Red sugar

初心者向けの登山情報を扱った登山ブログ、山と写真とカメラの情報をお届けします

【上信越】四阿山、残雪期の百名山登山は日没との闘い、雪に覆われた上信越百名山の旅

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春です、世の中では河津桜と梅の花が終りを迎え、鹿児島では桜の開花宣言がなされました。

世の中が桜の開花宣言で賑わう3月21日、僕は日本百名山の一画「四阿山」にいました。

 

残雪期の雪山、よく考えてみたら初めての2000m級。

いろいろなことが突然起きた雪山登山ですが、最高の一日でした。

 憧れのあんな人やこんな人に連れられて、四阿山登山の始まりです。

 

 

金曜日会社帰りの電車の中で、携帯を見てみたらメッセージが来ていることに気がつきました。 

社畜登山ブロガーとして高名なsakuさんから四阿山にいきませんかと言うメッセージ。

翌日は伊豆ヶ岳に行こうかなと思ってましたが、憧れの登山ブロガーからのお誘いに心踊り二言返事で

「いきます、是非いきます、連れて行ってください、お願いします」と返信しました。

 

と言うわけで今回は憧れのveryblue氏saku氏に連れられて上信越の雪山「四阿山」に行くことに。

登山歴の浅い僕はその日の夜テンションが上がりっ放し。

心臓がドキドキしたまま眠れない遠足前の子供に戻る。

 

そしてこの時はまだ今回の旅が「日没と争う夕焼け登山」になるなど知る由もなかったのです。

 

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心臓ドキドキのまま床に入った僕は3時間ほどで起床、

朝4:57分の電車で待ち合わせ場所の荻窪駅へと向かうことに。

人見知り+いつも会社帰りに見てるブログ主2名に会うと言う緊張から変態テンションになる俺

 

花金を謳歌したサラリーマンで賑わう激クサ始発電車を乗り継ぎ、

なんとか荻窪に降り立ちsakuさん達と合流し、四阿山へ向かう為に高速道路へ向かうことになりました。

初対面でしたが挨拶も程々に暖かく迎え入れてもらい感動を覚える。

もう本当にお二人ともグットルッキングガイやでぇ…。

 

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四阿山は関越自動車道を菅平で降りた先にあります、

しかしこの日はリアルが充実してしょうがないスノーボーダー達が

関越沿いのスキー場に一斉に移動を開始し事故りまくる、その事故渋滞に巻き込まれた為ワイ無事死亡。

という非常事態に落ち入ります、仕方ないので下道を使いなんとか菅平を目指します。

 

下道も大渋滞でもう道ばたにある看板を写真に撮るしかない、ブタヤマニンニク…。

 

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渋滞に揉まれて早くも満身創痍なsakuさん、出発から3時間もする頃には

妙義山が見える位置まで移動することが出来ました。

オラ妙義山初めて見たけどすっげぇーなぁー!のぼってみてーぞ!

浅間山と妙義山は感動しました、すごい登ってみたいです!!

 

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菅平のSEIYUに到着したのはなんと午前10:45分…

そう、関越の事故渋滞に巻き込まれた為この日は3時間のスリップを食らっていたのです。

コースタイムが7時間くらいあるので、残照の中帰って来れるかギリギリという感じ。

 

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SEIYUでお昼ご飯を購入したらあずまや高原温泉へ移動します、この時点で11:30分

スタートを11:45分として登山口へ急ぎます。

 

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OK、あずまや高原ホテルからは3時間50分ってことね。

ここで本日のコースの紹介です、今回はあんまり参考にはなりません。

 

あずまや高原温泉11:45→牧場入口12:10→四阿山8合目14:15→四阿山山頂15:20

→休憩1時間→牧場合流地点17:00→あずまや高原温泉18:00

 

山頂に到着が15時ですが、下りがすげー早いからなんとか帰ってこれた。

写真に刻まれた時間を見ると1時間とちょっとで下山しています、早すぎ。

 

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あずまや高原ホテルでは優雅にお昼のビュッフェでしょうか?

ホテルの職員の方がレストランの準備をしていました、泊まって帰りたいもんだ。

 

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この時期は根子岳には行かないと言うことで、牧場〜四阿山ピストンコースのようです。

veryblue氏曰く、根子岳は展望が良く花が咲く時期にはお勧めとのこと。

 

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登り時間3.5H、この写真を撮った時刻は正午12:00時。

つまりこの指導標通りに行動すると16:00時くらいになるやんけ…。

 

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veryblue氏に先導してもらって登山を開始します。

 

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この辺には杉が生えていない、松の種類はわからないけれども松が多いのはわかる。

 

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百名山といえども、指導標は関東のように整備された感じではない模様。

所々に錆びた鉄の指導標が立っています、これとピンクのテープを頼りに登ります。

 

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30分ほど歩いて牧場に到着しました、開けた牧場の奥に見えるのは山頂方面。

ここから先はスノーシューかワカンを着けていかなくては行けないようです。

僕は12本アイゼンしか持っていないのでワカンをveryblue氏にお借りしました…。 

 

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なんか縛り方に自信が無いけど、大丈夫だろう!

