【奥武蔵】蕨山、新緑輝く山を歩き温泉を楽しむ贅沢な休日

蕨山の新緑の尾根

2021年4月24日、埼玉県の飯能エリアにある蕨山を歩いてきました。
4月はアカヤシオが咲き乱れ、そこから新緑が美しくなる蕨山。
お隣の棒ノ峰と合わせて非常に人気が高い山で休日ともなれば多くの登山者で賑わいます、棒ノ峰と蕨山の良いところは麓にある「さわらびの湯」に下山できるということ、下山してすぐに温泉で汗を流して美味しいドリンクでのどを潤すことができます。

お酒をたしなむ人であれば、公共交通機関を利用している場合は下山後の風呂上りにキンキンに冷えたビールを飲む……なんてこともできます、その味はすさまじく悪魔的。
4月の休日、年度末を越えたご褒美に、新年度のストレスを発散しに、輝くアカヤシオを楽しむもよし。
新緑の森林浴を楽しむもよし、下山後の露天風呂で日々の疲れを流してしまいましょう。

新芽の美しい黄緑と青空広がる飯能、春の森林浴登山の始まりです。

新緑の蕨山登山道

4月の新緑シーズンは里山の時期!
3月から4月にかけては里山の時期がやってきます、標高を上げてゆく新緑に合わせて登れる山が増えていくこの時期は奥武蔵や三浦半島の山々が輝く時。

奥武蔵エリアにはこの時期楽しむことができる里山が多く、1月のロウバイ宝登山くらいから楽しい山が増えてきます。
蕨山はアカヤシオが特徴的な山ですが、その直後も新緑が美しく登山を楽しむことが可能です。

蕨山、棒ノ峰は飯能駅からバスでアクセスが可能なことと、さわらびの湯を利用することができるため、温泉を含めた快適な休日を過ごすにはうってつけな山となります。

目次

蕨山新緑登山の概要

蕨山の概要
ネットではヤマケイのコースタイム付きの概要が参考になります。
飯能駅からバスで約1時間、名郷バス停が一般的な登山口となる山です。
名栗湖を挟んだ反対側に棒ノ峰という渓流が美しい山があります、二つの山はアクセスが容易であることと、気軽に楽しめるコースであることから休日は多くの登山客でにぎわいます。

アクセス
車でのアクセスも多いエリアですが、お勧めは公共交通機関を利用した登山です。
飯能駅からさわらびの湯、名郷バス停のバス出発時間は国際興業バスのサイトで確認してください。
コースタイムを考えると始発のバスに間に合うように最寄駅から飯能駅に到着することをお勧めします。

コースタイム
名郷バス停8:20→尾根基点9:15→蕨山山頂10:25→大ヨケ小ヨケ中間地点12:05→金比羅神社奥の院12:45→さわらびの湯13:20
合計登山時間5時間(標準CT5時間)
蕨山山頂以降の金比羅山尾根が感覚的に長いです。

春の陽気と穏やかな新緑

蕨山の麓を流れる渓流と杉林

2021年4月24日午前8時50分、蕨山登山道。
新緑輝く登山道をサラサラ流れる小川……、触るとひんやりとした清流であたりには苔むした岩々が転がる杉林の登山道。
おはようございます、新緑の森林浴でストレスを洗っているRedsugarです。
本日はまだアカヤシオが残っていることを祈って奥武蔵で最もアカヤシオで有名な蕨山にやってきました!

redsugar

毎年アカヤシオは見てるから、今年も満開のアカヤシオを見るぞい!

