2015年10月24日-25日、御嶽山の裏側にある日本二百名山【小秀山】へ行ってきました。
山頂からは普段見ることはない御嶽山の裏側、火口方面を眺めることができます。
小秀山自体は滝あり稜線あり展望ありの無駄にコースが長い充実した山です。
そして何より小秀山は下山後に近くに下呂温泉があるという良さがあります!
日本三名湯の一角として名高い下呂温泉をしゃぶりつくす。
登山後の疲れた体には温泉は天国です。
小秀山は下呂温泉を楽しむ為にある山といって過言ではない。
今回は男三人、気の合う仲間たちと共に向かう登山旅。
恵那山を目指して中央アルプスへ向かう旅の始まりです。
夫婦滝、小秀山の中腹を豪快に流れる幾重の白い糸。
細かな霧と空気を震わせるほどの音を生み出す水の流れはひと時の休息をもたらせてくれる。
谷底で光も届かない故の幽玄な雰囲気を醸し出す夫婦滝、
あたり一面は紅葉の様相を呈し、黄色や赤に彩られている。
岩肌を黒く染め上げる豊富な水量に感嘆の笑みを浮かべながら、
僕はゆっくりと滝壺へと近づいていくのであった。
今回は滝・山頂岩場絶壁・御嶽山の3セットが登場する大満足登山の旅です!
岐阜県という未踏の地に踏み込み、中央アルプスデビューが恵那山という
マイナーな所から攻めることになってしまった旅。
小秀山は初日に登頂しましたが、山頂から見える御嶽山の姿にはただただ震えるばかりでした。
しかし、奥に見える中央アルプスの勇姿には心打たれるものがありました。
登山道は滝側から行けば結構大変で大満足間違いなし、中部の方にはお勧めの山です。
帰りに下呂温泉にも入れるので、下呂温泉の旅を考えているハイカーの方にはお勧めです。
それでは今回のコースタイム
小秀山登山口7:40→ねじれ滝8:05→夫婦滝9:00→第一展望台10:00→
兜岩11:10→小秀山山頂12:00-12:30→兜岩13:05→山の神14:10→登山口14:40
→下呂温泉15:15IN!!
今回も時間に追われる旅になってしまいました…、
しかしこの日下呂温泉を心の底から、世界で一番楽しんだのは僕らに間違いがない。
お風呂に入った瞬間昇天しかけるくらい気持ちよかったもんね、うん。
2015年10月23日深夜、日暮里駅で今回のメンバー【くまさん】と合流し車を借りる。
今日は青いスイフトです、前回の皇海山’s登山では青いアクアだったか。
世田谷で残りのメンバー【veryblue】氏をピックするために都内を頑張って走り続けるが
荒川区から世田谷区までの道のりは険しく運転してて泣きそうになった。
5時15分、駒ヶ根サービスエリア、中央道をひた走ると大体諏訪湖か駒ヶ根で休憩である。
今回借りたスイフト、ずっと乗りたいと思っていた車なのだが
感想としては荷物乗らない、速度でないの二重苦でかなりきつい車だなと感じる。
スイフトは登山をやるには向かない車。
駒ヶ根といえばソースかつ丼、B級グルメの中でも定番の位置を占める奴だ。
正直早朝のこんな時間に食べたいと思う代物ではない。
20代前半ならまだしも30歳に差し迫った僕はソースカツ丼を食べる力がなかった。
というわけでチキンソテー定食を食べる、鳥は脂っこくなくていい。
7時10分、乙女渓谷へ向かう道中。
日も登りきって気持ちのいい朝がやってきた、朝もやがすごい。
今回小秀山へ登るための登山口は【乙女渓谷】という素敵な名前の場所にあります。
夏にはキャンプ場・コテージが大盛り上がりするキャンプ村とのこと。
