2025年7月26日、北アルプスは立山エリアにある奥大日岳から称名滝を歩いてきました。
合計1泊2日立山満喫奥大日岳登山、前日25日に立山雄山から別山まで歩いた翌日の工程の記録となります。
立山は様々な楽しみ方があると思いますが、立山三山縦走、剱岳登山を楽しんだ後、次は奥大日岳に行きたいと思う登山者の方はいらっしゃるのではないでしょうか。
当時、まさしく自分が三山縦走と剱岳登山の次として奥大日岳を目指していました。
この奥大日岳登山はこれまでの立山エリア登山における「行動時間がみっちりと詰まって体力的につらい」という反省点を生かし、初日は雷鳥沢でゆっくりと温泉を楽しむ「ご褒美工程」。
二日目に本命「奥大日岳」を「降り中心」で楽に歩くという、両日とも夏山エンジョイに重点を置いたコース設計で挑みました。
結果は大正解、積乱雲が空高く舞い上がる真夏の立山奥大日岳縦走登山は、快晴の稜線を歩き抜ける気分爽快な夏の一幕となるのでした。それでは二日目、行ってみましょう。
redsugar大日岳から眺める剱岳は……本当にかっこよかったぜ。
立山、奥大日岳テント泊登山の概要
夜明けの稜線から見る室堂の噴気


【前回のあらすじ】
2025年7月24日、深夜バスに乗車したRedsugarは翌日25日朝に室堂に到着した。
すがすがしい陽光に揺れるチングルマ、立山の山々が磨いた石清水、身体に残っている都市の空気をすべて吐き出して山の空気に入れ替えるかのように息を吸い込んだRedsugarは数年ぶりの立山雄山を目指して一ノ越を目指す!!
彼を待ち受けていたのは標高3,000m級の稜線、快晴のブルー、そして火山の恵みたる温泉!!
楽しむという目的のために訪れた立山雷鳥沢キャンプ場は、その夏随一の温泉の思い出を与えてくれたのだった。



これが、夏の立山雷鳥沢テント泊登山……、こんなの登山じゃなくてホテル泊だわっ!!






2025年7月26日午前3時5分、雷鳥沢キャンプ場にて起床。
バチィイインッ!!と目が覚めました、おはようございます、Redsugarでございます。
前日の立山雄山から別山までの稜線歩きの疲れですが、温泉にどっぷりとつかったため……全く残ってません。
朝の目覚ましが鳴るよりも先にバチっと目が覚めてしまいました。しかも眠くありません、すごいな立山の温泉は。



目が覚めたらまずはお湯を沸かします。んでもって朝からカレーメシを作りまして、残ったお湯と共に朝ごはん。朝の雷鳥沢キャンプ場は肌寒く、薄手のダウンの上にウインドブレーカーを着てちょうどいいくらいの気温でした。


午前4時40分、室堂。
歯を磨いて、顔を洗って。テントをたたんで、装備をパッキングしなおして……のんびりやっていたら5時前になっていました。雷鳥沢は目の前(東側)に立山雄山があるため、日の光が注ぎ込むのは太陽が昇りきってからとなります。



空は明るいけど、キャンプ場周辺は日陰。そんな中を出発です。
ちなみにこの時間に出発する人はすっごく少なかったです。






奥大日岳を目指して室堂乗越方面へ向かいますが、人が全然いません。
ご来光を眺めに行った人は一ノ越だろうから、こちらに来る人は奥大日岳登山がメインということなんだけど……、人がいない。周囲を見渡すと、空がピンク色に染まる早朝特有の現象、雪渓もうっすらとピンク色に。


雷鳥沢キャンプ場から少し離れてみると、浄土山の麓に作られたキャンプ場という景観を確かめることができます。
山中によくこれだけの平地が……と感心するような場所ですね。


午前5時35分、新室堂乗越付近。
太陽がぐんぐんと天を目指して登っていくと同時に、目の前の山々が黄色く照らされていきます。
写真は今から向かう奥大日岳なのですが、黄金色の光を浴びて輝いている……。


