【東北】蔵王、樹氷を見に夜行バスで行く雪山登山の旅

蔵王の樹氷

2022年2月12日、山形県は蔵王に樹氷を見に行ってきました。
蔵王の樹氷を見たいんだ!と思い続けて何年たったでしょう、毎年蔵王の樹氷にチャレンジしてますが晴れた日に登れたためしがありません。それくらい遠い蔵王、晴れない蔵王。
ですがブログを始めて10年が見えてきた今、ようやく経済的な余裕も見え始め新幹線登山を繰り出すことが出来るようになってきたRedsugarは一味違います。
必ずや晴れた蔵王の樹氷を見てやるんだ……、その気持ちで狙い続けた2022年は2回も蔵王に挑戦することに。
今回はまずその1回目である「夜行バス蔵王アタック」の記録です。

redsugar

蔵王が晴れた瞬間と自分が動ける瞬間が重なる、それは奇跡といっていい。

目次

蔵王樹氷夜行バス登山について

■概要
蔵王の樹氷を見るにはいくつかの方法がありますが、最も簡単なのは「新幹線を使う」です。
ですが、新幹線となると往復の料金が少し嵩みます。片道を夜行バスにすればそこは少し軽くできます。
新幹線と夜行バスで選べるコース取りが変わりますが、夜行バスの場合は蔵王温泉スタートのピストンになるかなと。新幹線だと上山のライザワールドからの縦走と蔵王温泉ピストンの2択を選択できるので、出来れば新幹線がいいかなーと思います。予約の関係で直前まで悩むこともできますしね。

■アクセス
【夜行バス】東京→蔵王温泉
【バス】蔵王温泉→山形
【新幹線】山形→東京
基本上記のコースを辿ることになります、蔵王温泉から山形までは1時間に1本はあるし、新幹線も20時まではあるので比較的余裕はあるはず。

■コースタイム
ロープウェイ乗車8:30→山頂駅9:10→地蔵山9:35→熊野岳10:35→刈田岳11:30→地蔵山13:15→山頂駅13:45→山麓駅15:00
合計登山時間 6時間30分

夜行バスで行く蔵王ロープウェイ往復登山

夜行バス車内

2022年2月12日午前7時10分、夜行バス車内。
おはようございます、Redsugarです。
夜行バスを利用して蔵王に向かっています、今回は久々の蔵王樹氷チャレンジです。このブログが始まってから蔵王の樹氷を見に行こうとして実際に赴いたのは4回くらいなんでしょうかね。回数を重ねることにこなれてきて、最終的には新幹線で朝突撃すればライザから蔵王温泉まで周回できるじゃんっていうのに気が付くところで落ち着くのですが。
新幹線往復ってお高いなぁと思って夜行バスを使ってやってきました山形県は蔵王です。

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山形に夜行バスで行くとか、学生時代の就職活動みたいだ。

午前8時00分、ロープウェイ切符売り場へ並ぶ。
蔵王の樹氷を見るのにお勧めは夜行バスよりも新幹線です。
今回は夜行バスでやってきましたが、朝がちょっと暇なんですね……。ロープウェイチケットを購入するまでやや時間があるのですが、その時間並んでないといけません。なんたって蔵王スキー場は大人気ですから、あっという間にチケットを求める人々で長蛇の列が出来てしまう。

樹氷チケット

無事最速でロープウェイチケットを購入しましたが、ロープウェイ乗車までは結構時間かかるんだよね。

ロープウェイ乗車

午前8時30分、ロープウェイ乗車。
夜行バスを降りて、山頂駅に到着するまでは2時間くらいかかると考えていいでしょう。
蔵王の樹氷を登山で楽しむとなると、どうしても10時~15時の時間帯という形になってしまいます。
天気予報でよくある午前だけ晴れる先勝パターンだと蔵王は結構つらい。

蔵王ロープウェイ乗り換え

恋人の聖地ということですがここに並んでいるのはスキーを楽しみに来た地元スキーヤーと観光客と夜行バス登山客だけです。早朝だというのに皆殺気立っている。

ロープウェイ車内

ロープウェイに乗車しました、皆無言で気まずい……。

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外の景色だけが救いだ

窓から見える樹氷

今回の登山で一番景色が良かったのはここです、もう正直に言う。ここから先は涅槃の空が待っています。

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美しい樹氷地帯は地蔵山直下付近から広がっていますが、その斜面の樹氷は大変立派だった。

窓から見える樹氷

聞けば、この樹氷林を歩くツアーがあるんだって。ガイドさんに連れられて歩いていく登山客がいた。
登山後に「あれ羨ましかったなぁ」と思うなんてこの時は思いもしなかった。

このロープウェイ結構乗車時間が長い。地蔵山に向かってどんどん標高を上げていくが、眼下の樹氷はみるみる大きくなっていく。

山頂駅

午前9時10分、山頂駅到着。
山頂駅に到着して外に出てみると……天気予報はどうやら外れたようだ。
この日の予報はどこも晴れ予報だったんだけど、山形の恐ろしい所はそれでも外れる。
正午に向かって天候は良化するということだけど、経験上山頂には雲が張り付いて取れないだろう。