2015年10月23日7時40分、早速プレイボールの合図がされる。
乙女渓谷キャンプ場へ到着、登山口はキャンプ場の中に入ってすぐにある。
渓谷なので谷底にコテージやキャンプ場が点在している、日は出ていても暗い感じ。
今回は小秀山二の谷登山口を使用して山頂を目指します。
三の谷と二の谷がありますが、お勧めは圧倒的に二の谷です。
三の谷は下山時に使うようなつづら折りのつまらない登山道なのでお勧めしません。
渓谷・滝・岩・稜線すべてを楽しむことができる二の谷はだいぶお得です。
最初に目に飛び込んできたのは豊かな黄葉、中央アルプスの紅葉もだいぶ下に降りてきている。
二の谷コースは様々な滝がその姿を表します、まずは和合滝へ。
ツルツル滑って怖い木道の上を歩いていきます。
夫婦滝までは登山道ではなくこのような木道が続きます、
一応夫婦滝まではハイキングコースという分類のようだった。
なんというか…、神々しい山火事ポスターだな…。
乙女渓谷の木道は厳かな雰囲気があり神聖な気持ちになる、渓谷だけでも満足できそうだ。
少し歩き【碧水湖】と呼ばれる地点に到着、冷たさを感じさせる青い水が流れている。
岩に磨かれた水という感じです、水の色は青系。
エメラルドグリーンの日向山系ではなく、丹沢の畔ヶ丸のような色です。
ザーザー流れていく川は、まだ潤いを残した落ち葉で彩られている。
時折魅せてくれる水と紅葉のコントラスト、心の奥底から和を感じる。
苔むした岩と黄葉の景色、これを見ないと黄葉登山をしている気持ちにならないのです。
veryblue氏から見るとこんな感じだったらしい、イロドリミドリ。
ところどころ木道が崩落しているのが気になりますが、登山装備している人なら問題なし。
美しい水の流れと真っ青な滝壺を楽しみながら登っていきましょう。
夫婦滝までは1時間近いハイキングコース、だいぶ満足できます。
木道で階段を上り下りしますが、結構足が削られていく。
8時05分、ねじれ滝に到着。
視線の向こうには壁にぶち当たって複雑に形を変える滝が見える。
黄葉に彩られたねじれ滝、風流ですね、奥多摩じゃ見れない景色だぜ!!
朝の新鮮な空気の中で撮る紅葉はすごく楽しい、
こういった撮影を楽しめるのも紅葉のいいところか。
シャクナゲ群生地を越えると再び岐阜のロックガーデンへ、美しいことこの上ない。
冬を前にして最も森が輝く季節、紅葉の時期の登山は贅沢そのもの。
この滝に到着し、写真を撮ろうとしてveryblue氏が岩の上を辿って行ったのですが
危うく水没しかけたりするアクシデントが発生、玉ヒュンだからやめてほしい。
木道が終わり登山道めいた道が始まってきました、コース上はまだ一般道なんじゃ??
耳をすませば声が聞こえるとかいう地点でしたが、
3人とも心が真っ黒に汚れた野郎だったので何も聞こえず。
美しい紅葉に心を清めてもらいたい。
カエルがいました、アマガエルかなんかかな?
いつ写真を撮っても絵になるというか主人公的に映るのはすごい、撮られ慣れてる。
登山開始から1時間程度経過しているのですが一向に夫婦滝が見えない。
景色は綺麗なんだけどそろそろ飽きてきた…。
上を見上げると朝日が山に差し込んでいました、稜線に出ればさぞかし気持ちがいいことだろう。
展望台になっている場所があったので、上がってみると…
絶景でした、風情があって最高ですね、すごく上品な紅葉に見えます。
8時40分、避難小屋に到着。
毎度思うんだけど登山口から1時間程度の場所にある避難小屋って何に使うんだろう?
