2018年7月21日から22日にかけて後立山連峰の白馬岳に登ってきました。
標高は2,932m、北アルプスを目指す登山者に大人気な百名山です。
今回は白馬三山と呼ばれる、白馬岳、杓子岳、鑓ヶ岳の3つの山を登り
そこから引き返して栂池自然園へと下山します、白馬大雪渓から栂池へと降りる白馬縦走。
雄大な北アルプス北部の景色と、栂池自然園へつながる長大な稜線の遠望。
どれもがそれぞれ雑誌の表紙を飾れるくらい美しい景色でした。
大人気スポットでもある白馬山荘に宿泊し、白馬岳山頂で素晴らしい朝日を堪能します。
朝日から始まる白馬三山縦走、この夏の一大イベントとなった素晴らしい朝日と
盛夏の中の山を歩く大満足登山の旅、ぜひお楽しみください……!
白馬三山縦走について
白馬三山縦走というと、いろいろな歩き方があるとは思うのですが、
今回はピストン縦走という形をとりました、白馬大雪渓から白馬岳
その後、白馬鑓まで歩いてから栂池へ下山するというものです。
2日目の行動距離が非常に長く、体力が要求されるコース取りとなるため
ある程度登山をたしなみ体力に自信のある方にお勧めしたいコースです。
白馬岳の朝焼けから始まる今回の縦走、朝日の中を白馬鑓へと向かって歩く贅沢。
夏山の最も気持ちのいい7時~10時付近の、輝く太陽の中を歩くのは本当に気持ちが良いです。
白馬鑓からは白馬杓子岳や白馬岳の大展望を見ることができます。
白馬山荘に宿泊したため朝焼けは白馬岳から見ることとなりましたが
夜明けに合わせて白馬鑓まで歩き、白馬鑓で朝日を眺めるのもよさそうでした。
白馬鑓からは、北アルプス北部後立山連峰の独特な地形を俯瞰してみることができます。
長野側は切れ落ちた急峻な地形、西の富山方面は比較的なだらかな山が続きます。
東から雲が湧き上がることが多いようで、写真のように長野側から雲海が上がるので
山と雲海を目にすることも多いエリアではないでしょうか?
- 1.白馬岳大雪渓から栂池ルートについて
- 2.白馬山荘より朝日を求めて
- 3.白馬岳ご来光の景色
- 4.朝日を浴びて白馬三山縦走へ
- 5.最高の展望を持つ白馬鑓ヶ岳へ
- 6.下山開始、白馬岳を経由して栂池へ
- 7.白馬大池から栂池へ、雲の中の下山
- 8.まとめ
1.白馬岳大雪渓から栂池ルートについて
大雪渓登山口へのアクセス
【高速バスを使う方法】
「毎日アルペン号」や「さわやか信州号」を利用する方法が、
登山バス利用としては一般的です。
毎日アルペン号
北アルプス登山線
【車で向かう方法】
北アルプス北部の玄関口『白馬八方』のバスターミナルが目的地です。
僕の例で埼玉県浦和から向かう場合は下記のような状態です。
北アルプス北部は埼玉県民や群馬県民には比較的身近な北アルプスだと思う。
【高速】所沢IC→長野IC 3,650円/5,130円(ETC/普通)
長野ICからはいつものごとく下道で白馬村に向かいます。
今回の白馬岳登山のスケジュール
【1日目】
猿倉6:25→登山開始6:35→白馬尻山荘7:25→避難小屋10:00→白馬岳頂上宿舎11:00
白馬山荘11:20→白馬岳山頂11:50、山頂以降登ったり下りたりを繰り返す。
合計登山時間 5時間25分(標準CT約6時間15分)
雪渓の登りだけならゆっくり歩けば大丈夫ですが、急なのでバテやすいです。
【2日目】
白馬岳山頂4:20-5:20→杓子岳6:35→白馬鑓7:45-8:05→白馬山荘10:00→
小蓮華山11:40→白馬大池12:45→天狗原14:00→栂池山荘14:50
合計登山時間 10時間30分(標準CT9時間15分)
白馬鑓からの栂池下山はとても長いので、注意してください。
この登山で利用したお金
交通費往路 :3,650円/5,130円
交通費復路 :3,650円/5,130円
ガソリン代 :約5,000円
バス :930円
バッジ3つ :1,500円
宿泊費(白馬小屋):10,300円(夕食+お弁当+寝具+トイレあり)
行動食 :2,000円
ロープウェイ料金 :1,920円
温泉 :800円
合計 約29,750円~32,710円
小屋を使うとかなり高いですが、テントだと1万円ほど安くなります。
この登山で使用したカメラとレンズ
NIKON D850:AF-S NIKKOR 28mmf1.4E/SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD
NIKON D850:AF-S NIKKOR 20mmf1.8G/AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G
あらやだこの人単焦点4本も背負って行ってる……。
一日目の記事はこちらを参照
2.白馬山荘より朝日を求めて
2018年7月22日午前2時15分、白馬山荘。
こんばんわ、Redsugarです。
今回の白馬岳は白馬山荘に宿泊することとさせていただきました。
白馬山荘に宿泊している……のですが、もちろん夜になったらそろそろと抜け出して
星空を見に行ったりするわけです、満天の星空……と思ったのですが。
それ以上に意外に富山方面の光がビカビカ光っていてびっくりしました。