午前8時00分、名郷行バス車内。
早朝の電車を乗り継ぎやってきた飯能駅、バス停に行くと一か所だけ大量の人だかりができているので一瞬で「あれがあの名郷行のバス停ね」というのがわかるかと思います。
良く晴れた休日には臨時便が出るくらい人が並ぶこともあるんですよね……。

大体半分くらいの乗客がさわらびの湯で下車し、残りの方が名郷に行くという感じです。
写真を見ていただければわかる通り、子供たちも楽しく登れる山なので家族連れも居たり。

午前8時25分、名郷バス停より登山開始。
名郷バス停に到着し登山準備を行います、バス停には簡素なトイレがあるのですが……本当に簡素なトイレで男女兼用な部分があったりするからなるべく飯能駅で済ませれることは済ましておくことをお勧めします。

バス停を出発するとすぐに若いスギ林の中に通された林業用の砂利道が始まります。

蕨山の小さな渓流

蕨山のスタート地点は小さな小川沿いの林道を進む所から、コケに覆われた杉の根と小ぶりな岩の隙間をサラサラと流れる清流の音が気持ち良い。

堰堤周辺は水量が豊富、あたりの岩の様子は海沢渓谷や川苔山等に通じる雰囲気があります。
比較的黒い岩が転がるこのエリアによくある景色が広がる。

redsugar

それにしても……すでにこの辺から新緑が美しい

杉林を見上げる

今日は天気もよく杉林に光が降り注ぎ登山道は心地よい木漏れ日に包まれています。 

蕨山の渓流と新緑

渓流の先を見据えると杉林の向こうに黄緑色に輝く新緑が姿を見せます、4月末はまだ気温も低いためひんやりとした心地よい空気があたりを包み込み心と体を癒してくれる。

枯れた杉の木

伐採された杉ですが、差し込む光によって穂先がきらきら透明感のある輝き方をしていたりして……よく見るととてもきれいに見えたりするんですよね。
光の状態次第では金色というかあめ色に輝くようになったりするので、枯れた杉には目を凝らしたい。

渓流に沿って歩くと伐採された杉が流れ着いた杉の墓場のような場所が現れます、それを越えると木製の階段に到着。
尾根に乗るための登りが始まり、さらさらと流れる渓流の音とはここでさよなら。

休憩用のベンチが階段脇にあったりするので、急登前に杉林を見ながら休憩するならそちらがおすすめ。

尾根道は緑輝く森林浴スポット

尾根道の新緑

午前9時15分、蕨山尾根基点。
階段を登り切ると尾根道の始まりです、今回のコースはここから下山まで尾根沿いに歩き続けることとなります。
すでに目の前の新緑が輝いているぜ……。

新緑の尾根道

尾根沿いは杉林ではなく落葉樹や常緑樹がメイン、目の前の木々には新芽が踊っていますね。

蕨山の新緑

関東の登山道ではよく見る木々なんだけど馬酔木でいいのかな?
杉林にこの馬酔木の新芽が関東の里山の春の景色かと思います。

新緑の馬酔木の木々が次々と現れる登山道ですが緩やかな道が続きます、新緑のトンネルに覆われた尾根道は最高に気分がいい。

尾根に登ってからは基本的に緩やかな登りが続きます、途中一か所虎ロープが張られた岩場がありますがそれ以外は新緑トンネルが続く森林浴ハイキング。
緑に癒されちゃってください。

石塔の尾根

途中石塔等が建てられている開けた登山道に出ました、後ろの馬酔木の木々が赤とオレンジに輝いていて奇麗。

杉の列柱と登山道

さらに進むと尾根を挟んで新緑の樹林と杉林というこれまた植林の山でよく見る景色が現れます、杉の根が伸びて階段を形成している登山道をどんどん登っていきましょう。

ある程度歩き続けたところで気が付いたのですが、おかしい……アカヤシオが一つもないじゃないか!!
下を見るとおそらく数日前に栄華を誇ったと思われるアカヤシオの残骸が、この花びらから推察するに……蕨山のアカヤシオはすでに終わっているのでは??という疑念が確信に……。
標高が上がれば、標高さえ上がれば……俺のアカヤシオはまだ終わっていない!!そう信じていた心は無残にもこの後の山頂で打ち砕かれてしまいます。

redsugar

アカヤシオ、散華。

新緑の登山道

アカヤシオを探しますが全くもってピンク色が存在しない尾根道、というかよく見たらこの新緑の葉はすべてツツジではないのか、つまりこの辺全部アカヤシオ咲いてたけどもう散った後?

