2015年11月29日、秩父の奥地にある狂気の山「二子山」に連れていかれました。
前日の棒ノ峰から続く連続登山は難易度最凶、墜落御免のクレイジーマウンテン。
今回はveryblue氏と社畜氏、blogに度々登場するゆうちゃん・くまさん
計5人で登る狂気の登山記録です。
二子山は標高1156mと低いながら、鎖のない岸壁登りと刃渡りの非じゃないくらい怖い稜線。
そして装具削りの岩で覆われた狂った山です、軽い気持ちで登ってはいけません。
今回はそんな狂気の山の上級者コースと言うアタマのネジが三本くらい飛んだ場所を歩きます。
このblogではよく読まれる皇海山に続く頭のおかしい登山の始まりです。
二子山東岳、目の前には二子山西岳が天を突き上げるかのように聳え立っている。
真っ青な空に中指を立てるかのような風貌は幾多の登山者を振り落として来たのだろう?
東岳だけでも辛い道のりだった。
普段からは考えられないような岩をよじ登り、やっとのことで此処に立っている。
仲間達と意気揚々に喋る、その心のうちはいまから向かう西岳への恐怖に震えていた。
西岳山頂直下、正気ではない。
この山は気が狂っている、正気の山ではない。
東岳から壁に張り付く人々を見て息を飲んだ、そして願った、何もなく一日が過ぎてほしい。
妻の顔が頭をよぎる、早く家に帰りたい、僕は何よりも家に帰りたい。
鎖がすべて鉄橋された上級者ルート、岩に張り付くコケのようにジリジリ這い上がって行く。
アドレナリンが頭から出ているのがわかる。
三点を確保しながら僕は死に物狂いでこの狂った岩を登っている。
下から吹き上げる風が頬を撫でる、不気味な気がした。
後ろを振り向かず、ただひたすら上を見る。
吸い込まれそうな景色は今この時だけこの世でもっとも見たくない景色だった。
はい、この山は一般ハイカーからしたら間違いなく糞山です。
上級者コースは鎖がすべて撤去され岩を上れというハードモード、常識を疑う登山道でした。
こんなところに結婚祝いで連れてきてくれる素敵な仲間に祝杯を贈りたい気分です。
ではまずコースタイムから
二子山登山口9:30→東岳西岳分岐10:20→東岳山頂11:05-12:00
東岳西岳分岐12:15→上級者コース取り付き12:35→西岳山頂13:25→西岳崖下14:25
二子山登山口15:20
合計登山時間5時間50分 岩場にこんなに長い時間居たくないです。
さて、今回は長い経緯がありまずは2015年の大朝日岳へ話は戻ります。
あまりの素晴らしい稜線に思わず呟いたツイッターでの一言がすべての始まりだった。
大朝日岳、人生最高の山だこれ、東北の南アルプスは伊達じゃない、泣いてしまった pic.twitter.com/Y3xOTAIAKb
— red_sugar (@sakemaro_red) September 23, 2015
これがツボにはいった登山仲間達は散々この発言をネタに使い回す。
しかし今回この発言が感動を生むことになると僕は予測できなかった。
2015年11月29日6時45分、池袋駅西武線乗り場から話は始まる。
この日、皇海山の死闘を戦い抜いた4名と歴戦の猛者社畜氏の計5名で歩く、
ビックリどっきりミステリーツアーが繰り広げられることとなっていた。
行き先を知っているのはveryblue氏と社畜氏の二名、
それ以外全員が行き先を知らないというものだった。
西武秩父へ行くキップを渡された僕らはレッドアロー号に揺られ埼玉の奥地を横断してゆく。
まさか武甲山か??まさか二日連続の棒ノ峰ではあるまいな?!と
憶測が飛び交う車内は大変賑やかなものだった。
横瀬を過ぎ、武甲山でもない別の場所へ行くのだということを悟った僕。
西武秩父を降りたら早速レンタカー屋に行くぞと告げられる。
西武秩父からレンタカーで行く、全く見当がつかない。
前を歩くゆうちゃんに「本当にどこ行くんだろうな?検討もつかないね。」と話しかける。
ゆうちゃんも何処に行くのかわからないと不穏な様子。
レンタカーで愉快な秩父ドライブが始まるも、くまさんは連日の疲れから速攻で睡眠開始。
僕だけがどこに行くのか不安で堪らない状況に置かれていた。
秩父と言えば、武甲山、蕨山くらいか。
車で向かうということは両神山にでも行くのだろうかと思考を張り巡らす。
秩父のシンボルとして文句のない風格を持つ武甲山は遥か遠くに離れて行く…。
武甲山ではない、両神山でもない、一体どこなのか。
その悩みは国道299号線にはいった瞬間に解決する、国道299の延長線上に出てくる一つの山。
秩父二子山……、まさか、秩父二子山じゃないだろうな…?!