アルプスって山深いイメージがあるんだけど、意外に街が近いのよね。
星空も一応とっておこうということで、上を見上げてみる。
うっすらと天の川が見えるので、カメラを三脚に固定し、長秒設定に合わせ撮影。
星空は全くと言っていいほど素人なのですが、カメラの性能が最近は良いので
うっすらと天の川を撮る分には楽に撮れます。
白馬岳は結構街が近いようで、日本海側の都市の光が結構入るんだなと思いました。
中々都市の光が入らない夜空を撮影するのは難しい話なのかもしれませんね。
天の川の左側に燦燦と輝く星は何だったんだろう、火星が接近しているとは言っていたけど。
夜空を見上げて星を楽しみながらお湯を飲み、しんみりとしたところで
2時間後に迫った夜明けに向けて1時間ほど仮眠をとることにしました。
午前4時15分、白馬山荘出発。
星空撮影から1時間ほど仮眠をとり体力を回復させたら、出発です。
白馬山荘を出発して白馬岳山頂でご来光を迎えることとします。
山荘からはわらわらと人が現れ、山頂へと向かっていきます。
早朝の白馬岳の稜線を登る登山者たち、雲海の向こうには白馬鑓や立山の山々が。
良い景色です、日が昇る前のこの夜と朝の合間の時間の景色がすごく好き。
山頂にはすでに結構な人数の方々がいるらしい、早くたどり着きたいけど
白馬山荘から山頂までって意外に時間がかかるんですよね。
ご来光を見ようという方々か一直線に並んでいる……、すごい数だ。
何とか山頂に到着し、うろうろしながら朝日が昇るくる雲海を撮影することにしました。
長野県側はすさまじい雲海となっており、高妻山などの山がかろうじて頭を見せる程度。
午前4時30分、山頂待機開始。
日が昇る直前は三脚を使わなくても撮影が可能な程度に明るいので
手持ちで歩きながら、気になったら撮影することにしました。
真っ青な山々と徐々に焼けていく空が印象的です。
画面は今日の後半下っていく予定の栂池方面へ続く稜線。
一言に雲の表情が凄い、湧き上がる雲の迫力が素晴らしい。
白馬山荘方面を見てみると、白馬杓子岳に滝雲がかかっていました。
雲は富山側から湧き上がり長野側へと抜けてゆきます。
白馬鑓はあたりを雲に包まれ、すごい景色に……。
夜明け前の紫色の空、とてもきれいです。
杓子岳はいつの間にか雲に飲まれてしまいました。
北アルプス立山方面の方は雲もなく、快晴のようです。
白馬鑓から奥の唐松、五竜、鹿島槍は雲海の下なんだろうか?
空が明るさを増し、ご来光は間近という時刻に差し迫ってきました。
登山者の皆さんも談笑しながら、ご来光を今か今かと待っています。
その奥で、白馬三山の杓子岳がいまだに雲の中に……。
どんどん杓子岳を覆っていく滝雲、めったに見れたもんじゃない景色です。
日の出を待つのを忘れて、しばらく杓子岳を眺めていてしまいました。
ご来光を待つ間、ほんの少しだけ尺あまりした感じで手持つ無沙汰になったのは秘密だ。
3.白馬岳ご来光の景色
午前4時55分、ご来光。
ついに白馬岳ご来光を迎えました。
ご来光の瞬間、周りから歓声が上がる。
僕はカメラ構えて呼吸とめていたのか、息を吸い込むので精一杯なんですけども。
ご来光……毎日起こっていることなのに、東京から白馬の上に来てみる日の出と思うと
少しだけ特別なものに思えますね。
ご来光の瞬間の山の空気はとても好きです。
それまでの肌寒かった空気が一気に暖かくなり、太陽の温かさを全身で感じます。
このとき使っているニコンの単焦点レンズはどちらも逆光に非常に強いレンズ。
真正面に太陽を入れても全くひるむことがありません。
単焦点レンズで登山をしていてよかったと思える瞬間です。
しかし、なんて神々しい夜明けなんだ。
空の色は刻々と変化していきます、気温もぐんぐん上がっていく。
それまで地面を覆い隠していた雲はいつの間にかまばらになっていきます。
栂池方面の稜線と、その向こうの雲海が凄まじい美しさで僕を出迎えてくれます。
気持ちのいい空気に何枚も同じ写真を撮影していました。
あまりの景色にうろうろしてはシャッターを切りという挙動不審な感じに……。
足元のチシマギキョウにも気が付かないくらい、景色に動揺していました。
チシマギキョウも朝日を迎えて。
花がみんな太陽の方向を向いているのも気持ちがいい。
太陽の光を受けてその花びらを広げているかのような姿。
このとき撮影したチシマギキョウと日の出がマップカメラのコミュレビ受賞したのは
いい思い出です……、完全に景色に撮らせていただきました。
日も登りきって空が徐々に青さを増していきます、そして朝の空気から午前の空気へ。
歩き出したくなるようなすがすがしい空気になっていくのを感じます。
朝日は十分に堪能した。
それでは朝の中、白馬鑓を目指して歩くことにしましょう。
午前5時10分、縦走開始。
登山客たちが朝日に満足しまばらになってきたのと同時に、僕も縦走を開始します。
撮影装備と非常食以外はすべて小屋にデポして、杓子岳と白馬鑓へ向かいます。
最軽量装備で、ウルトラライトな装備で縦走開始です。
4.朝日を浴びて白馬三山縦走へ
ご来光は続いていますが、見続けていたら縦走が出来なくなってしまいます。
今回の目的は白馬三山をすべて上ることです。
えーと、俺が行くまでにそこの雲、どけててくれよ……!
