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Red sugar

初心者向けの登山情報を扱った登山ブログ、山と写真とカメラの情報をお届けします

【北海道】トムラウシ山、縦走の果てに辿り着く究極の大地を歩く、奇跡の快晴を掴んだ旭岳トムラウシ縦走【3日目】

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2016年7月24日、北海道大雪山旭岳から奥座敷トムラウシ山を縦走してきました。

この記事は縦走三日目、トムラウシ山本体へのアタックと下山までを描きます。

 

旅の目的地トムラウシ、日本庭園と呼ばれる美しい平地や巨大なロックガーデン。

今まで超弩級の景色に幾つもの感動を与えられてきたこの旅ですが、

最終日に待っていたのはそれらの感動を超える、日本最高と言っても過言では無い山の景色でした。

大雪山ははるかに大きく豊かな自然が広がり、地球の大きさを感じさせてくれます。

どこの景色を見ても日本では無い異国の地を思い起こさせるその景色。

 

登山をやっているのであれば、この山を登れば必ず感動が得れるのでは無いか。

感動と思い出が詰まった素晴らしい山となったトムラウシ。

僕にとっての日本最高の山の旅が始まります。

 

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水鏡に姿を写す朝日、積み重なった岩が自然のピラミッドを作り上げ

山頂への長大な巨大すぎる尾根を作り上げている。

稜線の上に埋もれるように佇む湖面は陽光だけを身に受け止め、

時が止まったかのような静寂とその場にもたらしている。

 

ミシリと肩に食い込むザックの感触、少し上がった息の音が嫌に耳に響く。

目の前にある美しすぎる自然、感動と共に湧き上がる不安な気持ちは一体なんだというのか。

 

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人里から離れすぎた大きすぎる自然の胎内は緊張で満ち溢れている

一度荒れれば人の命を簡単に飲み込んでしまうような場所であることは間違いない。

 

ありのままの自然は残酷で危険を孕むということが頭から離れず。

トムラウシの美しい稜線を噛み締めつつも、畏怖と敬意が心から離れずにいた。

 

 

はい、北海道大雪山旭岳トムラウシ縦走最終日です。

北海道の中心に位置する大雪山、その最高点旭岳から南部の盟主トムラウシ山を目指し歩きます。

最終日は2日目の最終到達地点であるヒサゴ沼避難小屋からトムラウシ山頂を経て

トムラウシ温泉への下山までを描きます、トムラウシ縦走の旅完結編です!

 

1日目の大雪山【旭岳】の記事はこちら!


2日目の大雪山【忠別岳】の記事はこちら!


最終日のコース概要です。 

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最終日は最も長い行程を歩きます、下山道は樹林帯で迷いやすいので地図は必携です。

また、避難小屋以外にトイレはありません、携帯用トイレを持ち歩くことが必要になります。

山と高原地図 大雪山 十勝岳・幌尻岳 2016 (登山地図 | マップル)

山と高原地図 大雪山 十勝岳・幌尻岳 2016 (登山地図 | マップル)

 

 

モンベル(montbell) O.D.トイレキット セット 1150109

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 コースタイム

【3日目】

ヒサゴ沼避難小屋3:25→北沼分岐6:55→トムラウシ山頂7:30-8:30→

トムラウシ公園8:50→コマドリ沢出合10:35-10:50→カムイ天上12:15→

トムラウシ温泉14:15

合計登山時間 約11時間 下山が非常に長いので朝早く出る必要があります。

 

3日目は多くの方が留意すべき点が2点あります。

 1.ヒサゴ沼から上がる氷河が早朝は凍っているので危険である

   2.下山後はバスの予約をする必要性があるので、登山前に予約しておこう。

この2点が非常に重要で、気に留めておく必要性があるかなと思います。

ヒサゴ沼周辺の氷河以外登山道に危険な箇所は基本的には無いはずかと記憶しています。

 

