2024年10月13日、標高2,000mクラスの山の紅葉がにぎわう時期を狙って谷川岳を歩いてきました。日本百名山の一角で、関東からほど近くロープウェイもあることで大人気な谷川岳の標高は1,977m。戦後の登山ブームの中でロッククライマーたちが命を散らし魔の山とも呼ばれるこの山ですが、一般登山道は子供でも登れるほど開発されています。
そして紅葉シーズン、一般登山道のキャパシティを超える人、人、人。登山渋滞が引き起こされるほどの大人気登山スポットとなってしまうのです。
紅葉登山の中で上越国境尾根の山は定番なのに歩いたことが無いな……と気が付いた私ですが、定番中の定番でもある谷川岳をまずは歩いてみるかぁ~と軽い気持ちで車を走らせることに。
土合駅に到着し、西黒尾根登山口を目指す僕の目に飛び込んできたのは想像を絶する車列でした。
これはいったい山頂にはどんな景色が待ち受けているんだ!?紅葉シーズンの休日谷川岳登山のスタートです。
redsugar谷川岳が1年で最もにぎわう季節に歩くという事はこういう事なのか……!!
谷川岳紅葉日帰り登山の概要
車列連なる谷川岳登山口を目指して




2024年10月13日午前5時20分、関越自動車道赤城高原SA。
おはようございます、Redsugarでございます。
本日は久々の谷川岳です、西黒尾根を歩くのひっさしぶりだなぁ~という事でワクワクしながら赤城高原の巨大お揚げが乗せられたそばをズルズルとすすります。車登山をするなら登山前にSAで蕎麦かカレーを食べるのですが、この日はこれが本当に良かった……少しでも到着が遅れていたらヤバかったから。


午前6時00分、土合駅。
明日の予定もあるから早く帰らないといけない、だからコースとしてはスタンダードに西黒尾根から天神平へ向かう形にしよう。つまり車を置くのは土合駅だ、と決めてやってきたのですが……駐車場がどんどん埋まっていくではありませんか。



紅葉シーズンは一年で登山客が最も多い季節です。谷川岳に関しては……舐めてました。本日後半、とんでもねぇ数の登山客で山がごった返します。






土合駅で準備を整えている間、視界の端では車がブンブン走っていきます。今日はロープウェイ組も多いなと思っていたら、なんか渋滞してね??と。登山口に向かって歩き出して驚いたのですが、土合駅前の高架下に連なる車車車、車三つで轟かよと言いたくなるくらい渋滞してます。



えぇ!?この人たち全員ロープウェイ待ちってこと!?


午前6時40分、西黒尾根登山口。
土合駅じゃなくて少し上の駐車場に止めようものならどれくらい時間がかかっていたかわかりません。土合駅に速攻車を置いて西黒尾根登山口に来て正解でした……、西黒尾根から登山開始です。


朝の光が差し込む西黒尾根下部ですが、樹林帯は平和そのものです。日本三大急登に数えられる西黒尾根ですが、10年ほど山を歩いた私の身体にとってもまだきついのか、楽しみですね。




西黒尾根は久々に歩いて気が付きましたが、休憩地点があんまりないんですよね。ブナ立尾根よりは全然ましだけど、道中ヤマブドウや木々を楽しみながら、進みます。


西黒尾根は森林限界がすぐにやってくるのがありがたいところ。谷川岳は標高2,000m以下の山ですが、中央分水嶺で気候条件が非常に厳しいことや、岩稜帯であることから樹林帯少な目で助かります。



森林限界すぐの休憩地点……座れるところがないくらい混んでる。


景色が開けたので見回してみましょう、まずはロープウェイがあった土合方面……向こうに見えるのは赤城山かな。


対面に雲に抱かれた朝日岳が見えます。白毛門方面は実は登ったことがございません、谷川岳馬蹄形とかで歩きたいんだよなぁと思ってるんですが、中々行く機会がないまま今日を迎えてしまいました。



しかし、向こう側の紅葉も美しい……、朝日岳登りたいなぁ。


こちらは天神平方面、山頂の開けた場所にロープウェイの終着駅があります。西黒尾根から見ている時、あの天神平から大量の登山客が山頂を目指してやってきているなんて思いもよらなかった……。


