2017年7月17日、福島県南会津にある田代山、帝釈山へ行ってきました。
田代山の標高は1,971m、帝釈山の標高は2,060mとなります。
尾瀬国立公園の領域にある田代山は山頂に巨大な高層湿原が広がるなど普通の山とは随分と違う風貌をしています。
最高点ではなく一帯を山頂という、その感じは田代山の北にある会津駒ケ岳の「この辺山頂」に通じるところがあるでしょう。
初夏の田代山湿原はワタスゲとニッコウキスゲが咲き乱れます。
オサバグサは終わりを迎えてしまいましたが、なんとか滑り込みでワタスゲとニッコウキスゲが踊る夏の湿原を楽しむ事ができました。
そして田代山登山のあとには最高の温泉体験が!!
湿原と花と温泉の旅の始まりです。
田代山、帝釈山日帰り登山について
田代山は山頂が田代山湿原という広大な湿地帯となっています、台地状の山頂には木道が張り巡らされ、その景色はまさしく尾瀬。
初夏の時期であればチングルマをはじめとする多くの花が咲き乱れる花の名山です。
毎年6月にオサバグサ祭りが開催され、その時期が最も旬ということで多くの人が訪れます。
オサバグサ祭りが終わったあと、湿原にはワタスゲが残り、ニッコウキスゲが次々と姿を表し始めます。
僕が歩いたのはちょうどこの時期。
ワタスゲも終わりへ向かってゆくタイミングでしたが、木道の周りを包み込むようなワタスゲや、太陽の光を浴びてさんさんと輝くニッコウキスゲは美しく。
初夏でも全然歩くことのできる山だなと感じました。
一つ注意点があるとすれば、アクセスの悪さです。
今回利用した猿倉登山口はタクシーかマイカーを利用しなくてはなりません。
登山口までの道は12キロのダートという悪夢のような道になります、普通にパンクする可能性が高いので注意です。
もう片方の馬坂峠もダートの道を走るので、車で行く際はスペアのタイアを用意するなど
万全の準備をしていくのが良いでしょう。
田代山_帝釈山へのアクセス
オサバグサ祭り期間中は宿泊者に対して馬坂峠登山口までのシャトルバスが出ています。
片道料金は2,000円となります。それ以外は猿倉登山口、馬坂峠登山口どちらもタクシー、マイカーでのアクセスです。
【高速】浦和→西那須野塩原 2,960円 /3,790円(ETC/一般)
【下道】西那須野塩原からは下道、登山口までは10キロ以上の砂利道
【ガソリン】約4,000円ほど
往復合計 1,0000円ほど 尾瀬は下道が長いのでお金はあまりかかりません。
田代山_帝釈山登山のコースタイム
猿倉登山口8:25→水場8:35→小田代9:15→田代山湿原9:40-10:25→避難小屋10:30→帝釈山11:15→避難小屋12:30→田代山湿原12:35-13:40→猿倉登山口14:30
合計登山時間 6時間5分 湿原が楽しすぎる山でした。
猿倉登山口から田代山へ、曇り空の樹林歩き
2017年7月17日午前5時20分、佐野SA。
晴れません、2017年の7月は本当に晴れません。
活発な梅雨前線の影響で土日はだいたい雨、平日も曇りが多くなかなか晴れた日の登山を掴み取ることができません。
この日は本来南アルプスの仙丈ヶ岳へ向かう予定でしたが、アルプスは全面的に曇り。
天気図的に比較的マシな東北方面に望みを託すこととなりました。
東北ばっかりだな僕の登山、と思いつつ、いつもの佐野SAで朝ラーメンセットを食べる。
午前8時25分、田代山登山口。
登山口に到着するまで数々の試練がありました、一人で運転をしていたので写真が残っていないのですが……。