ヒサゴ沼を抜け、トムラウシまでの稜線へ出ればそこは天国。

日本庭園とロックガーデンを抜け、超巨大な尾根道を歩きトムラウシの山頂へ向かいます。

トムラウシは一生の記憶に残る黄金体験が出来ること間違いなしの素晴らしい山です。

2009年の悲惨な遭難事故のイメージがつきまとう山ではありますが

天候さえしっかりとしていれば本当に素晴らしい経験をすることができます。

 

快晴の元現れた景色は旭岳、お鉢平、忠別岳を越える別天地の世界、

大雪山縦走の締め括りが今始まります。

 

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2016年7月24日午前3時10分、ヒサゴ沼避難小屋。

日が上がりきっていない真夜中に目を覚まし、出発の準備を開始

避難小屋を利用していた他の方々の邪魔をしないように着替えを済ませたら

すぐに避難小屋を後にすることにしました。 

 

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朝の準備にかかった時間は30分ほどだったでしょうか、

3時に出るということは2時に起きる勢いでした、寝てる暇あんのかそれっていう。

今日はトムラウシ山への最終アタックです、指導標では約5キロ先にトムラウシらしいが…。

 

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午前3時45分、ヒサゴ沼氷河地点。

ヒサゴ沼から稜線に這い上がるためには巨大な雪渓を歩かなくてはなりません。

万年雪なので雪渓というよりは氷河なのですが、夏といえども朝は気温が低く

足元はつるんつるんの状態、できれば来た道を戻ったほうがよかった。

 

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雪山経験の無いくまちゃんが先頭を歩きます、シャンクの弱い靴だと

ここはかなり苦戦するかもしれません、重登山靴を使用している人であれば

雪に足を打ち込むことができるのでまだ登りやすいかも、キックステップで登ります。

 

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このヒサゴ沼の雪渓は真後ろにヒサゴ沼を抱えており、滑れば湖にそのまま落ちてしまう。

つまり非常に危険度が高い場所なので、自信の無い方はチェーンスパイクなどを用意しましょう。

登りのコースタイムは35分だったようですが我々はこの登りに1時間以上時間を費やしました。

 

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雪渓を登りきる頃には空は青さを増し、ヒサゴ沼は風の無い大気を写す鏡のように。

 

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途中から先頭を交代しガシガシ登ってきたのですが、変なトレースを追ったため

本来行くべきルートとは別の方向にきてしまいました。

正規のルートは画像左の谷沿いを進み続ける形になります。

 

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正規ルートに復帰し道を進みます、ペンキが見づらいので気を付けましょう。

ここは悪天の場合はルートをロストする可能性が高い場所の一つだと思います。

 

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稜線に上がり指導表までたどり着きました、まずはスタート地点に立てた感じか。

 

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指導表のある窪地から這い上がると、目の前に広がったのは朝日に彩られるトムラウシ。

緩やかな凹凸を描き、王冠のような姿をした巨大な山が目の前に鎮座しています。

 

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朝露に濡れた木々の間をあるく、岩と盆栽やマリモのような緑に囲まれた

美しい稜線を歩いていきます、その光景にすでに全員が「こんなの見たこと無い…」

という感想を抱くほどでした。

 

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サンキューサンライズ、今までで最高の朝日に感謝。

 

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近いようで遠いトムラウシ、非常に巨大な山であるため富士山と同じで歩いても近づきません。

 

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歩きながら何か残したいのかトムを作るveryblue氏とくまちゃん。

木道の外は高山植物で溢れている。

 

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王冠のようなトムラウシへ進んで行く、木道のはるか先には岩が転がる巨大な坂道。

 

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後ろを振り向けば我々とは別のルートから登山者が、陽光に照らされて神秘的な姿。

もしかして僕の間違えそうになった雪渓ルートから来たのか?

