【丹沢】畦ヶ丸、西丹沢の大自然と澄み切った清流を味わう旅

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登山の醍醐味はなんでしょうか、人それぞれに楽しみ方があるかと思います。

僕の楽しみ方の一つに沢沿いを登るというものがあります、

沢沿いの岩を伝って上流へ上流へとたどっていくのは、登山より冒険気分が強いからです。

【水がきれいな山は歩いているだけで楽しい】

そんな美しい水と癒しの空間を求め、西丹沢の畦ヶ丸へ行ってきました。

清流とブナ林に囲まれた丹沢探索の始まりです。

奥多摩三山を終えて次はどこに登ろうかなと言うことを考えていました。

行きたい場所が沢山ありますが、この時期の雪山に登るような装備や経験が僕にはありません。

奥多摩の南側に位置する丹沢はそんな僕に取っては絶好の山スポットでした。

積雪も少なく水がきれいな秘境、これは行かないわけにはいきませんね。

丹沢の中でも怪峰と呼ばれる畦ヶ丸へいくことを決めてわくわくしながら一週間を過ごしました。

今回の日程表です。

新宿5:46→新松田7:10→谷峨7:35→7:51分発バス→西丹沢自然教室8:35→

本棚9:52→善六のタワ10:50→畦ヶ丸山頂11:40→30分休憩→大滝峠上12:55→一軒屋避難小屋13:40→大滝峠バス停14:35→ぶなの湯14:55→谷峨16:23

少し朝が早いのですが、得すると信じてがんばって起きます!!

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西丹沢に行こうと決めた僕は早朝4時に布団から起き上がり、まだ太陽も眠っている朝5時に家を出ました。

丹沢は奥多摩に比べると電車賃は安いのですが、朝は早くなってしまいます。

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貨物列車が走る夜の町を駅に向かって歩きます、東京の下町を歩くハイカー

いつ職務質問受けてもおかしくはない。

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山手線を使い新宿に到着したら急行小田原行きを使い新松田へ向かいます。

西丹沢に行く場合は西丹沢自然教室行きのバスの本数が少ない上に、

始発以外は帰りがとても遅くなるので始発に乗るように心がけましょう。

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おはようマニラ食堂とキャロット、先週ぶりの新松田です。

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普通はここで西丹沢自然教室行きのバスに乗ります運賃が高いので乗りません。

ここで乗ると1190円くらいだったと思いますが、

御殿場線を利用して谷峨まで行けば590円でバスに乗ることが出来ます。

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と言うわけで御殿場線を利用してバスよりも谷峨へ先回りします。

今日も富士山は白い、そろそろこの辺からみても感動しなくなってきた。

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先ほど新松田を出たバスは7:51に谷峨駅へやってきます、ここでバスを迎え撃ちます。

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山深い場所にある谷峨、朝霧で町が幻想的な雰囲気に包まれていました。

因みに谷峨で降りたのは僕以外1人でした…。

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大野山と思われる場所が見える。

山頂が牧場と言うことなので友達でも誘ってハイキングに行くには良さそうな場所です。

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バスに乗って西丹沢を目指します、バスの乗車率は80%と言うところでした。

西丹沢まで行く人は少なく、途中の不老山などに行く人が多い印象。

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丹沢湖はきれいな水鏡と化していました。

奥に見えるのは世附権現山っぽい…、丹沢は権現山大過ぎです。

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西丹沢自然教室には少し遅れて到着です、西丹沢への道は狭いのでバスは遅れがちです。

車で来る場合にはバス時間を上手く外した方が良さそうです。

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西丹沢自然教室に到着したらまずは登山届けを書きましょう。

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自然教室の前にはミステリーサークルが!!