9時25分、秩父二子山登山口、悪い予感は的中した。
今日の目的は秩父二子山を登る旅、大変辛い山なので事前にばらさずに来たということだった。
秩父二子山ってめちゃくちゃ危なくて辛いイメージしかないのですがそれは、はい。
全員戦闘準備を整えて入山開始、今日の長い長い戦いが始まる。
このときはまだ誰も、二子山がいかなる山か理解していなかったのだ。
入山者チェックを押して入山。
最初は樹林帯が続き、別に何のことはない普通の山の様相を見せる秩父二子山。
その姿は今だ捉えることが出来ない。
ガレた沢沿いを這い上がり上を目指していく、こんなに上が見たくない登山は初めてである。
時期は未だ紅葉、赤く染め上がった木の葉が僕を迎え入れてくれる。
これからいかなる目にあわせてくれるというのか。
10時25分、西岳東岳分岐。
この日高原地図両神山と奥武蔵を持ってきた僕は、二子山が記載されていないことに驚く。
この荒ぶった石峰の地図は上州の地図なのだ…、という事で詳しい現在地がいまいち見えない。
今回は西岳上級者コースを登るらしい、西岳の形がなんかおかしい。
この日の目的は二子山完全制覇、東岳を登りその返し刀で西岳上級者コースをたどり下山する。
界隈のブロガーは誰も成し遂げていないのでやってやろうということだった。
聳え立つ東岳、こいつ既に魔王の風格を醸していやがる…。
圧倒的に嫌な予感しかしない。
全員暑い暑い言いながら東岳登山開始。
暑いなら脱げばいいのにと思うが、そんなこと言う余裕がなかった。
東岳の登りは二子山全体を通すと軽いジャブと言える。
普段鎖や岩になれていない人は鳥肌がたった上に足がすくむレベルではないだろうか。
二子山をズンズン進むveryblue氏、この青空を見るまでの登りは大変辛いものがあった。
ふと後ろを振り向くと天を着くように聳え立つ立派なちん…、二子山が目に飛び込んできた。
超お下品な写真を撮ったりして盛り上がる一同。
この日はエロ登山者くまさんがいるため終始話がエロかった。
エロ登山者のくまさんはまともなポーズで撮影に挑んでいた、僕だけか変なポーズなの。
岩をよじ登りやっとのことで稜線に這い上がる。
まだ戦いは始まったばかりだと言うのに結構疲れたぞ。
東岳は奥の岩山の模様、頑張って歩き続けることに。
このとき既に左右の斜面が斜面ではなく崖と言うことに若干の絶望を覚える。
マーキングがされるくらい道間違いを起こす岩道と言うことか。
2015年11月29日11時5分、東岳山頂到着。
やっとのことでまず東岳に登ってやった、かなり手強かったのだが問題は次の西岳である。
その前にご飯を食べようと言うことになり、東岳の奥にある石峰でご飯準備をする。
しかしこの時veryblue氏が言う
「redsugerはそこから全員の写真とって」
撮影係かと言うことでカメラを構えるとおもむろに目の前の被写体達が服を脱ぎだした。
「あーー、ようやく脱げるひゃっはーー!」
そう雄叫びをあげつつ服を脱ぐ一行、なにしてんだこいつらと思い見つめていると…
「人生最高の山だ、これー!」
四人同時に叫ばれた呪詛は祝言となり二子山の天に消えて行く。
ポカーンとして一秒、二秒目に即座に僕が発した言葉はこれだった
「知ってたな!!!(怒)」
二子山まで来て僕はいじられるのかと思ったら四人が出したのは真っ赤に燃える
人生最高の山だこれTシャツ(シュガーレッド)だった、色の名前は今適当につけた。
今此処に人生最高の山だこれ登山部が結成されたのである。
山のことならなんでもござれ、おしゃれ漢旅のベリーブルー!!