丹沢にもこのタイプの小屋はたくさんありますが、いまいち用途が不明です。
歩きながら紅葉の思い出を集めていくことに。
様々な木々の紅葉をまじまじと見つめることは中々無い、でもカメラを構えると
「この木は紅葉が綺麗だな」とか「葉っぱの形がかっこいいな」とか
自然の造形とじっくり対話している感覚になってくる。
夫婦滝に向かう木道は相変わらず落石でボロボロになっている。
木の上が滑るので注意して渡っていきます。
森の奥にかすかに見えました、夫婦滝です。
ひときわでかい滝が轟音を立てて流れ落ちてるのが見えます、
9時00分、轟々と流れている夫婦滝に到着。
出発から1時間20分たってようやく夫婦抱きに到着しました、
川苔山の百尋の滝に似た雰囲気もあるが、こちらの方が遥かにでかい…。
喜びのあまり滝壺に向かって歩き出すredsugar氏。
滝壺の近くまでは登っていくことができるのですが、滑りやすいので注意です。
3人で記念撮影、夫婦滝は小秀山の一大撮影スポットであることは間違いない。
ダッフィーとシェリーメイも夫婦滝に喜んでいらっしゃる。
そしてしれっと書かれている「小秀山4キロ」の文字。
夫婦滝から戻ってくる俺をつまみ上げようとするveryblue氏、俺で遊ぶんじゃない。
夫婦滝から先は本格的登山道になるので、装備がない人はここから先は進めません。
ていうか夫婦滝までも結構激しい登山道だった気がするんだけど。
夫婦滝からは早速容赦ない岩道が始まる、夫婦滝からは稜線に向かい一気に上がる感じか。
滝の上には綺麗な滝壺ができていました、温泉みたいだ。
前を見るとおどけた登山芸人がいました、あまりにいきなりだったので写真撮れなかった。
夫婦滝の上には【子滝】がありました、上流に子供の滝があるって不思議。
水の中を渡りながら稜線を目指して歩きます。
すでに太陽欠品症の症状が出ている、早く太陽の光を浴びたい。
今度は孫滝が出現…と同時に妖怪だーーーーーッ!!
光が当たらない渓谷でこんなことやるとマジで怖いぞ。
こちらが孫滝、子滝よりも立派な滝に感じました。
結構標高を上げてきたのに水量があまり減らないのはすごい、水量が豊富な山ですね。
孫滝からようやく稜線に向う感じになってきました、急な斜面を一気に上がっていきます。
標高も上がってきてようやく日の光を受け始める、早速汗ばんできた。
夫婦滝の次なる目的地は兜岩、しかしその前にたどり着いたのは鎧岩でした。
装具の名前がついてるんですねー。
小秀山は全体的に岩で構成されている山です、おかげでこういう壁があったり
切れ落ちた崖があったりします、ボリューム満点。
第一展望台に到着しました、ここで一旦休憩を挟むことにします。
ようやく目の前に広がった青空に一息つく野郎三名。
展望台からは真っ青な空と名も知らぬ山々が見えました、
北アルプスの西側って何があるのか本当にわからん。
veryblue氏がみかんを持ってきていたのでいただきました。
山で食べるみかんの美味しさは異常、これからの季節、登山のお供はみかんです!
お腹も膨れるし水分補給も出来るし、甘いし最高ですね。
小秀山指導標を目印に兜岩を目指します、しかしこの山長いな…。
稜線に出たわけではないので樹林帯が続きます、笹と針葉樹に覆われた登山道。
今度は5メートルほどの岩場に取り付くことに、ここ小学生でも登れる山って本当??
ここを登れる小学生がいるとしたら相当タフです。
岩登りを終えたら岩の稜線を歩くことに、刃渡的な細さがあります。
本当にここ小学生登れるの?