西黒尾根は鎖が多いコースでもあります、しかも足元は滑りやすい蛇紋岩が多い。今日は晴れて乾燥しているから歩きやすいんだけど、これが濡れていたら最悪でしょうね。



この日、山頂下の鎖場でレンズをぶつけまして……フォーカスリングがちょっと壊れちゃったんですよね。Sラインのnikkor 24-70f2.8でしたから、もうまじでーーショックでした。保険入っていたから、何とかなったけどさ。西黒尾根を登るときはデカいレンズとか、長いレンズ持っていくのやめようと思いました。


ラクダの背を目指して登っていくんだけど、目の前に谷川岳南側の岩壁が見えてきます。お隣の一ノ倉沢ほどの迫力はないけども、これも十分素晴らしい景色。谷川岳山頂にだけ雲がまとわりついていて、早朝は天気が悪かったんだなというのが伺い知れます。



実際この後、馬蹄形組に話を聞くと明け方から7時くらいまでガッスガスで煉獄のような世界が広がっていたらしい、紅葉シーズンも天気が難しい。


午前8時25分、ラクダの背。
最初のチェックポイントとなるラクダの背に到着しました。ここからは本格的な岩稜地帯が増えてくるので、ストックはしまっちゃってもいいかなと思います。
賑わう西黒尾根を登る


谷川岳山頂へ続く西黒尾根の最終フェーズですが、ラクダの背付近から見ると凄く斜度が急に見えます。真正面から見ると奥行き感が消えてしまってのっぺり見えてしまうんですよね。


眺望がいいのが谷川岳のいいところ。先ほどまで雲に覆われてその山容を見ることができなかった朝日岳、白毛門方面がきれいに見えるようになってきました。立派な三角形で、歩いてみたいと思わせてくれますね。


目を凝らしてみてみると西黒尾根を登る人が結構多い……。紅葉シーズンだから人が多いだろうなとは思っていたけど、ここからさらに人が増えてきます。


ラクダの背方面を振り返る。一直線に登るような道が続きます。


所々に目印になる岩があり、岩と朝日岳など眺めながら、ゆっくりと登る。ブナ立尾根よりはましだとは言いつつ、きつい道のりであることは変わらないのだから。


鎖場が出始めます。谷川岳の西黒尾根は鎖に頼らなくても登れるようにはなっているので、あまり鎖に頼って変に登ると……カメラをぶつけます。ここから少し先でやらかすのですが、岩の隙間から身体を出すような場所で鏡胴がカカカッと軽くこすれ、その際にフォーカスリングが少しきつく当たっちゃったんですよね。



20万代のレンズの「フード」じゃなくて「本体」がガガガってなるとね、人間焦りますよね。


上部に近づくにつれてどんどん人が増えてくる……、というか後ろからも人がどんどん上がってきます。さすが休日、紅葉、西黒尾根ってこんなにたくさん登山客がいるんだ!と思う程度には人が多い。






上部にはつるつる滑りそうな一枚岩の個所も、ここは慣れてないと怖いんじゃないかな……。さすがに西黒尾根でスニーカーの人を見かけることはなかったけど、フリクションが強い靴をしっかりと履いてこようね。



谷川岳や至仏山でよく言われる蛇紋岩ですが、カンラン岩と水が反応してできた岩になります。蛇の皮のような模様が見えるから蛇紋岩。至仏山などでは登山客に散々踏まれてつるつるに磨かれたようなものもあります……。白っぽい方解石の脈が入っていることが多くて、美しいものは大理石の一つとして扱われたり。
岩の出自はマントル物質が地殻に上昇してくる過程で生まれた岩石です。


山頂に近づいてきました。一ノ倉沢程とは言わないけど迫力があります。谷川岳も新潟県側のなだらかな斜面と、群馬県側の切れ落ちた形を認識すると、随分と特徴的な山だなと思えます。





あ、また雲が朝日岳にかかる……、稜線暗いけど馬蹄形組歩いてるのかな……あのへん。


黄色いペンキの目印を辿って岩の上を歩いて山頂を目指します。この辺が一番斜度的にきつい。





所々画になる岩があり、立ち止まって撮影。


ロープウェイ側の登山道が見えるようになりましたが……なんじゃありゃっていうくらい人が連なっています。これは下山時に登山渋滞必須なのでは?とこの時点で焦るくらいの人。



小さい人々が歩いて行く姿を見るのは楽しいものがあるが、ちょっと待て楽しんでいる場合じゃない!