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だが、それでも晴れる可能性にかけて刈田岳を目指すのがこのブログ。

真っ白な世界を歩き刈田岳を目指す

吹雪の地蔵岳

真っ白、真っ白です。マジでマジでマジで雲の中っていう光が降り注ぐ山頂駅。登山客が熊野岳目指して歩いていく。

地蔵の頭

地蔵山のお地蔵さんですが、頭まで埋まっていました。毎年冬になると顔だけ出てるんですこのお地蔵さん。
1700年代に作られたもので実はすごい年季が入ってます。

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歴史があるお地蔵さんだが、こうして観光地の中にあると最近作られたものと勘違いしてしまう。

海老のしっぽ

海老のしっぽというか、巨大な雪の塊というか、雪塊がぼこぼことした山肌を登っていくことになる。

地蔵岳登山開始

アイゼンを装着して山頂駅から白く輝く天上の世界目指して出発。

成仏しそうなくらい眩しい。

地蔵山頂

午前9時35分、地蔵山山頂。
途中撮影するものが何もなく、何もないというか真っ白な世界を歩き続けて気が付いたら地蔵山の山頂についていた。
山頂の柱は雪に埋め込まれたような感じになっていて、さすがの積雪量を感じさせます。

蔵王稜線

頭上には青空が見えるのですが、雲が吹き付けて終始視界が悪い地蔵山山頂。ここから熊野岳を目指して稜線を歩いていきますが、展望はゼロです。

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神も仏もいないのか!?

吹雪の稜線

白亜の世界に吸い込まれていく登山客たち、幸いなことにホワイトアウトとかはしない天候。
足元も踏み固められているし、トレースがこれでもかというくらい明確なのが救いの蔵王山。

蔵王山を目指す

雪の造形の向こうに蔵王熊野岳が見えます。撮影地点からぐるりと回りこんですぐに山頂、晴れていればいい景色が拝めるスポットなんだけど……。

午前10時35分、熊野岳。
雪の質感だけを楽しめといわれているような世界を延々と歩き続けて蔵王最高峰熊野岳に到着です。
この辺から天候が悪化し始めて、本格的にあたりは真っ白になってきてしまいました、陽の光が差さないので楽しくない……。

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これが蔵王の恐ろしさ、少し下に行けば晴れているのに稜線はすべてガスに包まれている。

刈田岳へ

刈田岳を目指して熊野岳からお釜の淵を歩く登山客の行列、それを追いかけて僕も馬の背へと下りて行きます。
この辺りは平らで広い場所を通るから、木柱を目印にして追いかけないといけない。

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視界が効かないわけではないが、もうちょっと天気悪かったらここを歩くのは断念していた。

刈田岳

御釜の外輪を歩き続ける、無心で歩き続ける、なんたって視界が無いから見るものが無いんだ。
期待していた樹氷はどこに行ったのだろう、期待していたお釜はどこにあるのだろう、そんなことを問い続けているといつの間にか刈田岳山頂が目の前に現れていました。

redsugar

やべぇ!鳥居だけは過去最高にでけぇ!!

鳥居

午前11時30分、刈田岳山頂。
ほぼ真っ白な刈田岳山頂ですが、来てみて驚きました。2月ということで鳥居にまとわりついた雪が過去最高にでかい……、これ今日晴れていればなぁ!と悔しい気持ちが湧き上がります。

redsugar

仙台方面や上山から登ってきた人たちもこの天気には悔しさをにじませていた。だって今日晴れ予報だったもんなぁ。

刈田岳の青空

刈田岳の山頂から仙台方面を眺めていると……ぶわっと一瞬青空が現れ光が差し込みます!
神々しい刈田岳の……なんかシヴァリンガみたいな雪柱が出てきたんだけど……。

刈田岳山頂

雪に覆われた鳥居と山頂の石柱が織りなす不思議な世界が目の前に広がっていました。
流石2月の蔵王、積雪量は半端ないっていうのだけはわかる。こんなに鳥居に着いた雪がデカくなっているのは3回目で初めてです。

刈田岳の社

刈田岳神社も雪の御殿になっている。みんな晴れたから歓喜の声を上げている。

redsugar

寒い時はあそこに行けば風雨をしのげるから、神社の窪地に逃げ込む。2回目に来たときは吹雪であそこに逃げ込んだんですよ。

刈田岳から見る御釜

一瞬だけ姿が見えそうになったお釜だが、すぐに見えなくなってそれ以降は再び白亜の世界が広がるのみとなってしまった。

redsugar

仕方がねぇ、下山だ。
今回の蔵王も失敗だ……。

下山後は蔵王温泉とお洒落なカフェで心の傷をいやす

刈田岳からの帰路

もはや晴れることはない、そう感じた人々はとぼとぼと足取り重く下山に取り掛かります。
地蔵山に戻るの意外と遠いなぁと思いながら僕も重たい足を引きずって帰ることに。

redsugar

実際冬靴とアイゼンが重いんだよなぁ。

地蔵岳

午後1時15分、地蔵山山頂。
刈田岳を出発してからは本当にガスの中を歩き続けていました。熊野岳付近とか本当に真っ白で、歩くのが全然楽しくなかったと思いながら帰ってきました。午後に入って一層雲も分厚くなり、地蔵山の山頂は曇り空。