10時30分、兜岩眺望に到着。
ここから兜岩までは40分ほどで到着となります。
10時45分、二の谷三の谷コースが合流する登山道分岐に到着しました。
渓谷沿いの登山道を歩き続けてすっかり足も疲れきってしまいましたが、
ここまでくれば兜岩はすぐそこです。
兜岩に向かう途中、山頂方面の向こう側に御嶽山が見える…。
普段は東側の御嶽山の姿を見ているので、南側から見るのは新鮮です。
顔を上げれば兜岩の姿が目に飛び込んできました。
山頂に向かうためには兜岩を経由しなくてはいけません。
兜岩直下の道は中々に急です。
常念岳の山頂付近を思わせる岩場っぷり、鋭い岩の角で手を傷つけないように気をつけます。
11時15分、兜岩到着。
ようやく最初のピークを踏むことができました、ここから先はほぼ平坦な道のはず。
とりあえず兜岩の上に登ってみますがすごい高度感でした。
下を見ると真っ逆さまになっているので、冷や汗が出てしまいます。
しかし、青空のど真ん中に立っているような感覚はとても気持ちがよく、開放感があります。
くまちゃんは持ってきていたハロウィングッズで記念撮影、魔法使いみたいで可愛い。
兜岩から山頂へは平坦な割とアップダウンのある道を30分ほど歩いて行くことになります。
兜岩から山頂まではすぐだと思っていたのだが、そうではなかった。
大したアップダウンもないだろうと高を括っていたのだが、
実際は細かなアップダウンを繰り返す長い道のり。
開けた高原地帯を爽快に駆け巡って行く、平地部分は速度が出ます。
視線の先にようやく山頂小屋が見えてきました、まだ結構長い距離がある。
全員から「これだからお前は大秀じゃなくて小秀山なんだよ」と文句が上がる。
第三高原、まるで魔法にかけられたかのように長い山頂稜線が続く。
コースタイム的には兜岩から一時間くらいだが、
この山の魔法で一時間以上歩いているような錯覚を覚える、手強い山である。
一体いつになったら山頂に着くんだろうか、もしかしたらもう着かないんじゃない?
そんな感情が頭の中を巡ってきた時でした…。
11時50分、山頂小屋到着。
無限に続くと思われていた山頂までの登りは唐突な終わりを迎えました。
何はともあれ山頂はすぐそこです、その前にやたら新しそうな小屋の中を見てみることに。
すっすげぇきれいだ…、トイレもおが屑式でめちゃくちゃきれいなんですけど…。
正直ここで一泊していきたいなと思わせてくれるレベルの山小屋です。
2015年10月24日11時55分、小秀山山頂到着。
僕の経験の中では数少ない二百名山です、そして御嶽周辺では初めて登った山。
二の谷からの登りは中々辛いものがありましたが、ようやく登頂成功。
山頂からは目の前に巨大な御嶽山が姿を見せています。
南から見る御嶽山は凄まじくかっこいい形をしている、とても災害の山とは思えない。
威風堂々と鎮座するその姿は百名山にふさわしい姿をしていました。
ハロウィンを祝う平均年齢30歳チーム、男って最高ーーー!!
今後10年近くは剣ヶ峰に人が立つことはないかもしれません
しかし、その峰にいつかまた人が立つ日が来ることを願ってなりません。
この場で御嶽山の犠牲者に黙祷を捧げました。
veryblue氏撮影、南側から見る御嶽山はギザギザしていて勇壮な姿です。
南米かどっかの山みたいだ。
ダッフィーも小秀山山頂に登頂成功。
3人で三角点を踏んでおきました、疲れているときはやらないという気まぐれな儀式。
12時35分、山頂を堪能したので下山を開始。
兜岩までの稜線は降るわけではなく、平坦でアップダウンを繰り返すので体力が削れます。
昼ごはんを食べた後は昼寝がしたい、1時間ほど山頂を満喫してから帰ってもいいはずだ。
時間貧乏なのでそんな時間はないのだけれど。
13時05分、兜岩まで戻ってきました。
下山と言いつつ平坦な道を歩くのでそんなに早くならないですね。
兜岩直下はがれてるので降りでは気をつけながら足を進めていく。
視線の先、画面中央には鋭い刃のような岩が乱立した地点、鶏岩とかいうらしい 。
二の谷三の谷分岐路に到着しました、下りは三の谷コースを選択します。
ここで下山予定時刻が予定よりも遅くなることが確定し焦る3人。
俺たちの、俺たちの下呂温泉が遠くなってしまう!!