まずこの山に来るとき、注意してほしいのですがこの駐車場を拝むまでに12キロの砂利道、悪路を走ってこなくてはなりません。車の底に石は当たるはタイヤパンクしないかヒヤヒヤするわとめちゃくちゃ苦労しました。
西那須野塩原ICで降りてから下道をずーーーっと走らされた挙句、12キロの砂利道を30近くかけて走らされます。
登山口につくまでに普通よりもかなり苦労しました、訪れる際はSUV的な車で来ることをおすすめします。
午前8時30分、猿倉登山口。
ひんやりとした空気の広がる田代山駐車場で準備を済ませました、登山開始とします。
空模様は曇り、これから3時間後くらいから晴れるとGPVが言っているので信じて登ります。
福島っぽい雰囲気が広がる登山口を進みます。
アルプスとかって最初からマカバ、ダケカンバの大木があるパターンが多いじゃないですか、栃木の山はだいたいクマザサがひどくて、そこにカバノキが生えてる。
福島の山って笹とシダが多くて緑が鬱蒼としている奴が多い気がします。
山形まで行くとブナ林とかが綺麗になってまた雰囲気が変わるのですが……。
朝まで雨が降っていたんだろうな……、木々が濡れて地面も湿っています。
周りにはブナの木がたくさん生えています、静かな山歩きといった感じ。
登山口の近くには川が流れています、最初は気にも止めませんでしたが、下山後、風呂に入るときに衝撃的な気づきを与えてくれます、上に水場があるので飲んでおくのをおすすめする。
午前8時35分、水場。
田代山山頂までは大した距離はありませんが、水場が少ないです。
尾根道を歩くコースなので仕方がない、水場で補給が必要な場合はこちらが最後になるので注意。
水量は豊富です。
コースタイムは短い山です、道もよく整備されています。
木道の階段を延々登り、つづら返しの坂を延々登る、普通の樹林帯登山です。
距離は短いです、山頂まであと1キロだなんて優しい。
ギンリョウソウです、結構立派な大きさ。
白い不気味な素肌を持つ花で、下から見ると目玉のような花が見えます。
濃い樹林の中を歩く、東北っぽい樹林の景色、木は細いが草や蔦が鬱蒼としている。
南側はどんよりしています、那須とか日光連山が見えているはずなんですけどね。
雲が渦巻いて複雑な景色を作っていることは誰の目に見ても明らか…ッ!
木の高さが下がってきたタイミングで木道が出現、登山口から程なくしての木道。
木道ってテンションが上がります、夏山はやっぱり木道を歩いてなんぼ。
尾瀬の山、木道歩きの田代山湿原へ
午前9時15分、小田代。
木道を進めば最初の湿原が現れます、いきなり現れたオアシスに心が安らぐ。
ワタスゲを見に来たんだけども、辺りにはニッコウキスゲが咲いていました。
これは思わぬ出会いです、今年最初のニッコウキスゲは田代山となりました。
ぽわぽわとしたワタスゲがあたり一面に、まだ残っていてくれました。
良い、湿原っぽい。
最初の湿原を越えたら再び樹林の登りへ。
だいぶ木もはけてきました、松の木しか残ってないくらい。
樹林が突然途切れ、木道とともに草原が現れます。いきなり景色が変わるので拍子抜けしました。
午前9時40分、田代山湿原到着。
尾瀬エリアの隠れた名峰、田代山の山頂エリアに到着しました。
田代山は上空写真で見るとわかりやすいのですが、山頂が台地となっており巨大な湿原が広がる珍しい山です。
縁の部分にはワタスゲとキスゲが踊る、視界の先には尾瀬の山々ですね。
向こうも雲に包まれてしまっているようだ。山頂だけ雲に隠れているように見えるんだけど……。
田代山湿原といえばこの景色、地平線を思わせるような光景が眼前に広がる。
空が晴れていれば……ッ!