北アの立山の山脈がずいぶんと遠い、北アルプスっていうひとくくりだと
白馬岳も槍ヶ岳も立山も入ってしまうのですが、距離にしてみると全然離れています。
後立山の白馬から見ると立山は遠いし、槍ヶ岳なんて別の山域に見える。
山荘には崖沿いルートで戻ります、荷物はいったん置きっぱなしで
水と撮影道具だけ持って白馬鑓へと向かいます、
午前の光、いつの間にか空から紫色は消え、さわやかな水色があたり一面に広がります。
これから向かう白馬杓子岳と白馬鑓ヶ岳、片道で2時間きっちり見込んでいきます。
目の前で滝雲がものすごい勢いで流れていく……、眺めているだけでも楽しいですが
眺めて終わるわけにはいかないので、突入していきます。
山荘から栂池方面へ下山する方々とすれ違い、人もまばらな白馬鑓へ。
この登山の際は白馬山荘に数百人が宿泊してはいたのですが
白馬鑓まで行くのは十数人しかいなかったです……。
白馬鑓を目的地にしていた人は多くはなく。
ツアーの方々は不帰方面へ向かっていき
白馬鑓から栂池へ下山するような人はほとんど見かけなかったのが意外です。
下山路の温泉もやってないからでしょうかね?
登山者の方々とすれ違いながら、白馬鑓を目指します。
徐々に気温は上がり始めてはいますが、快適な登山ができるような気温、気持ちがいい。
白馬旭岳、登山道のない旭岳ですが立派な山です。
道があれば登るんですけどね……。
影白馬の向こう側の景色を見ながら稜線を快適ハイクで進んでいきます。
頂上山荘のテント場は朝ごはんを食べる方々でにぎわっていました。
しかし、稜線を歩く登山者が意外にまばらです。
みんな朝起きたらまず白馬鑓を目指すと思っていたんだけど……。
白馬岳の稜線ハイクは快適そのものだし、爽快感がすさまじい。
南アルプス南部も気持ちが良かったけど、白馬岳は信州方面の展望がとにかくよく
空がバァーっと開けているので、そういう気持ち良さはあるんですね。
白馬岳を振り返ると結構特徴的な形をしているのがわかります。
緩やかに登ってきたけど、結構急峻かつしっかりとした三角形だというのがわかる。
そして最後の最後にキュッと上がるんですねこの山。
右手を見れば雄大な自然というにふさわしい山々……、なんですけども
北ア北部の山は特徴的な山がちょっと遠い。
歩いているうちに滝雲がみるみると晴れて杓子岳が見えてきました。
このまま行くと雲の中を歩くことはなさそうで安心です。
「これ縦で撮るとエモいんじゃねぇの!?」
とっさの思い付きで縦で撮りました、エモい……と思う。
稜線の景色に翻弄されていますが、足元にはもちろん高山植物が。
見渡す限りどこにでも高山植物が咲いているので、
その価値をあんまり感じれなくなってきた……、非常に良くない。
稜線は基本的に歩きやすく整っていますが、細かい瓦礫が積み重なった部分が多く
転がりやすい石を踏んでステーンッと行くのが一番怖かったです。
いつの間にか雲がなくなった白馬杓子岳と白馬鑓ヶ岳、斜光を浴びて独特の姿が見える。
目の前に見える杓子岳と白馬鑓、この景色最高だぜ。
登っちゃうんだなァ、これが!
