2016年3月27日、秩父にあるカタクリの里と長瀞を歩いてきました。
3月という残雪か花かの2択を迫られる時期、
権現岳で雪山をやりきった気分になった僕は花を愛でる時期に突入することを決めました。
そして去年も見たカタクリの花を今年も拝むために秩父へ出掛けるのでした、散歩で。
関東の人にとって春のカタクリは城山や栃木にある三毳山辺りがメジャーなスポットとして認知されているかと思います。
今回はそれよりは一歩知名度で負ける秩父のカタクリを見に行くことにしました。
三毳山の記事と会わせて来年以降のカタクリの時期の参考にしていただけると幸いです。
3月27日、午前9時15分長瀞行き電車車内。
奥さんと共に秩父カタクリ満喫の散歩をしようということで向かったのは熊谷駅。
秩父線で降りたり乗ったりするので、フリーパスを購入し電車の旅を満喫することにしました。
のんびりしていたので時間ギリギリに秩父線に乗り込む、意外に電車の数がない。
午前9時50分、樋口駅到着。
今日最初に降りるのは樋口駅、長瀞に向かう途中に現れるカタクリの里に最も近い駅です。
カタクリの里は樋口駅から徒歩10分の場所にあります。
樋口駅で降りるとそこには秩父の市街地が、のどかな田舎だな…。
こういった所に住んでる人は一体どんな仕事をしているんでしょうね、
秩父はコンクリートの町だからコンクリート系の会社に勤めてる人が多いのかな?
まずはカタクリの里まで10分ほどの町歩き、
美しい川を横目に山の方へ山の方へと歩いていきます。
スゲー数の観光名所があるのでは…?と思わせる看板。
橋の上から眺める景色は気持ちが良いですね、既に長瀞の雰囲気があります。
両岸が独特な縞模様になっているな…。
道中には菜の花と早咲きの桜が満開でこんにちわ。
菜の花は一月くらいから春を感じさせてくれる花、…つまりずっと咲いている気がする花。
桜も至るところに咲き乱れていますね、岩田桜という品種のようです?あってるのか??
ソメイヨシノに比べると赤が強い、これくらいピンクの方が僕は好きなんだけどな。
カタクリの里の目前でお地蔵さま軍に遭遇、被写体としてはグッドである。
お地蔵さんの向かい側にはカタクリの里の駐車場が、早朝だからか人がいない。
不人気なのか図りかねる感じだ、大丈夫なのか…。
一応大型バスが来るような場所ではあるらしい。
という訳で本日のお花見プレイボールである、果たしてカタクリは咲いているのだろうか…?
早速目の前にカタクリが現れました!やったねよかった咲いてた!
曇り空なので花の開きがいまいち悪いけど…それでもカタクリはたくさん咲いている。
スプリングフェアリーテイルの名前の通り可憐な花です、良いなぁ…。
開きの良い個体を探して写真を撮っているのですが中々楽しい、
しかしバリアングルかチルトの液晶がほしくなるこの状況。
登山用一眼に必要なのは耐久性と液晶の可動性だと最近は感じています。
奥さんの持っているコンデジの方が機動力が高く色々な角度で撮影ができました、
バリアングル最高だなおい、うつむきがちなカタクリもバッチリ撮れます。
カタクリは日光によって開き具合が変わるので、晴れた日に見るのをおすすめします。
因みに撮影時はこのように丸まって撮影…、バリアングル液晶ではないので結構辛い。
山ではないということで奥さんもご機嫌です。
早池峰や宮ノ浦岳を上る体力はあるけど普段は花を見る散歩が好きらしい。
カタクリの里のカタクリは数は十分なのですが、一輪一輪の感覚が広めです。
三毳山の方が密集して生えているので、三毳山の方が見映えがいいっていう人は多いかも。
曇りだと花の色も白くなっちゃうんですよね…、晴れの日なら紫も強く出るのですが…。
カタクリの特徴はその模様にあるのですが、下から撮影しないと中々写らない
段差など利用できるものがあればすぐに利用して撮影しましょう。
恥ずかしい姿で写真を撮らなくてすみます。
午前11時20分、カタクリの里から移動開始。
カタクリを楽しんだので今度は長瀞に移動することにします。
登ってないのでちょっと不完全燃焼だけど今日は散歩だからいいんだ…、これでいいんだ。
歯を食いしばって長瀞に行きましょう。
カタクリの里の目の前には岩田桜と書かれた看板をぶら下げた桜が
自己主張の激しい桜だなこいつ。
しかし肝心の花は美しいの一言、目に収めておけと言わんばかりに咲き誇っています、
全盛期は今だと言わんばかりに満開でした。
辺り一面桃色です、春の訪れを感じさせてくれるぜ。
カタクリと桜で花を存分に楽しむことが出来ました…だいぶ満足した。
因みにこの日はtamron SP45mm f1.8を使用しての撮影となりましたが、
やはりf値が1.8位あると良いですね、綺麗にボケてくれます。
午前11時55分、長瀞駅に移動してきました。
今日は長瀞をぶらぶらして帰ろうという話をしていたので、適当に夕方前までぶらつきます。
長瀞と言えば岩畳、岩畳に向かうまでは商店街となっており、
観光地長瀞を心行くまで楽しめるようになっています。
おしゃれなガレット屋とかもあるのでここでお昼食べるのは良いかもしれませんね。
岩畳に到着、川下りの観光客で賑わっている、今日曇ってるのに人多くね??