畦ヶ丸に登る前にこの石のプロフィール集を見ておくんだったと後悔しました。

西丹沢は土の質が奥多摩とは違います、その特徴が畦ヶ丸の難易度を押し上げているので

その辺を知識として入れておくと登山が楽になるかもしれません。

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この橋を渡れば畦ヶ丸への登山道が始まります。

いつもはこの橋の下の川で遊んでいますが、川の水が既に奇麗です。

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奥多摩の水と違って少し青い、砂が花崗岩系の白い砂なので色が美しいです。

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関東ふれあいの道ではなく東海自然歩道の看板が今回の旅のお供です。

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中川の支流を遡っていきます、この辺は登山道と沢登りがミックスされた登山道です。

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朝9時の川は最高に奇麗ですね…、日の出と同時に川を見てみたい気がする。

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畦ヶ丸は奥多摩の山ほど人がいないためトレースがまばらです。

ディスカバリーチャンネルのマンハントで足跡の消し方を事前に調べておいたので

あえて足跡を残さないように岩の上を歩きます。

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向かい側は檜洞丸方面ですが、檜洞丸は奥にある為見えません。

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10分もしないうちに堰堤が見えてきます、幾つかの堰堤を乗り越えて進む前半のルートは非常に楽しい。

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堰堤のそばについている階段を越えると広がるのは真っ白な砂場。

土の色が白い…。

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川の中を登っていくようなルートで非常に気持ちがいい場所です。

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朝日に照らされた冬の清水、夏はこの辺で遊ぶと楽しいです。

水はめちゃくちゃ冷たいけど。

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壁の岩は触ればボロボロと崩れてしまいます、細かい花崗岩が敷き詰められた砂場は水はけが良さそう。

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川の上には幾つもの木製の橋が架かっています、これを越えていくのは楽しい。

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堰堤さえなければイワナや鮎が沢山いる川なのかもしれません。

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細かい岩の上を飛び跳ねて上流へ向かっていきます。

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堰堤の下についてる丸い穴ってダム穴のような恐怖感があります。

水が落ちてくる場所って怖いよなぁ…。

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この堰堤が出来たのは意外と最近でした、それ以前はどんな森が広がっていたんだろう?

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いつもの杉林とは少し雰囲気が違います、杉と苔が共存するコントラストに山深さを感じる。

奥多摩がマイナスイオン1だとしたら西丹沢は50くらいは出てる、体感値で。

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堰堤を越えてすぐに下棚と登山道の分岐が出現します、畦ヶ丸にある下棚・本棚というのは滝のことです。

両方とも登山道から5分ほど歩けば到着します。

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さすがにこの時期の水は冷たい…、ですが雪解けの季節はめちゃくちゃ楽しそうです。

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水が緑ではなく青い。

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今の時期は落ち葉が川底にたまっています、落ち葉がなくなる頃はもっと奇麗なことでしょう。

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この水を持って帰ってウイスキー作りたい、川底が印象派の絵画の様だ。

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下棚を満喫して登山道を登ると本棚への分岐にさしかかります、もちろん本棚も見ます。

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この本棚へ向かう途中の道は凍結アンド凍結、さらに川を越える。

川に落ちないように注意しましょう、水で岩が濡れてるので滑ります。

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川苔の百尋の滝よりは小さいですが立派です、

場所によっては凍結しているのでこの山も氷瀑化するのかもしれません。

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下りでこのルートを使うのであれば、この辺でご飯を食べてもいいかもしれません。

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至る所から水が染み出ています、岩から出た直後の水とかめっちゃおいしそうやん?

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青々しい草が芽を出していました、雰囲気的に山菜っぽい!

この辺なら岩タバコとか生えているかなと思いましたが、

昔カメ五郎氏がこの付近で自給自足してたので生えてるんだろう。

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本棚を出て枯れ沢を登るルートに入りますが、

基本的に土の上ではなく石の上を歩くルートに代わりはありません。

トレースが見づらいのでテープの位置を見ながら歩くことが重要です。

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なんか地面に穴開いてる…。

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奥多摩にはこんなコースはありません、新鮮すぎてアドレナリンが出てきた。

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水が豊かな場所だからか苔も潤っています。

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沢を登って高度が上がってきたらとうとう雪が出現してきました…。

この山の特徴である滑り易い地面と雪が合わさるのはかなり危険、ここからは気を引き締めます。

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善六のタワへ向かって尾根を上がっていきますが全体的に尾根が痩せています。