 

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雪原装備を装着したらスノートレッキング開始です。

牧場なだけあって何も無い…。

 

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全員一眼で浅間山方面を写していた気がします、この日はあいにくの春霞で遠くまでは見えない。

 

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遠くは見えないが一面快晴、白樺がちらほら生えてきて関東では絶対に見れない風景が始まりだす。

 

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そのうち白樺だらけになってしまいました、春に向けて樹皮の更新が始まっているのか木肌が柔らか。

因みに白樺の樹皮は油分を多く含んでいるので着火剤として優秀、キャンプのときは重宝します。

 

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真っ白な白樺、地面は真っ白な雪、そして真っ青な空、今日は白と青の日だな。

 

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牧場から奥に続く白樺並木、登山道に向けて一直線に道が伸びています。

因みに画面左側に広がる牧場側も歩けますが、本道から離れていくので危険です。

 

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白樺が本当に美しい、雪山よりも白樺を見る旅を考えれそうだ。

北海道にいた頃は白樺をこんな目で見ることは無かった。

 

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遠くには浅間山と浅間外輪山ずっと見えています、浅間山は凄く登ってみたい。

 

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小さな松ぼっくりがまだ落ちている、さすがにこの辺はまだ冬だ。

 

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立派な指導標が出てきたあたりで積雪量がそれなりの嵩になってきました。

雪の上を歩くことの良さはどこを歩いても良いこと。

 

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白樺の樹林帯を隊列をなして進んでいきます、大した傾斜も無いのでラクチン。

 

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昼下がりの時間帯にはなってきたけど空は快晴、日が高く日没には帰れそうな予感がしてきました。

 

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ある程度来たところで休憩します。

sakuさんはこの日伯耆大山登山からの11連勤を達成、さらに7時間の運転を強行。

と言う偉業を成してきたため、HPの最大値が非常に少ない状態でした。

既に限界を超えている。

 

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背の低い植物が現れ始めました、8合目付近は場所によっては地面が露出しています。

 

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8合目到着したはいいけど、全部で何合あるのかまず教えてほしい。

 

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8合目地点での標高は2100mとのこと、残り200mって言われると割とすぐに登れる気がする。

 

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左手側には根子岳のピークへ向かう稜線なんだろうか、側面が崖になってて怖いんだけど。

 

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文 京 フ ァ イ ト !!

なんやねん文京ファイトって、文京区民限定か。

 

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標高も上がり風が出てきたので僕以外の方は上着を装着。

僕は3枚くらいの厚着で行動しており、動いている限りは何とかなりそうなのでそのまま登る。

 

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8合目から急な坂を越えたあたりで見える山頂、山頂直下はなかなかに急な感じ。

この時点ではあと30分もあればつくだろうと見込んでいたが、思いのほか山頂には近づけない。

 

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皆が道を進む中、地面に崩れ落ちて松ぼっくりの撮影。

思い思いの登山速度と思い思いの写真撮影、割と緩い感じで登っています。

 

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山頂まで700mですが、道のコンディションを考えるとあと1時間かかりそう。この時点で15時)

 

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雪庇がまるで蛇のようになっていた、初めて見る巨大雪庇に大興奮。

 

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すかさず撮影大会になる、こういう経験がないのでポーズに困る。

 

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さすがsakuさん、ポーズ取りなれてる!!

 

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別の角度から見ると本当に蛇に見える…。

 

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突然テンションが高揚しサンバのリズムで登山道を駆け下りるsaku氏に困惑しつつもカメラを向ける。

蛇の雪庇を越えると最後の登りにさしかかります、

 

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「すいません、もし良かったら食べませんか?」

頂上直下の整地されたテン場と思われる地点で休憩していた方から突如声をかけられ

美味しそうなパンを頂くことが出来ました、正直かなりお腹が減っていたのでめちゃくちゃ嬉しかった。

ちょうど3切れ頂いたので3人で仲良く分け合って食べることが出来ました。

本当にありがたい、人の優しさが心にしみるぜ。

 

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パンを頂いたら後はもう山頂へ向かって歩を進めるのみです。

あと50mも無いと見受けられたので脚力を振り絞って登り始めます。

 

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さすがにこの付近から見る景色はきれいだ、向こうの山の木は白樺なんだろうか?

 

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風景を楽しみながら10分ほど登ると山頂に到着していました。

山頂直下の登りは長いように見えて意外に短かったのでびっくり、やる気出せば直ぐに登れます。

 

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山頂からは抜群の展望が広がります、この日は春霞で遠くまでは見えなかったけど。

 

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本来なら奥には北アルプスが見えていたらしい、ぼんやりと何かが見えるような気がする。

 

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根子岳方面は相当展望が良さそう、尾根沿いの木は全て埋まってしまったんだろうか?

 

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山頂からは奥にナイフな感じの稜線が続いていました。

足跡があるって言うことは誰かこの先へ行ったのだろうか、よほどの手練か。

 

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山頂で味わう達成感が今日は一段と大きい、「ぼっちじゃないって素晴らしい」

「互いに写真を取り合う」という普段は経験しないことが出来たので気分は最高です。

 

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写真だとわかりませんが、奥に行くと足場がさらに尖ってきます。

滑ったらただでは済まない…ッ!!