奥大日岳へ向かう稜線に登ってみると、室堂をまた違った角度で眺めることができます。
雄山・大汝山・富士ノ折立できれいな台形を形作っているのだなと。そして……別山は名前の通り別扱いかな。


奥大日岳と剱岳の間には大日谷という深い谷があります。その向こうには毛勝山があり、紫のカスミの向こう側に低く構えた山がそれです。



標高2,400mながら、山と高原地図ではコースタイムが登り7時間という毛勝山。行ってみたいけど……登山口が当たり前のごとく、関東からは遠すぎるんだよなぁ。


大日谷の付け根、室堂乗越付近からは剣岳山頂も見えるようになります。
針の山と形容されたことが理解できる、チクチクと空を突くような山肌がこちらを見下ろしている。


剱岳に対して室堂方面を見てみれば、地獄谷から立ち昇る噴気が景色に中心を与えています。
地獄を囲むように浄土山、雄山、別山があり、岩と草と火山という多様な景色を一度の凝視の中に捉えることができるのです。



一瞥する景色の中にこれだけの景観の種類があり、そこに黄金色の光が降り注ぐ。西洋絵画の歴史でいう「ピクチャレスク」な景色とはこういう類のものだよなぁ……と思う。
ピクチャレスクというのは簡潔に述べると、左右非対称、意外、不規則なものによって美的感情が喚起される、それを引き起こす対象。みたいなもので、「美」が「平滑」「整然」であるのに対して「粗野」であることが条件とされました。18世紀、英国のウィリアム・ギルピンによる「版画論」と「三論文」を起点として、風景絵画や風景写真の一つの言語として成立していきます。
明るい窓:風景表現の近代、第4章


奥大日岳へと歩みを進めていくと剱岳がより鮮明に見えるようになってきます。
朝の時間帯は奥大日岳側が西側、剱岳は三角形のシルエットを描く状態です。



ここから見ると前劔が富士山の肩みたいに見えるなぁ……。
奥大日岳より「七福園」へ、日本海眺望の稜線


奥大日岳の稜線を大日岳に向かって移動すると、眼下にはアルペンルートが刻まれた弥陀ヶ原の台地が良く見えます。浄土山の根元を流れていた祓川が称名川になり、大日三山と弥陀ヶ原を隔てる巨大な谷間に流れ出るというすごい景色です。いったいどこのタイミングでここまで谷間が深くなったのだろうと思い返しても、思い出せない。


登山道は薄い土の層と、その下にある白い石の層からできています。石灰岩のように白いな……と思っていたのですが、これは結晶質石灰岩(いわゆる大理石)の地層だったらしい。


弥陀ヶ原の向こう側に薬師岳が良く見えます。さらにその奥には笠ヶ岳が見える……。北アルプスといえば槍ヶ岳といわれるけど、笠ヶ岳もランドマークとしては目立つ存在だと思うんだよなぁ。
ちなみに眼下に伸びる立山アルペンルートですが、1971年に全線が開通した山岳観光ルートです。
高度経済成長期は風景も消費の対象となり、人々は積極的に山岳地を開発していきました。
道路開発においては志賀高原にある国道最高地点を持つ国道292号線、ビーナスライン、塩那スカイラインといった「山岳観光道路」が全国的に開発されていた時期が60年代から70年代です。



それまで道路なんて通っていなかった場所がツーリズムの対象として開発されていく。そうすることで変化してゆく自然環境を対象化した運動の一つにニュー・トポグラフィーを挙げることができるのかなと。
そしてそれは、現在でも自然という人間の行動によって対象化される概念の批評として有効な表現になっています。
自然という言葉の奥に広がっていた内容、自然という言葉が定義するものは、2026年の私たちと1970年代の人々、そして古代の人々では違っていたわけで、そこを考えることは今後のことを考えるために必要となる態度だと思うわけです。




8月のお盆シーズンになれば稜線上の雪も溶けていることでしょう、だが7月はどうかな!?
というわけで稜線上にはところどころ雪が残っています。スパイクが必要な感じではないですが、稜線だから気を遣う。



