2016年6月12日、岩手県は奥州にある焼石岳に行って来ました。
標高は1,548m、山頂にはお花畑が広がる素晴らしき二百名山です。
この時期の焼石岳は高山植物が咲き誇る天国のような山、旬の山と言うにふさわしい場所です。
尾瀬のような湿原、北海道のような広い景色、稜線に咲き乱れる高山植物達、
そして遠く視線の先に現れる鳥海山…
同じ県内の岩手山等に比べると知名度でこそ劣る場所ですが、登山道の面白さ、
素晴らしさは今まで僕が歩いた山でもトップクラスに楽しいものでした。
6月が最も美しい時期、東北登山を考えている方は是非登山対象にいれてほしいですね!
尾瀬のような湿原と広大なハクサンイチゲに覆われたお花畑を歩く
東北随一の花の名峰を歩く旅の始まりです。
大群生、辺り一面を覆い尽くすのは天然の花畑。
目の前に広がるのは長い年月をかけてか弱い花たちが根を張り花を広げ生み出した景色
大自然の優しさと美しさを帯びた山頂の景色は東北の懐の広さを感じさせる。
なだらかな曲線を描く台地の上に飛び出た山頂は、まるで北海道の山のようだ。
歳を取りどっしりと構えるようになった、余裕の人間のような、そんな格を持っている。
しかし、そんな余裕の中には美しい花が咲き誇り、植物の楽園が形成されている。
余裕のある大人の嗜みか、そこに訪れる多くの人が目を見張る庭園が広がっているのだ。
ミヤマシオガマやハクサンイチゲが太陽の光を浴びて踊るように風に揺れている。
山頂を彩る花のヴェールの上を歩きつつ、東北まで来てくれた仲間たちと
今日という日に感動を覚えるのであった。
はい、今回は東北岩手が誇る名山【焼石岳】です。
東北トップクラスのお花畑を持ち尾瀬の方な湿原、北海道の山を思わせるなだらかな稜線、
豊かで美しい水、そして視界を埋め尽くすハクサンイチゲの大群生に恵まれた素晴らしい山です。
今まで登った東北の山で一番面白かった山間違いなし。
6月の山開きから数週間、高山植物に彩られ最盛期を迎える焼石岳、
梅雨の晴れ間に東北まで向かう十分な理由となり得る素晴らしい登山を約束してくれます。
本当に、下手したらアルプスや北海道よりも満足感のある素晴らしい山でした。
今週末や来週末歩いてもまだ間に合います!
今回は東北遠征というわけで車でのアクセスをしています。
深夜バスと電車、タクシーを組み合わせてもアクセスすることは可能ですが
できれば車でアクセスするのが良いのではないでしょうか?
- 1.焼石岳登山に関して
- 2.仕事終わりのロングドライブを経て東北の名峰へ
- 3.東北の尾瀬、焼石岳登山道は幸せな景色がたくさん
- 4.ハクサンイチゲの大群生、焼石岳山頂は花の宝庫
- 5.下山、惜しみつつ花の山を下る
1.焼石岳登山に関して
アクセス
【公共交通機関】
【夜行バス】池袋→一関 4:49分着 気仙ライナー 7540円
【電車】一関→水沢 始発利用で6:12分着 410円
【タクシー】水沢駅→登山口 8000円〜9000円
【タクシー】登山口→水沢江刺駅 8000〜9000円
【新幹線】水沢江刺駅→上野 13040円
往復合計 38990円 東北遠征ということだけあって高い…。
できれば人数を集めて車で行くのがいいでしょう…。
【車】
カーナビ設定地:ひめかゆスキー場
東北自動車道下車後国道397号線を奥州湖に向けて走る途中に登山口行きの分岐あり。
【高速道路料金】扇大橋→平泉前沢IC ETC割引適応で7080円
往復合計 14160円 これにガソリン代が追加。
車であれば3人くらい人がいれば一人1万円以下に抑えられます。
コースタイム
中沼登山口 7:20→中沼 7:45→上沼 8:20→つぶ沼登山口分岐 8:40→
銀名水 9:05→姥石平 10:15→焼石岳山頂着 11:05-11:50→お花畑12:40→
東焼石岳12:55→姥石平13:20→銀名水14:15→中沼登山口15:30
合計登山時間 8時間10分 写真撮りすぎたのでかなりゆっくりです。
2.仕事終わりのロングドライブを経て東北の名峰へ
2016年6月11日午前1時25分、栃木県【道の駅みかも】
この日仕事終わりに集まった野郎5名。
東北の岩手を目指しこれから片道5時間程度のロングドライブな旅に挑もうと言うわけです。
みかも山ではネイチャーな雰囲気溢れるフリーマーケットが開催されており、