一致団結してすごい速度で下山を開始、基本的には休憩なしで下山し続けます。
三の谷は山の斜面を九十九折で降り続けるだけという眠くなりそうなコース。
こちらを登りで選択していたら小秀山はつまんない山筆頭になっていたかもしれない。
こんな場所でもケルンは積まれている。
この九十九折の道は蛭ヶ岳から焼山に帰る途中や、奥多摩石尾根を彷彿とさせる。
杉林のトリックアートを見続けるのは苦痛である。
14時10分、山の神到着。
山の中の神社のことを山の神というんですね、最近知りました。
三の谷山の神まできたら登山道は終わり、舗装路に出ます。
結構古びた社ですがしめ縄は新しいようにも見える。
山の神から少し歩くと作業小屋に到着します、ここまでくれば後は舗装路だ。
喉が渇いていたのでジュースでも売ってないかなと思ったのですが、あるわけがない。
無人の小屋でした、ちくしょう。
小秀山が当初の予定より本格的過ぎる山だったことに心を打ち砕かれた人。
三の谷登山口から駐車場までは30分ほどの舗装路歩き、これもまた長い。
途中に咲く花や紅葉を楽しみながらゆっくりと下山していくことにしました。
カメラをニコンに持ち替えたけど、ニコンの単焦点は最短焦点距離が短くて良いです。
遠景よし近接よしのレンズラインナップ。
三の谷方面は太陽が燦々と照りつけ、紅葉が水を得た魚のように光り輝いている。
光を存分に浴びてカラーセロファンのように輝く紅葉。
日の傾きも早くなり、ススキを見るとなおのこと秋の訪れを感じる。
季節を敏感に感じて生きているのはこの上ない幸せである。
くまちゃんのつけてるハロウィン&紅葉グッズがオシャレすぎる、僕も取り入れたい。
14時35分、ようやく乙女渓谷キャンプ場まで戻ってきました、長かったぜ。
当初の予定では13時台には帰りたいと思っていたのですが、1時間近く予定が押す形に。
コテージも併設されててすごく居心地の良さそうなキャンプ場。
残念ながら10月の後半にはすでにシーズンオフ、予約が取れない状態でした。
乙女渓谷の紅葉は一目見る価値がありますね、日が当たると本当に綺麗でしょう。
14時40分、急いで帰り支度を済ませます、僕らには成し遂げなければならない事がある!
俺は絶対に下呂温泉に入る!それがこの旅の主題なんだ!!
そうです、この旅は小秀山/恵那山の旅ではないのです、
【野郎三人下呂温泉満喫旅行】なのです、山はおまけにすぎない!!
疲れた体に鞭を打って下呂温泉を目指します、この時の男子の団結力は凄まじい。
たとえ湯船に5分間しか浸かれなくても、下呂温泉に入った事実がこの旅には必要なのだ。
僕らは下呂温泉に入るために小秀山を登り、帰り道のついでとして恵那山に登るのだから。
下呂市内についたのは15時10分、小秀山からはかなり近い。
本日の宿になる恵那山方面のキャンプ場のチェックインは17時。
ナビはキャンプ場まで1時間30分近くの時間を指している…、つまり残された時間は20分。
下呂温泉を味わい尽くすためにはどこに行かなくてはならないのか?