土が崩れ易いのでどんどん崩れていくんでしょうね…。

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石が落ちてできたものだとは思うのですが、滑落の跡だったら嫌だな。

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善六のタワ到着、凍結したやせ尾根がこの先も続いていきます。

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右側に落ちたら数mは垂直に落ちるので、マジで慎重に降ります。

アイゼンをしっかりとつけておくことを推奨します。

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後ろを振り返り大室山方面を見ると雲に覆われた巨大な山塊が見えました。

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そして真後ろを見ると檜洞丸が見えます、奴も雲かぶってる。

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アクアリウムやってる人なら喜びそうな木。

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美術のデッサンで使う頭骨を彷彿とさせる形状でかっこいい。

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切り株を熱心に撮り続けるという奇行を終えて山頂を目指します。

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だが、まだ切り株を撮る。

ぶな林に入ったのですが、至る所でぶなの木が折れています。

雰囲気的にはカブトムシの幼虫とかが沢山いそう。

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落ち葉の雰囲気から見るに紅葉の時季に訪れれば奇麗な森を見ることが出来るのでしょう。

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ねじ曲がりすぎて一回転してしまったのだろうか…。

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ようやく畦ヶ丸本体が見えてきました、距離的にあと40分くらいかな?

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常時こんな感じの道を歩いているのですが、滑落したら洒落になりません。

この時期にアイゼンをつけないで登るのは絶対に辞めましょう。

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後ろを向けば檜洞丸を含む丹沢山塊が見えます、上の方はまだまだ白いな…。

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標高1100mを越えたので雪質が少し変わります、意外にサラサラしてる。

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積雪量は30センチくらいと言う感じでしょうか。

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雪の上に不思議な足跡を見つけました、鳥っぽいけど鳥っぽくないな…

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風が強いのか尾根の上は小さな雪庇が出来た跡。

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ここを歩くときはかなり注意しました、両側が完全に削れ落ちているので落ちたら骨折確定です。

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痩せ尾根を越えてしばらく歩くととうとう山頂です、話に聞いた通り展望はなさそう。

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山頂にある石碑はまるでセーブポイントかなにかのようだ…。

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畦ヶ丸山頂に到着です…、こんな登りが楽しい登山はあまりないなと言う位楽しい登りでした。

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とりあえずダークソウル的に誓約を交わします。

「誓約:畦ヶ丸」

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誓約のポーズをしていたらカップルが上がってきたので、即座に立ち上がってお昼をとります。

今日はカップ麺OUT、コーヒーINです。

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おにぎりを食べたらコーヒーとガトーショコラ、スニッカーズで甘味を楽しみます。

山頂で飲むコーヒーは最高だな!(小並感

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山頂と乾杯。

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山頂をコーヒー片手にぶらぶらしていたら狸っぽい動物の足跡がありました。

肉球がある。

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富士山の方角は木がかぶさって見えませんが、木々の隙間から南アルプスを見ることが出来ます。

画面左側に歩いていけば菰釣山をへて山中湖村へ到着ですね。

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手早くお昼を済ませて下山を開始です、西丹沢は帰りのバスも少ないため

温泉に入ることを考えると早めの行動を心がけておくのが安心です。

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山頂から少し歩くと避難小屋に到着です、ここはトイレもついている神避難小屋です。

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避難小屋の中には薪ストーブが完備されていました、なるほどこれで暖をとるのか。

楽しそうだな!!

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避難小屋日誌はほんの少しだけ埃をかぶっていました、この時期に泊まる人はあまりいなさそう。

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少し汚れてはいますがなんと毛布が完備されています。

マットを引いて上に寝袋で寝ればめちゃ快適に寝れそうです。

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避難小屋の中を見学し、冬枯れしたぶな林の中を下山していきます。

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大滝峠方面は少し荒れてますね、季節的な問題もあるんでしょうか?