登る前に自撮りをしておきます、下山してきてガスってたら最悪なので。
撮れるものは撮れるときに撮る、それを徹底していきましょう。
なので、登山中もひっきりなしに後ろを確認したりして写真を撮るようにしています。
杓子岳の登りに差し掛かりました、杓子岳の登りはご覧の通り小さな石が積み重なり
一歩足を進めるとズルっと足が沈むことがあります、めっちゃ疲れる登りです。
焦っても仕方がないし、10分も登れば山頂にたどり着くだろうと思い。
白馬岳の雄姿でも眺めながらゆっくりと登っていくこととします。
杓子岳の山頂に先行の登山者の方々が。
このまま画面の中を一直線に歩いていけば山頂です。
最初は歩きにくかったのですが、少し進めば地面が踏み固められている状態になり
地面も露出している形となって、とても歩きやすくなりました。
先行するツアーの人たちはきっと唐松岳に向かうんでしょう。
この日のツアーの人たちは全員不帰を越えるって言ってた、すげぇなぁ……。
僕は今回は白馬大池を経由して栂池に降りるという固い決意を持っていたので、
唐松岳方面はパスします……。
そう、今回のルートは白馬の温泉以外のビュースポットを回収する登山なのです。
午前6時35分、白馬杓子岳到着。
崩れやすい石の道を登り切り、白馬杓子岳山頂に到着しました。
早朝の気持ちのいい空気が流れています、山頂は風も弱く気温も低く気持ちがいい。
杓子岳の山頂にはケルンが積み重なっています。
山の上の石って特徴的だよな……。
割れたばかりのような鋭利な角をもった石が積み重なります。
杓子岳から見る白馬岳、こうしてみるとめちゃくちゃ立派ですね。
そして信州側の斜面の切れ落ち方がすさまじい。
今日は快晴といっていいでしょう、最高のコンディションで白馬杓子岳に来ました。
正対する高妻山や北信の山々もきれいに晴れているようです。
空が本当にきれいで気持ちがいいぜ!
雲も少なく、この様子なら午前10時くらいまでは雲がない状態の登山を楽しめそうです。
「ここで自撮りをしないのは失礼だろう……、サムネイル撮影しよ……」
ビュースポットではサムネイル用の自撮りをします。
毎回後姿だけ撮影して終わるので、付近にいる登山者は「?」という形で首をかしげています。
それでは、杓子岳を越えて白馬鑓を目指して出……
その前に小腹が空いたからパンを食べて補給しておくことにしました。
意外に白馬鑓まで距離があるので、おなかがグーッとなる前に補給してシャリバテに備えます。
快晴の杓子岳の上で食べるパンはうめぇなぁー!!
5.最高の展望を持つ白馬鑓ヶ岳へ
午前6時50分、白馬杓子岳出発。
さて、写真で見ると結構恐ろしい見た目の杓子岳ですが、
実際に歩いても左に飛ぶとまず間違いなく死ねるなという見た目をしているので怖いです。
杓子岳の稜線で強風に吹かれようものなら墜落してしまいそう。
今日は無風なのでその心配はないけど。
このまま白馬鑓へと向かいます。
画面左上に見えるのは毛勝三山ですね、白馬岳からは日本海がよく見えます。
アルプスに来ると大体海が見えるので、日本ってそんなにでかくはないんだなと思う瞬間。
こう……、地平線まで大地が続いているとかそういう景色を見てみたい。
杓子岳からいったん降りて白馬鑓を目指します、白馬岳方面は相変わらずの快晴。
これから上る白馬鑓です、結構なキワを登っていくんですね。
これはこれで大変そう、見た感じ結構な急登のようです。
「あたしたち唐松岳目指してるのよぉ~、お兄さんは?」
前方のパーティーとすれ違う際に発生する他愛もない会話。
聞けばツアーの団体さんは、不帰を越えていくという。
僕よりも確実に年上なんだけど、ああいうのを見ていると
年とっても不帰行けるんだなっていう自信につながるよなぁ……。
信州方面の切れ落ちた崖を見ると吸い込まれていきそうなくらい急峻です。
こびりついた雪渓と、その上に高山植物が。
チシマギキョウは夏になれば大体どこでもお目にかかれるというのに最近気が付きましたが。
やっぱり大群生を見るなら南ア南部聖岳とか、北ア北部のあんまり人がいないところかなと。
結構人が入るところってなぜかこの花咲いてないんですよね。
燕岳の縦走の時もコマクサはあるけどこれは全然見かけなかったし。
白馬鑓を登り始めました、遠景で見るよりも登山道の幅はしっかりとしていますね。
普通に歩く分なら何ら問題なく登れるでしょう。
北信方面と杓子岳の姿、雲が徐々に湧き上がってきました。
今は快晴って言えるようないい天気だけど……、午後になれば曇るでしょう。
夏山の典型的な気候、さすがになれたぞ。
数人の登山者が上から戻ってきました、朝を白馬鑓で迎えたんだろうか?
