【北関東】那須岳、白銀の景色と夜明け光の撮影登山の旅

朝焼けで赤く染まる那須岳

2019年3月9日、冬の那須岳を再度撮影するために再びナイトハイクで茶臼岳に登ってきました!
那須岳、北横岳と練習してきた冬の明け方山岳写真撮影、今回が2019年の最後の冬の朝焼け撮影となります。
前回の那須岳登山でかなりいい景色は撮影できているのですが、別のコンディションの場合どんな景色になるのか?
やはり数回歩いてみないとわからない部分もあるだろうということで3月頭、再び冬の那須岳を登ることとなりました。

結果としては、前回以上の晴天に恵まれ遠く飯豊山までが写るほどクリアな景色を見ることが出来ました。
那須は栃木県と福島県の県境の山であるということを感じさせてくれる遠景に大満足を得た撮影登山。
冬の那須朝駆け撮影はやはりいい景色が見えると再確認をしたのでした。

前回に引き続き、冬の那須岳の明け方はどのような景色が撮影できるのか。
山岳写真撮影で気になっている人は是非今回の記事を参考にしてみてください。

那須大倉山

冬の那須岳撮影登山に関して
前回の記事でも注意点としてあげましたが、冬のナイトハイクはリスクが非常に高いのでご注意ください。
駐車場から山頂までですが、稜線上の小屋付近から風がやはり急速に強まります、比較的暖かい日だとしても強い風のせいで体感気温は非常に低く感じることが多い山なので防寒対策はしっかりと。
角型を使いたくなる人もいるかと思いますが、風が強いので強固な三脚を使っていたとしても風の影響で倒れる可能性があります。(角型って耐風性的にはかなり良くないので注意)

朝焼け撮影をする場合は日の出時間から逆算して30分前に撮影スポットに到着できるように行動を決めて、前日の睡眠をしっかりととってから山に臨んでください。

目次

那須岳撮影登山の概要

那須岳の概要
那須岳に関しては那須ロープウェイのHPなどから概要をうかがい知ることが出来ます。
ヤマケイもコースタイムなどが詳細にわかるので良いです。
無雪期の紹介が一般的であるため、積雪期の那須岳に関しては別途調べる必要があるのですが今回のような深夜時間帯から登るという登山に関しては前日の人の入山記録や天候を見て考えてください。
基本的にトレースは無いです、道しるべも闇夜ではないのでそういった樹林帯を歩くことを考えた装備が必要になります。

冬の那須岳へのアクセス
冬はマイカーでのアクセスが基本となります、大丸温泉の駐車場からスタートとなりますので「那須大丸温泉」を目的地にして走るのが良いでしょう。もちろんスタッドレスタイヤなどの冬タイヤが必要になります、上の方はアイスバーンなので注意してください。

冬の那須岳のコースタイム
大丸駐車場2:45→那須岳避難小屋4:30→那須岳山頂5:20ー7:35→那須岳避難小屋8:45→大丸温泉10:25
合計登山時間7時間40分
かなり滅茶苦茶なコースタイムです。(かなり山に長居しています)

先行者アリ、真夜中の那須岳を登る

先行する登山者のトレース

2019年3月8日午前3時40分、那須岳登山道。
驚きました、先行者がいます……!
深夜の那須岳を登って撮影するなんて人がほかにもいるんだろうかと疑問だったのですが、この日その疑問に答えが!
大丸駐車場を出発してから少し、なんとスノーシューのトレースがあるではありませんか!
他にも数名の登山者のトレースが残る那須岳、まさか今日は山岳写真Dayなのかというワクワクが止まりません。

redsugar

あ、おはようございますRedsugarです。

午前2時50分、大丸駐車場。
さて、先週まで北横岳で朝焼け登山をしていたのですが今週は那須岳に再びやってきました。
前回もかなりいい景色を見ることが出来たのですが、一回で終わらすには惜しいなと思い北横岳と同じく何回か見てみると新しい発見があるかもしれないと思い舞い戻ってきたのです。

相変わらず深夜の誰もいない大丸温泉駐車場がスタート、暖かいトイレだけがここの癒しです。

午前4時30分、峰の茶屋避難小屋。
先行者のトレースがあったことと、出発時間を早くしたことでかなり早い時間に峰の茶屋避難小屋に到着しました。
山頂までは1時間かからずに到着できることを考えると少し早く到着しすぎた感があります。
相変わらず風は強く、ウェアがバタバタと音を立てるなかどうしようかと頭を巡らせる。

redsugar

空を見た感じ天の川が真上にあるっぽいから撮影してみようと思います。

天の川と茶臼岳

ということで天の川を撮影してみることにしてみましたがこれが効果てきめん、見事に頭上の天の川を捉えることが出来ました!
天の川が肉眼で見えるとか何言ってるの?と思う人もいるかもしれませんが、山の上だと肉眼でも天の川って実は見えます。
光害が無い暗闇であること、月が出ていないこと、空気が澄んでいること、この3つの条件が重なれば低地でも天の川を見ることが出来るのですが、関東周辺は光と空気の関係で山の上まで行かないとちょっと厳しかったりしますが、見れないことはないのです。