雪渓の縁にライチョウがいる……、あいつ雉と同じで飛ぶの苦手だから落ちちゃったらやばそうに思える。


奥大日岳を手前にして、大日岳と大日小屋を見下ろす眺望。
視線の向こうには海と空の境界線がわからなくなるような、果てしない青が広がっています。



ん??富山湾方面から雲が沸き上がってきてるような……。何時まで天気持つかな??これ絶対正午すぎたら雨降るよな。




奥大日岳山頂付近までやってくると、剱岳の全容を把握できるような景色を楽しむことができるようになりました。
相変わらず逆光でシルエット気味ですが、なんてピクチャレスクな山なんだと感心する。
そして毛勝山方面、雲が沸き上がり標高2,400m付近の山頂へじりじりと迫る……という状況。大日三山の稜線もいつまで晴れているか心配になる。


午前6時55分、奥大日岳。
朝7時前に山頂に到着できました。山頂には立派な木札が用意されていて、その向こうには城のような構えの剱岳を拝むことができます。雷鳥沢のキャンプ場から約2時間30分での到着となりました。



大日三山は立山の西側にある山々なので、朝焼けを見るにはあまり適してない稜線だよなぁと思います。夕陽を見るにはいい場所だと思うけど。


室堂が随分と遠くになってしまいました。夏の日差しによる昇温の影響か、うっすらと雲のような靄が弥陀ヶ原を抜けていきます。






奥大日岳からさらに大日岳へ向かうわけですが、道がファンキーです。
そして……目の前に結構な登り返しが見えて口角が吊り上がる。



登山道ってこれくらいがちょうどいいよ、整備されすぎていても嫌だもん。藪も嫌だけど。






要所の整備はさすが立山エリア、ちゃんとしています。
梯子を下り、鎖場を辿り……鞍部へと降りていきます。登山あるあるなんですが、上から見るとめっちゃ降りるなぁという景色、歩くとそこまで辛くないっていう。



実際奥大日岳から先にあるアップダウンはそこまで大変ではありませんでした。見た目よりも全然楽。


鞍部からは中大日岳と大日岳が、上唇のように仲良く並んだ景色を楽しむことができます。
登山道沿いにはハクサンイチゲとチングルマが満開、いい時期に歩くことができているな……という満足感が胸中に湧いてきます。




登り返しのメインは中大日岳となります。草原が広がる坂道をゆっくりと登っていきますが、緩やかな上り坂で体力的な負担は少なかったです。



来た道を振り返る。写真の奥側、かすんだ巨大な山塊が奥大日岳です。1時間ほど歩くと山頂があんなにも遠くなるのか。
稜線の庭園「七福園」から大日岳へ






午前8時10分、七福園。
中大日岳に向かう道中、稜線上に庭園のような趣ある場所が現れます。
昭文社「山と高原地図」において紅葉時期が美しいと注釈が入るこの場所の名前は「七福園」。


背景に立山や剱岳がある眺め。自然が作り出した天然の庭園といったところでしょうか。


中大日岳には木道を一直線。あの頂を越えれば大日岳はすぐそこ。


中大日岳に登ると、直下に大日小屋、目の前に大日岳が現れます。
大日小屋の煙突からはぽわぽわとした煙が立ち上り、山上生活の香りが漂ってくるのです。






午前8時40分、大日小屋。
富山湾から雲が上がってきているので、一刻も早く大日岳に登りたいところですが……ジュース飲みたい。
雷鳥沢を出発してから、しょっぱいものしか口にしていない身体が、甘味を求めている。



山にいると街ではめったに飲まないもの、食べないものがおいしく感じれるという現象が起きます。Qooなんて我が子がマクドナルドのドリンクで頼む時くらいしか飲まないけど、山の上だとめちゃくちゃいい、ごくごく飲める。


大日小屋からは奥大日岳と剱岳が並んだ姿を拝むことができます。
というかここから見ると奥大日岳も結構厳つい山容だなと……。画面の奥に見える北アルプス後立山連峰の山は……白馬岳に連なる山々みたいです。


Qooを一気に飲み干した後は山頂を目指します。
登山中は私、あんまり休憩しません。小屋でドリンクを買っても基本ザックを下ろさないで立ったまま飲みます。
腰を下ろして休むと、次に動き出すときに身体が固く感じるんですよね。