 

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稜線を歩こうとして滑って転ぶveryblue氏とそれを撮影するsaku氏の図。

 

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稜線上であまりにも怖くなり山に土下座をするsakemaroの図。

 

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下山しようと思ったそのとき、目に飛び込んだ来たのは一機の飛行機でした。

かぜーに、あこがれてー♬と歌いだしたくなるような形をした飛行機、

「風立ちぬ」は僕のような物作りを生業とする人間には響いて響いてしょうがない名画。

 

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最初は見ていて楽しかったのですが、僕らの上を何週もするもんだから

途中から段々イラッとしてきた…撮れ高十分だから、もう帰っていいよ。

 

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浅間山がずっと見えている、旬な時期は一体いつなんだろう。

 

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日も傾き始めたのでお昼を食べて下山を急ぎます、蛇の雪庇まで移動してご飯を取ることにしました。

 

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二人ともSEIYUでご飯を購入していたのですが、僕は相変わらずカップラーメン。

遠征の場合、地元のスーパーでご飯を買うと楽しいんだなと言うことを知ったので今度から見習うことに。

 

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楽しみにしていた牛乳プリンを速攻で流し込む、味わう暇がなかったぜ…。

日没が迫っている中でプリンなんざ食ってる場合ではないのです。

 

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3時間近くかけて登ってきた雪道を下ります、正直ワカンのおかげで下り凄く楽でした。

走って降りてみたけど足が埋まること無くスイスイ下れます。

 

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白樺林は名残惜しいけど日没は刻々と迫っている。

 

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雪も少し凍ってきているようです、表面が気持ち堅くなってきている。

 

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そういえば俺今日日焼け止めしてないしサングラスしてないけど大丈夫かな…

とこの辺で改めて思いましたが、無事焼けていました。

 

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突如ひざまずきプラトーンの1シーンが始まる、善は悪の前に滅びるのか。

 

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思ったよりもかなり速い速度で牧場まで戻ってきたので、夕暮れを前に撮影会をすることになりました。

 

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突如装備を下ろし始めるveryblue氏、何をするつもりだ…!?

 

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かけ声とともにべしゃーん!!と雪原にひっくり返ってしまいました。

 

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俺もやらないわけにはいかねぇな!!完全な男子校のノリに突入しました。

 

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今日は快晴の元の登山となり完全なる勝利です、勝利を記念してVサインを全身で表現します。

あまりの美しいVサインに後光がさしている。

 

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この日はダブルライダーも出動、奇跡の一枚を生み出しました。

 

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そのまま体を翻し全身のバネを使って飛ぶ!!この後光と言い俺はまさしく鳥人!!

メンズナックル風の売り文句を刻んでほしい。

 

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ことごとく股間を光らす太陽に挑発的な写真を撮り続け、寒くなってきた頃に下山を再開します。

 

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牧場を抜ける頃にはすっかり日も暮れていました。

森の中に入った瞬間夕焼けが一気に奇麗になった気がするけど…、気のせいか。

車まで戻った後は、道中にあった「渋沢温泉」に向かいます。

 

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この温泉は20時まで営業をしており、天然温泉と非常にレベルの高い露天風呂が特徴です。

麓にある真田幸村温泉と迷ったのですが、こちらにして本当に正解でした。

次回来ることがあるのなら、もう一度入ってみたい。

 

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温泉で汗を流した後はご当地のレストランに突入です。

旅なれた2人いわく、20時を越えるとこういう店は閉まってしまうことが多く

その場合はSAで食事になることが多いとのこと。

今日は運良く店を発見出来たので、こちらの上田太郎ぽーくの登りを掲げたお店にIN。

 

しかしレストランに入って判明した驚愕の事実。

おばちゃん「ごめんなさいね、今日ご飯終わっちゃったのよ…」

 

 

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衝撃的な死の宣告を受けた直後、三人が頼んでいたのは「やまぐちブラック」

というこのお店「やまぐち」さん特製のラーメンでした、米がないなら麺だコノヤロー!!

正体はアオサが沢山入った醤油ラーメンでした、あっさり目のスープが疲れた体に程よく染みる。

北のラーメンは油が少なくて本当に食べ易い、家系とか博多系は登山後にはちょっとキツい…。

 

 

そんなわけで登山・温泉・ご当地ご飯を楽しんで四阿山周辺の旅を満喫して帰路につきました。

今までも登山を楽しんできたけどこんなに楽しい登山はあんまりなかった気がする…

と言う位楽しい時間を過ごせて大満足。

 

山を登るのは好きですが、ただ登るだけではない楽しみを持つことが出来れば

より旅が豊かな物になるということを再確認することが出来ました。

こんな素晴らしい旅に連れ出してくれたお二人への感謝の気持ちで胸が一杯です。

登山って本当に楽しいなと言うのを再確認する旅でした。

 

ちなみにsakuさんの記事はこちら