目の前には会津駒ケ岳が見えるはずですが、雲に隠れた何かしか見えません。
木道の先には弘法沼が見えてきました。
午前9時45分、田代山山頂到着。
尾瀬の隠れた名峰田代山の山頂につきました、最高点がどこなのかはわからない。
この湿原一体が山頂ということなんだろう。
青空が徐々に姿を表します、基本晴れ男なので晴れることを祈りましょう。
湿原の状態を見るにワタスゲは全面的に生えているというわけではなさそうでした。
場所によってはこんな感じに、フェアリー感漂う。
木道周りにサービス心旺盛に生えるワタスゲ、花の山っていうのがよくわかるぜ。
オサバグサ祭りの期間から初夏までこの山は花で溢れかえっているんでしょう。
オサバグサは終わってしまったものの、ワタスゲは目を楽しませてくれるには十分すぎるくらい咲き乱れています。
というかワタスゲがとんでもない群生を見せるワタスゲの山というイメージが強い。
夏山は花あってこそ、木道の周りを賑やかに盛りたてるワタスゲは山頂湿原一帯を覆っています。
夏だ……、今年も東北に来てしまった……。東北と言いつつも尾瀬はほぼ北関東だが……。
でもこういった景色が栃木の景色ですって言っても違和感しかないから東北の景色ということにしておこう。
栃木には日光と那須があるから、もう観光地はこれ以上いらないだろう。
青空と木道が見えるたびに背筋が痺れる位に気持ちよい感覚に襲われる。
この湿原の景色って尾瀬って感じがするよなぁ。
やはり木道歩きは青空のもとでこそ、という感じがします。
ワタスゲがゆらゆらと揺れる山頂は何時間でもいれそう。
キスゲは大群生というわけではないのですが、咲いたばかりのフレッシュ感100%の美味しそうな花がそこら中に。
キスゲが最高のタイミングに来れたのではと思い、思わずニッコリとしてしまいました。
しかし、山頂にこれだけ巨大な湿原があるとは不思議な山です。
少し地味なのは否めませんが、かなり楽しい山なのは間違いない。
湿原は一方通行、中間地点に田代山の小屋があり、帝釈山に向けての通路もこの先にあります。
帝釈山、再びの樹林歩き
ここまで来たからには帝釈山も行かなくてはならないだろう。
オサバグサは終わっているので道中はただの樹林歩きだと思うけども。
田代山のトイレは地上にあるのと同じくらい、いや、それ以上にキレイで驚きました。
尾瀬エリアだからか、こんなに立派なトイレが山頂にあるだなんて……。
山の上ですが美しさ★3つの最高のトイレでした。
まず内装のレベルが違う、便座も最新式だし、大天井岳のトイレといい勝負している。
管理人の方がとてもきれいに掃除してくれているため、気持ちよく使うことができました。
こちらは避難小屋、管理人さんが使っているようでした、この避難小屋も誠に立派な小屋でした。
休憩してるのもつまんないので帝釈山に向かいます、再び樹林。
田代山と帝釈山は鞍部を越える形になるため、一度標高を下げることになります。
帝釈山方面の樹林は奥秩父のような雰囲気がある、田代山の上りに比べると木々が太くしっかりしているし。
落ち葉の絨毯が厚く歩きやすい道が続いています。
気がついたらまた樹林歩いてる……、苔と落ち葉に覆われた物静かな樹林をひたすら歩きます。
基本的には樹林帯で危険なところはありませんが、一箇所だけはしごが付いています。
なくても上がれるレベルですので身構える必要性はないかと。
少し青空が見えてきた頃、山頂が見えてきました。
山頂は低木の中にあり、あまり広くもありません、田代山に比べると通過点のピークの一つという位小さい。
午前11時25分、帝釈山山頂到着。
田代山湿原から歩くこと一時間ほどでようやく帝釈山に到着しました……。
山頂について見れば空に青空がだいぶ戻ってきているではありませんか!
尾瀬方面の燧ヶ岳など、晴れてるのでは……!!
今日は尾瀬の日だったかー!と思いつつも、こちらの方も青空がかなり見えてきている、
今湿原に戻れば最高に湿原を楽しめるかもしれない。
普通に晴れた、いかん急いで湿原に戻らなくては!!
帝釈山についた他の方々がご飯を広げ始める中、僕だけドライパインを齧りながらいそいそと引き返します。
さらば帝釈山、次はオサバグサ祭りのときに。
初夏の暑い日差しが照りつける樹林を進む、尾瀬といえども標高が2,000m付近では暑い。
やはり夏場は2,400m位まで位置を上げないと快適な気温を得れません。
滝のように額から汗が流れる、暑い……。樹林の中は風もなくただただ暑い空気があたりに漂う。
午後12時20分、田代山避難小屋。
帰りのほうが早かったようです、なんとか空に青空があるうちに帰ってこれました……。
晴れた空の田代山湿原、ワタスゲとニッコウキスゲの狂乱祭
晴れてる?!