うらやましい限りです、僕も次回は白馬鑓で朝焼けを迎えたいと思います。
白馬鑓の登山道中からは信州方面の切れ落ちた急峻な斜面をこれでもかというくらい見れます。
何というかこんなきれいに抉れるのかって感心するくらいきれいに抉れてます。
振り返ればいい景色、白馬岳側よりも、こっちから見る白馬岳のほうがいいかも。
巨大な山が2つ目の前にドーンと現れ、旭岳もいい感じに存在感を示してくれています。
最後の登りです、ジグザグに登り、そのあとなだらかな登りをクリアすれば山頂です。
午前の早い時間とはいえ、ずっと上っているわけですから汗も出ますし
少しだけ疲れてきました……。
疲れたときは後ろを振り向けば白馬岳、うん、癒されるね。
白馬岳から少し西側に目を向けると、標高は白馬よりは低いですが森林限界の山が
幾つも連なっていることがわかります、山脈っていう感じがしますね。
坂を上り切り分岐までやってきました、山頂付近は奇麗な砂利場です。
白馬鑓から見える展望、画面左奥に五竜岳や鹿島槍ヶ岳へとつながる道が。
そして画面右側には立山連峰が大きく壁のように並んでいます。
白馬鑓まで来ると鹿島鑓が見えるようになりました。
いやー、不帰に向かうこの稜線素晴らしいですね。
午前7時45分、白馬鑓ヶ岳到着。
白馬三山の最後の一座となった白馬鑓に到着しました。
今回の本当に行きたかったポイントはココ。
白馬岳以上に白馬鑓に登りたかったのです、だって展望よさそうだから。
百名山本体を眺めることができる山って貴重、ここはそんな貴重な一座。
三角点タッチしておきましょう。
ダッフィーもついに白馬三山を登り切りました、おめでとう!
白馬鑓の山頂には白馬岳と比べるとほとんど人がいないため
山頂をほぼ貸し切りで堪能することが可能です。
気持ちのいい景色が広がるという意味では、ここは白馬岳以上に気分がいいところです。
鹿島槍ヶ岳方面の稜線は本当に歩きやすそうです、この稜線を歩いた先にあるのが
不帰の嶮と呼ばれる難所です、そのうち歩いてみたいなぁ。
一眼3台にテント装備とかでくぐれるんだろうか?
信州方面から雲が徐々に登ってきます、遠方に見える山々は八ヶ岳や南アでしょうかね。
雲が登りきる前の青空を白馬三山すべてで堪能できましたので、今回の登山は完璧です。
快晴の白馬鑓を堪能したので、白馬岳に戻って栂池へと下山することにしましょう。
ここから白馬岳を見るととても遠く見えますね。
戻るのが非常に億劫です、できればどこでもドアで戻りたい。
白馬杓子岳と白馬岳、白馬バレーっていうのかなこの一帯。
たまっていた雲がどんどん登ってき始めています。
雲よりも先に白馬岳に帰るのは無理そうです。悲しい。
……ですが、全速力で白馬岳に帰りたいと思います。
湧き上がる雲たち。
白馬鑓で記念撮影、地平線を望む。
撮るものは撮った、見るものは見た。
白馬岳に帰りましょう、ここから行くぜ白馬三山。
ピストンで白馬岳まで駆け抜けて、そこから栂池まで一気におります。
しかし、このポジションからの撮影本当に景色がいいですね。
次回の朝焼けはここで迎えたいなぁ。
立山や鹿島にもお別れです、そして、肉眼では遠くに北ア南部の山も見えていました。
画像だとすごく小さく、画面奥に槍ヶ岳などが見えると思います。
あと画面右側の水平線の奥のようなところに、白山と思わしき山もいるんですね。
「贅沢すぎる下山だ……、なんなのこの景色……」
素晴らしい眺めにちょっと感嘆の声が出ます、
前を向けば常時この景色なわけですから下山の足がなかなか進みません。
とはいっても時間を超過するとロープウェイに乗れなくなるので、急ぎます。
午前8時15分、白馬鑓ヶ岳出発。
空に雲が出てきました、僕が白馬鑓を出発するのと同じくらいで高層雲がかかり始めたので
青空の山の撮影をしておいたのは本当に良かったです。
さぁ、撮るものは撮った、見るものは見た、下山です!