午前10時25分、蕨山山頂到着。
アカヤシオを探して尾根道を歩き続けてきましたが、所々尾根から見下ろす崖にピンク色の花を見かけることはあったのです、あったのですが気が付いたら山頂に到着していました。
登山系SNSで見たようなアカヤシオが咲き誇る尾根道なんてどこにもなかったので、どうやら時期を外したらしい。

つまり今回の主役はアカヤシオではなく新緑なのだな、ということを再確認して山頂以降のハイキングを楽しむ覚悟が出来ました。

昼食のパン

昼食はいつものクリームパン、春山は荷物が少ないので鍋とか作りたいんですけど……。
帰りの時間を計算すると料理に時間を割けないのがつらい所(夕方には帰って子供たちをお風呂に入れないといけない)

パンを手にするRedsugar

山頂に感謝しつつクリームパンを秒で平らげ、あたりの景色の撮影に移ります。

さわらびの湯を目指し新緑の森を下山する

蕨山山頂からは何が見えるんだろうか?ということであたりを見回すと東側の展望はOK。
西側と南側は樹林が生い茂っているため展望はNGという感じ、東側を見ると芦ヶ久保方面の山なのか、全くよくわからん山々の尾根だけが見えます、春霞もあって良く見えない。
北側を目を凝らしてよ―――――く見ると、赤城か榛名らしき山でしょうか、波打った山のシルエットだけが見えますね。

山頂の看板曰くコンディション次第では榛名山、赤城山、日光白根山くらいは見えるそうです。
この日は春の空ということもあり遠景の景色は期待できませんでした、残念。

一輪だけ残ったアカヤシオ

山頂の展望台から景色を見ていると足元にちらほら白い花があるのを発見、よく見ると……色褪せたアカヤシオでした。
山頂周辺にもアカヤシオの木々が沢山あり最盛期はピンクの登山道が楽しめるとのこと、今回は悲しいかなアカヤシオを見に来たけど少し遅かったようです。

杉林が続く下山路

山頂から金比羅山方面へ尾根道を辿って下山開始です、画面左側にもツツジの木っぽい新緑が大量に……。
でももう木を取り直して新緑登山へと意識を向けましょう。

新緑とRedsugar

蕨山から藤棚山方面に進むと新緑が気持ちよい開けた尾根道に出ます、道も広く非常に歩くのが快適!
この日の登山ではこの辺を歩くのが一番気持ちが良かったです。

新緑がきらびやかな登山道、緩いアップダウンはあるのですが基本的には下りなので体力的にも楽に歩けます。

眩しい新緑

時たま上を見上げてみれば新緑の葉と木々の実などが春の森を彩る景色が飛び込んできます、尾根沿いを穏やかな風が通り春の香りと光が気分を盛り上げてくれる。

山ツツジ

山ツツジが咲いていました、オレンジ色のこの花も新緑の中にあって彩り豊か、蕾が多くまだこれからといった感じ。

新緑登山ということで気持ちを切り替えてから、緑を楽しむことに目を向けると次々気持ちのいい景色が飛び込んでくるようになりました、視線を変えるテーマって大事。

杉の列柱を下る登山者

金比羅尾根を下りて行くと杉林の列柱が多くなってきました、蕨山の尾根は原生林がメインで下は植林が多いようですね。

午後12時45分、金比羅神社奥の院到着。
大ヨケ小ヨケを気が付いたら通り過ぎて神社の奥の院に到着していました、キャンプファイヤーが出来そうな組木があるので見逃すことはないかなと思います。

ここから先は新緑ではなく濃い緑が生い茂る下山路へ、さわらびの湯を目指して一直線に下山です。

杉林の下山路を降りてゆくと途中廃棄された自動車が置かれた畑とかが出てきます、それが見えたらもう登山口。
驚いたのは登山口が墓地の横ということです、夕方くらいに下山したら結構怖いんじゃないだろうか?