……写真で見ると微妙ですが、太陽は出ています、雲は多いけども。
晴れた!やった!!田代山ッ!成功ッ!
雲は高速で南に流れていっており、このまま行けば晴れるのは確実。
木道の上で勝利のポーズを決める、人も少なく最高。
晴れた日の湿原をどうしても歩きたい、その願いは聞き届けられたようです。
ワタスゲも太陽の光を浴びて、ふっわふわになっていました。
気持ちの良い天気の下、ワタスゲの楽園をゆっくりと歩いていきます。残念なのはこの木道が一方通行で、最初の弘法沼に戻れないことですね。
田代山山頂は適度な風もあり、額に滲んでいた汗もゆっくりと引いていきます。
ワタスゲはかなりの群生で、大口径のレンズや望遠で玉ボケを作った写真を撮るにはかなりお勧めできる場所だと思います、写真好きの方はぜひとも来てみて欲しい。
歩いているときに決めました、この木道をもう一周すると……。
せっかく来て晴れたのだから堪能しないわけには行きません、じっくりと味わい尽くすことにします。
太陽が出てくれたおかげでとにかくニッコウキスゲがきれいになりました。
やはりこの花は太陽の下で見てこそです、太陽の光を浴びたニッコウキスゲの花は本当に綺麗。
フレッシュオレンジの花はすごく美味しそうなんですよね、フルーツみたいな味がしそうです。
田代山のニッコウキスゲはあたり一面というほどではないのです。
群生地に沢山固まっているといった咲き方をしており、足を止めつつ楽しむ感じです。
尾瀬の木道とニッコウキスゲ、ワタスゲ……、夏だ、夏が来たんだ……ッ!
登山からの山頂で木道、これはかなり楽しいです。
登山後に尾瀬ヶ原で観光の場合疲れてて、あんまり花にテンションが上がることは少ないかもしれない。
でも田代山は山頂が湿原なので一番元気なときにいいものが見れる、最高。
本当にだだっ広い湿原です、山の上とは思えない。
咲いたばかりのニッコウキスゲは全身に太陽の光を浴びて、本当にきれいな姿を見せてくれた。
見た目からフルーツのような甘みを連想させる、そんな花でした。
もう一週の旅へ、田代山が本当にいい山だということをよく理解することができました。
弘法沼も空の青が反射し、緑の草原に青を浮かべてくれています。
爽やかな景色は不思議と暑さを感じさせない。
会津駒ケ岳から吹いてくる風が心地よい。
青空と湿原の背景で見る山頂碑は朝とは全く違う雰囲気を出していました。
やはり登山は青空の下で歩いてこそ、GPVをにらみ続けて本当に良かった……。
ぽわぽわとしたワタスゲが風に揺られて愛らしい姿を浮かべています、木道歩きは一周10分程。
晴れているなら二回や三回周るくらいしてもいい。
尾瀬を歩いたなら次は田代山、帝釈山。
初夏の田代山は本当におすすめ、山頂の開放的すぎる湿原は気持ちがいい。
多くの池塘と高山植物、木道……、湿原っていいですね。
登山はつかれるけど湿原歩きは元気になるだけでいい事ずくめです。
再び避難小屋前へ、まだ小屋では何人かのパーティーが休んでいるようでした。
貸し切りの山頂をもう一週し、太陽が陰ってきた頃を見計らい下山へと向かうのでした……
ちょうど二週目が終わったくらいで太陽が雲に遮られたので下山へ。
コースタイムはそれほどでもないので、1時間もあれば下山できるだろうと予測。
山の地面の水分吸収力ってすごいですよね、朝すごく濡れていた地面でしたが、太陽が出たあとはかなり感想が進み、とても歩きやすくなっていました。
午後14時10分、水場。
本当にあっという間に下ってしまいました……この山下りはかなり早いですね。
水場はこんな感じで川から水を引いているタイプのようです、生水なので心配な人は煮沸や濾過が必要かもしれない。
非常に冷たい水が流れています、一瞬で目が覚める。
味は少しミネラル分強めの硬水チックな味でした、何か入っていたのかな??
