【丹沢】大室山、西丹沢の静寂に包まれた森を登る旅

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西丹沢の奥座敷、大室山へ行ってきました。

前回の畦ヶ丸と同様、西丹沢の奥地に位置している山であるため登山者が少ない山です。

そこには僕の予想を遥かに上回る静寂が広がっていました、

美しい水とその水が生み出した険しい沢道、そして崩落した登山道。

一人でも山を楽しむことは出来る、しかし何が起きても一人でなんとかしなくてはならない。

そういった登山に置ける単独の寂しさを改めて感じることが出来た旅の始まりです。

先週畦ヶ丸に行き、しばらく丹沢を楽しんでみようと思い丹沢の山を重点的に調べていました。

表丹沢の盟主たる塔ノ岳、大山は既に登ったことがあるので残るは丹沢山、蛭ヶ岳、檜洞丸、大室山。

蛭ヶ岳と丹沢山は焼山から大倉への縦走を計画しているのでその際に。

檜洞丸は割と有名な山になっているので、少しマイナーな大室山に登ってみることにしました。

今回のコースです

新松田7:10→谷峨7:35→西丹沢自然教室8:35→用木沢出合9:22→白石峠10:45→

加入道山11:00→休憩20分→破風口11:50→大室山12:30→犬越路13:50→

用木沢出合14:50→西丹沢自然教室15:15→ぶなの湯15:17→谷峨17:50

大室山は隣に位置している加入道山と一緒に登られることが多い山です、

僕も加入道山からの周回コースを行きます。

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先週に引き続き西丹沢と言うことで、前日の仕事を早めに切り上げて床につきました。

4時間もふかふかの布団で寝れれば体力は万全です、多分ね。

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小田急急行ですが二度目ともなると時間を覚えるものですね。

まだ檜洞丸や丹沢山を残しているから何回か使うことになると思うけど…。

車内ではいつもの如く眠りに落ちてしまいました。

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新松田に到着したら御殿場線で谷峨へと向かいます、200円。

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桜祭りが絶賛開催中と行ったところでしょうか、桜の飾り物が至る所に飾られています。

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松田駅のホームからはハーブガーデンの河津桜が見えました、もう真っ赤ですね。

祭りを楽しむ旅もいいことだろう、曽我梅園も楽しかったし。

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この山はなんだろうと思っていたのですが、金時山か明神ヶ岳っぽい。

まだどっちなのかは判断つかず、山を覚えるって難しいですね

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御殿場線に乗って谷峨に到着です、新松田から谷峨に来ることにより

バスの運賃を590円に安くすることが出来ます、節約は大事です。

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谷峨駅の電話ボックスを見ると衝撃のぉッISDN!!

時代は「撃滅のADSL」を越え「抹殺の光回線」に突入していると言うのに…

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ベンチにバックパックを置いてバスが来るまでの間ストレッチをしていると

視界になんか黒いものが…、びっくりしてよく見てみると蛾の抜け殻

僕蛾だけはダメなのでビビりまくりです、衝撃的展開。

これで思い出したのですが、夏の谷川は土合駅が蛾で大変なことになっているので

登るのをいまから躊躇しています。

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葉っぱの裏にはすげぇ卵産みつけられてる、勘弁してくれよおおお!

マイマイガみたいで凄く気持ち悪い、焼き払ってほしい。

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今回は谷峨駅で結構な方がバスに乗りました、バスの中は大盛況で大滝橋まで満席。

しょうがないので立ちながら寝る。

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気がつけば西丹沢自然教室に到着です、登山前の儀式「登山届け記入」「トイレ」を済まします。

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ここにはそれぞれの山の状況と見所が書かれているので、チェックすることをお勧めします。

大室山は積雪50センチ。

おそらく山頂部付近に積雪があり、それ以外は泥路と言う感じでしょうか。

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ミツマタが咲き始めているらしいので期待に心を躍らせます、ですが「開花」という文字にだまされました。

実際はほとんどつぼみで本当に開花し始めた直後と言う感じでした。

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登山届けを書いたら用木沢に向かって進みます。

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正面に見えたこれは大室山?

