2022年10月21日、北関東は那須岳の麓にある観光スポット「沼原湿原」に行ってきました。
那須岳の南側は白笹山の麓にある湿原で、那須ハイランドパークからさらに山を登っていくとたどり着ける沼ッ原園地のお隣にある小さな湿原です。小さいとは言ってもその景色は中々のもので、秋になれば錦秋という言葉にふさわしいような黄金色に染まった美しい光景を楽しむことが出来ます。
この湿原の良い所はRedsugar的には子供を連れて歩くにはちょうど良かったことにあります。当時は4歳の男の子と2歳の女の子を連れて歩いていたのですが、家族4人で無事に自然を堪能するハイキングを満喫できたと思います。
コースタイムが1時間に満たないような距離の湿原歩きとなるため、正午付近から入山しても日暮れ前にはちゃんと帰ることが出来るのも魅力です。
登山目線でいうと沼原園地は三斗小屋宿へ続く会津中街道を巡る登山道の入り口。その道中は歴史を物語る三斗小屋宿跡地などが往時の歴史を感じさせてくれると言います。
今回は子供を連れてちょっと登山の雰囲気を感じさせる湿原歩き、本格的な山歩きではなく超お手軽に湿原の紅葉を見に行きたいと思います。
埼玉から子供を連れて湿原を見に行こう!となったら、この沼原湿原は穴場。運動量が少なくて済むのもとてもいいですよ。
沼ッ原湿原観光の概要
那須にある穴場観光地沼ッ原園地
2022年10月23日午後1時35分、沼ッ原園地駐車場。
こんにちはRedsugarです、本日は家族の休日ということで栃木県那須の沼原湿原に向かいます。入り口は沼ッ原園地と呼ばれるハイキングスポット、ここは那須の別荘地から延びる舗装路を登り続けるとたどり着くことが出来ます。沼ッ原園地自体は那須岳から白笹山へと伸びる登山道の先にあり、ここを起点にして三斗小屋宿温泉へ向かうことも可能になっています。
ここは地図を見ていて、駐車場からすぐそこにあって子供も歩けそうな湿原でアクセスがいい所を探していて見つけました。赤城や尾瀬、日光、池の平湿原といったところと比較するととてもマイナーですが、人が少なく子供が歩けるのがいい所。
この一帯はきれいに整備されていて、沼原湿原も木道が張り巡らされてとても歩きやすい場所になっています。
湿原に降りるまでの登山道中が「登山道らしい登山道」になっているので、そこだけ乗り越えれば楽しい湿原が待っています。
午後1時50分、沼ッ原園地出発。
駐車場の小さな展望台から見えるのは小さなダム湖。このダムのお隣にあるのが沼原湿原です。
写真にも写ってるけどちょうど紅葉がいい感じ、この湿原の適期は秋かなと思う。
沼ッ原園地からは石段で整備された登山道が湿原入り口まで続きます。子供を連れて片道20分くらいは歩く感じになります。4歳の息子は階段を元気に降りて行ってしまった……。
那須近郊は森が綺麗なのですが、登山の際はそもそも森が綺麗な場所よりも上がスタートになることも多く森を楽しめないことが多い。その点この沼原湿原は程よく森を楽しめるのが良い所。
午後2時10分、沼原湿原入り口。
駐車場から約20分で湿原入り口へ到着。駐車場からはほぼ階段を降る感じで到着するのがこの湿原です。
湿原をぐるりと囲うように木道が整備されていて、1周しても20分程度のコースタイムとなるので子供を連れて安心して歩けたかなと。
木道に沿って時計回りで歩くのがおすすめ。父母に手を引かれて2歳児も元気に歩き回ることが出来る木道だったのでとても安心……。
湿原自体はそんなに大きくはないけど、標高は1,230mと中々の位置に存在しており景色はかなり良い。
目の前には那須連峰北部の流石山、大倉山といった一連の山々の景色を楽しむことが出来ます。
福島県と栃木県の県境であり、裏那須と呼ばれる流石山(ながれいしやま)。ニッコウキスゲの群落がみれるということだけど、コースタイム片道3時間の長大な稜線歩きを堪能してみたいと思わせてくれる。何かに似ているなと思ったらウペペサンケ山みたいな形してるよね。
