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山と写真とカメラが趣味の人にお勧めな登山ブログ、ニコンD850を利用した山の写真を載せています

【東北】山形神室岳、北蔵王の巨大な稜線と二口山塊に挟まれた隠れた名峰を歩く

2018_05_20_山形神室岳

2018年5月20日、山形県と宮城県にまたがる蔵王連峰、

その北部に位置する山形神室岳に行ってきました、標高は1,254m。

 

高速道路と並走する笹谷峠と呼ばれる峠道の一番てっぺんから登ると

30分足らずで稜線に上がることが可能な山で、

ご来光を山の上で見るには隠れたおすすめスポットです。

 

山形宮城といえば

「エコーライン駐車場から徒歩5分で絶景に出会える蔵王」という存在があります。

そのため、関東などから山形に遠征に来た場合は蔵王稜線の他の山に

なかなか目が向かないのではないでしょうか?

 

山形神室岳はお隣にある仙台神室岳と兄弟として扱われており、

地元の人から愛されるハイキングスポットとされているようです。

 

今回は【門限】の関係で山形神室岳までとはなります。

しかし、北蔵王のどこまでも歩いてみたい稜線の広がる景色の一端を見ることができました。

それでは行ってみましょう、東北蔵王、我が第二のホーム山形県の山です。

 

 

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山形神室岳について

アクセスの際に注意してほしいのはガソリンです。

夜明けの撮影などで早朝アクセスをしたい場合、

山形側には24時間営業のガソリンスタンドが数えるほどしかないため、

笹谷峠に向かう途中では補給できない可能性が高いです。

 

笹谷峠は山の上にあるためガソリンを結構消費するということを考えても、

アクセスの際は満タンで向かうことをおすすめします。

 

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山形神室岳の山頂からは奥に二口山塊と呼ばれる

「大東岳」「南面白山」「北面白山」等を捉えることが可能です。

特に目立つのは大東岳。

画面右上にこんもりと盛り上がった台形の形で鎮座しているのが大東岳となります。

 

また、山形盆地の展望もよく、大朝日岳とその稜線の北側に異様な存在感を誇る月山。

更に北に薄っすらと鳥海山を見ることが可能です。

スタートから稜線上に位置しているため、少ない労力でいい景色を見れるとてもいい山です。

 

ちなみに、神室山の名前で知られる200名山の山は「新庄神室山」と呼ばれており。

新庄、杉が有名な金山町一帯の神室連峰の山です。

今回登るのは蔵王連峰の「山形神室岳」です、ややこしい。

 

 

1.山形神室岳日帰り登山に関して

山形神室岳へのアクセス

国道286号線笹谷峠頂上駐車場より登山開始。

公共交通機関でのアクセスは厳しいのでマイカー推奨。

 

山形神室岳登山のコースタイム

笹谷峠駐車場5:45→ハマグリ山6:40→トンガリ山頂7:05→山形神室岳山頂7:30-7:55→

トンガリ山頂8:25→ハマグリ山8:55→笹谷峠駐車場9:50

合計登山時間 4時間5分(標準CT3時間15分)

ゆっくり歩いているのでコースタイム以上に時間がかかっています。

……ハマグリ山ってなんでハマグリなんだろう……。

 

この登山で利用したお金

水と行動食 800円

ガソリン代 3600円

合計 4400円

山形の地元民の山という感じで、市内からアクセスして、

ご飯とお風呂はお家に帰ってからという感じです、参考にならなくて申し訳ねぇ。

 

この登山で使用したレンズ

NIKON D850+AF-S NIKKOR 28mmf1.4E

NIKON D850+AF-S NIKKOR 58mmf1.4G

 

2.朝日を望むはずがガソリントラブルで夜明けのスタートへ

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2018年5月20日午前5時45分、山形県笹谷峠、山形神室岳登山口。

おはようございます、蔵王から眺める朝焼けを見に山形神室岳に来たのですが、

なんとガソリンが無く給油のために山形市内、

はては仙台方面の24時間営業のガソリンスタンドを探して右往左往した結果……

日の出を迎えてしまいました。

 