 

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この日の朝日は黄色が強く、あたり一面金色に染まっていた。

黄金体験というに相応しい登山なのは間違い無い。

 

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雲の平に匹敵する景色が広がるとされている日本庭園、それが本日最初の見どころ。

いつそれが来るかくるかと待ちわびていたのですが、いつの間にか足を踏み入れていた模様。

 

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何を見ても美しい、写真集で見るような景色が広がっている。

カナダやシベリアの自然を彷彿とさせるようなむき出しの原野と山が広がっているような光景。

 

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ロープが張られている区間に入ると日本庭園が始まる。

今までに見たことの無いような景色です、北アルプスの雲の平に近い景色なのかな?

 

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ところどころに林立する岩とハイマツ&高山植物の園が広がっていきます。

奥に立つトムラウシ山、近いように見えて遠い。

 

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地面にはチングルマの団子のような塊が、これが延々と続いてゆく。

素晴らしい景色に感嘆の言葉しか出てこない。

 

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巨大な雪渓を幾つも携えるトムラウシ。

 

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午前5時10分、天沼分岐に差し掛かりました。

天沼の周辺はお花畑になっており、水辺の植物がたくさん生えています。

 

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天沼ではしゃぎ始める面々、湖面は風もなく美しい景色を写している。

 

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目の前にトムラウシの山頂を望むことができる天沼。

 

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後ろを振り返れば岩が重なり合った複雑な景色とお花畑。

 

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少し休憩を取ることにしました、3日目ともなると体力はかなり低下しています。

 

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天沼の周りにはイワイチョウが咲いていました。

 

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チングルマやハクサンイチゲに続きイワイチョウも満開、嬉しい限りです。

 

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天沼は朝日を反射して鏡のような姿に、こんな綺麗な反射見たことが無い。

 

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天沼を通り過ぎたらロックガーデンに突入です、岩が折り重なったすごい場所です。

最初はこちらを登っていきますが、晴れていればスイスイ進めますが。

雨天や風が強い場合は非常に危険でしょう…。

 

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岩同士はだいたいかみ合っているのですが、場所によっては浮石になっているものも

通行時は注意しましょう、ペンキが塗ってあるように見えて岩の模様な場所もあり

登るのには非常に神経を使いました…。

 

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直径5メートルほどの巨大な岩が重なった谷底を歩きます、左の壁からいつ岩が落ちてくるか

ちょっと怖くてたまりませんでした、岩の隙間に落ちると怪我をしてしまいそうだ。

 

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ロックガーデンを通り過ぎたら斜面の登りが出現、登り始めて2時間ほど。

もう足が登りを拒否し始めている。

 

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空にまだ月が浮かぶ中必死に登り続ける、斜面の岩には所々ケルンが積まれる。

トムラウシへの道はその斜面が広大すぎるため、曇りの場合はケルンがなければ

道がわからなくなるということらしい。

 

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晴れていればこれ以上素晴らしい山は無いだろう、晴れていれば。

僕は曇っている山に登るのは危ないと思うので、なるべく登りたく無いし

登ってもあまり記事には書きたくなかったりする、曇りの日は危ないと思うので。

 

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ようやくトムラウシ本体が見えてきた、この時はそう思った。

しかし、トムラウシの山頂はこの峰の向こう側に位置している。

 

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この登りが終わればきっと山頂だ、頑張ろうということで記念写真。

しかし、ここから先はまだまだ長かった。

 

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北沼分岐へ向かって進む、登りの前に北沼と呼ばれる泉があるはずなので

そこを目指して歩いて行く。

 

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後ろを何度も振り向く、北海道の雄大な自然を常に見ることができる。

石狩岳やニペソツ山と言った名峰たちがいるに違い無い。

 

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遠くから見ていた登りは絶望的な大きさだった、気が遠くなるような斜面が続く。

 

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降ってくる人は南沼キャンプ場に宿を取っていたのだろうか?