谷川馬蹄形日帰り縦走に見せられたガチンコハイカー、社畜グリーン!!
糞な山にはう◯こしてやる!くそみそアスリート、ゲスイエロー!!
どんな山でもエロで染める!遠征の玄人エロピンク!!
簡単な山で糞登山!ブラック登山の局地にはまる、レッドシュガー!!
最低な人物紹介でしたが、戦隊もののようなTシャツに感激しその日のお昼を食べました。
今回のこの登山、聞けば僕の結婚祝いを含めていたお祝い登山だったのです。
お祝いでこんな危ない山にきてんじゃねぇよッ!!と愚痴りそうになりましたが堪えました。
大朝日岳から出たあの発言がこんな形で実をなすとは、世の中何が起こるか解りませんか。
しかし、こんな素晴らしいサプライズをしてくれる仲間に恵まれた僕は間違いなく幸せ者。
本当にありがたくてずっとニヤニヤしていました、さぞ気持ちの悪い顔をしていたことだろう。
食事も終わり、とりあえず東岳から下山することに。
既にやりたいことは終わり、もう帰ってもいいんじゃないかと言う雰囲気すら出ている。
しかし、気を引き締めて西岳に立ち向かわなくてはならない。
二子山からは終始対岸の両神山を拝むことができる、両神山に登ったときに
あの対岸の山ぜってーあぶねーやつだわ…、と思っていた山に居るなんて…。
登りはしんどいと言うことは下りはさらにしんどい、恐怖は5倍くらいである。
支点が4つから2つになるので、滑ったらマジで終わりなのだ。
確保はしっかりとしてはいるが、場所によっては信頼のおけない岩場であることもザラ。
一番恐ろしかったのはここ、足場がないので取って付けた金具を岩に取り付けた感じ。
それぞれの足場に体を精一杯伸ばさないといけない感じがとても嫌だった。
岩場になれていない僕はさぞかし降りるのが遅かったであろう。
なんとか分岐地点まで下山することができた、時刻は12時15分。
西岳はコースタイムで見ればそこまで長くはないので頑張ろうと言うことになった。
もちろん上級者コースで。
二子山上級者コース突入開始、この日二度目のプレイボールである。
上級者コースは指導票に従い斜面を直進後、左にいくことで到達可能となる。
左にいく分岐点が分かりにくいので気を付けましょう。
この標識を見たときの絶望感とやっちまったなと言う感情は今でも思い起こすことができる。
これからクレイジーな山に僕は登ろうと言うのだ。
上級者コース入り口が見えてきました、入り口ってどこだよって言うくらい崖。
目の前の説明板に書かれていた衝撃の事実を我々はここで目にすることに。
ここは私有地で、安全のために鎖を設置していたが、
心ない登山者からのクレームにより、鎖を全て撤去することとなりました。
登る際は注意して登ってください。
鎖を撤去しました…鎖を撤去しましたっておい、マジか。
どう見ても壁です本当にありがとうございました、鎖も見当たりません。
なんとかとりつきを見つけアプローチ開始、ここからが今日の本題である。
少しいったときに自分の岩山でのルートファインディング能力の低さに気がつき
咄嗟にsakuさんに救援要請を送る、これ以降先頭はsakuさんと言う形で進むことに。
青空の下、壁に張り付く五人の男達、足場は狭く真下は谷底である。
今日は晴れてるし風もないから良い、しかしこれで風があったらどうなってしまうのだろうか?
考えたくない、まるで空を歩いているような気分だ。
一見どこを上がれば良いのかわからない壁をsakuさんの後をついていく形で登って行く。
大キレットを征した男はこれくらい赤子の手を捻るようなものと言うことか。
登りはほぼ全てが垂直、四点を駆使してゆっくりと体を空に近づけていく。
そのまま天に召されないように細心の注意をしつつ、歯をくいしばって恐怖心に打ち勝つのだ。
一体なにやってるんだ僕は、と頭の中で何度も繰り返す、答えはひとつで「山を登っている」
剥がれない岩を一つ一つつかみつつ着実に登っていくことしか出来ない。
普段の樹林歩きと違い垂直に体を持ち上げるのはとても大変なことだった。
いつもより多目に休憩をとる、下から皆が上がってくる、僕はメンバーの中でも特に岩場が苦手だと言うことがわかった。
全身がナイフで出来たかのような岩場、垂直に立つ登山道、アドレナリンが出っぱなしだ。
西岳にとりついてからまだそんなに時間はたっていないのにこの緊張感はなんだ?