天の川と茶臼岳と夜の街

天の川が撮影できたことに喜び、那須の街と茶臼岳と天の川という欲張りセットを撮影してみました。
……あれ、地平線が明るくなってきていますね、これはヤバい!

夜明けの光

天の川を撮影しているうちに空が明るくなってきてしまったので山頂に向かって出発、山頂に着く頃には空は白く輝く状態に。

朝焼けの那須岳、飯豊山までを望む

夜明けの朝日岳

午前5時30分、那須岳撮影開始。
慌てて山頂まで登ってきてしまいましたが、普通に日の出よりもかなり前に到着することが出来ました。
前回と同じ撮影スポットにカメラを構え、今回は70-200㎜も利用して撮影を行っていきたいと思います。
相変わらず風は強いので、沸かしてきたお湯を飲みながらのんびりと撮影開始です。

撮影を開始して気が付いたのですが、この日は前回の撮影に比べると空の空気が澄んでいることと雲が全くない事に気が付きました、なんと北側の山脈が見えます。
多分那須岳の奥に見える山って安達太良山とか福島県の山……ではないでしょうか。
三倉山の奥に見えるのは飯豊方面の山々ではないかと。

朝焼けに染まる朝日岳方面

朝日岳のはるか向こう側にうっすらと見える福島県の山、那須岳からあんな遠くの山が見えるのだと感激しながら撮影を勧めます、前回よりも光の色も強く景色は感動的。

朝焼けの那須と飯豊山

峰の茶屋避難小屋から三本槍方面ですが、はるか向こうにうっすらと浮かび上がる白い山々。

redsugar

飯豊山のような……、なんかとてもデカい雪山がお化けみたいに浮かび上がってる!

行き止まりの柵と朝日岳

東北の山が見えるという事案にテンションが上がりながら、望遠レンズを使いあたりの景色を撮影していきます。
この辺で少し眠気が強くなってきて、カメラの設定が結構ISO感度が高かったりでなかなか現像がつらい目に。
最近のレンズは手振れ補正が優秀なので何とかぶれた写真を量産せずに済みました。

redsugar

朝日岳がやっぱりかっこいいんですよね、茶臼岳から見ると

冬の短い朝焼け、雪の斜面が赤く染まったかと思うとすぐに色は黄色へと移り変わり朝の青い空がやってきてしまいます。
前回の那須岳に比べると少し雪の量は減ってしまいましたが、相変わらず雪と岩の雄々しい景色を楽しむことが出来ました。

三倉山方面は真っ白で、穏やかな稜線が心地よさそうなので歩いてみたい気持ちになりますね。

朝の那須岳

陽も上がり切った那須茶臼岳、前回は朝日岳まで歩きましたが今回は家庭の事情でお昼には帰宅しなくてはならないので下山することにしました。
朝焼け撮影だけなら撮影して降りればお昼には埼玉の家に帰れます。

那須岳の向こうの飯豊山

朝になってより山肌の陰影が強く見えるようになった飯豊山方面、かなり距離が離れているがこの大きさ。
本当に長大な山脈なんだなぁ……、早く歩いてみたい。

午前6時50分、下山開始。
撮影道具をしまって山頂を周回して下山するととしました。
そういえば、先行していた登山者ってどこ行ったんだろう?と思っていたんですが、山頂の鳥居方面からヒョイっと人が現れまして……どうやら向こう側の岩陰で撮影をしていたらしい。
すごい速度で下山していったんだけど何者だったんだろう……?

