはそれで雰囲気の良い景色が広がってました。






午後12時10分、烏帽子岳山頂。
御手洗の池からさらに1時間、ようやく烏帽子岳に到着したけどこの間の写真はほとんど撮影されていません。
何故ならこの御手洗の池~烏帽子岳間の登りがかなり辛くて……、大日岳なんかよりも全然登ったと思います。
ガスがかかっていたので数度偽ピークに騙されてぬか喜びしてしまったわ。



景色はきれいだったけどこの烏帽子岳の登りはえらいきつかった~!やばいっしょこれ!


烏帽子岳を越えたらハイマツが生えるジグザグな稜線を辿って梅花皮小屋へ。
残念ながらここからにわか雨が降り始めて、晴れたり雨が降ったり不穏な天気に突入していきました。



積乱雲が発達しまくった結果天気が超不安定に!!!このままではまずい!!!






午後1時00分、梅花皮小屋。
梅花皮岳山頂で小休憩を取っていると何か香しい香りが……。ザックを写真のように石のところに立てかけておいたんですけど。カメラが置いてある場所から50~60センチ入った笹藪に明らかに人間のものと思われる黄金様が置いてありました。いや、ここ山頂なんですけど!!?
梅花皮小屋がすぐそこなんだけどなんでこんなところで……、と思わず突っ込みたくなったけどもすぐさまザックとZ5を手に取り汚れがないかチェック。
全く休憩した気にならないまま梅花皮小屋へと駆けこんだ直後に土砂降りに……、あのう○このおかげで雨に降られないですんだのかなと思うと複雑な気持ちでした。



小屋に到着する直前位から雨脚が強くなって、小屋に入った直後位に本降りに。梅花皮岳での休憩が長引いていたらとんでもないことになっていたかもしれない。


雷もなり始めて積乱雲が暴れ始めたんだなと……、しばらく雨が止む様子もないのでお昼ご飯でも食べて寝ていようと思いのんびりとご飯を作り始めたら次々と雨に濡れた登山者が梅花皮小屋に駆け込んできました。
ここでちょっときつかったのが、雨で衣類や靴のにおいがかなりきつくなった人が数人いまして……、小屋の中に香しい芳香が充満し始めたので、気が付いた方々が窓を開けて必死に換気を行っていました。



こういう時のためにボディシートをちゃんと持ってきておくのは大事だなと思い知らされました。


午後3時45分、快晴になる。
昼食を食べてうとうとしていたら雨も上がり、空には青空が広がっていました。前日と同じく不安定な天気だったけど、この日は夕方前には奇麗に晴れ渡ってくれた。
ここでようやく水浴びに入りに行けるなということで水場に向かい身体を洗う、風呂に入れない代わりにこうやって毎日身体を水で拭っておかないと、臭くなってしまいそうで恐ろしい。
水場から戻ってくると小屋は多くの人でにぎわっていて、大日岳に向かってビールでカチドキを上げる陽気な人々の笑い声に癒されます。



かたや僕は梅花皮岳か北股岳にカメラを持って登ろうかをずーっと悩んでいました。






すっかり晴れ渡った梅花皮岳、だけど往復ともに烏帽子岳山頂で晴れを拝むことができなかったという後悔から、晴れているうちに梅花皮岳には登ろうと思ってカメラ片手に山頂を目指してみることに。
ただ……、登っているうちにまた雲が登ってきて、結局中腹くらいで下山を余儀なくされてしまった。



それでもこの登りが良かったのが3枚目のような写真を撮れたこと、ちょっと荒涼としているけど非現実的な雰囲気があって僕はこういう写真がとても好きです。


午後5時20分、就寝準備。
小屋に戻ってから行動食を口に入れ横になって過ごします。本も持たずに登るから暇なんだけど、この時間はとても貴重なのです。街にいると常に何かをしていて、何もせずにぼーっとするなんて滅多にないので……。



しかし雨上がりだからか洗濯物の数がやばい……。昔の香港映画に出てくる街角みたいになっちゃってるよ……。


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