あぁ……、この登りやっぱりだるぃ。


午前9時5分、大日岳。
大日岳に登っていると、ものすごい勢いで雲が沸き上がってきました。山頂直下で雲が生成されていくのが見てわかる、これは30分もしないうちにガスに包まれてしまう……。とにかく必死で山頂に向かい、青空の下で到着することに成功。



いやぁ、こんな山頂直下で急激に雲が発生するの、初めての体験でしたわ。海側の斜面からすごい勢いで雲がわいたんですよ、びっくりです。


大日三山の稜線を覆い隠さんと湧き上がる雲。剱岳の雄姿を見ることができたのはこの時間が最後でした。
夏の立山エリア……雲が沸き上がるときは本当に早い。早朝5時から9時までの間しか晴れないのがここ最近の夏山です。



最近は正午にはもう行動を終えていたいなと思う。積乱雲が本当に怖いんですよ。




晴れた山頂で、立山奥大日岳の晴天登山成功の余韻に浸っていると……すごい速度で登ってくる登山者の方が一名。
談笑してみれば、地元の方で今日は誕生日なのだという。
山頂にいる人と誕生日を祝いたいと思って下からケーキを運んできました、食べてくれませんか!?という話に。
なんかすごい情報が多いけど、山頂でショートケーキいただけるんですか!?やったー!
ということでショートケーキをいただきました、お誕生日おめでとうございます。



その後やってきた別の登山者の方はチーズケーキをいただいていました。
この後、大日岳からの下りで理解するのですが、標高差1,500mのしんどい道を、保冷剤とケーキを背負って早朝スタートで登ってきたこの方……すごすぎる。






棚から牡丹餅的にショートケーキをいただいてしまい、帰りの糖分補給は完ぺきな状態に。
山頂にいる3人で少しばかりの言葉を交わているうちに、あたりは白いガスに包まれていくのでした。
帰りのバス時刻を考えると長居しているわけにはいきません、お誕生日の方にケーキの感謝を伝えた後、下山。



うぉ!鞍部まで戻ってきたら完全にガスってんじゃねーか!!
大日平より称名滝へ、奥大日岳登山の終わり






大日岳から大日平への下りですが……とにかく一直線に下っていく激しい道でした。写真撮る余裕なんて、なかった。
これを登りで使うというのはかなりの覚悟が自分には必要だなと思わされるような道で、ストックを上手に使ってとにかく膝に負荷がかからないことを意識して歩きました、久々にすげぇきつい道だった。



標高差約1,500m、男体山以上に一直線という言葉が似合う道でした。ここを下りで使う際に、調子に乗って歩くと膝のトラブルが起きそう。






つづら折りが続く登山道を下りきると尾瀬を彷彿とさせる草原地帯に到着します。
木道の左右に広がるのは熊笹の草原ですが……とにかく湿原っぽい場所なんだってば。


坂を下っている最中、ガスが湧き上がっていることもあり太陽の光とは無縁の登山でした。
結果的にはガスでよかったなと……、直射日光が照りつけていたら体力の消耗がひどくなり、大日平に到着するころにはバテていたことでしょう。


大日平から大日岳を目指して、超軽装のランナーが数人歩いていきます。
雨に降られる前に小屋にたどり着けるのでしょうか、トレイルランナーって登山者とは違う時間に登っていくの見かけますよね。


大日平山荘に到着する直前、不動滝がよく見えますという案内板を見かけたのでそちらに向かってみることにしました。室堂や天狗平から流れてきた称名川が一気に流れ落ちる滝で、遠目に見ることしかできませんが、立山一帯の壮大な景色を鑑賞することができます。




午前11時10分、大日平山荘。
み……水。北斗の拳の第一話のケンシロウのような状況で大日平小屋へ到着。ハイドレーションの水はまだあと1リットルくらい残っていますが、大日小屋で飲んだQooは汗となって消えた感じがする。
というわけで何か買おうと小屋に入ると自販機が置いてあるではありませんか。