山頂直下までやってくると人々の憩う声が聞こえる……、西黒尾根もにぎやかだったけど稜線はかなりがやがやしているぞ??山頂はあまり混んでいるようには思えないが、どうなっているんだろう??


午前10時00分、トマの耳。
山頂についてみると撮影渋滞ができていました。ご飯の場所取りも始まっていて、登ってきたのは比較的早く歩いている人々だと思うのですが……後ろを見れば続々と人が登ってきていてヤバいです。この時点で山頂をスルーして人が居ないであろう茂倉岳へ向かうことに。


山頂からは対面の朝日岳の稜線がきれいに見えます、また晴れたようでよかったね……。


オキの耳へ向かう道中で振り返ると、トマの耳に凄い人だかりができています。山の形的に神秘的にも見えるような……巡礼のような形にも見えるけど、みんな山頂で自撮りしてるんだよなぁ。槍ヶ岳の時のように、山頂ではものすごい勢いで画像が生成されていると思うと、山の受容のされ方は現代と過去で全く変わっちまったんだとしか思えない。




午前10時25分、谷川富士浅間神社奥の院。
オキの耳も越えて谷川富士浅間神社奥の院へやってきました、流れるガスで時折景色が真っ白にはなりますが基本晴れ。ここまで来ると少し人が減ってきます。静かな山を楽しみたいならトマオキを越えて奥の院、さらにその先一ノ倉岳まで行ければ最高です。



せっかく人里を離れて山に来たのだから、静かな場所まで行きたいですよね。いや、紅葉の谷川岳は人里と言って差し支えないくらい混雑してるんですけども……。ちなみにオキの耳は谷川富士と呼ばれ、修験の対象になっていた場所でした、だから奥の院があるんですね。
谷川富士浅間神社は水上町谷川にあり、そこから尾根沿いに古道があったようです。
紅葉の谷川岳を最も美しく見れる場所


奥の院からまずは一ノ倉岳を目指します。どんなに混雑していたとしても、谷川岳のオキの耳を越えれば人は一気に減ります。大混雑な日に来てしまったとしてもあきらめてはいけません。



高尾山だって山頂が渋谷とか新宿位混雑していたとしてもさ、奥高尾縦走路に入ってしまえば人は減るじゃん。さらに陣馬山から生藤山のほうまで行けば、人なんてほとんどいなくなるわけですよ。それと同じよ、同じ。


奥の院を越えた先からは谷川岳の主脈がよく見えるようになります。あいにく雲が通る瞬間なので川棚ノ頭とかは見えない。ちなみに谷川岳はトマの耳とオキの耳がある場所が山頂ではあるのですが、本当の谷川岳はあちら側の俎嵓になります。



我々「現代の登山客」が訪れている谷川岳は、薬師岳(現トマの耳)、谷川富士(現オキの耳)という所になります。中世後期から江戸時代にかけては谷川岳の麓にある谷川富士浅間神社から天神平へと尾根沿いに上がる道が主要な道でした。前述の谷川富士まで歩かれていたようですが、本当の「谷川岳」は別の場所になります。
今、私がいるトマ・オキという谷川岳はですね、明治時代に国土地理院が5万分の1の地形図を作った際に薬師岳と谷川富士を谷川岳と誤記してしまった場所なんですね。



つまり、オリジナル谷川岳は本来別の場所で、現在の谷川岳は明治時代に誤記された薬師岳と谷川富士っていう場所というわけです。




一ノ倉沢を見下ろす場所までやってきましたが……足がすくむ位怖い。スプーンでガバッとプリンを削った後みたいな感じで、1,000m級の壁が地面に向かって続きます。クライマーの方々にとっては名所だそうです、僕は絶対むーり。


主脈方面の雲が流れて、川棚ノ頭、俎嵓という本来の谷川岳方面が見えるようになりました。俎嵓(まないたぐら)ですが、包丁の下に置く俎はそのまま、嵓は切り立った崖という意味です。画面中央の暗く影がかかった山が主脈で、万太郎山へと続いていきます。川棚ノ頭はその奥にあるギザギザとした稜線です。一応正式な登山ルートは無く、冬に登られることが多いようです。



時折、狩り払いされて行けるようになったという記事を見かけることがありますね。行ってみたいところではあるけど。
なぜならあれらがオリジナル谷川岳、と言われている。


一ノ倉岳の登りは一直線に男らしく登ります。そこまでは稜線に沿って微妙なアップダウンを繰り返すのですが、谷川岳から先は道がちゃんと登山道してます、百名山的な補助は無い。