不思議な雰囲気が漂っていました。
ヒッピーな方々に紛れ登山装備の我々はおもむろに車に乗り込む。
ちなみに今回の登山メンバーはSaku氏、Veryblue氏、なべ氏、山茶人氏。
山茶人氏は当ブログ初登場となる。
長旅と言うことで最初こそ話が盛り上がったものの。
気がつけば全員気絶して安達太良付近の記憶がありません…。
それでもご来光のタイミングで全員目を覚ますのは流石、登山者の性か。
陽の開けてきたタイミングでドライブインで朝食休憩へと入ります。
前沢牛って高いんだってよってveryblue氏がひっきりなしに言っているが
とてもじゃないけど寝起きに牛肉を食べるような気にはなれない。
あの綺麗な山はなんだろう?とぼんやり眺めていたのだが、あれが焼石連峰だと教えられる。
なんかすごく雪が積もってるんだけど大丈夫だろうか?アイゼンないよ。
サービスエリアでは前沢牛ひき肉入りの汁なし担々麺を注文、一応前沢牛を口に運んだ
という実績が解除された瞬間である、前沢牛って美味しいんだぜ?
高速道路を降りた先に広がっていたのは太陽の光を反射する田んぼ。
田舎としてはかなりのどかでレベルが高い、日本の原風景として紹介されてもいい景色だ。
国道397号船を走り続け奥羽ダムが見えてきたら、登山口はすぐそこです。
ナビの設定はひめかゆスキー場に合わせるのが良いでしょう。
でかい看板が登山口を教えてくれるので迷うことはないと思います。
しかしここから先は砂利道で未舗装なので、十分注意して走行しなければなりません。
岩手まで来てパンクとか洒落にならない…。
午前7時00分、焼石岳中沼登山口駐車場到着。
焼石山は東北の登山者にはかなり有名なところらしく、午前7時では駐車場は満車。
車がすれ違うのはほぼ不可能な砂利道の路肩という路肩に車が止められ
登山口に行くまでが本当にデスゲームといった状態でした、車止めるまでが一番難易度高い。
駐車場近郊からすでにタニウツギが満開、桜のようで綺麗だ。
登山口にはトイレが用意されていますが、こちらあまり綺麗なものではないので
できればコンビニなどで用を足すのが良いかと思われます。
マジで虫が多いので、ここで用を足すのは緊急事態の時のみかなと思います。
3.東北の尾瀬、焼石岳登山道は幸せな景色がたくさん
午前7時20分、焼石岳登山プレイボールである。
登山口からいきなり木道、そして流れる清流、早速期待値がMAXである。
森の様子はこんな感じ、スギとか全く出てこないこの東北の樹林、最高!
最初は川が流れ込んだりしている登山道。
花が終わり巨大化した水芭蕉がいたるところに生えています、巨大レタスかよ。
東北もまた新緑の季節、上を見上げれば燦々と降り注ぐ太陽が葉を緑に輝かせる。
緑色の光の中、大勢の登山客が山頂を目指して歩いて行く。
急な場所は大してないのがこの中沼コースの特徴か。
ふと後ろを向けばいい景色、遠野っていう雰囲気も感じることができる。
まずは最初の目的地は中沼です、その次が銀明水となります。
午前7時50分、中沼到着。
いきなり歩き始めて疲れた…、ここで各々服を脱いだり水を出したりと小休憩。
しかし目の前には空が写り込む美しい湖が広がっています、早速撮影に熱中。
しばらく進んでみると焼石岳を水面に反射した状態で写せる
いいポジションが現れました、焼石岳を代表する写真は大体ここで撮られている。
水面に映る雪を携えた穏やかな稜線、木が生えていない森林限界は最高に気持ちよさそう。
風がないため湖面に景色が綺麗に反射しています、最高の日に来たな。
僕らが来たあの砂利道の車道は尿前林道というらしい…、トイレが近そうな名前だ。
中沼から先は木道が始まります、水芭蕉とつくしに埋め尽くされた湿原、尾瀬かよ。
平地では見たことのないつくしです。
清流がいたるところから流れ込む湿地帯、歩いてて楽しい気持ちしか感じない。
ミツバツツジが咲いていました、関東で見るものに比べると小ぶりだけど花の形がいい。
シラネアオイです、こちらもいたるところに生えています。
僕はあまり見たことがなかったので興奮しっぱなし。
リュウキンカですね、ミヤマキンポウゲやキンバイよりも花が大きく元気です。
花がなんでも咲いており、パーティー5人全員が一眼レフを所持しているため進めません。
午前8時15分、上沼指導標到着、中沼の次の中継地点上沼です。