温泉旅行の際には、やはり最も通な場所に入りたいのが人の性です。
下呂温泉に入ったと言った際に、どこに入るのが玄人ぶれていいのか…それはこちら。
【噴泉池】公共露天風呂、市外中心を流れる川沿いに湧く遮るものが何もない温泉です。
こんな感じに湧いています、周辺には家族連れがお子さんと遊んでいたり
観光のカップルが闊歩していたり、非常に裸になりずらい、だって天下の往来なんだもの。
だって周りはこんな有様なんだもの。
男子学生のようにキャーキャー騒ぐ裸の3人組を見て距離を取る子連れの家族。
そしてヒソヒソ話をして去っていくカップル…
先に入っている方々は水着を着用と生まれたままの姿の半々。
我々はもちろん生まれたてのベイビースタイルで入浴を果たしました。
入浴時間は約10分、下呂温泉のお湯を余すところなく堪能しつくすのでした。
噴泉池に入れば貴方も下呂マスターへの道を駆け巡れる!下呂に来た際は絶対に入ろう。
しかし、噴泉池に入っただけでは下呂を堪能し尽くしたとは言えません。
下呂温泉といえば温玉ソフト、これを食べなくては下呂に行ったとは言えない。
下呂温泉に行って噴泉池に入り温玉ソフトを食べてようやく
「俺、下呂満喫しましたよ」(ドヤァッ
と言える、そういうわけで急いで風呂を上がり下呂市外の「ゆあみ屋」へ向かいます。
なんとかゆあみ屋に駆け込むことができた一眼小僧3名。
温玉ソフトと瓶コーラを購入し今日の疲れを癒す乾杯、温泉卵とソフトクリームとはいかに。
「ん、うまーーーーーーい!!」
一口食べてみて衝撃的だったのですがこれはプリンです、プリンの味がします。
温玉とソフトを組み合わせるとソフトクリームが風味豊かなカスタードクリームに
そして後味はプリンのようなソフトクリームのような複雑な味に。
さっぱりしていてすごく美味しい。
温玉ソフトを堪能し、下呂温泉を120%しゃぶりつくし下呂マスターとなった僕らは
今日のキャンプ地へ向けて再び時間に追われる移動をしてゆくのでした。
ちなみにゆあみ屋にはソフトクリーム以外にもプリンとか色々売っていたので
観光で行く人はじっくり楽しんでみるのもいいのではないでしょうか?
17時10分、岐阜県中津川市、夕森キャンプ場のコテージ。
夕森キャンプ場は17時までのチェックインとなっているのですが、
16時50分に駆け込みなんとかこの日の宿を確保することに成功。
この日のすべてのスケジュールで勝利することに成功した、完遂!!
寝床を確保した僕らはあとはもうちゃんとした風呂に入って飯を食って寝るだけ。
ということで近くの温泉で体を清めたあとは買い出しに。
恵那山を前にしたコテージで男3人の鍋を囲むのでした。
山奥で祝う男だけのハロウィンパーティー、最高に楽しい夜会である。
この日のメニューは海鮮鍋、登山と下呂温泉を終え腹をすかした男子3名で飯をがっつく。
そしてこちらは僕が作った特製アヒージョ、海鮮具材を使用して今までにない出来でした。
veryblue氏謹製のワインもご馳走になり、この日の夜は更けていくのでした。
そして翌日はついに百名山屈指の地味山【恵那山】登山が始まるのです。
御嶽山、北アルプス・中央アルプスから離れている、独立した山域かと思います。
噴火災害という痛ましい災害の傷跡とも言えるような噴煙を最も近くから眺め
自然の脅威と御嶽山の猛々しい姿に畏敬の念を抱くばかりです。
小秀山から見る御嶽山は幾つもの峰が合わさる壮観な姿をしています
荒々しい富士山とでも云うべきその姿は普段のアルプス側からは想像もつかないものでした。
小秀山はめまぐるしく変わる山の姿が特徴的です
夫婦滝に至る幾つもの滝を眺める渓谷は紅葉がよく似合い、清流は真っ青で美しい。
稜線までの厳しい道、兜岩の大展望、そして御嶽山の素晴らしい姿。
何よりも下山後にすぐに下呂温泉を訪れることができるのが山旅を楽しくしてくれます。
行動時間が7時間程度と長い部分もありますが、
訪れれば満足すること間違いなしの素晴らしい山だったと思います。
下呂温泉に行く際はついでに登ることを強くお勧めいたします!
小秀山の地図はこちら

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