主脈の奥に目を向けると……万太郎山、仙ノ倉山方面は雲で見えません。苗場山とか晴れてるのだろうか??とりあえず西側は雲が多いように見受けられます。



こういう場合、たいてい自分が歩いている場所が「よかった、正解だった」と登山者は思っています。


一ノ倉岳が迫ってきました、谷川岳のようなゴツゴツした様子はなくヌルっとした山容です。所々紅葉した木々の合間から谷川岳を見ることが出来るんですけど、その景色が最高に良いのです。


一ノ倉岳方面から谷川岳を見返すと画面左側の異様な見た目がわかるでしょうか。谷川岳も白馬杓子岳みたいな感じでセンターマンなんだよね……見た目が。半分暗黒騎士で、半分僧侶みたいなそういう見た目をしている。


一ノ倉岳の登りに差し掛かりました、道はワイルドで中々体力を使います。一直線に登るので休憩箇所なんてないっていうのがこの山の特徴ですね。


振り返ると谷川岳のオキの耳がかっこよく見えます。百名山の谷川岳は谷川富士でいいよなぁ……という程度にはカッコいい、こちらが山頂でよいと思う。川棚ノ頭のほうの存在感も素晴らしいが、やっぱりオキの耳(谷川富士)はかっこいい。


山頂直下までやってくると谷川岳の西側の斜面がよく見えるようになります。すげぇ鋭角な山肌だったんだなぁ……と改めて思います。草紅葉の模様が綺麗に見えますが、巻機山とかを思い浮かべると、草原がある場所の斜度が急すぎないかと。
ちなみに谷川岳ってなんで谷川かというと、爼嵓に源を発する川が水上温泉付近で利根川に合流するのですが、それを谷川と言いまして、水源の岸壁群を谷川岳と呼んだという説があります。谷川岳は近現代の登山史で扱われがちですが、今は廃道と化した清水峠からの往還や修験で歩かれたでしょうし。
麓には縄文時代中期の大穴集落と古代からの歴史があるようです、あんまり情報は見かけないけども。



一ノ倉岳は磐座で、一ノ倉沢に向かって銭を投げ入れるから「銭入れ谷」と呼んでいたんだとか。一ノ倉沢の大岩壁は修験者にとっての修行の場で、修験者が納められた財宝を得ようとした不届き者が滑落したなんて言う話もあります。
中世、古代の谷川岳の歴史はもうちょっと読んでみたいなぁ。





デデーン!一ノ倉岳から見る谷川岳ですがいかがでしょうか、圧倒的な存在感、これは確かに貫禄があるな……とRedsugarは思います。カッコいいよ単純に。






午前11時25分、一ノ倉岳。
一ノ倉岳に到着したらお次は茂倉岳です。冬季に谷川岳にやってきたときはここで引き返したんだけど、無雪期という事で先まで行ってみます。いや……出来る事なら一泊して馬蹄形を歩きたいんだけどさ。
ここまでくる登山客はさすがに少ないのですが、トレラン装備をしている人は結構いました。山頂直下の草原で寝ているネイチャー系の方々など、まだ賑わう谷川岳馬蹄形縦走路。


草原まで下りてみるとウルトラライトな装備の方々が優雅に睡眠をとっていました。羨ましいな……、こいつら絶対今日降りるわけじゃないから、山を楽しんでいるんだろうなぁ……と。



なんかお洒落に見えるんだよなぁ、なんででしょうね。僕みたいなモンベラーには遠い世界です。


茂倉岳は谷川岳などに比べるとお団子みたいな形をしていて、丸くてマッスルな感じがします。谷川岳は脂肪分を削ぎ落したボクサーみたいな体つきだけど、こっちはヘビー級な見た目ですね。山体の多くが笹ではなく草地で、草紅葉に包まれて黄色くなっているのが特徴的です。






午前11時55分、茂倉岳。
茂倉岳山頂に到着してみると……かなりの人が居て驚きました。聞いてみれば殆どが馬蹄形縦走でここまでやってきたのだとか。「明け方は曇っていて歩いていて地獄の様でした、でも晴れてくれてうれしいです」と話を聞いた方はおっしゃっていました。