核心部を過ぎると細い木々が申し訳程度に生えた箇所に出る。
ここまで来れば一旦安心しても良いだろう…
向かいに東岳が見える、上から見ると横に長い…、屏風のような山ということがわかる。
もしこの西岳が同じような山だったら…。
垂直の登りが終わりテラスのような場所に出る、山頂はもうすぐかと思ったが
そんなわけがないのがこの二子山だ。
二子山の全貌が此処に来て明らかに!!
素晴らしい展望のため思わず撮影タイムに突入したが、よく見てみるとやっぱり屏風型である。
これを端まで歩かないと下山できないのである。
二子山の先はまだ長い…
エアウォークしてみる、崖から足が出ているように見えるが、一応下に足場がない。
こんな感じである、落下 is DEADな山なのである。
ゲスイエローことゆうちゃんはアスリートであることもあり余裕の雰囲気。
その有り余るスペックを僕にも分けてほしい。
稜線を歩き続けると山頂は比較的近いことがわかる、しかしこの稜線、歩きにくいのだ。
ザレた道があるものなら怖くて堪らない、だって滑ったらただじゃすまなそうなんだもの。
後ろを振り替えると今まで歩いて来た道が見える。
これは山を上ったと言うより岩を歩いて来たと言った方がいい。
2015年11月29日13時25分、なんとか山頂に到着。
息絶え絶えな僕を尻目に楽しげな面子。
「標高1165m、良い婿の山じゃん!子供は双子で決まりだね!」
こんな山で僕の人生が決められては堪らない、そして僕は婿じゃない。
僕の気持ちを写すかのように、両神山と太陽は暗い姿をカメラに納めた。
二子山第三ラウンド、下山道。
二子山最後の試練はこの下山道に他ならないだろう、稜線がまず細い、そしてバランスが悪い。
勢いよく飛び出していくsakuさんだが、それを見ているこっちは怖くて堪らない。
横のマージン全然なくないですか?
こんな岩場を下って登ってを繰り返す、クレイジー過ぎだよ二子山。
お前なんだって秩父に生えてるんだよ。
山頂方面を振り替えればわかるその細さ、僕こんなところ歩いて来たのか。
アタマのネジが外れていてもおかしくない。
左右のマージンが全くなく、薄っぺらい板が秩父に生えている、それが二子山なのである。
最後尾を息絶え絶えになりながら必死について行く。
ヤスリのような岩場に装具は削られ、手袋には穴が開く始末。
でこぼこな道を降りるために必死に三点確保で降って行く。
左に顔を向ければ傾いた陽とゴジラの背のような両神山、写し鏡のような二子山を歩く。
八丁尾根から登る両神山よりも二子山ははるかにハードです。
稜線の岩は雨で削られたのか何なのか、穴がボコボコと開いた不思議な形をしていた
これが厄介で縁が鋭くなっているため、下手すると指を切るんじゃないかと危惧してしまう。
ようやく二子山の西端までやってきました、この後は垂直に近しい壁を下るのみか…。
二子山の奥に見えるのはコンクリート会社が削った山肌だろうか、
画面右側には御荷鉾山系の山々が見える。
垂直かと思われていたくだりだったが、上級者コースの登りに比べれば遥かに優しかった。
鎖はしっかりしているし斜度もまだ緩やかだ。
とは言ってもこの鎖に苦労したのは間違いない、僕が一番降りるのがヘタクソだった。
何よりこの鎖に掴まった後足をどこにつけたらいいのかが見えないのだ。
みんなわりとスルスルと降りてきているので、自分の岩場鎖場適性のなさを思い知る。
鎖場を降りれば後は岩と木の間をすり抜けて下山するのみ。
早く滑落の危険性がない位置まで降りたい一心で足を動かす。
14時25分、ようやく二子山の麓まで降りてくることができた。
というかこの左の巨岩は一体なんなんだ、本当に土の山の上に一気に壁が生えているのだ。
このような感じに天まで届く勢いでいきり立った壁が二子山の山体を作り出している。
そりゃ滑落したらタダではすみません…、二子山では滑落と言わず墜落というらしい。
二子山を後にし、車を置いた地点まで戻るために周回路へ向かう。
ここから先は樹林帯がメインとなるためだいぶ安心感が増していたのを覚えている。
振り返ると現れる二子山、グランドキャニオンの壁か何かかお前は。