6.下山開始、白馬岳を経由して栂池へ
白馬鑓を降りて杓子岳のとりつきまで戻ってきました、数本道が走っていますね。
ここは一番道が太い真ん中を歩くことにします。
一番下は道が細いし、真ん中の人が石を転がしちゃうと危ないからね。
数名の登山者とすれ違いましたが、白馬山荘にいた数百人から考えると
本当にこちら側に来る人って少ないんだなと思います。
白馬岳方面の上空には雲が、高層雲がかかる前に白馬鑓から下山開始出来て良かった。
やはり夏山はいかに朝早くから行動できるかですね。
白馬の谷底からもくもくと雲が湧き上がってきています。
昼頃には雲に包まれてしまいそうです。
白馬杓子岳はあっという間に後方に、下山の速度って早い。
山頂の滞在時間が長くて数十分なのに、とても濃い時間を過ごしました。
白馬岳と白馬鑓の間は巨大なカール状の地形となっており、目の前には立山に続く稜線。
お花はその辺に咲いてはいますが、あんまり数は多くないですね。
超広角を利用しているわけではないのにすごい圧縮効果が発生するような地形もあります。
岩がない牧草地なら転がっていきたい。
白馬頂上山荘付近まで戻ってきて振り向くと杓子岳の正面顔と白馬鑓。
登山者との比較で、巨大なその山容を体感することができました。
杓子岳はここから見るととてもかっこいい。
白馬鑓と立山三山、立山が大分遠くに見えます。
そして白馬鑓の中腹の雪渓といい、なんていい景色だ……、まるで北海道の山だ。
白馬鑓の上空は晴れている、後ろ髪を引かれる思いですが、このまま下山です。
午前10時00分、白馬山荘。
全速力で帰ってきました、白馬山荘。
白馬山荘に着く頃には人もまばらで、静まり返った雰囲気でした。
トレランの方が数人休憩していた以外は、本当に人がいない、みんなどこに行ったんだ。
山荘にデポしていた荷物を回収して、パッキングを行ったら栂池に向かって行動開始です。
軽く水分補給とパンをおなかに入れてすぐに出発することとしました。
相変わらず、山荘から山頂までが遠い。
15分程度と書かれていますが、ここだけは本当に15分くらいかかる……。
午前10時30分、白馬岳山頂。
前日と比べて人が明らかに少ない白馬岳山頂。
泊りで来るような山って、午前中のこういう時間帯だと人がいないのかもしれない。
白馬岳山頂で休むことなく、そのまま下山へ。
小蓮華山の景色を事前リサーチした際に、景色がめちゃくちゃ良かったので
是非その景色を見たいと思い、とっとと下ることにしました。
小蓮華山方面、日本海側です。
栂海新道と呼ばれる新潟県の親不知という海へと続く道、
それがこの稜線の向こうへと続いているのでしょうか。
僕もいつか行くことになるんでしょうかね?谷川馬蹄形とかの後に。
栂池方面からの登山道には登山者が沢山、多くの方々とすれ違いながら
小蓮華山に向かって下山していきます。
白馬大池からの登山道はやはり人気ですね。
栂池方面に降りるこの稜線、真っ白な地面と砂礫に彩られたこの景色……。
最高かよ、歩いていて気分がめちゃくちゃ盛り上がります。
これぞアルプスだよねっていう、いい景色が目の前に広がる。
白馬岳の稜線の地面は本当に白い、山頂稜線の砂地が見えている山は良くありますが
白馬岳は鳳凰三山ともまた違う、雪渓を含めた小気味よい色のリズムがある。
こういう道のお決まりで、下山は若干足元が滑りやすいのはご愛敬。
すって―んと転んだら、確実に怪我をしちゃうので手袋は必ずしておきましょう。
雲が上がってきました、雲がなければ雪倉岳とかの景色も楽しめるのでしょうが
残念ながら稜線以外の山々を見ることができません。
それでも稜線の途中に現れる山の景色は素晴らしく、
それだけでこの山を歩いていてよかったなと思えるレベルです。
ライチョウも数匹見かけましたし、人気コースなのもよくわかりますね。
白馬岳の特徴である信州側は切れ落ちているっていうのも
この稜線でも変わらなくて、南側斜面は奈落の底に向かうかのような勢いで落ちていて
逆に北側斜面はとても緩やかな傾斜になっています。
それがこの奇麗な稜線を作り上げているみたいですね。
小蓮華山でよく見る剣のポイントまでやってきました、雲が多い。
途中ライチョウがいたりして、登山者全員で立ち止まったりしていたのですが
僕はつけているレンズが全部広角よりだったので、撮影することなくここまで来ました。
この登山たぶん4回くらいライチョウ見てるんだけど、写真撮れてない……。
雲に隠れて白馬岳が見えなくなってしまいましたが、雲がなければ
最高に気持ちのいい稜線なんでしょう、今でも気持ちいいもの。
午前11時40分、小蓮華山。
白馬岳の山頂から1時間程度下り小蓮華山にやってきました、ここでも標高は2,766m。
全然下ってない……、横に移動し続けたんですね。
さすがにおなかが空いたので、もう少し行動食を入れることにしました。
行動食を食べながら、歩き続けると目の前に白馬大池っぽい景色が現れます。
栂池方面に行ったことがない僕の感ですが、あれは九割九分白馬大池、間違いない。
僕のゴーストがそうささやきます。
「早く白馬大池でコーラでも飲みて―なぁー」
そんなことをつぶやきながら歩いていたら、見事にガスに突入しました。
あたり一面の虚無です。
午後12時15分、船越ノ頭。
虚無の稜線を下ること30分、船越ノ頭に到着です。
晴れていれば眼下に白馬大池が見えたんでしょうけども、
白馬大池はどうやら雲の下にあるようです。
長い長い栂池までの下山も、ようやく半分の地点まで来たといってよいでしょう。
7.白馬大池から栂池へ、雲の中の下山
船越ノ頭を越えて白馬大池に降りてきました、風が強いのか湖面は波立ってる。
船越って言うと、刑事ドラマか、彫刻の舟越桂しか出てこねぇ……。
白馬大池まで降りてくると、周辺のチングルマはもう終わりっていう感じでした、標高2,400m前後の場所だとは思うのですが、日当たりもいいし仕方がないですね。
午後12時45分、白馬大池。
船越ノ頭からなんと30分もかかりました、結構遠かったよ白馬大池……。
ちょっと疲れたので、ここでコーラでも頼んで休憩することにしましょう。
なんたって灼熱の夏です。
書いてませんでしたけど気温は30度近く、直射日光が照りつけているわけで湿度も高い。
すごい汗かいてる状態で、体中の水分が抜けてしまっていたのです。
白馬大池のテント場は広いんですね、砂利もないしすごくきれいに整備されている。
時間帯的に全く人は居ないけども……。
コーラを購入して息を吹き返す、
糖分を積極的に摂取していかないとガス欠で歩けなくなっちゃうので、
タイミングを見てジュースは買いたい、けど山の上で買うドリンクって高いよなぁ….。
「あ、トウモロコシ……」
山で見るこのトウキビみたいな花は、なんとバイケイソウの花。
数年に一度しか咲かないバイケイソウの花ですが、いくつか咲いているのが確認できました。
でも2018年はまだ当たり年ではなく、2019年が当たり年でした。
白馬大池の小屋をあとにしたら、白馬乗鞍岳を越えて栂池に下山します。
距離にしてあと少しなのですが、白馬鑓往復から歩いてきているのでマジで遠い。
白馬大池の湖畔はこんな感じです、雨が降ったら砂場のところまで水が来るのかな?