東北の田舎では24時間営業のガソリンスタンドを見つけることがまず難しいので、

朝焼けを狙って登山をする場合は事前に満タンにしておかないと悲劇的な結末を迎えます。

 

emptyランプがついたまま走り続けるのは大変心臓に悪かったです……。

特に山形県と宮城県の間にはガソリンスタンドがありません、

ここ通るときマジで気をつけましょう。

 

ちなみに僕は山形自動車道笹谷ICで降りて、そこから下道で笹谷峠に行くつもりでした。

一番いいのは山形の蔵王ICのガソリンスタンドで給油してから山形自動車道に入る方法です。

 

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空はすでに明るい、明るいぜ……。

車内から最高に綺麗な朝焼けが宮城方面の水田を照らしていくのを俺は見たからな……。

 

既に「本当に登るの……?」とテンションはだだ下がりな状況です。

笹谷峠の上にある山形神室岳登山口には僕以外の登山者の姿はなく、

ダウナーな雰囲気があたりを包みます。

 

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山形方面は相変わらずの雲海。

山形市内と南陽方面は雲海ができやすく、

早朝に蔵王に登ることができれば結構な確率で雲海を撮影することが可能です。

 

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1時間以上スタートが遅れてしまっているため、本日は仙台神室岳まで行けない感じです。

山形神室岳までになりそうですけど、登ります。

初心者ハイカーだけども、ただで帰ると思うなよ……ッ!!

 

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午前5時50分、山形神室岳登山口出発。

駐車場から出発すると石段の道の先に登山道があらわれます、

早朝は雲の中だったのか、足元は雨で濡れている模様。

 

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朝露なのか雨なのか、水も滴るいい登山道を進みます。

山形神室岳は百名山的な山ではなく、地元のローカル登山スポット。

その割には登山道が整備されているのが特徴的です。

 

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面白山とかあのへんの山に近い雰囲気の湿った道、

基本尾根沿いに登山道が一本通るだけ。

 

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少し高度を上げるだけで展望が良くなります。

山形神室岳の特徴は「手軽で展望がいい」という部分でしょう。

 

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最初から尾根道なので、登り始めて30分もしないうちに眺望が良くなります。

駐車場を挟んで対岸に伸びるのは雁戸山方面への登山道。

雁戸山は蔵王熊野岳の北に位置する山で、展望はいいけど少し岩が厳しいと聞きます。

 

眼下の駐車場は笹谷峠のてっぺん。

笹谷峠はあこや姫の伝承が由来となっています。

松の精霊である青年が変わり果てた姿となって峠を運ばれてゆくとき、

あこや姫とささやき合ったというゆえんから笹谷峠という名前になったそうです。

 

学生時代を山形で過ごした僕は、夜運転してるとささやかれて事故る怖い峠。

という怪談話があったことを思い出しました。


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高曇りの空と低層の雲でサンドイッチされた景色が目の前に広がります。

山形らしい景色です、一年前の不忘山登山もこんな天気だっけ……。

 

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山形神室岳からは正面に大朝日岳の勇姿を眺めることができます。

ていうか山形自動車道で山形に来るとき、

まず目に入るのは大朝日連峰だと思うんですよ。

月山ばかりが注目されがちな山形県の山ですけども、大朝日岳をもっと見てあげてほしい。

とてもいい山だから。


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こちらは蔵王熊野岳方面。

5月にもなると大分雪解けは進んでいます、

大朝日岳や月山に比べると積雪も少ない蔵王は登れる時期も少し早い。


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濡れていて、少し滑る登山道を登り続けます。

 

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雲の隙間に見える蔵王、緑色の大地から頭を出した真っ黒な山体が目立ちます。

 

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稜線と言えるような道に上がりました、ここからの展望が楽しみです。

 

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一気に北側の視界が開けます、奥に優雅な稜線が見える。

 