この登山をして分かったのは南沼キャンプ場にテントを張るのは相当度胸が必要ということ。

 

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今まで歩いてきた場所はこのような感じで、稜線の上に小さな山が幾つもできている場所。

 

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岩の坂道の途中には低木が生い茂る場所もあります、早く山頂に着かないだろうか。

この坂道がめちゃくちゃ辛かったのを覚えている。

 

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景色は徐々に変わる、何度も何度も後ろを振り返る。

 

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登りきったと思った先に広がっていたのはとてつもなく広い平原でした。

唖然とする一同、トムラウシの山頂はまだ先にあるのです。

 

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いくらなんでも遠すぎるだろ…、と思いつつも歩みを進めざるをえない。

牧場のように豊かな丘の上を山頂に向かって歩く。

 

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標高2000mに近い場所、そしてこの稜線。

ここで一度天候が崩れれば逃げる場所がありません、突風と雨を受け続けて進むのみ。

遭難事故の際は風速が15mを超えていたということですが、ここで雨風の直撃を受ければ

ゴアテックスの装備をしていても低体温症は免れないのでは無いでしょうか?

 

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だだっ広い登山道にはポツポツとケルンが積みあげられ、登山者の行く道を示す。

 

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これが本当に最後の登り、目の前の山がトムラウシ山。

 

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ケルンの右にある泉が北沼と呼ばれる場所です、トムラウシ山頂直下にある雪解け水の泉です。

 

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北沼の反対方向には大雪山系の山々、方角的には東側なので石狩岳やニペソツ、

ウペペサンケが見えるんでしょうかね?

 

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北沼の周りにもチングルマが咲いていました。

しかし、北沼裏の天候は厳しいのか少し枯れかけている個体も多かったです。

 

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北沼の景色もびっくりするくらい美しい、ここはなんとか24mmの画角に入りました。

小さく見えますが、実際はとても大きな泉です。

 

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仲間に撮影してもらった一枚、風もなく空を映す鏡となる北沼。

 

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午前6時55分、北沼分岐。

北沼分岐からトムラウシ山頂までは600m、この600mが非常に厳しい。

 

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北沼分岐からの登り、凄まじい広さと斜面のきつさ。

浮石を踏まないように慎重に登って行く、登れど登れど山頂は近づいてこない。

 

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仲間が悲鳴をあげたりしている中、写真を撮って休憩をする。

表大雪の山々をトムラウシから望めば少し小さくも感じてしまう。

ゆうちゃんは「すげぇ」「ここはすげぇ…」としか言わなくなってしまいました。

 

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トムラウシ山頂への登りは基本的に岩の隙間を縫って登って行くこととなります。

 

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斜面にもキバナシャクナゲやチングルマが咲き乱れる、そこをへばりつくように登ってゆく。

 

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トムラウシのチングルマも内地のものに比べたら一回り大きい花をしていた。

 

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登ってきた斜面を見返す、ここもまた落石の危険性がある場所である。

強風時はここを登るのは危険なようにも見えた。

 

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前方を歩く仲間から感嘆の声が聞こえる、展望が開けたようだった。

 

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一方僕は未だ北沼と表大雪を写真に収めようとしていた、だって綺麗なんだもん。

 

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登りを終えた先には十勝岳が姿を現した、十勝岳も十分大きな山だが

ここから見ると随分とこじんまりとした山に見える。

 

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山頂まではもう少し、最後の力を振り絞って歩く。

 

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十勝岳が鮮明に見えてきた、噴煙を黙々と上げるのが十勝岳か。

左端には美瑛富士下ホロカメットク山がポツンと鎮座しています。

ホロカメットクってすげぇ名前だ、ウペペサンケやアトサヌプリより衝撃がある。

僕の田舎の水道水を組み上げてたパンケチン/ペンケチン川と同じくらい響きがいい。

 

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山頂碑が見えて全員一気にテンションが上がる、山頂はもう目と鼻の先だ。

 