午後1時50分、ロープウェイ乗車。
山頂駅に帰ってきました、なんでしょう虚無です虚無。刈田岳で一瞬晴れたから良いものの、今日という一日のほとんどを待っ白い雪の世界をひたすら歩き続けるという時間に使ってしまった……。疲労だけが身体に残った無念を胸にロープウェイに乗車すると……中腹はやっぱり晴れてたのか。

redsugar

あぁーーーー!地蔵山から樹氷林を歩いて下山するルートを辿っていればぁ!!!ち、ちくしょうーー!!

蔵王樹氷林

下山するころになって晴れる地蔵岳山頂、満を持してやってきた2月の蔵王は悪魔でしたね。

午後3時5分、山麓駅。
帰りのロープウェイの雑踏はすさまじく、観光客と登山客が入り混じった混沌とした状況。
下山のロープウェイに乗車するだけで30分以上の時間が必要でした。

redsugar

最後の最後まで蔵王にやられたな……。

蔵王温泉

せめて下山後は幸せになりたい、そう思い向かったのは勝手知ったる蔵王温泉。
下湯と上湯どっちにしようかなぁと思っていたのですが、そういえば一度も入ったことのない場所があるのを思い出した。

河原の湯

こちらの川原湯共同浴場、ここはそういえば来たことが無い。
入ってみると上湯と下湯と大して変わらなかったんだけど、でもこれで蔵王の共同浴場は全部入浴できたとさ。
シャワーとかはありません、浴場だけ。洗い場もないこの共同浴場は男にしかお勧めは出来ないが、蔵王の源泉を野湯のような気持ちで味わえるから僕は好き。

蔵王 Cafe&bar Chotto
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飯が、飯が食べれるところがどこもやってないよ!?

蔵王は最後まで牙をむきます、15時台の下山ですと蔵王温泉街ではなーんにもやってません。事前に調べてやってきたジンギスカン屋も、たまたま臨時休業ということで進退窮まってしまったRedsugarに救いの手を差し伸べてくれたのはCafe&bar Chottoさんでした。

ハイボール

Cafe&bar Chottoはお昼を過ぎてもご飯とお酒を楽しめる本当に貴重なスポットです。店内はとってもお洒落ですし、メニューも自家製ジンジャーハイボールとか地酒が置いてあって非常にいい雰囲気です。ご飯もしっかりと用意されていて、ようやくここで今日の疲れと悲しみを癒すことが出来ました。

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このジンジャーハイボール結構お酒が濃ゆい……うまいぞ。

豚丼

豚丼を頼み登山で空っぽになったお腹を満たします。この後蔵王リベンジで訪れた際も、ここでご飯を食べることになるのです、15時台の蔵王というのは本当に魔境なのです。その日宿泊していく勢いじゃないと、ご飯にありつけないんだな。

午後6時00分、山形駅。
ご飯を食べた僕はそのまま蔵王温泉から山形駅へ、本当は蔵王の日本酒センターに行く予定だったのですが、それは樹氷を楽しんでからと決めていたから……今回は行きません。だが山形駅に帰ってきた後は春の淡雪という新酒を購入。
そして奥さんから頼まれていた玉こんにゃくを購入して帰路へとつくのでした。

redsugar

絶対に、俺は絶対に帰ってくる。覚えてろよ!!!蔵王!!

はい、ということで蔵王樹氷登山一回目が無事失敗しましたが、お土産だけはありがたく頂戴いたしました。
山形のお酒は山形に住んでいたころにそれなりに飲んだ覚えがあるし、その後も義父と共に色々と飲んだ覚えがあります。出羽桜は定番の日本酒で飲みやすさも抜群なんだけど、今回は限定の春の淡雪……濁り酒という変わり種。
口に運んでみればジュースのように甘く飲みやすいお酒、甘酒かと勘違いするくらい甘くてびっくり。
これはこれでつまみが捗るお酒でした、飲みやすさは凄まじくすごい勢いで消費されていく……。

redsugar

日本酒らしい味わいというよりは軽く飲みやすい部分が強いです。とっても甘いお酒なんですけど後味がすごく軽くて香りも鼻に残らずスッキリとしていて、とても飲みやすかったです。
というかジュースみたいに飲めるから本当に二日くらいで飲み干してしまった……

次回は必ず晴れた蔵王の樹氷と日本酒をゲットする、そう心に決めることとなった2022年2月の蔵王樹氷登山でした。

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