確かに俺が西黒尾根登っているとき、稜線は雲がかかっていたもんなぁ……。
土樽から登ってきた方もいたようですが、ほとんどは馬蹄形縦走。昨日は谷川岳の稜線上にテントの明かりがかなりついていたそうです。馬蹄形縦走路って避難小屋のキャパが少ないから、そうなっちまうのか……と。
茂倉岳より紅葉の谷川岳を目指して


茂倉岳方面から見ると谷川岳はきれいな双耳峰。主脈側の斜面は雪で削られ鋭利な谷筋が刻まれていますが、逆サイドの岩の殿堂といった姿を微塵も想像させません。しかし、地図を見るとよくこんなところまで道を通したと感心します。アクセスが容易だからこそ、谷川岳を満喫できるけども、昔は沼田から仰ぎ見るのはまず川棚ノ頭で、やはりそちらが谷川の源流とされていたそうです。


一ノ倉岳へ戻る道は平坦でらくちんです。馬蹄形縦走をするときは白毛門スタートにして、最後にここを歩くと楽そうだなぁ。


朝日岳、白毛門方面に目を向けると芝倉沢に向かって落ちてゆく斜面が大変美しい笹の山肌です。写真でいうと手前の草黄葉と、その奥の笹の草原ですね。



冬にここをスノーボードで降りて行った人たちがいたんですね。彼らを見届けて1時間後くらいに救助ヘリが飛んできたことを思い出しました……。


馬蹄形縦走路の最低鞍部方面です。武能岳方面の眺めになりますが、あの最低鞍部から茂倉岳への登り返しは心肺がどうにかなっちゃいそうなくらいきつそう。実際に山頂で休憩している人たちも、最低鞍部からの登り返しで凄い削られたとか。



武能岳の奥に尖った山が見えますね?あれが越後のマッターホルンこと大源太山です。


谷川岳を目指して歩くと感じるのは貫禄。茂倉岳を目指して歩いていた時は目立つピークが無いので景色がルーズなんだけど、谷川岳側を目指すとやっぱりアイキャッチがあっていいですね。




午後12時20分、一ノ倉岳。
天神平までの時間を考えるとお昼くらいに一ノ倉岳にいるのはちょうどいいかなぁと思います、僕の速度的に。
ここからはゆっくり降りればいいだろうとこの時点では考えていました。まさかトマの耳がとんでもない混雑で、下山渋滞になっているなんて知らなかったから。


1日を通して谷川岳主脈の西側……苗場方面は雲で良く見えなかった。ここから見ると主脈の紅葉の具合がわからないんだけど、記事を探してみると万太郎山も良いらしい。今度歩くときは土樽から周回かな。


茂倉岳まで歩くことの良さは一ノ倉岳から見返す谷川富士のこの姿の良さにあると思います。谷川岳ってどんな山?と聞かれたら僕のイメージは双耳峰ではなく、この美しい三角形の姿です。





笹に覆われた斜面を見下ろすとしっかりと色づいてたんだなぁと感心。


一ノ倉岳から奥の院までがこの紅葉登山のハイライトで、紅葉のトンネルとなった尾根道から見る谷川岳が非常に美しい、という場面を何度も楽しむことができます。体力があるなら是非とも、茂倉岳まで行ってみるのをお勧めしたい!





主脈の中ゴー尾根分岐方面を眺めてみると、まるで巻機山の上部のように穏やかな景色が……。ていうか主脈方面の色づきも良いようだ。


一ノ倉岳からの下り坂が本日ナンバーワン撮影スポットかなぁ。紅葉時期にここを歩くと谷川富士を見上げると左右に紅葉が躍り出るという場所がやってきます。「THE 紅葉谷川」を撮影したいならここはひとつお勧めです。


切り立つ岩が作り上げる谷川岳山頂に向かって紅葉が昇っていくような感じの景色が……見えるかもしれない。こんな感じの景色を歩いていて見ることができるので、興味がある方は紅葉時期に一ノ倉岳くらいまでは足を延ばしてみるといいかも。


奥の院側から改めて一ノ倉岳を見返します。先ほどの写真を撮影していたのは画面中段付近でしょうか……紅葉の道があるので、そこから谷川岳を見つめてみてください。






谷川岳オキの耳へと戻る道中ですが、やっぱり谷川富士(オキの耳)はこちら側から見たほうが厳ついな、Redsugarはこちらからの見た目のほうが好きですね。


茂倉岳、一ノ倉岳方面を流れる雲が山に影を落とし景色に潤いを与えていきます。



見ている分にはいいよね。


オキの耳の直下まで戻ってきました。奥の院付近の紅葉をゆっくりとみることができたのですが、日当たりもよく盛大に色づいています。そして登山客の数は……全然午前よりも増えてます、大混雑です。