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2016年7月24日午前7時30分、トムラウシ山山頂到着。

ついに北海道のど真ん中、トムラウシ山に登頂することができました…、感無量。

 

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実家のある十勝平野方面は分厚い雲に覆われているのがわかります。

トムラウシからはようやく街を見渡すことができるのですが、街は雲の下か。

 

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各々自分の時間を過ごし始める、長居はできないのでとにかく写真を撮りまくる。

 

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僕の視線の先にあるのは前トム平でしょうか、下山道の先には十勝平野。

そしてその十勝平野の先にある長大な稜線は日高山脈となります。

日本百名山最高難易度の山である幌尻岳はあそこに。

 

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仲のいい赤と青。

 

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トムラウシから見る絶景の中で特徴的なのはこの十勝岳の姿でしょう。

稜線の先にギザギザとした山脈が連なります。

 

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もちろん記念撮影をする、山頂ではずっと写真を撮り続けていました。

足場はしっかりとしていますし、落ちても死にはしない場所に立っています。

 

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最高です、あまりに最高すぎて寝てしまいました。

 

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ありがとうトムラウシ、ありがとう大雪山、この3日間を僕は生涯忘れることは無いだろう。

 

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ご飯を食べつつジャンプ写真などを撮影していました、迷惑にならないように

そそくさと撮影を済まさなくてはいけませんでした。

 

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日本一美味しいカップヌードルだ!と言いながらカップヌードルを食べる人々。

 

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次実家に帰る機会があればあの十勝岳へ登ってみたい、

高校の頃に登った覚えがあるのですが、またいきたい。

 

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こんなところに早々これたものではありません、あらかた記録用の写真を撮り納めたら

Nikon AF-S NIKKOR 58mm f/1.4Gにレンズを換装して遠景の撮影を行います。

やっぱり解像度高いと思うんですよねこのレンズ…。

 

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これまでつけていたどのレンズよりも遠近感の出方や遠景の解像度が高い気がします。

ニコンの1.4シリーズは35mm58mm105mmで似たような性能ということだが…。

 

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十勝岳は真ん中の茶色の山でしょうか?

 

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ダッフィーもこんなところまでよくついてきてくれた、ありがとう。

表大雪とダッフィーを記録した後すかさず後ろを振り向きます。

 

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十勝岳とダッフィーも撮影して今回のやるべきことはだいたいやったか。

絶景を目に焼き付けて後は下山するのみ、後ろ髪を引かれる思いですが。

早く下山しなくては帰れなくなってしまうので急ぐことにします。

 

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さらばトムラウシ、僕の人生でまた訪れることがあるように祈っている。

 

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午前8時50分、トムラウシ温泉へ向けて下山開始。

まずは最初の目標地点である南沼キャンプ場を目指します。

 

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十勝側のルートは比較的近くに樹林があるような気がしました。

縦走ルートに比べると麓が近いので山のサイズを勘違いしそう。

 

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こちら側もチングルマが所狭しと咲いていました、レアな感じが全然しません。

 

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山頂直下は急登であるため、下りもそれなりの苦労を要求されます。

 

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トムラウシからトムラウシ温泉への下りは途中2回の登り返しがあるため

下山で足を削りすぎるとそこでとんでもない目に会うことになります、ゆっくり下ろう。

 

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錆び付いて文字の読めなくなった標識、どこを指していたのだろうか。

 

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南沼キャンプ場周辺を通り前トム平へ、山頂直下の平べったい地帯が続く。

 

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時刻が9時を回ってから急に雲が湧き始め、山頂の天気は怪しくなった。

我々はなんとか快晴の時刻に展望と山頂を納めれたようだった。

 

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日本庭園に通じる美しい草原地帯を歩く、まるで整備されたかのような美しさだ。

 

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振り向いた目に映りこんだトムラウシは逆側から見るよりも荒々しい一角の姿だった。

