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【奥多摩】川乗山、川と崖と霜柱と、奥多摩屈指の名峰を登る旅

18.紅葉 01.登山 09.奥多摩/高尾 33.11月

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関東も大分肌寒くなってきて、厚着が楽しい季節になってきましたね。

晴れた11月の中旬、都内の人気スポット川乗山を歩いてきました。

僕に取っては久々の山でした、普段月間300時間近く働かされている社畜なのですが

本当に辛いときはとっとと投げ出して北海道に帰りたいなとよく考えます。

弱音を吐いても仕方が無いので、近場の山でリフレッシュです。

 

 

この日の工程表です。

新宿(7:44)→奥多摩9:14→川乗橋9:50→足毛岩の肩12:30→川乗山山頂13:20-14:10

赤坑山15:00→JR古里駅16:00、ここからは奥多摩まで戻り温泉に入ります。

打ち上げ場所の新橋に着いたのは20:15分付近となりました。

 

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前日も24時まで働いて元気に帰宅です、その後3時間ほど仮眠を取って

日の出とともに新宿に向かいます…、睡眠時間が少なくなるたびに

「宝くじが当たれば寝ておきて旅ができるのに」

そんな夢想をします、まずは宝くじを買おう。 

 

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この日はホリデー快特おくたまを使って一気に奥多摩です。 

この時期はさすがですね、登山客で電車内がぎゅうぎゅうになっていました。

40分前から並んでおいて本当に良かった、

さもなければ到着前にゲロ吐いて終了でした。

大半の登山客は御岳駅で下車します、皆御岳山や高水三山に行くのかな?

高水三山は冬あたりに登ってみたい山です、真冬は低山で体を鍛えないと。

 

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バスに乗り川乗橋へ、到着です。

登山口前にはお地蔵さんが登山客を見守るように鎮座しています。

これの意味を後々何となく理解します。

「川乗山がなぜ人気の山なのか?」 

これを僕らは思い知らされるのです…、今思えば拝んでおいてよかったと思います。

 

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この日は川乗橋でほとんどの人が降りました、

この時間から中日原に行く人は確かにあまりいないかな?

鷹巣山からの縦走をする為にはもう一本速いバスじゃないと厳しかった気がします。

バス停からはしばらく舗装路を歩くことになります、が

今回は登山道入り口からすぐの橋が落ちてたのでずっと舗装路を歩きます。

 

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川のせせらぎを聞きながら登頂開始です、ちょうどいい時期だったらしく

奇麗な紅葉を見ることが出来ました。

ただ、関東の山の特徴なのか植林地とそうではないところの差が激しいですね。

植林地は一年を通して緑のイメージがあるのであまり好きになれません。

 

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可愛い紅葉と川の音は最高ですね、寝不足の体もリフレッシュされます。

自然界の仙人チャクラを分け与えてもらっているようだ、僕も螺旋丸くらい使いたい。

 

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足下は一面枯れ葉でふかふかしていました

ウッドチップが敷き詰められているかのようで速度が出ます。 

 

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舗装路を歩いているときに鷹巣山と違い岩が多いことに気がつきます

それも粘土質とうけとれるような物が多く、結構脆い

鷹巣山は岩の種類がもう少し違ったかなと思います。

 

鷹巣山と川乗山この2つの明確な違いは地面でした、

これが中盤の恐怖の登りへと続いていきます。

 

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登山道までは40分近く歩きます、この時点で

「川乗山は人気の山だからすばらしいコースが広がっているに違いない」

という間違った妄想が膨らんでいます。

 

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横を見るとせらせらと奇麗な小川が流れています

毎回思うのですが、沢付近を登るのは本当に楽しいです。

水辺は飽きないなと思いますが、尾根道もこの楽しさを見習ってほしい。

 

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下車から1時間ほどは程よい紅葉で、まさに見所と言う感じです

関東の1000m付近はこの時期でも全然紅葉していることを確認しました。

僕の実家ではこの時期既に木は丸裸にされて全裸を夜風にさらしています、

それに比べて関東の気候の寛容なことよ…。

 

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絵はがきが作れそうな紅葉の中をズンズン進んでいきます。

舗装路が本当に長い。

 

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途中山腹に大量の墓標が!!とおもいビビったのですが

よく見たら切り株でした、遠くからみたら山腹一杯のお墓とも取れるような

見た目だったので本当にびっくりしてしまった。

木がないので地面から水分が抜けきって乾燥していましたね、

そりゃ猩猩達も草植えるわ…。

 

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上から見ると植林地帯は行見えます、まるで三毛猫です。

この緑の部分はわりとつまんねーんだぜ!?と本気で思っています。

 

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川乗山バイオトイレを通過して1時間、ようやく登山口との分岐点に入り

登山道に向けて細い尾根道を辿ります。

そして始まる杉地獄、相変わらず杉だらけだぜ!