中沼のような湖面反射が見れるわけではありませんが、こちらは沼っぽい沼が見れる。
沼から立ち上がった水草に花がたくさん咲いていました。
シラネアオイの群生、花がこれでもかというくらいたくさん咲いています。
登山道は木道とこのような川が隣に流れている道を交互に歩きます。
コース自体は斜度がなく距離が長いので坂で疲れるということがあまりありません。
写真を撮り始めると止まります、脇の水芭蕉が野菜のようです。
葉物野菜の畑のようですね、リュウキンカがいたるところに咲いていて菜の花みたいだ。
水芭蕉のあるところにはリュウキンカが群生しています、
あまりにも咲いているのでありがたみがない。
午前8時40分、つぶ沼コースとの合流地点に到着。
合流地点は雪渓があるためコースがよくわからんことになっていました。
標高も上がってきたのか、緑のみずみずしさも上がってきた。
木漏れ日が気持ちいい、初夏の登山の気持ちよさは格別です。
川の水は非常に冷たく、雪解け水由来のものであるということを感じさせてくれます。
コブシが咲いていました、下界で見るものよりもだいぶ白く美しい。
だいたい街中で見るのはまだら模様になっている汚いものなので、この白さは驚き。
午前9時15分、銀明水到着
焼石岳の目玉スポット銀明水に到着しました。
銀明水はここにきて本当に良かったと思える水を飲むことができる休憩スポットです。
大勢の方が銀明水で名水を汲もうとして列を成していました。
veryblue氏はここでお茶を作り、山頂で出来立ての水炊きほうじ茶を飲む算段らしい。
僕は水を汲んだら片っ端からごくごく飲んでしまった。
とにかくここの水は喉越しが良く、キンキンに冷えていることもあり美味しかった…。
銀名水の先には大型の雪渓がいくつも連なる形になっていきます、雪登山は久々だ。
veryblue氏もテンションが上がっているらしい。
銀名水の水を飲むのに必死になっていたのですが、すぐ上に避難小屋があったらしい。
全く気が付きませんでした、かなり立派な避難小屋であるとのこと。
避難小屋を越えた先は水芭蕉がまだ白い花をまとわせている春の世界でした。
いくつもの雪渓を越えていきますが、斜度はそこまでないので安心か。
花も高山植物らしい小ぶりでかわいいものが多くなってきました。
雪渓歩きは滑らないように注意するのが一番大事ですね。
滑ると下まで止まれないのでね。
途中今にも崩れそうな雪渓トンネルなどがあり、非常に肝を冷やす展開がありました。
帰りは崩落して道が変わっていたのはショックだぜ。
後ろを振り向けば岩手の街が眼下に見える、なんて気持ちのいい景色なんだ…。
岩手まで来た甲斐が本当にあったと言える、焼石岳本当にありがとう。
4.ハクサンイチゲの大群生、焼石岳山頂は花の宝庫
雪渓を登りきると木道が現れます、ここから先は高山植物の天国エリア。
度肝を抜く素晴らしい光景が広がっていくこととなります。
目指すはこの景色の向こう。
午前10時20分、姥石平到着。
焼石岳と東焼石岳周回路の起点となる場所です、僕らは焼石岳に向かいそこから東焼石岳
そして姥石平へ戻って来る算段を立てています。
姥石平から先は高山植物の天国が広がっていく、
まず出迎えてくれたのはハクサンイチゲの大群生、これだけでも興奮度はMAX。
青い空とハクサンイチゲ、こんなにたくさん生えているのは見たことがない。
ミヤマシオガマ、早池峰山でも咲いていた僕がとても好きな高山植物です。
ワイルドなコマクサといった感じの絢爛豪華な感じがいいです。
この広大な景色、まるで北海道の山のようだ…、東北にいながら尾瀬と北海道を感じる。
東北随一のお花畑というのは伊達ではなかった。
姥石平から少し進むと泉水沼に到着します、山頂方面に向かう場合はここが休憩ポイント。
雪解け水が流れ込んだ池はハート形をしていました、Veryblue氏がランドネかなんかみたいな
可愛らしいポーズをとっている、しかし我々は女っ気なしの男子5人…、花がない。
暑苦しいハートです、男二人でハートを作ると新宿二丁目的な感じがするよ。
ハクサンイチゲと一緒にたくさんのチングルマが出迎えてくれます。
山頂方面へ歩を進め、横岳との分岐に差し掛かりました。
ここで極め付けの驚愕の景色が僕らの目の前に広がります。
鳥海山が見えるーーーーッ!!!
