GW最後の二日間は山形をふらふらとする旅をした。
登山をしたわけではないのだが、山形の観光記ということで
リスト形式で僕の向かった所を紹介して行きたいと思う。
(このブログは登山メインだけど登山以外の旅の記事も書いています、少ないけど)
因みに山形は新緑の時期で、面白山なんかはめちゃくちゃいい時期だったのだが
肝心の紅葉川渓谷が増水により通行止めになっていると言う悲劇があった。
面白山に行くなら紅葉か新緑の時期だと思うので、行けるものなら今すぐ行きたい。
1.熊野大社
こちらは山形南陽市にある熊野大社、由緒ある社寺で東北の伊勢とも呼ばれている。
日本三熊野の一つ、熊野大社と言えば縁結びの神様だが、
噂ではつんくとかロンハーの敦など有名芸能人が結婚前に来ていたらしい。
出雲と同じく立派な茅葺き屋根建築、大きさも相当なものがある。
中身もかなり立派な感じでした。
狛犬は勇ましさ全開。
定義山の社寺もそうだけど彫刻が細かいです、有名どころはやはり手が込んでる印象。
なんでも神社の裏手には三羽のうさぎの彫り物があり、それを見つけると幸せになれるらしい。
まずは一匹目、こいつは簡単である。
ていうか最初猫が居ると思った。
二匹目、こいつもすぐ見つかるが問題は三匹目。
僕は見つけられないままタイムオーバーを向かえてしまいました。
どなたか見つけられた方、どのへんに居たのかを教えていただきたいです。
2.紅葉川渓谷、面白山高原駅
次は山寺からさらに山奥へと向かった場所にある紅葉川渓谷。
山形の秘境とも言われる面白山にある渓谷で、紅葉の時季の景観は絶品。
新緑の季節ということで期待して行ったのだが、
雪解け水で増水しておりGWは通行出来ないようだった。
しかし、道中でも新緑と草木が素晴らしく、次こそはと思わせてくれるような素敵な思いが出来た。
山寺は相変わらずの観光客まみれなのだが、そこを越えると人っ子一人いない山道へ。
この新緑の山々、めちゃ魅力的ではないだろうか。
丹沢とかは全然緑じゃなかったのに、東北でこれだけ新緑が進んでいて正直驚く。
コースタイムは大体1時間くらい。
この日も晴れに恵まれており、新緑がMAX美しい日だった。
僕は晴男で本当に良かった。
道中には様々な花が咲いている、名前はわからないけれども美しいのは間違いない。
因みにこれは…アオキの花??
そしてこれはアオキの実?
関東で見るよりもかなり奇麗に見える。
新緑が奇麗なので歩いているだけで気持ちがいい。
スミレの花も至る所に咲いていた。
オニワラビも至る所に生えていた、これは食べれるものではありません。
そして道ばたにはこごみも、これは食べれます。
アスパラの上位互換のようなもので、醤油マヨネーズで美味しく頂けます。
緑が本当に奇麗な時期だ。
あじさいのような花も咲いていました。
そしてこの辺は仙山線という超ローカル線が走る場所でもあります。
駅前には奇麗な山桜が咲いていました。
山桜ってピンクで奇麗だと思う、ソメイヨシノ偏重文化はいかがなものか。
ちなみに面白山は面白いからというわけではありません。
雪山はそりゃ全部白いよねって思うけど、山肌が白くて美しいからだそうです。
紅葉川渓谷が近づくと滝が非常に増え始めます。
至る所から滝が降り注いでいる。
この下の道を歩いて行くのですが、残念ながら増水のため道が封鎖中。
僕は諦めましたが、僕の後ろに来たイージーライダー風のバイカー二名が
柵を乗り越えて下って行きました。
紅葉の時季なら仙山線が非常に奇麗なことでしょう。
鉄オタにはお勧めな場所なのかもしれない。
新緑の面白山でしたが、このエリアは二百名山の船形山とともに
お勧めのトレッキングエリアということでした、紅葉の時季はかなり楽しく歩けそうです。
3.寒河江ダム、チェリーランド
最終日は湯殿山へ向かう為に月山方面へ。
寒河江市内を抜けて行くのですが、ここで必ず通るのがチェリーランド。
ここはお土産を買ったりソフトクリームを食べたりと補給をするのにもってこいです。
寒河江近郊からは雄大な月山の姿が見えます。
そして右側には葉山も、本来の出羽三山とは鳥海山、月山、葉山の三つをいいます。
明治以降羽黒、湯殿、月山になったようですが…。
チェリーランドの中にあるジェラードは絶対に食べた方が良い一品。
お勧めはお米味です、2色選べるので桜味とお米味にしました。
チェリーランド内はこのような感じで物産館となっています。
お土産を買うのにはちょうど良いでしょう。
そして、寒河江から月山に向かう途中に出現するのが寒河江ダム。
こちらは間欠泉が備え付けられており、一日の特定の時間帯に間欠泉が上がります。
月山と湯殿山に繋がる山々に囲まれて大量の水を抱えているダムです。
ここも観光地化されており、そばやソフトクリームを食べることが出来ます。
湖畔には芝桜が沢山植えられていました。
もう真っ赤である。
4.湯殿山
寒河江ダムと月山登山口を越えると湯殿山が近づいてきます。
湯殿山は有料自動車道を通らなくては行けないので注意しましょう。
ETCは使えません。
新緑の山道をワインディングしてたどり着くのは赤い鳥居の湯殿山。
山の姿が非常に魅力的なのは新緑と残雪が同時に見れると言うこの奇跡的状況のせいでしょうか?