年代物の自動車が放置されていましたが、ああいうのって放置し続けるんでしょうかね?
廃車にするのもお金がかかるからやらないのかなぁ……?

午後1時20分、さわらびの湯到着。
金比羅神社奥の院から30分ほどでさわらびの湯に到着しました、久しぶりに来てみたのですが、キャンプ場なんてできていたんですね。

バーベキューを楽しむ方々が沢山いて盛り上がっていました、肉の焼けるいい匂いがこっちまで届いて腹が減るぜ……。
登山、温泉、バーベキューとすべてそろったエリアと考えるとここはすごい所。

背徳的なビール

風呂上りと公共交通機関登山、それが組み合わさった時30代男性の多くは自販機でこの黄金の水を購入するのではないでしょうか?

さわらびの湯は地産の牛乳はないので瓶コーラ、瓶ジンジャエールあたりが定番だったのですが今日は違います。
帰りはバス、すなわち今ここでキメるはアサヒスーパードライ一択となりました。

redsugar

喉までキンキンに冷えてやがる、悪魔的だ~!

生ビールではないのですが、自販機のアサヒスーパードライロング缶でもカイジ感がでます、気分は藤原竜也です。

お土産のそば

さわらびの湯ですがお土産も一通りそろっています、ここで最近始めた趣味の一つである「ご当地乾麺蕎麦」を購入することにしました。
乾麺蕎麦の良い所は基本ゆでるだけでプロの味なところです、簡単調理かつ日本全国その土地その土地のそばの味が明確にわかるというのが楽しい。

山登りとは抜群に相性が良くて探せば楽しくなる趣味なので、これはいろんな人にお勧めしたい。
さわらびの湯では飯能蕎麦と狭山茶そばの二つを購入してみました。

さわらびの湯は地産の蕎麦以外にも地酒の販売もあります、遠出できなくても旅情あるお土産が購入できますよ。

午後2時15分、さわらびの湯バス停。
さわらびの湯を出発するバスですが、運よくラッピングバスがやってきました、ヤマノススメ推しな飯能ですね。
飯能駅前には地ビールのお店とかもあって、帰りにこういうところでご飯を食べて帰るのもいいのかもしれません、時間が許すというのであれば是非地元の味を楽しんで帰ってみてください。

飯能蕎麦

その後、飯能蕎麦とセブンイレブンの乾麺蕎麦を食べ比べるというイベントをやってみたのですがこれはかなり楽しかったです。
蕎麦ってこんなに味違うの!?というくらい別物で分かりやすいし美味しいので今後も各地の山に登っては乾麺蕎麦を探してみようかなと思うのでした。

redsugar

ちなみに今のところ一番おいしいのは心のふるさと山形の月山蕎麦、山形の蕎麦は本当においしいです。

新緑輝く樹林帯

新緑の蕨山はハイキングの良さが詰まっている
新緑が輝く蕨山いかがでしたでしょうか?アカヤシオは残念ながら見ることが出来ませんでしたが、ガイド本に書かれている通り新緑時期も美しい景色が見れるいい山でした。
杉の植林がメインなのかと思っていたのですが、尾根道は明るい落葉樹がメインとなるため4月の新緑時期は春の目覚めを思う存分楽しむことが出来ます。

新緑が美しいということは紅葉時期も期待できるということ。
秋から春にかけて奥武蔵エリアではお勧めのハイキングスポットの一つと言えるでしょう。
温泉に下山するというコース取りも素晴らしく、昼間に入る露天風呂の持つ爽快感は言わずもがな。
有休を使って広い山と温泉を独り占めにしようものなら最高の気分を得れることでしょう。


冬が終わり春が始まる3月から奥武蔵の山々は美しい緑が広がります、是非新緑の森林浴を楽しむハイキングを求めて歩いてみてください。

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