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振り返ると画面右に蔵王熊野岳などが見え、

画面真ん中に雁戸山と思われる山が姿を表しました。

稜線の中でひときわ目立つ姿をしているんですね、雁戸山。

 

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宮城方面には水平線が見えます。

蔵王を挟んで全く天候が変わり、宮城は快晴そのものといった感じです。

日本海側と太平洋側の気候の違いをよく感じれる場所ですね。

 

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稜線に上がると姿を見せてくるのは月山。

不気味なほど白い姿を纏った山形で一番有名な山です。

モンテディオ山形のマスコットの青いほうね。

正直5月とかに見ると怖い見た目をしているんですよね、

空に浮かぶ雪のお城のような見た目です。

 

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登山道を進んでいくと、いきなり背丈よりも大きな笹の中に突っ込むことになりました。

嘘だろ……さっきまでの気持ちのいい登山道はどこへ……。

笹谷峠の名前の通りこの登山道は笹が多いようです。

 

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露に濡れた笹の中を抜けて進みます。

稜線には時折雲がかかり、日の光がカーテンのように差し込む瞬間があります。

 

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再び笹、足元が見えません……。

ぬかるみもひどいので歩くときはゆっくりと歩きましょう、

さもなくば足が水たまりに落ち、くるぶしまで水没することでょう。

 

「俺のLOWA チベット(ロング丈の靴)でも水没しかけるレベルでぬかるんでる」

 

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笹の多い山ですが、あたりを見回せば新緑シーズン。

命の芽吹きを感じる木々がたくさん姿を表します。

 

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この時期の若芽だったら何でも食べれそうな気がする、

それくらいの鮮度のある景色が広がります。

 

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シロヤシオツツジが咲いていたのですが、

あまりにも稜線が寒かったのか花は閉じている状態でした。

日の出前の稜線は気温何度だったんだろう?

 

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眼下に高速道路、奥に水平線。

山形神室岳の景色といえばまずこの山形自動車道ですね、すごい曲がりくねっています。

 

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後ろに見える雁戸山、熊野岳方面が曇っているようです。

蔵王も南北に長いので、北と南で天気が違うと言うのはよくあること。

天童から見たら晴れてるのに、上山のコストコに行くと曇ってるとかあるもんね。

 

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しばらく笹が生い茂る展望の悪い道と、展望の良い稜線が交互に現れます。

 

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笹に雪がついていました、明け方あまりにも寒かったのか稜線では雪が舞っていたようです。

これはご来光の時間に到着していても、雲で何も見えなかったかもしれませんね。

 

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結構雪がついていて焦ります、どんだけ寒かったんだよ。

撥水性能の高い防寒具を纏って歩くしかないでしょう。


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徐々にあたりを覆う薄い低層雲が晴れていきます、そして姿を表し始める緑色の世界……。

 

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雲が取れ仙台神室岳方面も見えるようになりました、とりあえず画面中央の稜線を目指します。

 

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山形側には雲が降りていき、きれいなブロッケンが発生していました。

同時に白虹も出ていたのですがそちらはうまく撮影できず……。

ブロッケンは数度見たことあるのですが、きれいに撮影できたのは初めてです。

 

3.ハマグリからトンガリへ、変わった名前の山々を越えて

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午前6時40分、ハマグリ山。

なぜこの山はハマグリという名前なのか、理解に苦しむんだけどもとりあえずハマグリ。

ハマグリからとんがり山頂を目指します。

 

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穏やかな稜線がずーっと続くもんだと思っていたら少し注意したい下り道が出てきました。

岩はぬるぬると滑るので注意してください。

 

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イワカガミがそこかしこに咲いています、ピンクの可憐なお花がかわいいぜ。

 

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シラネアオイです、山では一瞬しか見ることができないお花なんですよね。

5月に谷川岳縦走の際は嫌というほど見かけましたけども。

 

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トラロープのはられた登山道をよじ登り次のピークへ。

 

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午前7時5分、トンガリ峠。

変わった名前の峠に到着しました、トンガリ山頂っていうほど尖ってないけどなここ……。

 