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痩せ尾根が多いため至る所に柵が取り付けられています。

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苔むしたブナが映える。

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カメ五郎氏がキャンプ地に選んだだけあって、西丹沢は自然が豊かです。

春になれば山菜が、秋になれば茸が採れることでしょう。

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この絶妙な荒れ具合がアスレチック感を演出してくれます。

今回のコースは全体的に楽しいなぁ。

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畦ヶ丸から大滝峠へは南下していくので、基本的には南斜面を歩くことになります。

なので雪はあまりありません、心地のいい斜面を下っていきます。

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南側斜面を下っていく中、ようやく富士山とご対面です。

木の具合から見るにこの時期でなければ富士山を見ることは出来なさそうですね。

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倒れたブナの大木には猿の腰掛けが直ぐに生えてしまうようです。

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あまり見たくはなかったけども、とうとう発見してしまいました。

今シーズンに入ってからできたと思われる熊の爪痕です。

クマ鈴をつけていないので、ちょっと嫌な気分になりました。

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リアルスーモだ!

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下山道は南側と言えど日陰は凍結してます、滑らないように注意して下ります。

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何かによって破壊されたのか、それとも腐ってしまったのか…。

川苔山の時を思い出すにクマにやられた可能性が高い気がする。

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相変わらずこんな斜面をどんどこ下っていきます、下りはハードな部分があります。

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尾根道から下ってくると再び沢に合流です。

今回大滝峠を下山に選んだのは、温泉が近いことと川があるからなのですが。

下山でも川を歩くことが出来ると言うのはかなり贅沢な気がしました。

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大滝峠側は中川に比べると少し清流感が足りない。

十分奇麗なんですけどね。

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こちら側の登山道の荒廃っぷりもなかなか凄い、この釘で転ぶ人が必ず出てくることだろう…。

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水辺によってみると鹿の足跡がありました、この辺で水飲んでるんですね。

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下山を開始して1時間半ほどで一軒屋避難小屋に到着です。

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とても立派な作りをした避難小屋です、でも位置的にはあんまり使用する機会がないような気がする。

この小屋を使用する場合はどこに行くんだろう?

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水瓶が凍っていました、なんかトリックのスペシャルでこういうの出てきたよな。

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大滝峠側の道はこのように崩落しているところを通らなくては行けない為、結構スリリングです。

ここは川の方に降りることも出来るので大丈夫ですが…。

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一軒屋避難小屋からの道は風光明媚です、特にこの道は本当に奇麗でした。

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この川沿いの雰囲気は最高です、紅葉の時季などであればさぞかし美しい景色が見れるのでしょう。

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岩の上に鎮座したブナの木は何か別の生き物のようです、本当にぐにゃぐにゃ曲がるなぁ…。

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先ほどの渓谷を越えると道が気持ちのいい登山道へと変わります。

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気持ちいい道なのですが、右側が切れ落ちてしまっている為緊張感があります。

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相変わらずの吊り橋の多さ。

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吊り橋の横はこんな感じなので、落ちたらひとたまりもありません。

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峠を歩いている感覚がありますね。

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とにかく崩落が多い、土がとにかく脆いのか、至る所が崩れています。

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ですがルートの大半はこのような気持ちのよい道です。

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合間合間に挟まれる崩落、アスレチック感があっていいんですけどね。

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そういえばこの辺から道標が金属製になってました、クマ対策なのかな?

無理して東海自然歩道をわけなくてもいいのに。

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まるで中尾彬のマフラーのように捻られた枝が落ちてました、ネジネジだなこいつ。

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ここまで降りてくればもう危険な箇所はありません、

行きと同じく川沿いの岩を飛び跳ねながら下山していきます。

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水量が増えてきました、大滝峠のルートは高巻きが多いので近くには寄れません。

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人があまり通ってないのでトレースが希薄です、地味にこの鎖場は怖い場所でした。

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朝日の水に比べると午後の水は美しさに少し欠ける。

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しかし清涼なことに代わりはありません、こんな水に囲まれて生きていきたい。

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この辺の砂は山頂までずーっとこんな感じです。

お家にいる亀の水槽にも同じような砂を入れてますが、こいつのおかげで雪がないのに滑ります。

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西丹沢はちょっとした秘境を手軽に味わえる山域な気がします。

奥多摩とは全然違う雰囲気があります、僕は西丹沢の方が好きです。

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打ち捨てられた橋、おそらく水で流されてしまったのでしょう。

雪解けの季節や梅雨の時期はヤバそうですね。

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なんや!こんなん全部注意しないといけないやんけ!