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この辺は立派なキャンプ場が幾つか整備されています、

夏になれば人が増えてしまうので、静かなうちに山に登っておきたいところです。

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山羊がいる…。

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こちらのキャンプ場の看板に「手作りパン」と書かれていて非常に心引かれました。

なぜならこの日は朝ご飯を食べたにもかかわらず電車で寝てたらお腹がすいてしまったのです。

なんつーかなんか作ってる甘い匂いがする、おいしそうだ。

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おいしいパンに想像を膨らませて歩き続けると不思議な看板が、

ここまで入ってきた車がUターンすることが多いのか、でもこの口調はどうなんだよ〜ん?

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林道を沢にそって登り続けます、今回の用木沢は前回の畦ヶ丸に比べると水はどうなのか?

今回の登山に置いて僕が気にするポイント、西丹沢一水がきれいなのはどこだ!?

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用木沢出合を越え、林道ゲート横をすり抜けて登山道へ向かいます。

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まだ新しいと思われる足跡がありました、

ディスカバリーチャンネル「マンハント」の影響で足跡を見ると新鮮さを見てしまう。

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堰堤が増えてきました、この辺では遊びにくそうだな。

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ゲートを潜ってからは道が荒れています、説得力ありまくりな落石注意の看板。

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地面には花崗岩っぽい石が至る所に落ちています、全部落石ですね…

やはりこの辺の石は脆いのか。

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水量は豊富なようですが、畦ヶ丸に比べるとまだまだ。

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林道をしばらく歩くと開けた場所に到着です、ここから本格的な登山道開始。

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まずは白石峠へと向かいます、白石の由来は大理石の原石が取れることからだそうです。

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気のせいかな、あの橋スゲーたわんで見える…。

思えばこの時点から大室山のむき出しの秘境感、荒れた登山道が姿を見せていました。

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近寄ってみると本当にたわんでおり、定員1名でした。

おい、デブが乗ったら折れるだろこれ!というくらいギシギシ揺れる橋を渡ります。

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トレースははっきりしているのですが、あまり人が登っていないのか消えている部分がたまにあります。

そして上から落ちてきた木や岩の多いこと…。

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この日同じ道を登ってきたのは8名ほどいましたが、ぶち抜いて登ってしまったので完全に一人です。

沢を横に登っているときはまだありがたいのですが、尾根に登るタイミングでめちゃ不安になると予想。

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木も苔に包まれて自然に帰ろうとしている。

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橋を使って何度も川を渡ります。

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この加入道山行きの登山道は畦ヶ丸に比べると指導標が壊れてることが多いです。

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橋が流されてしまっていたのでジャンプして川を渡ります。

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雰囲気的に休憩所っぽい所へ。

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長らく使われていないのか、苔で木が覆われていました。

一つだけ置かれた石は人が置いたのだろうか?

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このザレ沢は堰堤が非常に多い沢です、なぜこんなに堰堤を作ったのか不思議です。

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途中登山道がこの有様なので、テープを頼りに正しいルートを探します。

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なんとか登山道を発見、この古ぼけた感が不安を醸し出すぜ…。

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木の枝が折れて、ゲームや映画に出てくる罠みたいになってました。

こんなん横から飛んできたら死んでまうやろ!っていうやつ

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この辺はもはやどこを通れと言うのもないのでテープと指導標を頼りに自分で登ります。

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指導標が半分埋まった上に傾いてるんだけど大丈夫か?

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沢から這い上がり高巻きのルートに入ります、ここも道が岩だらけで歩きにくい。

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上からボロボロ石が落ちてきてるのが解ります。

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この辺は歩き易いのでサクサクと進んでいきます。

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いきなり急になりました、つづら返しで登りますが地面が崩れ易いので注意して登ります。

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しばらくすると白石滝と言うところに到着です、滝上に出る為に高巻きの道になったんですね。

大理石の滝だなんて豪華なこと言うからにはそれなりなんだろうな。

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確かに西丹沢は地面が白かったり岩が崩れ易かったり水がきれいだったりする。

それがいいところなんだけども。

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白石の滝はでかい!!…けど写真では見えないこの感じ!

実際木々が邪魔で展望が良いと言うわけではありませんでした。

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この辺から地面の凍結が始まります、霜柱出現!

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滝の上に登ると水の量は大分減っていました、源流が近いという印象です。

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そしてここから始まる枯れ沢登り、道無き道を突き進むぜ!