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トンガリ山頂からは宮城方面の高速道路がよく見えます。

というかさっきから展望がいい時に出てくるオブジェクトはあまり変わらない。

 

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南の蔵王方面には雲が湧き上がって来てしまい、景色がだんだんと白く染まっていきます。

でも上層雲は取れてきているので、全体で見れば晴れてきているのでしょう。

 

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トンガリ山頂を越えると最高に気持ちのいい稜線歩きがスタートします。

 

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歩きやすいし展望もよく、斜度もキツくない。

話しながら歩けるくらいの気持ちのいい道が続きます。

 

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穏やかな道を登り続けます、雲も取れてきました。

 

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最後に木々のトンネルを抜ければ山形神室岳へ到着となります。

 

4.山形神室岳、そこは名山の展望台

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午前7時30分、山形神室岳到着。

山形神室岳に到着しました、コース的には仙台神室岳が終点であるため、

兄弟峰の山形神室岳はそんなに展望に開けた山ではありません。

宮城側は木々で覆い隠されているため、眺望はゼロ。

 

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三角点が設置されていたので三角点タッチ。

 

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山形神室岳山頂からは北方面と西方面がよく見えます、

目の前に広がるのは面白山、大東岳といった二口山塊方面。

低層の雲が谷筋を埋めるように流れていきます。

 

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西を向くと山形市内方面、大朝日岳と月山が一直線に並ぶように見えます、

山形市って蔵王と大朝日岳と月山に囲まれたいい街なんですね。

 

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月山方面を見ると、北方に鳥海山が見えるのがわかります。

流石に遠く薄っすらとしか見えませんが山形を代表する山々がほとんど見える状況です。


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月山は独立峰的な雰囲気をあんまり感じたことがないのですが、

遠くから見ると孤高の山って感じがあります。

周辺に葉山以外目立った山がないんですよね……。

 

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大朝日岳は長大な山脈です、最高峰大朝日岳が一番南側にあるっていうのが面白いところ。

画面左側のぴょこんと出た山が大朝日岳です、

これを見るとやっぱり大朝日岳を楽しむには北から縦走するしかないですね……。

あの稜線を歩かずに大朝日岳は語れないだろうな。


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鳥海山は過去数回歩きましたが良い思い出が詰まった山です。

ただ……ブヨがすごく多いためハッカスプレーが必須です。

山頂から眺める朝日は素晴らしく、焼石、栗駒等奥羽の深い山々に

雲海がかかる印象的な景色を楽しむことが可能です。

 

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山頂の笹には相変わらずの雪、徐々に溶けています。


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個人的にはこの北側の景色が好きです、稜線が画面右側の仙台神室岳へと伸び

その奥には大東岳がポンッと配置されています。

南面白山から見た大東岳は本当に存在感のある山なので、

次回は大東岳に登ってみたいところです。

 

おすすめの季節は秋、奥羽の山々は山全体が真っ赤に紅葉します。

どこを歩いても最高に綺麗な紅葉を楽しめるはず!!

学生時代に眺めてはいたものの、歩くことがなかったのでぜひ歩きたいです。

 

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面白山を歩く場合はコスモスベルグから南面白山、

その後北面白山へ周回するルートがおすすめです。

明け方の早い段階で南面白山に到着できれば、

目の前に広がる大東岳と低層の雲が踊る様を見ることができるでしょう。

 

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さて、山頂を楽しんだので帰ります。

奥さんから電話がかかってきたので急いで下山しなくてはなりません。

ただ、この門限というものを気にしすぎると焦ってしまい、

遭難などの遠因になることが多いそうです。

ご家族が登山する方は、登山する人を一日自由に過ごさせてほしいなとも思う。

 

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もみじの新緑ってそのまま天ぷらにできそうな見た目です。

 

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青空が似合います。

 

5.爽快なる稜線を歩く北蔵王の尾根道

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帰路の方向に見える蔵王はすっかり晴れ渡り、

気持ちの良い爽快感を演出する景色が目の前に広がっていました。

 

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少し山頂から下るとこの景色です、

広い稜線が目の前の山に向かってずぅーっと伸びていくのです。

蔵王の稜線は北海道の山的な雄大な稜線に見える。

 

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なんて気持ちのいい景色なんだと感動しました、

こんな感動的な稜線が駐車場からすぐに現れるなんて……。

紅葉の時期に朝焼けと奥羽の稜線を狙って登りに来るのはありなんじゃないか?