画面右端を正面から見たときは細長い山だったのに、後ろがこんなに長いとは…。
そしてこの長い山を全て歩かなくては下山ができないというのだからとんでもない。
saku氏曰く百名山級の稜線で非常に満足したとのことだった。
これから向かうのは志賀坂峠、ローソク岩方面に行くと二子山に最接近してしまいます。
志賀坂峠方面ですが道がわかりにくいので非常に困りました。
登山道に出るために一旦藪へ入らなくてはいけない苦行、皇海山御一行は呪われているのか。
両神山の陰に隠れてゆく二子山東岳、今日も1日が終わってゆく。
日没前に二子山を後にできて本当に良かった、稜線で日没していたら死を覚悟するレベル。
下ってさえしまえば後は樹林帯、落ち葉の中に隠れた倒木に足を取られつつ
男5人の遠慮のない下山速度で標高を落としていきます。
夕日によってあぶりだされる黄葉、12月が目前だというのにこんなに綺麗な黄葉が残っている。
今年は黄葉を見るのであれば本当に良い年だったのかもしれない。
下山完了、車道から見上げる二子山、やはり屏風か何かのようにそびえ立っている。
あれを登ろうなんて普通は考えないだろうな…。
ふと手のひらを見るとグローブが破けていることに気がつく、
本当に装具削りの山だと再確認、結構お気に入りだっただけにショック。
15時15分、二子山完全下山完了。
今度国道299号線を見つけたらちょっと鳥肌が立つかもしれない、二子山はそんな恐怖の山。
身を以て恐ろしさを体に仕込んでくれたことは間違いない。
下山後はお楽しみの温泉&夜ご飯へ、ここでこの日の残りのネタとして
11月29日を選んだのは「いい肉」の日だから、つまり秩父のホルモンを食べたい。
二子山の近くには赤谷温泉という温泉がある、今日はredsugarの日だからそこにこう
などとにかくなんでも語呂合わせしようという主催者達であった。
下山時間が遅かったため本日の温泉は両神温泉薬師の湯、温泉でこの日の恐怖心や
苦労といったものを綺麗さっぱり流し、一同胸をなでおろすことができたと思います。
風呂のあとはお楽しみ、本日の打ち上げを秩父の名店「高砂ホルモン」で行います。
二子山から生還したこの喜びを胃にぶつけたい。
相変わらずすごい煙を放つ高砂ホルモンの軒先、良い臭いしかしねえ。
しかし向かいにある家とかはこれ大丈夫なんだろうか。
四六時中いぶされてるようなもんだと思うが、洗濯物とか薫製になるんじゃないの?
そして良い肉の会が始まる、ここのホルモンは新鮮で本当に美味しい。
ホルモンだけを延々と食べれるなんて早々ありません!!
全員がベロベロに酔うまで飲み続けたのでした。
帰りのレッドアロー号を前に最高の気分に至った五人。
声こそ出さないものの酔っているのがよく分かる姿をさらしていた。
二子山から無事に帰ってきた喜びが始終体から放出されていたのがわかる。
そして帰りの電車は人生最高の山だこれの大朝日岳の麓で作られている
朝日町ワインを頂き、一日は終わりをつげる。
まるで水曜どうでしょうのような素敵な一日を過ごした11月の一日。
男だけの旅が持つポテンシャルは凄まじい、こういった旅を今後も沢山したいと思う。
秩父の奥地に鎮座する二子山。
その異形の山はクレイジーと言うに相応しい狂気の登りと稜線を持っていました 。
皇海山以来の、二度と登りたくない山に入選した素晴らしい山です。
上級者コースは鎖がすべて取り払われ、岩のみが便りとなるなんともハードなコース。
岩山が大好きな方は唾が止まらないかもしれません。
標高はそこまで高くないので、春先か秋に登るのがよいでしょう。
くれぐれも無理をしないで登るのがよい山です。
最高のスリルを与える秩父のクレイジーマウンテン、
人生で一度くらいは登っても良いかもしれませんね。
二子山の地図はこちら

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二子山は奥武蔵とか秩父とか両神山とかそんなチャチなところには載っておりません。
妙義山・荒船山と命を張るような山々と同じ地図ということです。
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