午後2時20分、駐車場前。
朝8時から登り始め、午後2時に帰ってきました、長いこと湿原で遊びましたが、それでも6時間ほど、非常に心地の良い疲れを得ました。
夏山恒例のスローシャッター、なかなか良い小川だった。
神の温泉ですべての疲れを流す
再び12キロのダートを走り抜け、パンクの危険性と隣合わせのビクビク下山を果たします。
下山後はすぐに湯の花温泉の市街地に入ります。
汗もたくさんかいちゃったので湯の花温泉の集落で風呂に入ることにしました、この湯の花温泉ですが、かなりオススメできます、田代山に来るなら絶対に入りたい風呂です。
200円で切符を購入すれば、4つある共同浴場の好きなものに入浴が可能です。
一番初心者向けなのがこの弘法の湯、シャワーもついているということでした。
しかし弘法の湯は最も初心者向けの一般的な温泉、ここにはもっとすごい温泉があるんです。
「川沿いに岩湯っていうのがあるんだよ、一番風情があるけど混浴だしお湯が熱いよ?」
番台のおばちゃんの言葉が頭に残っていた僕は、案内に沿って岩湯に向かいました。
弘法の湯から3分程の距離にあります。
立派な木の橋を越えた先にあるという岩湯、果たしてどんな雰囲気なのかテンションが上がるぜ。
岩湯は混浴、最も野生に近い温泉。
シャワーなどの洗い場がなく、湯船のみの温泉となります、お湯が非常に熱いため人によっては入るのは難しいかもしれませんね。
すぐに見えてきた岩湯、もうこの時点で優勝。まず隣に流れる川、綺麗すぎ、優勝。
今すぐ川で泳ぎたくなるくらい綺麗、やばい、見ているだけで語彙力が低下する。
誰もいないよなと思って入ると先客のカップルが……。
邪魔した、本当にすまないと思いつつも風呂に入らぬ訳にはいかない。下を向きつつ着替えを済ませます。
浴槽はこんな感じです、お湯の温度は45度くらいでしょうかね、かなり熱めでしたが入っていると慣れました。
単純温泉系のお湯で非常に気持ちがいい……!
ちなみにカップルとはちょうど入れ替わりのタイミングですぐに一人になったのでよかった。
外を見ていると新たな発見が、この温泉には他の温泉にはない圧倒的な楽しさがありました。
「え、外に出られんの?!」
浴室から直接川に降りることができるのです。
温泉から川遊びへシームレスに移行できる最強のエンタメ風呂でした。
夏場子供が来たらまず間違いなく狂気狂乱でしょう。
川の水は先程の田代山の水場が流れ続けたものですかね、とにかく圧倒的に透明度が高く冷たい、最高かよ!!
この日岩湯では、30代の全裸のおっさんがD750片手に、川であられもない姿を晒しはしゃぐというだいぶヤバイ絵面が……。ここは大自然の浴室、下呂温泉の露天と同じくこれは合法だと言い聞かせる。一人でもめちゃくちゃ楽しい、友達と来たら最高でしょうね、20代の内に来るべき山と温泉だと思う、学生時代に来たかった温泉です。
やはりいい山っていうのはいい温泉がセットなんだなぁとしみじみ感じました。
南アルプスの白州と同じような川の色、白砂の地面と透き通った水……、温泉で火照った体を水に沈めると気持ちよすぎて失神しそうになる、ヤバい。
あまりに楽しく美しい、エンタメ性抜群の温泉でした。
熱い温泉と冷たい川を交互に入るとか贅沢もいいところです。
問題は周辺の住民や観光客にみられてもいいように海パンをはこうということか。誰もいなかったからよかったものの、人がいたらいろいろと終わってた。
温泉を楽しみ、売店まで戻ってきたらすかさず炭酸を体に入れました。
やはり登山の締めは炭酸に限ります。これから東京までの長い道のりを乗り切るためにも……。
前半はどうなることやらと思った田代山登山、蓋を開けてみれば天気に恵まれ
風呂にも恵まれ結果的に最高の登山経験をすることができた1日でした。天気の神様には本当に感謝です。
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