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画面上の蔵王熊野岳に、左側の雁戸山。

できればこの景色をずーっと眺めながら歩き続けたいんですけども……。

 

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下山を開始すると山形神室岳の良さがより身にしみるようになりました。

いい稜線の山ですここは、登りだとあんまりわかりませんでしたが、

下りだと常に目の前に蔵王を眺めながら歩くことができます。

 

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すっかり晴れ渡った宮城方面、春の霞もなく澄んだ空が続いています。

宮城方面、雲一つない快晴。

冬場も山形に比べると圧倒的に晴れの日数が多い宮城、明るい人が多かった印象。

 

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緩やかな斜面が続く山だけあって降りるのも早く、

歩きやすいため景色を見るよりも降りることに集中してしまう。

 

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登りはガスもあって全くこんな景色の印象がありませんでした。

一応この辺も蔵王ということですが、広大な蔵王の自然と景色を見ていると、

車で山頂には行けるけども百名山の風格がしっかりあるなと感じます。

 

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降り続け鞍部に差し掛かります、数度のアップダウンがありますが。

そこさえ越えればまた緩やかに下山するだけになります。

 

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振り向けば仙台神室岳が見えます。

今回は仙台神室岳に行くことができなかったので、次回は必ず……!

 

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岩の露出が激しいポイントを乗り越えて駐車場へ向かいます。

ロープもあるし、そこまで険しいわけではないので

滑落することはないとは思いますが、注意はしたいです。

 

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視界の先に高速道路が見えるものの、音が聞こえないのが不思議な山形神室岳。

虫の声も聞こえない静かな時間が流れます。

もう少し季節が下ればブヨとかが湧き上がるんだろうな……、水奇麗そうだもんな。

 

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午前8時25分、トンガリ山頂。

登りにかかった時間に比べると下山は一瞬です、

この山形神室岳がいかに歩きやすい山かっていう話です。

そして僕どう考えても降りてきたからやっぱりこことんがってない気がする……。

 

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トンガリ山頂を越えると流石に景色もつまらなくなるかなと思ったのですが、

そんなことはなかった、数歩歩いて撮影するというのが続きます。

 

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目の前から人が歩いてきました。

どうやら僕の出発時間が早すぎただけで、

山形神室岳自体は人気の山で人もたくさん歩く山だったようです。

 

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皆さん仙台神室岳まで行くんでしょう、羨ましい限りです。

僕も門限というシステムさえなければ……グギギッ!

 

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歯ぎしりしていても仕方がありません。

岩が露出した岩歩きポイントを乗り越えて駐車場を目指します、

ここは下りだと非常にいやらしいなと思ったんですけど

登りだと見た目に反して非常に歩きやすい場所でした。

 

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仙台神室岳が遠ざかっていきます、真緑の稜線は秋になれば奇麗に色づくのでしょう。


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大朝日の稜線と山形の街、目の前には崖。

標高はそこそこのゆるい山ですが、山には崖あり谷ありです。

コースから一歩でも出れば危険がたくさんなので、しっかりとルールを守って歩きたい。


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明け方とは打って変わって、濃厚な緑の森が続く。

笹谷峠ははるか昔から人々が歩いた峠道、名取太郎の松をこの峠を越えて名取川へ運び。

あこや姫はそれを見届けるために一緒にここを越えたというのか。

 

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山形神室岳は下りに定評がある山だなと思います、

目の前に常に蔵王がいる景色は非常に美しい。

蔵王は冬の浅間山のようにガトーショコラ的な見た目をしています。

 