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岩の下から水が湧き出ています、地面の下を通っている伏流水が姿を見せる場所なんでしょう。

ここの水を汲んでおくんだったっ!!!!と後から後悔しました。

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枯れ沢登りに突入してからは指導標も曖昧な感じになってきます。

ここは沢を登る左ルートにするぜ!

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左ルートは谷底をズンズン突き進みます、一応木道も用意されているため快適です。

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指導標が奥になければこんなところを道だとは思わないんじゃないか…?

少なくとも登山経験が関東に限定されている初心者の僕にはそう見えます。

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落ちている石を見てみれば確かに大理石です、未だに地中にミロが埋まっているに違いない。

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雰囲気を見るに一応水が流れていた場所であることは間違いないようです。

ここを登っているときに奥で「ゲババババッ」っという大きな羽音を立てて飛ぶ鳥がいました。

あの巨大な鳥は一体なんだろう?

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所々凍結した道を川底を歩いて山頂を目指します。

足跡が俺のしかねーじゃねーか!と言うことに気がつき焦る

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しばらくすると鎖場に到着、ここは別に鎖を使わなくても問題なく登ることが出来ます。

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鎖を越えるとこれまたでこぼこな登りルートに、そして杉林。

花粉症の僕にこの時既に杉の木は牙を剥いていたのです…。

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鎖を登ってからの登りは結構急でした、三頭山の急登にも負けない勢いで標高を稼ぎます。

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ですが三頭山よりも道が遥かに荒れている、勘弁してください。

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どうも木が細いような気がします、元からある森ではなく治山工事の結果出来たと言う感じですね。

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登りきればそこは白石峠、目標となる加入道山までは後少しと行ったところです。

ここからは尾根歩きがスタート、丹沢の尾根歩きは奥多摩の尾根歩きよりも楽しい。

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指導標から少し歩くと富士山が見えました、まだ11時前なので富士山が奇麗に見えます。

こんなに奇麗に見えるのは塔ノ岳以来かもしれない。

丹沢から何回か富士山を見てきましたが、今のところ塔ノ岳が一番です。

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伐採されたブナ達の間を抜けて加入道山を目指します、ブナを切ることはないのに…。

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この指導標まできたら後は20分ほどで山頂です。

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所々富士山を見ることが出来るスポットがあります。

しかし全体で見ると加入道山から大室山に向かう途中に、

良い富士山撮影スポットがあるためここで写真をとってもあまり意味がありません。

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空気が澄んでいるから南アルプス方面も見える、頑張れば八ヶ岳も見えそう。

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山を見つめながら歩き続け、気がつけば加入道山山頂です。

誰か1418mって書き足した後があるな…。

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まだ11時でしたがお腹がすいていたのでここで昼食をとることにします。

今日はお湯を沸かしたのにお湯を持ってきてない&バーナー持って来てない

という大ミスをやらかしたので、おにぎりと苺サンドコーラです。

山頂コーラとかとても美味しそうで飲む前からよだれが出てしょうがありません。

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苺サンドの延長線上に見る富士山、今度登るときは高山病にならないように気をつけるぜ。

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山頂コーラはとんでもなく美味でした、今まで人生で飲んだコーラの中でも5本に入るね!

これが展望のいい2000m峰とかだったらもっと気持ちいいんだろうな。

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次に向かう大室山が控えている為に食事を済ませたら直ぐに行動開始です。

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加入道山からは雪が出現し始めます、溶け始めているのでアイゼンが必要と言う感じでもない。

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ここからはトレースが出現、一体これだけのトレースどこから湧いてきたんだろう。

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笹が増えてブナが減ったので展望が開けてきました、画面中央に見えるのは先週登った

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尾根道は非常に歩き易く雰囲気がいいです、新緑の季節ならとても奇麗だと思う。

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一回捻って上向いた木、人生も一周ぐるっと寄り道したほうが個性的になれるんじゃない?

と言うことを思わせてくれる、そっちの方が楽しそうだなとは感じてしまう。

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突然の急降下、そして痩せ尾根。

ここは注意して降りましょう、地面が凍ってるのでひやっとしました。

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北側斜面は凍結していたので注意して登ります。

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ここが破風口、この辺は道が痩せているので通年で要注意かと思います。

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破風口を越えると笹で覆われた上り道に突入、これはつまり…

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後ろを振り向けば富士山ドーンッ!!!