写真に人が入らないように注意しても入る、人めっちゃ多い。


午後1時35分、オキの耳。
正午を過ぎ、下山に向かう時間帯でも続々と谷川岳オキの耳に登山者がやってきます。こんなにひっきりなしに登山客が来るんだ!?と。今年の夏の槍ヶ岳もやばかったけど、人の数でいうとやはり谷川岳が圧倒していました。
午前と同じく人混みに耐えることができなかったため、早急に天神平を目指し山頂を後にします。
秋の谷川、それは下山渋滞。


オキの耳からトマの耳を見てみるんですが、向こうの山頂にもいまだに人だかりがあります。午後2時に近いこの時間帯に山頂となると、後ろの余裕がない感じ……。



この時間から天神平に下山するとなると日暮れが怖いんじゃないかなぁ……。早い人で1時間くらいだと思うけど……。


トマの耳に近づけば近づくほど人が増えていく……。紅葉の谷川岳をなめていました、天神平までこの混みようだと2時間かかると思うんだけど、こんなに人が居るのかと驚きしかない。


午後1時50分、トマの耳。
山頂は大混雑で、写真を撮影する登山者の列が途絶えません。とてもじゃないけど山頂を撮影するなんて言うことができるような状況ではないので、木柱を何とか撮影して下山することにしました……。



どうやっても人を入れないように撮影するの、無理!!






谷川岳の方の小屋からは人がずーッと列をなしておりまして、小屋にたどり着いてみれば本当に多くの人が休憩していました。主脈方面へと向かう開けた踊り場ですが、こちらも登山者の方々で大賑わいです。



今日は本当にすごい人だったな……。さて、下山するか。




小屋から下山しようとした僕の目の前に、登山者の列が現れます。ツアーの方々かな?と思って最初は脇を通って降りていたんですが、途中で気が付きました。



「え、これってもしかしてただの登山渋滞ですか?」
降りている方々に聞いてみると「そうです」と。どれくらい続いているのかすらもわからない登山渋滞。この速度だと日が暮れると思うんだけど……と思いながら仕方なく列に入れてもらい下山することに。
途中ロープウェイを利用しない田尻尾根利用の方々が申し訳なさそうに道を開けてもらって降りていきます……。






午後4時00分、天神平。
所々で先に行かせてもらうというありがたいご厚意を受け、天神平に到着したのは……夕方でした。普通に並んでたら2時間では到着しなかったと思う。問題はこの写真で見てわかるようにロープウェイ待ちの渋滞で、一体いつになったらロープウェイに乗れるんだろうと不安になるくらいの行列です。



これ先にレストランで飯食ったほうがよくないか……??と思えるくらい並んでる。


往路は西黒尾根でしたから、まず切符がありません。切符を購入しロープウェイ乗り場の券売所まで行って、そしてまた戻ってきたら行列のびてるぅうう!っていう仕打ちもありました。片道1,800円……田尻尾根で下ってよかったなって思えるくらいの行列でした。




午後4時50分、ロープウェイ乗車。
並んでいる時、こんな時こそ文庫本だよなと思いました。スマホを見ている時間が単純に無駄、無駄無駄無駄無駄ァ!と思えるくらい虚無った時間を過ごすことに。谷川岳のロープウェイはそこまで収容力が高くないんですけども、それでも一生懸命ぶん回して少しでも早く客を下界におろそうと頑張っております……。


ロープウェイから山頂を眺めていると「さすがにこの時間帯になれば人、いないよな?」という言葉が頭に浮かびます。さすがにこの時間に人が居たら肩の小屋に泊まるんだろうけど。






午後5時30分、土合駅。
ロープウェイに降りてからは脱兎のごとく土合駅へ向かいます。谷川岳ロープウェイ周辺はバス待ちの人、観光バスの人、家族の車と結構混んでいまして……。まぁ車通りが多くて油断できない車道歩きでした、結構暗くなっちゃってて怖いのよね。



土合駅に到着するとまだまだ人がたくさんです。電車を待つ人、駐車場で泊まる準備をする人。テントも張ってあったんだけど、24年から駅の横にフリーサイトがオープンしていたらしい。秋の谷川岳周辺の混雑には最後まで驚かされるものでした。











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