僕は足下を見続ける為に頭をぶつけることが多い派です、

逆に上向いてて足滑らせる人とかいるのかな?

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岩がくだけて砂のようになっていました、この岩触るだけでぽろぽろと崩れてくるんですよね。

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この辺は夏にくれば水遊びが捗りそうです。

水量も程よいので事故に遭うことも玄倉川ほど高くなさそう。

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今回も安定の単独登山、他人にペースを合わせることがなく写真を撮るのに夢中な為

ペースは早いのですが毎回コースタイムちょっきりで歩いています。

もう少し巻きで歩きたいんだけどな…。

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こちらの大滝峠側は堰堤にプラスして小さなダムのようなものが設置してありました

どんなに小さくてもダムは怖い…。

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堰堤を越えると国道まではすぐそこです、川沿いの林道を10分ほど下っていきます。

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大滝峠登山口に到着です、看板の文字禿げとるがな!

あんまり歩かれていないんでしょうか?メジャールートな筈なのですが、なかなかの荒廃ぶりでした。

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なぜかこの辺はスポーツカーが多い気がする…、リゾートって言うわけじゃないと思うんだけど。

この日もカプチーノ的な車を何台か見かけました。

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バス停にはバス到着の10分前に着きました、

地図にはここから中川温泉までは徒歩25分と書かれています。

道が細いのでバスに乗ってもあまり進まないだろうなと考えてバス停から温泉まで歩くことにしました。

この選択は大正解、実際は15分ほどで温泉に行けたためバス賃が浮いた形になりました。

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というわけで本日の汗を流してくれるのは天然温泉ぶなの湯です。

2時間700円の露天風呂付きの温泉を満喫して、一日の疲れをいやしました。

登山の醍醐味はこの下山後の温泉にあると言って過言ではない、本当に気持ちいいです。

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入浴後は牛乳で水分をしっかり補給します、正直瓶牛乳がないことだけが残念なところではある。

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2年くらい前からずっとこれ置いてある気がする…。

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温泉を30分ほど満喫して西丹沢を後にします、

西丹沢のバスは15時台を逃すと17時までないので注意しましょう。

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15時台のバスで再び谷峨に戻れば10分ほどで御殿場線に乗ることが出来ます。

丹沢の素晴らしいところは新松田に着いたら5分もしないうちに小田急線が現れると言うところです。

公共交通機関の乗り継ぎがスムーズなため待ち時間がほぼない状態で行動が出来ました。

西丹沢は非常に面白く、一日の充実感がとても強かったです。

やっぱ早起きは三文の得だね!

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今回は丹沢山系の偵察と言うことで標高とコースタイムが短めの畦ヶ丸を登りました。

丹沢には【塔ノ岳】【大山】【丹沢山】【蛭ヶ岳】【檜洞丸】【大室山】【畦ヶ丸】

といった山々がありますが、表丹沢と西丹沢ではかなり環境が違うことが解りました。

奥多摩に飽きてきた方にはおすすめのエリアかもしれません。

特に西丹沢の奥深さ、秘境感は個人的にかなりおすすめです。

夏になればヒルが出てしまうとのことなので、

新緑の季節までには全て登ってみたいという気持ちにさせられました。

丹沢最高!

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この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (2件)

  • 私もこの前このルートを歩いてきました。残雪の時期も綺麗そうですね。
    ところでここの写真のカメラは何を使用してるのかお聞きすることはできますか?写真もとても綺麗です。

  • 畔が丸、とても楽しい山ですよね、今年は秋に甲相国境尾根に合わせてあるいてみたいです
    カメラはこのときはRICOHのGRとペンタックスのk-s1でした
    レンズはHD DA35mmとHD DA15mmを使っています

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