ちょっと道がわかりにくかったりするのですが、湖畔を歩いて進みます。
「水….触ってみるか!」
タオルに水を含ませて洗顔したいところですが、それは別のところで。
白馬大池に手を突っ込んでみますが、うん、あんまり冷たいってわけでもないのね!
雪解け水のすぐそばなら冷たいんだろうけど、
ちょっと離れた場所だったのでそんなに冷たくはなかったです。
少し上から見た白馬大池、真っ青ですね。
白馬大池をぐるりと回って白馬乗鞍岳に向かうのですが、この景色はとてもいい。
栂池から登ってきていたら、この景色に感動していたろうなぁ。
栂池から来た登山者の方は皆さんはみんなこの地点で撮影をしていました。
青空に池に小屋だからね、仕方ないね。
白馬大池から白馬乗鞍岳まではすぐです、この石塔が見えたら白馬乗鞍岳。
ここからは一気に登山者が増えたと思います。
白馬乗鞍岳から小さな雪渓を越えて栂池に降りるわけですが、
ここが地味に時間がかかるところ。
なぜかというとみんなアイゼンをつけないで突入していきます。
ロープはありますけども、雪渓の下りということで転んだり、
途中で動けなくなる登山者を見かけました。
ここはアイゼンをつけてしまうのが一番早く抜けれるかな。
こんな感じの道で、下山で使う人で歩き慣れてない方だと結構苦戦するかも。
斜度もあるので滑るとそのまま数メートル滑っていくようでした。
僕はこういうのは何回か経験があったので、そのまま降りてきてしまいましたが。
アイゼンを常で歩く方々がやはり一番早かったかなと思います。
雪渓の先には栂池自然園が見えますね、あそこまで行けばもう下山したも同然……!
雪渓を降りて栂池の木道へと出ました、木道歩きやすくて最高です!!
午後2時00分、天狗原。
ここから先はもう遊園地というか山歩きは終わりです。
木道を歩いて栂池のロープウェイに帰りましょう……。
栂池はとても景色がいいところですが、
下山でだいぶ体力を奪われたので、写真は少なめです……。
白馬岳は雲の上に出ているんだろうか?
栂池周辺は雲に包まれており、午後になれば夕立が来そうな天気です。
「どこから来たのー?」
「朝、白馬鑓から……」
「あらー、大変ねぇ!」
定番のような会話を休憩のたびに繰り返し、栂池へ向かいます。
天狗原から栂池までの距離が思いの外長い!!
剱岳下山後のロープウェイまでの道のりを思い出しました。
栂池自然園を歩く赤いゾンビとしてフラフラと歩き続け、遂に……
「ぶ、文明だぁーーーッ!」
ついにアスファルトを見つけました、人類の営み、文明がようやく目の前に現れました。
栂池まで本当に長かった……!
もうこの記事を読んでいる人すら、
明け方の白馬岳の日の出なんて覚えてないんじゃないでしょうか?
僕もこのとき日の出が昨日のことのように思えました。
午後2時50分、栂池ヒュッテ。
ここまで来たらあとはもう車に帰るだけ、
荷物をおいてロープウェイの出発時間を調べて、少し休憩です。
観光客のほうが圧倒的に数が多く、
僕のような汗が乾いて塩になったような登山者は極少数……。
「ソフトクリームください」
というわけで風呂に入る前に下山ソフトをキメました、
キンキンに冷えてる、悪魔的な旨さ……ッ!
頭がざわざわとしてくるような甘美な味でした……!
本当にかゆ……うま……。
ソフトクリームを食べたら、
ロープウェイのチケットを購入して下山です、ようやくお家に帰れます。
栂池のロープウェイって途中何回か乗り換えがあるのが少し面倒。
ロープウェイを下りながら、帰りのバスのことを考えます、
駐車場まで帰れるよな……?