二度目の冬那須、白い山を下る

前回は凍り付いた岩があたり一面を包み込んでいた山頂ですが、前回より風は強いものの気温自体は暖かい那須岳。
小さなエビのしっぽが付着する程度の景色があたりには広がります。
こうなってくると岩と岩の間を雪が埋めているだけの状況で歩きにくい……、道も良くわからないから足を出すと岩の間の穴に足が落ちて骨折、ということにもなりかねないので慎重に歩きましょう。

那須のお鉢

山頂側から見るとこんな感じ、これはこれで朝はいいかもしれませんね。
しかし地平の向こうに飯豊山が見えるって贅沢な景色だ……。

那須連山自体はそこまで大きくないと思っていたのですが、冬に見ると長大な山脈に見えるから不思議。

那須岳に吹く風と雪

少ない積雪の表面を削るかのように山の表面をなでる風がビュービューと吹き荒れる那須岳。

redsugar心の声

寒くはないんだけど、風が強くて息がしにくい。

山頂をぐるりと周回したら下山開始、この日も天候が良いため多くの登山客が那須茶臼岳に登ってきます。
下山時に気が付いたけどやっぱり3月ともなれば雪も減りますね……、前回歩いた2月の那須岳に比べると全くと言っていいほど雪がありません。
雪を楽しむなら1月後半から2月中旬までという感じか。

午前8時45分、峰の茶屋避難小屋前。
さっくりと下山してきて朝日岳方面を眺めますが、今日は早く帰るので下山を選択。
剣ヶ峰方面にトレースがあるので誰か登って行ったんでしょう。

下山中に数名SNSで見ていただけている方に声をかけていただけて、「あ、この人が……!」というリアルな発見がありました。僕の場合は服装がまず目立つから発見しやすいんだろうなぁ……。
山で見かけたら、優しく声をかけていただけますと幸いです。
人見知りで面白いことを言えないんですけど、頑張って笑顔で対応します。

午前10時25分大丸駐車場。
峰の茶屋からは一直線に大丸温泉へと下山、もうアイスバーンもなく夏タイヤで走れるんじゃないかっていうくらい雪が無い大丸温泉。途中犬を遊ばせている家族連れとかがいるくらいで、もう春に両足を突っ込んでいるんじゃないかというコンディションでした。
先週の北横岳なんてもう春の山だったもんなぁ……、那須も3月は雪山じゃないよっていうくらい雪が無かったです。

下山後は定番の鹿の湯、サラッと汗を流してジュースを流し込んだら奥さんとご飯が待っているお家へGOします。

鹿の湯ですがシャワーなどはありません、温度別に分かれた浴槽と源泉かけ流しのお風呂が特徴的な「秘湯」タイプの温泉です、石鹸で体を洗うとかそういうタイプではなく源泉を味わえという感じなのでご注意を。

大丸温泉から車を走らせながら、奥さんへのお土産を考えていたところ帰り道の途中にあるおしゃれなベーグル屋さん「ベーグルクーボー」に行ってみることにしました、これは大いにお勧めできるベーグル屋さんです。
おしゃれな外観のお店ですが中身もおしゃれで、様々なフレーバーのベーグルが置いてあります。

美味しいベーグル

以前家族で那須旅行をした際に見つけたお店なのですが、甘いベーグルからしょっぱいベーグルまで幅広くフォローしています。小腹を満たすのにちょうどいいので帰り道に食べる分と家族の分をたくさん買って帰ることにしました。
個人的に好きな味はサラミペッパー、ブルーベリーかな。

登山だけとは言わず、那須観光の際に御用邸とかと一緒に行ってみるのは良いのではないでしょうか。

redsugar

そんなこんなで那須撮影登山2回目は飯豊山までの景色を眺め、風呂とベーグルを楽しみ昼明けに家に到着するという健全登山を楽しむことが出来たのでしたとさ!

真っ赤な那須岳の夜明け

朝焼けを山で撮影する
4回にわたってお送りした冬の朝焼け撮影記録、いかがでしたでしょうか?
2019年は那須岳、北横岳と二つの山をナイトハイクで登り撮影を行いました。
(正確にはあともう一つ……黒斑山も登ってはいるのですが、ガスで何も撮れなかったので記録には起こしません)
記事中ではナイトハイク中の景色や、登山道中の不安などはあまり書いていないのですがやっぱり暗闇の中登るのは不安です、ヘッドライトの光だけで奥がどうなっているのかわからないような道を歩くのは危険が伴いますし。
夜の樹林帯とか何か出てきそうで恐ろしいです、風が吹くたびにザーザーという音が鳴りますが、それだって恐ろしいでしょ?

恐怖を乗り越えた先の良い景色は達成感があり、それをメインに書かせていただきましたが、やはり危険は隣り合わせ。
もし冬の山に入るときは十分な調査と準備を行ってからお願いいたします。
那須岳で一つ心残りだったのは、朝茶臼岳に登るのではなく朝日岳に登れば、赤く染まる茶臼岳が撮影できるだろうということです。
でも剣ヶ峰を深夜に越えるのはちょっと怖すぎるので、その景色はその道のプロにお任せしておこうかなと思いました。

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