自販機でキリンレモンを購入。これ登山しているときに飲むとめちゃくちゃおいしいんですよね、一気に飲むからげっぷがすごい出るんだけど。夏ッ!!っていう感じがします。




大日平山荘を出発した後は大日平の木道をひたすら歩いて称名滝を目指します。途中トイレ休憩所も在り。
この木道なんですが……思っていたよりも体感時間長くてびっくりしました、1時間以上歩いた感じがする。



コースタイムで大日平から牛首までは50分。その間日差しを遮るものがない湿原地帯が続きます。じりじりと焼かれているような感じがして、あんまり楽しいと思える道ではなかった。






大日平の木道歩きが終わったら、そのまま緩やかに下って称名滝に到着だ!となってほしいのですが、そうはうまくいかん。牛首という地点に到着してから大日岳登山道入り口までは……地図で見てもわかるけどすごい斜度なんです。



等高線の感覚狭すぎるだろ……。ていうか大日岳からの下り坂よりもやばい。




ストックがあるから何とか歩けているんじゃよ……というくらいきつかった。UL装備で軽量化しているとはいえこの道はつらかった……。感覚的に室堂から称名滝までの道のりは笠新道下り位の辛さが自分の中にはありました。






牛首からのうんざりするような坂道を下り続け、ザァアアッという音が聞こえてきたときは「もうすぐ終わる!」という気持ちが込み上げてきたことを覚えています。大日岳登山口に到着したと同時に、そこには称名滝へ向かう観光客が……、汗だくで苦虫を嚙み潰したような顔をした自分との温度差はすさまじく、しばらく呆気にとられてしまいました。



称名滝を見に行くかは迷うところでしたが、ここでいかないと一生見ないかもしれない。ということで落差日本一を誇る名瀑百選の一つ「称名滝」へ向かいますが……、さすが落差日本一、近づく前からとんでもない量の水しぶきが降りかかってきます。


午後12時55分、称名滝前。
ズバババババとでも書けばいいのか、かいたって伝わることがない空気の振動なんでしょうけど。
水が流れ落ちる轟音の中でも、「これほどのものを聞いたことがない」ほど殺気立った恐ろしい音が谷に響き渡っています。霧状になった水が上下左右から降り注ぎ、汗でぬれた登山ウェアがさらに濡れて冷えてゆく……曇り空で見る称名滝は、別に奇麗ではないし、怖いし、空気震えてるし、帰りたい。



と、とにかくここにいるとカメラが全部濡れちまうし、服もびしょびしょになっちまう。見るもんは見たし、退却しようぜ!






午後1時30分、称名滝レストハウスにて雨宿り。
称名滝観賞を早々に切り上げバス停を目指したのが功を奏しました。バス時間までまだあるなぁということで、手前にあるレストハウス称名に入った直後、土砂降りの雨が降り注いできたのです。あと少し遅かったら……この雨でバーサライトパックの中に入っている荷物は全部濡れていたことでしょう。バケツの底が抜けたような雨を眺めながら、ソフトクリームを食べて優雅に暇をつぶします。



本当に運がよかった。土砂降りの雨を眺めながら食べるソフトクリームですが……おいしかった。身体に染み込みましたわ。
豊かな田園風景から銭湯とグルメで終える山旅






午後2時55分、立山駅。
土砂降りの雨は一時的なもので、雨雲の移動とともに雨は上がり、バス停までは濡れることなく移動することができました。バスで立山駅に移動すると……次の富山駅行が出発するまで微妙に時間があります。
ただ、ご飯を食べれるほどの時間はないということで、駅の周辺を散策。
駅の隣にある立山カルデラ砂防博物館の1階の展示室をぐるりと散策したりしました。



この立山カルデラ砂防博物館ですが、大人が入っても楽しめます。立山登山を繰り返すのであれば絶対に入っておいて損はないです。立山ってこういう地理的な特徴があるのか!!と勉強にもなりますし。