栂池で下山すると白馬八方まではバスで帰ることになるんですね、それが少し不安でした。
今回の登山を頑張ってくれたカリマーのリッジ40。
僕の持っているモデルだとチェストベルトが紛失しそうで怖いけど、
それ以外は概ね満足でした、小屋泊なら全然こいつで歩けますね。
午後4時00分、下山完了!
栂池から下山して、ロープウェイ周辺の賑わいのある観光地まで降りてきました。
栂の湯さんに入りたい……、入りたいんだけども、入ったらバスを逃す。
白馬八方行のバスに乗るまでの間、ほんの少しだけ時間が空いたのでぶらつくことにしました。
「足湯に入っても……いいんですか?」
バスを待つ間、少し足湯に入ることにしました。
一応毎日足は拭っていたし、大丈夫だよねと思い足を湯舟に入れると
言葉にならないものがこみ上げてきます、なんというか、このまま寝たい。
立派なキノコが生えた足湯場で、しばらく足をお湯につけたままボケーっとしていました。
そのうち、バスの発車時刻が迫ってきたので、足湯から上がりバス停へと向かいます。
午後4時25分、白馬八方行バス乗車。
白馬八方行のバスに乗車したら、あとはもう寝て帰るだけです。
栂池から乗車した登山者は少なく、車内は静かな雰囲気のまま白馬八方へ。
今回歩いて思ったのですが、白馬大雪渓から白馬鑓を経由して栂池に降りる人って
あんまりいないんですかね?僕と同じ道を歩いている人が本当に少ない登山でした。
白馬八方に帰還後、ド定番ともいえる八方の湯で入浴して帰ることとします。
下山即温泉って最高ですね。
入浴後の牛乳はコーヒー味、これもまたキンキンに冷えており。
悪魔的な旨さを持ったコーヒー牛乳でした……!
このお風呂上がりの牛乳を飲むために、登山をしているといっていいくらい。
下山して風呂に入った後の牛乳は最高です。
下山後の食事は蕎麦屋でもある呑者屋へ。
昔一緒に登ったことのある方に教えてもらったお店なのですが、ランチの蕎麦が美味しいです。
夏場の下山後は、おなかに急にお肉とかを入れても疲れることが多いので
冷たいそばを心行くまですすりたいと思うときが最近は多いです。
白馬岳下山後のざる蕎麦、つゆを飲んだ時に脳天にほとばしる塩分の衝撃。
白馬のおいしい水で作られたそばをしっかりと堪能し、今回の旅の終わりとしました。
この後店を出た僕は、翌週の登山に向けての決意を新たに。
東京への長い長い帰路へとつくのでした……。
8.まとめ
白馬岳は天下一品の展望を持つ山
前後編でお送りした白馬三山縦走登山、いかがでしたでしょうか?
白馬岳の景色は当ブログの登山の中でも、特に記憶に残るものが多く
流石、北アルプスの中でも美しいとされる山だなと思ったものです。
僕が歩いた際は、天候にも恵まれ夕日に朝日と、どちらも抜群のコンディションで
景色を楽しめたので、なおのことこの山が好きになってしまいました。
白馬岳自体でもいい山なのですが、白馬三山の杓子岳や白馬鑓から見る景色。
特に白馬鑓から見る景色は素晴らしく、人もまばらです。
静かな自然の中で、大自然の織り成す大地の造形を楽しむのであれば
是非とも白馬鑓まで足を延ばすことをお勧めします。
北アルプス北部、立山や鹿島槍といった山々の展望が良い白馬岳。
最北端の百名山の景色は、雪渓と急峻な地形が生み出す美しい景色がそこら中に転がる
どこを撮ってもかっこよくなる魔法の山でした。
次回は是非とも、この稜線の先にある五竜岳や鹿島槍に登ってみたいと思います。
快晴の白馬岳縦走登山、次回は是非白馬鑓温泉に入浴するコースで訪れたいと思います。
人生最高の山は続く。
白馬岳の地図はこちら
この登山で役に立ったアイテム
夏場のインナーソックスはインジンジを使っていました。
スキンメッシュと比べると好みですが、個人的にはインジンジが好きです。
サラッとした肌触りなどが特徴的で、履き心地が非常に良い靴下だと思っています。
この登山では多くの写真がこの20㎜f1.8で撮影されました。
ニコンの1.8シリーズは逆光でもクリアな描写が得れます。
今回の朝焼けの写真などはこれのおかげで撮影できたといって過言ではありません。
本当に、いいレンズです。
コメント
コメント一覧 (2件)
こんばんは。
今回もたくさんの素晴らしい写真を堪能させていただきました。
以前大雪渓ルートピストンで行ったことがあるので、今度は栂池も通りたいです。
ろっぴ様
白馬岳はいろんなコースがあるので、歩き方に悩みますね……、大雪渓も素晴らしいですし、温泉側にもおりたいですし、栂池にも……。
個人的には栂池から温泉に回るようなコースを歩いてみたいと思いました。