 

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トリックアートみたいで気持ち悪くなります

晴れてるから良いけどこれが日陰になると超陰鬱になるんですよね…

 

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よく川乗山の写真で見る橋です、僕も見ました!

感動的な対面です、早速下に流れている水が冷たいかを確認します。

 

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とりあえず一緒に来ている友人の梅菌にまず触らせました。

水は冷たかったです!

 

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この橋を通過して、やたら細くごつごつしたアスレチック急登を越えると

滝はすぐそこに有りました…、滝にいくまでに

「危険、滑落事故多発」

の看板が幾つもあったのが怖かったですね、さっきの橋を越えてからの

岩で造られた道がなかなかに落ちると即死です。

 

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関東随一と言われる百尋の滝です。

滝の近くはやっぱりひんやりしていていいですね、そしてテンションが上がります。

この滝の良いところは滝の麓まで行けることだと思います。

夏なら間違いなく全裸で滝壺に飛び込んでいたことでしょう

 

この時期に飛び込んでしまうとベアグリルス並に

服を脱いで暖をとらなくてはならなくなるのでやりませんが…。

 

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落ち葉がたまった水辺も一興ですね、水がきれいです。

 

ここからは尾根へ向かっての登りが始まります

川乗山への道はここからが本番と言えるような物でした。

川乗山の特徴は

 

「右にずれると死にます」

 

だったかと思います、いや、本当に人気の山にしては怖いんだって。

僕らはかなりのハイスピードを出して途中つまずきながらも登っていきました。

百尋の滝から川乗山へは分岐路が有り足毛岩の肩を経由するルートと

そのまま登るルートが有ります。

今回は足毛岩方面から登っていくことにしました、人がいないので。

 

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足毛岩の肩に出るまでは本当に不安でした、一度川を横断するのですが

そこのトレースが非常に見分けづらく、

林道作業用と勘違いする道を川乗山と逆の方向に向かって進まなくてはならないからです。

つまり足毛岩へ向かうときは北を背にすることになるのですが、

基本それまで北に向かっていたので超不安でした。

凄い速度で登って分岐から20分くらいで足毛岩の肩へ…

 

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足毛岩の肩からは川乗山山頂に向かって凄まじい登りが始まります。

山では普通の登りなのですが、

こういうときは上を見ては行けません、心がくじけます。

 

無心で好きな曲でもつぶやきながら登りましょう!

 

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高度が1300を越えてこの辺で展望が開け始めます、

登りがキツくてそれで頃じゃないがなッ!!

 

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登っている途中で恐ろしい物を見つけました

この時期の正午の山頂は霜柱が生えていると言うことです。

つまり寒いです、とても寒いです。

 

霜柱を見ると北海道の朝を思い出します、よく保育園に行くまでの道のりでは

水たまりが氷つき、土は霜柱で盛り上がり、その上をザクザク言わせて歩いた物です。

 

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肩のピークを越えるて足に乳酸がたまりきってパンパンになった頃

ようやく山頂が見えます、こいつがもう一度心を砕いてくれます。

「俺はもう男坂は登る気がない!」

 

山頂ではお昼ご飯を楽しむ登山客達、その下に這いずりながら登る登山客

細かい休憩目標点を定めて3回くらい休憩を挟みつつ登りきりました。

川乗山はコンテンツ的には

岩場・崖・川・滝・急登とそろっていますね、この充実具合が人気の秘訣なんでしょう。

 

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山頂に着いたらご飯です、今回は28リットルの軽量バッグだったので

カップヌードルとカロリーメイト、コーヒーという簡単な物でした。

山頂で食べるカップヌードルは美味しい…、だが飽きてきた…

 

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人気の山らしく山頂は人でごった返していました、富士山もぼんやりと見えていたため