逆から見ていた王冠のような姿はそこには無い。

 

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前トム平へ向かうためにはトムラウシ公園を通過してゆく、ここがまさにそのトムラウシ公園。

公園と名は付いているが標高2000mに近い場所にある原野である。

 

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整備されたかのような水場と芝生のような高山植物、ラピュタの世界が広がっている。

ジブリの世界に出てくるような世界がこの山には広がっていると言って過言では無い。

 

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トムラウシ公園に着く頃には僕の体力は一度底を尽きかけていた。

一度ここで休憩を挟むことに、これが功を奏したと知ったのは下山してから。

 

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午前9時40分、トムラウシ公園到着。

実は我々が休憩していた場所からもう少し進んだ場所でヒグマが出没していたとのことだった。

我々は休憩を挟み写真に興じていたからなんとか鉢合わせにならずことなきを得た。

もしもヒグマと遭遇していたらと思うと身の毛がよだつ。

 

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トムラウシ公園はチングルマ以外にもエゾコザクラや黄色い花が咲き乱れていた。

 

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チシマギキョウも健在で、真っ青な花がそこらかしこに咲き乱れていた。

これだけのチシマギキョウを見たのは聖岳以来か。

 

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トムラウシの山頂に雲がかかってゆく、早朝のみの青空だったのだろうか。

 

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再び歩き始め、前トム平を目指す。

トムラウシ公園からは一度登りの行程に入るのだが、これがとても辛い。

 

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なんとか上まで登りきりトムラウシ公園の全容を見渡す。

谷にできた沼と川、それを取り囲むような高原植物の楽園がこの場所だった。

 

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一度登ればしばらくは下りになる、次の上りポイントはコマドリ沢周辺なので

一時間ほど後になると思い安心して歩くことにした。

 

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午前10時20分、前トム平到着。

トムラウシ公園を後にしてすぐに前トム平へ、本当にだだっ広い丘が広がる。

 

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前トム平からはコマドリ沢に向けて雪渓を降りる。

この特徴的な稜線が巨大なカールを形成しているとは夢にも思わなかった。

 

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雪渓に向けて下りてゆくのですが、画面右側の斜面が大きすぎて遠近感がおかしく感じました。

こんなでかい斜面見たことが無いし、そんなところを下りてゆく経験もしたことが無い。

 

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仙丈ヶ岳や涸沢がちゃちく見えるな…と、前方で言っていたのでそれくらいでかいんでしょう。

僕はどちらも見たことが無いから比較はできないのですが。

 

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雪渓に到着したら後は下るのみ、前方の二人がすごい速度で下って行く。

ここはヒップソリなどがあれば高速で下ることができるでしょう、危なそうだけど。

 

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足元はご覧のようなザラメ、ズボンを履いていて良かったと思える場所でした。

足が濡れないで済みます。

 

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踏み跡の上をたどるということは滑る危険性があるということ。

慎重に歩きつつも速度を上げて皆んなに追いついてゆく。

 

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午前10時40分、コマドリ沢到着。

雪渓のすぐ下にはコマドリ沢と呼ばれる休憩スポットがあります。

この登山において水は重要な資源でしたが、コマドリ沢で全員の水がほぼ枯渇する。

という憂き目にあいました、しかしそんな時、神はいたのです…。

 

北海道の水は煮沸する必要性があるのですが、休んでいたガイドさんがそこの湧き水は

飲めますよということを教えてくれました、画面左の緑の方がいるあたりに湧き水が。

 

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これが湧き水ポイント、確かに僕も北海道にいた頃よく湧き水は汲みに行った。

川の水は飲めませんが、岩から出てくる水は飲めるんですよね。

 

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湧き水のおかげで北海道の冷たすぎる天然水をがぶ飲みすることができました。

多分1リットルほど飲み干したんでは無いだろうか、その後足を水につけて休ませることに。

 