写真だと小さくてわかりづらいのですが、目の前に綺麗な富士山の形をした鳥海山が
いい景色で感動しまくっていたのに極め付けの鳥海山、最高です。
山頂への登りはなだらかな感じで、難所はありません。
横岳もすげーかっこいい…、なんだこの景色本当に東北の1500m峰か?
丹沢と焼石岳、なぜこんなに差がついたのか、積雪、慢心の差か。
遠くに見える鳥海山は山形側から見るそれとは違い、美しい円錐形を描いています。
個人的には秋田側など北側から見る鳥海山こそが、鳥海山らしい姿。
山形は良い山たくさん持ってるんだから鳥海山秋田にあげれば良いのに。
山頂付近は元火山らしいザレ場となっているので、少し歩きづらいかもしれません。
午前11時5分、焼石岳山頂到着。
鳥海山を眼前に収める岩手の名峰、焼石岳。
早池峰山、鳥海山、月山、大朝日連峰、岩手山といった東北の名だたる名峰を
山頂から拝むことができます。
山頂焼きプリン、焼石岳なので焼けた何かを持っていこうということに。
コンビニで即座にveryblue氏と購入しました、山頂で食べる甘味は最高ですね。
ご飯を食べた後は撮影タイム、鳥海山のポーズだ!と鶴の構えで撮影したりして楽しむ。
普通にポーズをキメたり思い出作りは欠かさない。
山頂で色々とやっているうちにみるみると時間が過ぎていく…、おかげで下山時間が延びていく。
男5人という花のない我々ですが、リアルが充実している感は出たのではないでしょうか?
ダッフィー、鳥海山がかっこいいね。次回は晴れている時に登ろうね。
ダッフィー撮影をしていたら群がってきた面々に画面を汚される。
お尻がバッチリ映ってしまったではないか。
焼石岳の山頂からは東焼石岳に向かって周回を開始します、この雪渓混じりの景色…良いぜ。
ところどころ岩場が出現し、なかなか速度が上がりません。
東焼石岳までは平坦な道なのでコースタイムはなかなか縮まない。
どちらかっていうと北海道みたいな景色だよねこういうの。
午後12時10分、山頂裏分岐。
ここから先は結構な藪を抜けていくことに、無理して周回せずに山頂からピストンし
東焼石に向かうのがセオリーだったようです。
結構藪ってる…。
雪渓ももちろんあるのですが、人があまり歩いていないと足跡がなくて危険かもしれません。
裏側から見る焼石岳山頂、平地の中にこんもりとしたお椀型の山頂が乗っている。
周辺には池塘があり、イワイチョウの新芽がたくさん開花していました。
池塘を過ぎるとお花畑な雰囲気が…、これが東焼石岳方面のお花畑かな。
一面に広がるお花畑が出現しました…、北海道以来かこの規模は。
再び現れるハクサンイチゲですが、さっきとは比べ物にならないくらいの大群生。
山頂を目の前に広大な群生が広がります、ミヤマシオガマもたくさん咲いている。
花畑の中でのおきまりショットも決めることができて大満足、最高の時期に焼石岳にこれました。
チングルマも満開で、とてもメルヘンなお花畑。
そして何よりも今回驚いたのはミヤマシオガマの白花があったことです、超レア
地元の登山者もめったに見ることはできず、今回は2株だけ咲いていました。
こんなレアな高山植物を見ることができるなんてなんてついているんだろう。
もちろんダッフィーと揃えて撮っておきました、これは見ようと思って見れるもんじゃない。
帰りも花がたくさん、veryblue氏曰くユキワリコザクラらしい、ちょこんと生えてました。
イワカガミもちゃんと咲いています。
一応東焼石岳も登頂しておきます、お花畑が続くだけでこれといって変わりはないんだけども。
山頂で気持ちよさそうに寝ている方がいました、良い場所取ってるな。
下山の時間も差し迫っているので足早にお花畑に降りることに、