砂防博物館を出てもまだあと15分くらいある……ということで酒屋でスーパードライを購入して勝鬨を上げました。
心の中でRedsugarの群衆が「えいえい、オーッ!」っと叫び声をあげると同時に、喉を流れるスゥパァドラァイッが痺れるほどの冷たさで、内臓がけば立つような感覚に襲われます。サウナ上がりのキンキンに冷えた水風呂に入ると、足元から脳天に向けてじわじわと針を刺すような刺激が抜けていくじゃないですが、あれが胃から喉にかけて起こる感じでした、やっぱり夏山はいいよね。






立山駅を出発する電車に乗り、一路富山駅へ。
車窓から外を眺めているとノスタルジーを感じさせる無人駅や、青々とした田んぼのむこう側、屏風のような山々が立ち並ぶ風景に目が惹かれます。
北海道出身者だけど、こういう景色が現代の日本の原風景の一つなんだろうなという感覚がありました。




富山の車窓から。とにかく田んぼと家、眺めていて飽きない。






午後5時05分、富山駅前。
富山駅前に到着したら風呂に行きましょう、風呂は地元の銭湯です。
Redsugarとしては、遠征後に温泉ではなくご当地銭湯に入ることをお勧めしているのですが……富山駅の竹の湯もめっちゃくちゃお勧めできる銭湯だったので是非皆さん、覚えておいてください。



富山駅を駆け出して銭湯を目指しますが、その途中ももちろん遊歩です。なんでもない景色を見ることを心掛けながら風呂を目指します。




午後5時15分、竹の湯。
富山駅から徒歩10分ほどで到着するのがこちらの竹の湯さんです。
午後4時~6時の間に入浴できていれば、新幹線を利用して関東に帰ることができます。
洗い場で身体を流し、熱々の湯船に身を浸したとき、湯気がこもる室内に「あぁ~」という声にならない声が響き渡りました……、身体から心まで清められてる。



風呂上りに牛乳をキメて、あとは富山の酒とグルメを購入して帰路につきましょう。






午後6時、富山駅前へ。
富山駅へと戻る道中にリカーポケットみずはたさんという酒屋さんがあるので、そちらで今回の戦利品となる地酒を購入しました。積乱雲が沸き上がる富山駅前を気持ちの良い疲労感とともに歩く。


午後6時50分、ラーメンつくし。
富山駅に到着したら新幹線が出発するまでまだ時間があります。
駅構内にあるラーメンつくしさんにまずは駆け込み味噌ラーメンを一杯、こちら北海道の味噌ラーメンに通じるところを感じるおいしいラーメンでした。炒めた味付きのシャキシャキもやしが入っているっていうのが良いところだよなぁ。


午後7時、きときと寿司。
まだ、まだ時間がある!!ということでらーめんつくしさんの隣にあるきときと寿司へと入ります。
富山まで来たのだから、食べれるものは食べて帰らなければという謎の使命感から寿司屋に入ったものの……。



きときと寿司って結構高いんだなぁ……。すしざんまいレベルのお値段だから、自分が好きで、なおかつ安いお皿をいただこうかな。
私、あんまりお高いお寿司のネタって食べないんです。好きな寿司ネタはと聞かれれば、とびっこ・かにみそ・ネギトロ・ボイルエビ・海鮮漬け軍艦と、どこの店でも比較的お安いお皿が好きなんですよね……。というわけで、きときと寿司でもそれらのお皿をいただき、ラーメンと寿司でおなかを満たして帰ることになるのでした。



帰りの電車は指定席じゃなくても全然座れるというか。私は毎回自由席です。東海道新幹線以外では、毎回座れてます。





はい、最後はお酒のコーナーです。
立山奥大日岳で購入させていただいたのは「黒部幻の瀧」という日本酒でした。すごくフルーツ!透き通って尖った味がする!スッキリしていて飲みやすい、食中よりは晩酌で楽しみたい。夏酒という雰囲気があって、冷たい茄子漬やたくあん、サラダと合わせて飲んでみてほしいお酒でした。
そうめんとか、そばですね、冷た~いご飯やつまみに合わせましょう!










コメント
コメント一覧 (1件)
こんにちは。
富山の本当に良いところどりをしたような最高の一日でしたね。
やっぱり、大日からの剱岳が半端なくかっこいいです。
幻の瀧も美味しいお酒ですが、富山では「羽根屋」「玉旭」もおすすめです。