これから夏にかけて長瀞はシーズンに入っていくことになります。
先端にたって海の男風に撮ってもらう、ここは川だけどね。
長瀞の川辺はカップルで賑わっています、独身の頃だったら肩身が狭くて
速攻でその場を後にしてむしゃくしゃしながら山を登るところだ。
お昼はカップヌードル、今日は鍋の準備ができなかったのでラーメンです。
ちょっと肌寒い屋外で食べるカップヌードルはとても美味しい。
最高のバランスで具材が調合されている、やはりカップヌードルはノーマルが最高。
ご飯を食べて昼寝をしたあと、上長瀞まで歩いて見ることにしました、
川沿がトレッキングコースとなり上長瀞まで歩くことができます。
川辺に降りて長時間露出でもしようかなーと思っていたその時でした…
突如現れたラフティングボートが凄い勢いで川を下っていく!
学生さんかな?凄いですね…あまりの早さに驚きました。
水上でラフティングをしたことがありますが、
ラフティングしている人を真正面から見るのは初めての事でした。
頑張ってねーと手を振るも激流のため反応する余裕があるわけありません。
あっという間に見えなくなっていきました。
いやー、楽しそうだなラフティング、また今度機会があればやってみたいもんです。
さらに上流まで歩いていくとカヌーの講習を受けている人たちが出現、
長瀞ってウォータースポーツ流行ってるんですかね?
こういうのは水上とかに行かないとできないものだと思っていました。
虎岩と言う名所、宮沢賢治が訪れたとか。
この辺が虎岩なはずだけど…、虎岩はどこだ?
どうやらこれらしい、確かに見る角度によっては虎柄に見えるけどね…
あんまりトラって感じはしないなぁ…、トラはもっと縞模様なんじゃないかっていう。
川辺を外れて駅に向かう途中、ソメイヨシノのような桜が満開になっていました、
幼木ですが花は立派です、3mに満たない大きさですが花は立派に咲き誇っています。
一体なんと言う品種なんだろう、この日は東京で開花宣言がなされたばかり。
秩父で桜が咲いていると言うことは早咲きの品種か。
花の色は白にうっすらとピンクが混じっている感じ、とても綺麗な桜でした。
空に晴れ間が指してきて、青空と桜のコントラストが時折見えるようになりました。
柔らかい午後の陽気に照らされて昇天してしまいそうだ。
カタクリを実に来たというのに桜を見てしまった…、あれ、去年と同じことやってる。
カタクリの時期は桜と被っているところがあるので桜の写真の方が多い場合がよくあるかも。
桜並木から少し歩けば上長瀞の駅に到着です、今日のゴール地点ですね。
花を二つも愛でた優雅な散歩であった…。
このまま晩御飯にホルモンを食べていこうか迷ったのですが今日はパス。
ポピーの時期に期待して我慢することに、天空のポピーでは何としてもゲットしたい所です…。
秩父に咲くカタクリの花、そして長瀞を彩る早咲きの桜たち。
3月はGWまで続く低山シーズンの中で花を愛でることがメインになる季節ではないでしょうか。
3月後半に芽吹くカタクリ、ミツマタは春の訪れを感じさせてくれる花の代表かなと思います。
カタクリの花をめでたいけど登山はしたくないという
鑑賞メインの散歩であればこの秩父カタクリの里はとてもおすすめができます。
登山を絡めて歩くのであれば三毳山がお勧めです。
ぶらぶらと歩いた長瀞の休日ですが、カタクリと桜を同じ日に見れるというラッキーな展開に
非常に満足を得て帰路に着いたのを覚えています、春の妖精の可憐な姿は
一度くらい見ておいても損はないかなと思う1日でした。
山を歩くのはめんどくさいけど花が見たいなら本当にオススメ!
…今年はミツマタの群生見れなかったから、来年こそは拝んでやるぞ!
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