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午前8時55分、ハマグリ山。

下りのタイミングで気がついたのですが、足元にたくさん貝殻がおいてありました。

ハマグリだからってハマグリの貝殻を置かれても……。

ていうかこのハマグリの貝殻凄いでかい、おいしそうじゃないか。

 

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山形方面、宮城と違い山を降りてすぐに街が広がっています。

県庁も山沿いだし、いくつかの大学も丘の上なんですよね、懐かしい限り。

 

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この笹で埋められた登山道だけは許せないなと思いますが、

東北の山ではよくあることです。

ちなみに笹の足元を見ると、根曲竹がたくさん生えています。

そう、これ笹じゃなくて根曲竹です……、山菜なので幼木はおいしくいただくことが可能です。

 

鳥海山とかのビジターセンターで味噌漬けとか売ってますよね。

根曲竹は山形ではポピュラーな食べ物で、みそ汁とかに入れてよく食べるんです。


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駐車場が見えてきました、楽しかった稜線歩きも終わりです。

次回は蔵王雁戸山へ向かいたい。

 

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稜線から駐車場がある鞍部に駆け下ります。

すれ違う登山者の多くの手に根曲竹が握られている、食うのか、それ食うのか!

 

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日が登り花々が少しづつ目覚めていく時間帯、

ツツジの蕾がゆっくりと目を冷ましてゆくのでした。

 

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朝見かけたシロヤシオも眠気眼ですが、明け方よりはその花びらを広げていました。

 

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午前9時45分、笹谷峠到着。

山形神室岳を下山し鞍部の駐車場に到着しました、何やら人の声がたくさん聞こえます。

思っていたよりも人気の山だったようで、下では様々な人が登山の準備をしていました。

 


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駐車場が満車になるくらい人が来ていてビックリ!

駐車場ではドローンを飛ばす人や、登山の準備をする人で溢れていました。

 

確かにこの辺でドローンを飛ばせば蔵王が見えるかもしれない。

ドローンは最近の流行りですが、行政許可などを取らなくては

飛ばすことができないので大変な代物と聞いています。

登山においてはそのうち事故などが起こらなければいいなと思います。

 

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再度奥さんからの電話が入り、早く帰るように促された僕は、

笹谷峠を後にして山形市内へと帰ってゆくのでした……。

 

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帰宅後に待っていたのは根曲竹、

ご近所さんからいただいたものを使い、さっそくご飯の用意してくれました。

とはいっても、お味噌汁に入れてサラッと食べるだけなんですけども。

 

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この時期でなくては味わえない自然の恵みをいただきます!

 

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お味噌汁に入れた根曲がり竹は美味、コリコリと歯切れのいい食感と、

仄かな甘みが味噌の塩気と混ざり合いなんとも奥深い出汁を演出していました。

味はとうきびの甘さとコクに、アスパラの食感を足したものという感じ。

味噌と合うので見かけたらチャレンジしてみてください。

 

 

6.まとめ

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山形神室岳を登って。

駐車場から直ぐに稜線に上がることができる手軽な山でありつつ、

眺望が開けているためとても景色がいいです。

稜線からときおり見れる宮城方面の景色は朝焼けを見るには最適でしょうし

山形方面であれは、大朝日連峰に沈む夕日を見ることだってできそうです。

 

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北方面の面白山や大東岳といった二口山塊は紅葉の名所。

真っ赤に染まる山々は一見の価値ありと言われるものなので、

ぜひ秋口に歩いてみたいと思います。

真っ赤に染まった紅葉川渓谷を合わせて、秋の山形満喫登山をしてみたいですね。

 

 

山形神室岳の地図はこちら

東北の山 (ヤマケイアルペンガイド) (ヤマケイ・アルペンガイド)

東北の山 (ヤマケイアルペンガイド) (ヤマケイ・アルペンガイド)

 

 

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この時はスキンメッシュソックスをはいていたため、帰宅後に足が臭くなくて済みました。

 

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絶対美味しい、本当に美味しいです、ぜひおすすめ。

みそ汁にするだけでいいから!