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午前11時15分、コマドリ沢出発。

30分の休憩を取り、アイシングで足のコンディションを回復させたのち、再び下山を開始。

いきなりの登りでせっかく治りかけた足に再び負担がかかる。

 

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コマドリ沢から先は樹林帯へ、石ころが一切無い足に優しい樹林帯です。

 

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カバノキの類が生い茂る北海道の原生林へ、懐かしいなこの景色。

 

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コマドリ沢の次の目標地点はカムイ天上、下山だけで3時間以上の尺を取るトムラウシ。

この降りの樹林が辛いという人も多いでしょう。

 

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時折休憩を挟みつつ下山を続けてゆく。

 

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だいぶ標高が下がり、十勝岳も上からの姿は見えなくなってしまった。

向こうも雲がだいぶ上がっているようだ。

 

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カムイ天上までの道は新道ということで近年整備されたものにはなりますが

雨の後などはぬかるみがひどくなること間違いなしな道です。

 

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午後12時15分、カムイ天上到着。

トムラウシ下山の中間地点、カムイ天上に到着しました。

ここで壮年の方々のパーティーが休憩をしていましたが、我々は温泉に早く入りたいので

ノー休憩で下山を続行することにしました。

 

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ひたすら樹林の中を突き進む、僕は木の幹に熊の爪痕が付いていないか探していました。

 

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基本的には横に長いコースです、なのでタイムがあまり縮まりません。

少し下って横に歩いて、少し下っての繰り返しで高度を下げます。

 

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途中お化けのような水芭蕉の葉っぱが、1メートルくらいのサイズでした。

子供の頃に同じものを見たことありますが、水芭蕉が嫌いになるほどのトラウマでした。

水芭蕉独特の匂いがして嫌な気分になる。

 

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樹林の中では鈴の音が心を癒す、いつヒグマが出てくるかわからない場所である。

 

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無言での下山が続く、一糸乱れる動きで下山する三人。

僕は下山もよく写真を撮るのだが、三人はひたすら下山に集中している。

 

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トムラウシ温泉側の登山道は樹林帯の中標高を上げていく道。

今回の縦走では唯一の樹林帯ということになります、苔の雰囲気とかはいい感じ。

 

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時折現れる登りに悲鳴をあげる、速度が出ません。

 

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照りつける太陽、標高も1000mと少ししかないため気温が高く。

容赦なく体の水分を奪ってきます。

 

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樹林帯で元気になった僕に対してどんどん消耗してゆく3人の図。

 

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ようやく東大雪荘の標識が見えました、これが見えればトムラウシ温泉は目と鼻の先です。

 

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午後14時、ついにゴール地点が見える!!

 

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午後2時15分、大雪山旭岳トムラウシ山縦走下山完了。

ようやく下山することが出来ました、全員満身創痍気味ですが

カメラ前でポーズをとる程度の体力は残っていた模様。

 

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最後の一歩を踏み出し下山完了となりました。

 

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トムラウシ温泉神社なんてものがあったのかここには。

 

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トムラウシ温泉は下山口からすぐそこにありますのでそちらへ移動。

 

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3日ぶりの風呂に入れるという事で歓喜の東大雪荘到着となるも、やはり元気がない。

 

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トムラウシ温泉は清潔な内装をしたとても立派な温泉となります。

普段山のTシャツや百名山バッジを買わない僕ですが、トムラウシ山だけは購入しました。

それだけこの山のことを気に入ったという事でもある。

 

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温泉へ向かう一同、僕はこの登山で3枚のインナーを使用したのですが。

メリノウールを使用したインナーはにおいが全くなく驚きました、

他のは多少なりとも臭くなったもんですけどね、今度からメリノウール使おう。

 

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風呂で体を流したら黄金炭酸水で乾杯です、この旅の汗や涙が詰まった味がしました。

これでこの山歩きも終わりかぁと思うと一抹の寂しさを覚えたものです。

 