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いい展望です、左に見えるのは畦ヶ丸、右側に見えるのは御正体山。

富士山の肩もしっかり見えます。

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道志山塊の主峰御正体山、一つだけドスンとあるので目立ちますね。

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道が凍結しているのですが、そんなときに階段が出現しました。

普段は階段が現れるとがっかりですがこの状況での階段はありがたい…。

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見た感じこれ新品だ!アイゼンの跡も全然ついてないので去年くらいに設置されたんでしょう。

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枯れたブナ、まるで天に向かって手を掲げているかのようだ。

プラトーンの天を仰ぐシーンを思い出してしまった。

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大室山までは雪道と木道が交互に現れます。

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山頂手前の休憩スペースで脅威の出会いを果たしました、ワンちゃんです。

やばいクッソ可愛い!!!

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立派なワンちゃんです、ヤバいクッソ可愛い!

ルート的には犬越路からだとおもいますが、マジで犬と越えてきたんかいっていう。

狩猟犬タイプの立派なワンちゃんなので体力的にも問題ないんでしょうね。

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切り株に茸の後が残っていました、ツキヨタケやムキタケの類い??

椎茸のようには見えないけどもなんだろう。

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休憩地点から5分ほど進めば大室山山頂です。

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山頂に到着した僕は驚愕の光景を目の当たりにします。

山梨県票…うまっとるやん…?

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雪に埋もれた山梨県側の山頂碑、首から下が完全に埋まっています。

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それに対して神奈川さんの圧倒的イケメン度。

こんなところでも醜い県と県の争いが繰り広げられているのですね…!

道民の僕は高みの見物です。

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山頂で飲むコーラは本当に美味しい、次はサイダー持ってこようと心に決めました。

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寝転がっても山梨県票とは同じ高さです、寝転がって見る空って素敵。

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山頂で散々山梨県票で遊び倒し、飽きたので下山します。

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まずは分岐まで戻り犬越路に降りていきます、今度は右手に富士山の状態です。

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目の前には大笄が見える、ツツジが咲く頃には登っていることだろう。

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こちらは蛭ヶ岳、姫次に続く長大な尾根路を縦走出来る日は来るのだろうか。

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こちらも木道が整備されているようです。

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南側へ下っていくので道が泥まみれになってそうだなと思ったのですが、案の定泥まみれでした。

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気持ちのよい尾根道を下っていきますが、この辺りで僕の体が圧倒的不調を訴えます。

この日は無風だったのですが、たまに心地よい風が吹きます。

その風にはおそらく無数の杉花粉が含まれていたのでしょう、目…目がかゆい!!

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気持ちのいい筈の登山が一変してくしゃみ地獄の花粉との闘いに変貌です。

あいにく薬を持ってきていません、点鼻薬をエイドに入れておくんだった!

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山頂付近のブナ林は新緑の季節には最高の表情を見せてくれそうです。

バイケイソウとかも生えるんだろうなこの辺。

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だんだん空が霞がかってきました、この霞がなんなのかあまり考えたくない。

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早く下山して温泉に入りたい気持ちが強くなってきたのでするする降りることにしました。

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しかしそうは問屋が卸しません、現れる鎖場、現れる岩の下り。

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木々のトンネルをかき分けて大室山を下ります。

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山頂から1時間ほどで犬越路に到着しました。

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犬越路避難小屋、ここは奇麗なトイレも完備されている立派な山小屋でした、

数人の方々が泊の準備をしていたのですが、檜洞丸から来て大室山に縦走でもするんでしょうか?

会社に泊まる用のシェラフしか持ってないので登山用のシェラフが羨ましい。

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この尾根を伝っていけば大笄を越えて檜洞丸に行けますが、今日は帰ります。

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ここから檜洞丸に行く場合は3.7キロ、3時間かかると見た方が良さそうです。

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用木沢に向かって下山開始です、犬越路を降りた瞬間に現れる白い石。

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こちら側はもう少し整備されているかなと思ったのですが、そんなことはありませんでした。

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ブナと岩が織りなすハーモニー的な景色の中を下っていきます。

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ここにも道があるのですがわかるでしょうか?

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左岸に登山道があるのでテープを目印に下っていきます。

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登りのときにこれを見ても割と絶句しそう、

登りの方が山をよく見てるので、見たいものがある場合は登りで見ることをお勧めします。

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今度は道が右側に、これはあれだね、左側の地面ずり落ちるタイプでしょ!