皆さんそちらを向いて記念写真を取っていました。

僕は逆を向いて奥多摩の山の位置を確認です。

山頂までは本当に満足度が高いですね、とても良い山です。

 

こっから素直にノーマルルートを戻ればもっと楽しかったと思う。

僕らの下した選択は橋に戻ってバスに乗ることでもなく、鳩の巣駅に行くことでもなく。

遠くはなれ、なんもねー古里駅に下る選択でした。

今思えばこの選択は間違いだったのです。

 

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奥に見える富士山を目に焼き付け、下山開始です。

 

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山頂付近には梅??何かのつぼみがたくさんついていました。

 

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山頂から分岐路を古里駅に向かって歩き始めました。

「もう後戻りはできない…」

ここからはひたすら植林地帯を横断していきます

川とかないからね、ずっと同じ景色だから!!

 

さらに古里駅までは2時間半のコースタイムです、いくら僕らの歩く速度が速いからと行ってもつくのは16時前後か。

既に1時半…、日没までに間に合うのか不安です。

 

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山の東側斜面は気がばきばきに折れて登山道を塞ぎます

あまり人が通っている雰囲気が無く、所々トレースが途切れているところも

数回とレースを見失い焦りました。

 

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雪の重みで倒れたんでしょうか?幾つもの木が倒れています。

こいつが滑り落ちてきたらさすがに危ない、こっちの道の人気がないのも頷けるぜ。

 

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途中展望が開ける瞬間が有りました、ススキが生えていたのはここだけです。

すすきは無駄に絵になるなと思い数枚パシャパシャ取っていました。

奥に見える山はなんだろう、位置的には鍋割山とか??

 

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歩き続けて赤坑山(赤久奈山)へ到着です、ずいぶんと整備されておらず

ぼろぼろの山頂でした。

標高も低いのでこの状態は納得、特に展望が開けているわけではないので

足早にここを去ることにします。

 

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赤坑山からは植林地帯を下ります。

杉は背が高く日光を遮ります、そのため地面にはシダが生い茂り

位雰囲気を出しています。

 

しかし木がバリバリに折れて登山道としてはあまり楽しくない…

楽しむ余裕も無く古里駅までひたすら下ります。

まるでトレイルランナーのように転げ落ちていきました。

 

このルートの特徴は距離が長い為、下りと言いつつもなだらかな斜面で

標高が下がりにくいのです、そして下がるときはいろは坂よろしく一気に下ります。

メリハリが利いていますね、おかげで何回か死にかけました。

途中崩落箇所と落ちると即死ポイントが有りましたが、興奮していたのでしょう

走っていました。

 

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午後15時50分、古里駅到着です。

これまで登ってきた山を見返すと奇麗な真緑…

杉林だから保水力が弱く、川も有りませんでした、ので修行用なルートでした。

ここはあまりお勧めしません、川沿いの橋へ向かうコースなどの方が良かったですね。

 

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帰りは奥多摩駅まで戻って奥多摩温泉もえぎの湯へ向かいます。

温泉は休日と言うことも有り、整理券が発行されている状態でした。

野郎がぎゅうぎゅう詰めだなんて簡便です。

 

「ウィーアーオールメン!ノットゲイ!!」

温泉は温めでずーっと入っていれるタイプでした、アルカリ性なのか肌がヌルヌルに。

近くのキャンプ場を利用している学生グループか社会人グループが

年収と下ネタの話ばかりしていてうんざりしてしまいました。

お風呂くらいゆっくりとさせてくれーと思います。

 

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日もとっぷり暮れた18時、奥多摩駅を後にしました。

打ち上げ会場である新橋に着いたのは20時でした、

本来参加するはずだったけど寝坊したS君を断罪する会を開催しにいくことに。

 

今回人気のスポットと言うことで川乗山を選びましたが

人気の理由がよく理解出来る山でした、鷹巣山などはひたすらの登りで地面が土メインでした

川乗山は岩が出ていることが多く、アスレチック的な雰囲気が良かったと思います。

その辺の満足度がまず高かったことが印象的ですね。

 

岩にはって登るようなところや、取り付けザイルを持ちながら降りるところも有り

危険と安全のメリハリが利いています。

2月には百尋の滝が氷爆になるとのことなので、是非見に行きたいですね。

 

登山道の橋が修復されたらまた登ってみたいです。