ここを日帰りはちょっともったいないな。
午後1時25分、姥石平。
下山を開始します、ここで各人疲れがピークに達したので思い思いの姿勢で睡眠をとることに。
僕は水に足突っ込んで冷やしつつ寝てしまいました…。
5.下山、惜しみつつ花の山を下る
帰りの車の時間を考えると急がなければいけません。
というわけで滑る雪渓の上を超速で下山開始。
午後2時5分、焼石岳避難小屋。
下山開始を東焼石岳山頂到着の12時55分だとすると1時間程度でここまで来たことになります。
試しに小屋に入ってみましたが、中はめちゃくちゃ綺麗でした。
こんな避難小屋ならウェルカムだよ!泊まってみたくなる小屋ですね。
ちなみに今までで一番綺麗だと感じた小屋は「小秀山」です、超綺麗でビビります。
もちろん銀名水でお水も調達、この山水がうますぎる…。
午後に入り雪渓がかなり溶けていたため、登りよりも登山道に水が多かったです。
おかげで足元が結構グズグズ…、木道はつるんつるんになっていました。
帰りは風も出てきたため中沼の湖面波が立っている様子。
午前のうちに焼石岳の景色を撮影しておいて正解でした。
「あ、岩魚がいる…」
沼で他の登山客が話しているので湖面に目をやると岩魚が…、いや、ヤマメか?
天然の岩魚がうようよ泳いでるの初めて見た…。
このパーティー、下山は黙々と歩き続けるので超早い。
午後3時30分、焼石岳登山口到着。
いやー、山で遊びすぎたため予想よりもかなり時間がかかりました。
本当は午後2時くらいには下山している予定だったので…。
この日のお風呂は焼石ケアパークひめかゆ、国道397号線に戻れば比較的すぐ現れます。
すごいアルカリ性の温泉で、ぬるぬるになりました。
甲斐の天目山温泉よりもすごいかもしれない。
風呂上がりはもちろんソフトクリーム、早池峰の牛乳を利用した非常に濃厚なやつでした。
やっぱり牛乳農家の近くで食べるソフトクリームは美味しい、ちなみに250円…安いぞ!
そして岩手ということで小岩井牛乳も、美味しいので3本は行けそうだけど
水曜どうでしょうの安田くんみたいになっても困るのでやめておきました。
夕食をどうするかということになりましたが、この日全員が焼肉で団結。
特にsakuさんが焼肉を譲らないというゲーム展開、焼肉を食べるためだけに一関まで移動し
岩手に展開する焼肉チェーン「ヤマト」で打ち上げを行うのでした。
この後再び東北道をひたすら走り続け、車内で全員が死んだように眠るという状態に。
僕となべしが交互に運転を行いつつ、道の駅三毳に着いたのは夜12時付近でした…。
全員解散した後車内で仮眠をしていたら、朝7時になっていたため
僕だけは往復30時間を越える旅になってしまったのは非常に不甲斐ない所です。
しかし、この車車中泊で意外と寝れるじゃん…!!ということに気がついた時でもありました。
男5人で登った岩手焼石岳、岩手山や早池峰に隠れ知名度こそないものの
僕が乗ったことのある山の中でも最上位に君臨できるポテンシャルを秘めた素晴らしい山でした。
尾瀬のような湿原、広大なお花畑、名だたる名峰の展望…
何を撮っても100点に近い点数を持つ素晴らしい山です、そんな場所に最盛期に登れた
というのは非常にありがたいことでしょう。
無茶な旅に付き合ってくれた仲間に感謝、月並みな言葉だけどありがとう、です。
今年はこれからも旬の山をキャッチしていきたい、進化していきたいと感じる登山でした。
焼石岳の地図はこちら
山と高原地図 栗駒・早池峰 焼石岳・神室山 (山と高原地図 6)
- 作者: 昭文社地図編集部
- 出版社/メーカー: 昭文社
- 発売日: 2018/02/02
- メディア: 地図
- この商品を含むブログを見る
コメント