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途中凄いバランスで成り立つケルンが、平たい岩置いた奴が気になる。

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橋などが出現し始めて楽しくなってきました。

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沢も復活です。

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巨大なブナが所々に生えています。

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上には立派な猿の腰掛けが見える、フリスビーみたいだ。

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堰堤も復活しました、水も安定の西丹沢クオリティといったところです。

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沢を降りてくるとこちら側はザレ沢に比べると沢が大きいことがわかります。

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落石が多いのですが、崖はこのような感じの石で構成されています。

触ると岩肌がぼろぼろと崩れるタイプです。

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試しに岩を抜こうと思えばこうやってするんと抜けてしまいます。

まるでジェンガ。

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日も傾いてきたせいか、水がやたら青く見えるように。

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途中で見つけたこの水は凄いの一言、地面は白砂で水深が結構あります。

付近に急流もないので夏場に来たらかなり遊べそうな場所です、

西丹沢自然教室から1時間ほどで着けるので川遊びの穴場スポットかも…。

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水の透明度は素晴らしいの一言です。

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こちらも大規模崩落は発生していた模様。

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しばらく進むと巨大な堰堤と橋に到着、かなりしっかりした人工物が現れたので安堵します。

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こういう橋を渡るときに地面の木が腐っていないか気になりますが、全く問題ありませんでした。

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橋を越えてしまえば用木沢出合に到着し、直ぐにキャンプ場に出てしまいました

花粉症のおかげで異常に長く感じた登山道も終りです。

行きのときにはいなかったキャンプ客の方々がかなり見受けられました、この時期でも人気なんですね。

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降りてきても川は奇麗、泳ぐなら用木沢まで来たい所です。

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キャンプ場の中を流れる頃には川は穏やかな姿になっていました。

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ツツジ新道入口の指導標、檜洞丸へ登る場合は通常のルートを使います。

石棚山稜を登るよりは1時間ほど早く山頂へ行けるはず…。

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西丹沢自然教室に戻ってきたのですが、次のバスが15:50分台になる為しばらく待つことになりました。

ここまでの時間は6時間後半で、7時間半かかるコースタイムを30分くらい巻いて行動出来たようです。

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時間をつぶしていたらバスが到着したのでぶなの湯までバスでワープします。

危うく寝過ごしてしまうところだったぜ!

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バス停「中川」で下車してぶなの湯に向かいますが、途中ミツマタが開花し始めていました。

そういえば今日用木沢でミツマタ見なかったな…。

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花粉症の症状が酷いし次のバスは17:18だしと言うこともあったので、

40分ほど風呂に入っていました、ひたすら鼻うがいと顔を洗い続ける。

風呂を上がった後は牛乳ではなくオレンジジュースで水分補給です、これマジでグビグビ行けるから怖い。

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西丹沢と言えばぶなの湯と言う位お世話になっていますが、未だに大浴場に入れたことがありません…。

次こそは入りたい。

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日も暮れ始めた頃に谷峨に到着し東京への帰路につきました、

家に到着したのは9時付近となり、一日を使った贅沢な旅になりました。

西丹沢は奥多摩に比べると割と本格派な山であるとヤマケイや高原地図には書いてあります。

今回登った大室山はまさしく森深い山だなと感じました。

崩落した登山道や川底の道を這い上がっていくというルートで、森の厳しさを感じることが出来ました。

さらに人も少ない為野生動物の声や鳥の羽ばたきと行った音に驚いてしまうこともあるでしょう。

檜洞丸や蛭ヶ岳の陰に隠れて人気のない山ですが、静かな山歩きが好きな方にはおすすめな山です。

この時期の登山では花粉症の薬だけは忘れないようにしましょう。

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この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (2件)

  • 大室山というのが 伊豆しか知らなくて
    丹沢にも あるのかと 検索して
    たどり着きました〜
    あまり整備されていない登山道のようですが
    このように詳細な画像があると
    これから トライする方に
    とても有効ですね〜
    1年前の画像ですが きっとあまり 変わりないのでしょうね〜

  • ご覧になっていただきありがとうございます
    丹沢の大室山は手前の畦ヶ丸や檜洞丸に比べると人気がないのか結構登山道が荒れています。
    探検みたいで歩いてて楽しい場所ではあるのですが……
    今年また行きたい場所でもあったりします。

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