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午後4時15分、トムラウシ温泉より予約していたバスに乗り新得駅を目指します。

 

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新得駅に到着、本来であればここから旭川に向けて帰るところですが。

今日は実家に帰る事もあり、両親に迎えに来てもらいました、感謝感謝。

トムラウシの近くに家があって本当に良かったぜ。

 

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実家に戻った後はコインランドリーに行ったり寿司を食べたり…。

登山の後のお寿司はとてもおいしかったです、個人的には寿司よりも肉をお勧めしたいですけど。

 

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ここでもゆうちゃんが80皿はいける、と不思議なノルマを課してきましたが。

食べ終わる頃には50皿程度で終了、寿司ネタが大きいという事もありそんなに入らなかったか。

 

こうして大雪山旭岳トムラウシ縦走は終わりをつげ、最終日の夜は更けてゆくのでした…。

 

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3日間にわたる大雪山旭岳トムラウシ縦走、北海道の雄大すぎる自然を感じ取る。

今までで最も過酷で最も感動的な旅でした。

仲間たちと歩いたからこそ歩き切れた場所であることは間違いありません。

 

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トムラウシ山はトムラウシ温泉側から日帰りで登ることも可能です。

しかし大雪山の素晴らしさは縦走でのみ味わう事の出来るあの巨大な稜線でしょう。

日本庭園から望むトムラウシ山本体の姿、あれこそが百名山らしいトムラウシの姿です。

百名山が百名山らしく見える登り方、時期というのが必ずあると僕は思っています

このトムラウシは縦走こそが百名山らしい道のりだと言えるでしょう。

 

ピークハントだけではなく、なぜここが選ばれたのか、どこが素晴らしいのかを知り

それをお伝えしていくことが出来ればいいなと

これからの旅を考えさせられる登山となったのは間違いありません。

 

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この王冠のようなトムラウシの姿と、道中の景色。

そしてここを歩いた辛さと息遣いは本当に幸せな時間だったと言えます。

 

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北海道の大地を彩る素晴らしい山々を望む大雪山縦走。

また来年の夏も北海道の地で山を歩きたいなと強く感じるのでした。

 

そして、この記事を読んでくださった方に少しでも北海道の山のことが伝われば幸いです。

アルプス等にはない、独特の景色と自然が広がる姿は感動すること間違いなしです。

 

人生最高の山は続く。

 

大雪山の地図はこちら。

山と高原地図 大雪山 十勝岳・幌尻岳 2016 (登山地図 | マップル)

山と高原地図 大雪山 十勝岳・幌尻岳 2016 (登山地図 | マップル)

 

 

今回の登山で役に立ったアイテムたち

登山ザック界のロールスロイス、グレゴリーのバルトロが非常に活躍しました。

肩と腰の疲れをだいぶ軽減してくれていたと思います、縦走であれば僕はこれをお勧めします。

 

モンベル(mont-bell) ポール アルパインポール アンチショック ダークチャコール 1140169
 

下山に入ってからは使用していませんが、登りでは確実に必要でした。

距離の長い山ではストックがあるととても楽になります。

 

Platypus(プラティパス) プラティパス 2  25601

Platypus(プラティパス) プラティパス 2 25601

 

今回は水の運搬にプラティパスを使用しました、泊り登山ではこれ必須ですね…。

今まで2リットルペットボトルだったのですが、プラティパスの方が楽です。 

 

Nikon 単焦点レンズ AF-S NIKKOR 24mm f/1.8G ED

Nikon 単焦点レンズ AF-S NIKKOR 24mm f/1.8G ED

 

大雪山は巨大すぎるので、風景を撮ろうとしたら35㎜よりも標準/望遠は役に立ちませんでした。

僕のように登山の経過を撮影する場合は広角レンズ、もしくは広角ズームがおすすめです。

一番いいのは24mm-70mm f2.8のようなレンズだと思いますが…。

 

 

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