手軽に錦秋を楽しむ沼ッ原湿原
沼原湿原のメインストリートに入ると錦秋の湿原と木道の景色が気持ちよすぎる……。周辺は草紅葉とカラマツ紅葉に彩られたオレンジの景色が広がります。ていうか目の前の流石山から大倉山までの稜線気持ちよさそうだな
北側は姥ケ原方面へ続く山肌が見えます、上のほうは紅葉終わっちゃってるけど湿原周辺はカラマツ紅葉がかなり良い感じです。この湿原から茶臼岳周回も可能で、沼原湿原→姥ケ平→茶臼岳→牛首→南月山→白笹山→沼原園地と回るコースは那須茶臼岳を中心に紅葉を楽しむにはかなりいいコースらしく、興味があります。
調べてみると南月山までの稜線歩きとかすごい気持ちが良さそうじゃないか……。それに茶臼岳をパスして南月山からひょうたん池に降りて湿原に戻るコースや、三斗小屋宿まで森を抜けてから三斗小屋宿跡地を経由して戻るコースも「紅葉狩り歩き」と考えると良くないか……!?
振り返ると三角形の目立ったピークが見えますが、あれは白笹山。やはり紅葉は終わっています。
記事作成でいろいろ調べると実は白笹山と南月山を歩くコースがかなり楽しそうというのがわかって、コース設計が捗ってしまいます。
午後2時40分、昼食開始。
子供とすごいゆっくりと木道を歩きまして……3倍くらい時間をかけて休憩所に到着。ここで遅めのお昼ごはんにしようということで、持ってきた調理器具を駆使して珈琲、卵スープ、ペニーレインのパンで美味しいひと時を過ごします。
こういうアウトドア今までまっっったくやってこなかったから新鮮!!!ナニコレ楽しい!!
当ブログRedsugarでは珍しい、泊り登山以外での調理器具の登場です。基本、道中はマラソンスタイルで「歩きながら休憩」「食事は最低限、コーヒーはトイレが近くなるから飲まない」などなど「歩くことに特化」した感じでいつも過ごしているため、こういうアウトドアは新鮮で楽しかった……!!
午後3時10分、ごはん終了。
30分ほどゆっくりと景色をおかずにご飯を楽しみました。湿原を一周して帰ろうかということで休憩所を出発して木道をたどってスタート地点に戻ります。沼原湿原後半は低木が生い茂る林の中に整備された木道を歩くことになります。
ぐるりと回ってカラマツ林の中に戻ってくると、きれいな遊歩道がまっすぐに伸びた気持ちの良い道へ。
人も少なくたまーに観光客とすれ違うくらい、小鳥の鳴き声と木々が風に揺れる音だけが聞こえます、デトックスだねぇ……。
カラマツと笹で包まれた森の雰囲気はかなり良く、森の雰囲気はすごくきれいだなぁ…と思えます。きれいな那須の森を手軽に楽しむには良い所です、しかも登山装備じゃなくても遊びに来れてしまったのが良い。
最後にもう一度湿原に行きたいということで木道へ戻ってきました。湿原入り口から数分でこの景色だからたまんないぜ。
午後3時40分、撤収開始。
目の前に見える流石山には大きな雲がかかってきました、スケールが大きい景色に家族も大満足。午後4時近くになり少し肌寒くなってきたこともあり、ここで撤収開始。
午後4時15分、沼ッ原湿原駐車場。
子供を連れて上り坂をゆっくりと帰ってきてもまだまだ明るい時間帯、駐車場からは白笹山がよく見えます。
以前歩いた小浅間山と含めて子供と歩くにはちょうどいい場所だなぁと思えた沼原湿原。年長さんレベルであれば問題ないし、2歳なら後半は抱っこひもで背負って歩けばいいかなぁという感じで、子供に合わせて歩き方の調整をしてあげれるほど良いコースが良い所だなぁと思います。
そして何よりも標高がそれなりに高く、眺望が良い湿原地帯というのがお気に入りポイントでした。
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