右手奥に見えるのが湯殿山です。
こちらは登山道がありません、登山の対象の山ではないからです。
(積雪期は月山から行けるらしいけど…、罰当たりな気がする…)
至る所から水が湧いていました。
御神体まで行きたかったのですが、時間がなかったので次の場所に移動します。
しかし車窓から見えるこの景色も絶景、森の瑞々しさがたまりません。
こんなに緑が奇麗だなんて素晴らしいです。
何よりもこの残雪なのに木が緑というのが凄いです。
月山の新緑・紅葉は一目見る価値があるのではないでしょうか?
東北なので新緑はそれほど期待していなかったのですが、
面白山といい、凄まじく奇麗な新緑に正直驚きました。
5.大日坊
湯殿山から少し下ると出てくるお寺です。
こちらは普通に観光しているだけではまず行かない場所だと思います。
ここには湯殿山信仰で即身仏になられた僧侶の方が居るお寺です。
即身仏は全国でも山形に集中していますが、その代表的な社寺の一つです。
大日坊の入口は意外に小さいです、お坊さん曰く昔は200人ほどの僧侶が居る
大きな寺が点在する集落だったとのこと。
明治の廃仏毀釈で寺の打ち壊しなどがあったので社寺が減ったとのことです。
門の中にはわらじや靴が大量に立てかけてありました。
こ…、これはなんなんだろう…??
コワイ!!
奥に見えるのが社寺です、周りには畑が広がるのどかな景色。
手水舎の水って飲めるんですかね?
今回は即身仏とご本尊が御開帳ということで大変貴重なときにこれました。
画面右にぶら下がっている紐はご本尊様の手に繋がっています、
これを握って強く願えば願いが叶うということでした。
お坊さんのお話が面白くて1時間ほど聞き入ってしまった…、
外に出てきたらなんと蛇の親子がひなたぼっこしていました、これは縁起がいいと受け止めます。
さらにその直後、野ネズミが近くに居ることも確認、餌には困らないんだな…。
大日坊からはそのまま湯殿山注連寺に行くことが出来ます、
こちらには即身仏の鉄門海上人がいらっしゃるとのことですが、
時間がないため境内を散策するにとどめました。
森敦文学の里ということで月山の碑が建てられていました。
最終日は湯殿山観光を持って終了し、天童駅まで帰り新幹線で東京へ帰宅しました。
GWは1日〜6日まで東北にいましたが、GWの東北は素晴らしい景色に恵まれていました。
特に最後に向かった紅葉川渓谷と湯殿山の素晴らしさには目を奪われた次第です。
紅葉の時季は更なる素晴らしさを持つ東北ですが、
新緑の時期も同じくらいの魅力を持った自然がある場所だなと思いました。
GW旅行記はこれで終りですが、新緑の魅力というものを十二分に味合わせてくれる
そんな最高の旅行が出来たと思います。
今まで家に居ることがほとんどだったGWでしたが、
旅をすることの素晴らしさを知ってしまったのでこれからの年は毎年どこかに行きたい所です。
とりあえず、来年は九州に行ってみたいな、などと考えてしまいます。
GWを東北で過ごすのならば山形岩手青森はとてもお勧めです。
登山をするのならば面白山や船形山は雪も無く新緑に囲まれたトレッキングが出来ることでしょう。
因みに大日坊はパワースポットとしてめちゃくちゃお勧めです。
神妙な空気感となんというか神聖な雰囲気のレベルがかなり高いです、
僕は今まで熊野本宮、出雲大社などに出向いてきましたが、大日坊が一番ヤバかったです。
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