【八ヶ岳】赤岳、雲と露に包まれた静かな森の日帰り登山

2017年8月13日、八ヶ岳は主峰赤岳に登ってきました、標高は2,899m。
隣にある阿弥陀岳と共に登り、本来の計画であれば硫黄岳までの縦走を行ってから下山を予定していましたが、生憎の曇り空だったため赤岳から下山することとなりました。

阿弥陀岳は赤岳の西側に位置した石峰。行者小屋から登った場合、かなり急な鎖場を越えて行かなくてはなりません。
晴れてさえいれば、赤岳、横岳、硫黄岳の景色を眺めれたのでしょうが、今回は真っ白な空が広がるばかりでした。

雨上がりの八ヶ岳は森が潤い数多の川が勢いを持って苔の山肌を駆け巡ります、今回はそんな森こそが主役だったとも言えるような登山となりました。苔むした森と、岩肌の山の旅の始まりです。

目次

八ヶ岳登山に関して

八ヶ岳はいくつもの登山道があり、東西からのアクセスどれを選んで良いものか、地図を見ただけではなかなかわかりづらいものがあります。
一番メジャーなものが美濃戸口から登るもので、八ヶ岳南部にある阿弥陀岳、赤岳、横岳、硫黄岳へ行く場合はこの登山口からが推奨されます。初めて八ヶ岳に行く場合はとりあえず美濃戸口から登ることをおすすめします。

主峰である赤岳には、美濃戸側からは地蔵尾根、文三郎尾根の2つが登山ルートとして整備されています。
東側には県界尾根、真教寺尾根とかなりタフなルートが切開かれており、こちらはある程度歩き慣れている人向けと言った感じです。
美濃戸口から登る場合、登り文三郎尾根、降り地蔵尾根、あるいはその反対と言うのが一般的。
同じコースをピストンすることは少ないのではないでしょうか?
今回は文三郎尾根方面にある阿弥陀岳コースを使い、阿弥陀岳に登ったあとに文三郎尾根に合流します。

美濃戸口へのアクセス
電車でアクセスする方法
【電車】新宿→茅野   3,350円
【バス】茅野→美濃戸口 930円
【バス】美濃戸口→茅野 930円
【電車】茅野→新宿           3,350円
合計運賃 8,560円 電車の場合は到着が遅くなるので泊りが無難です。

車でアクセスする方法
ナビを美濃戸口に合わせ、美濃戸口から先の赤岳山荘までは車の性能によって行けるかいけないかを各自判断するのが良いかと思います。
【高速】浦和南→小淵沢 5,550円/3,830円(一般/ETC)
往復交通費 11,100円/7,660円+ガソリン代金4,000円くらい

阿弥陀岳、赤岳日帰り登山のコースタイム
美濃戸山荘登山口5:35→行者小屋7:10→阿弥陀岳分岐8:05→阿弥陀岳山頂8:25-8:40→文三郎尾根分岐9:40→赤岳山頂10:10→頂上山荘10:15-11:30→地蔵の頭12:00→行者小屋13:00→美濃戸山荘登山口14:30
合計登山時間 8時間55分(標準コースタイム8時間35分)
頂上山荘で1時間ほど休憩していることを考えると、この日は割と早く歩いているようです。

この登山で使用したお金
高速往路     2,700円
ガス代      4,000円
駐車料金     1,000円
バッジ1つ      600円
八ヶ岳山荘入浴料 500円
水        600円
行動食      600円
カレー      800円
合計金額 10,800円 頂上山荘のカレーが意外にやすい。
交通費は下道を使う事により節約しています。

雨上がりの登山道を行者小屋へ

赤岳山荘駐車場

2017年8月13日午前5時00分、赤岳山荘駐車場。
八ヶ岳にやってきました、真夏の八ヶ岳。
全く晴れない2017年の夏において出た貴重な晴れ予報、それを信じて異常とも思える位の人が押し寄せた赤岳山荘は車で溢れかえり駐車しようにもなかなか出来ず、山荘の方に鍵を預けてテトリスのように車を敷き詰めていくしかないといった有様でした。

赤岳山荘

出発しようと準備をしているときに重大なことに気が付きました。

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「あれ、靴下がない……」

家を出る際に絶対に用意したはず……、もしかして玄関とかに置きっぱなしじゃ……。
カバンや車の中を全部ひっくり返しても見つからない靴下、遥々八ヶ岳までやってきて、駐車料金を払いもしたのに靴下が無いとは……。

赤岳山荘の靴下

ダメ元で赤岳山荘に行き靴下がないかを訪ねたところ……、神はいました。
赤岳山荘には靴下が売っていたんですね、さすが八ヶ岳、なんでも売ってる。
FIT’sのエクスペディション位の最厚手のソックスをゲットし、なんとか事なきを得ました。
赤岳山荘さん、本当にありがとうございました。

赤岳山荘の水飲み場

新品の靴下もゲットできたし、美濃戸山荘で水もゲット出来たしと言うことで登山開始です。

美濃戸山荘前出発

午前5時35分、美濃戸山荘前登山口。
南沢登山口からプレイボールです。皆さんこの看板の前で写真を撮っていらっしゃいました。

南沢ルートから登る

前日までの悪天によりコンディションはかなり悪い……、道という道がびしょ濡れです。
川も増水しており少しばかり濁った水が流れていました。

雨の南沢ルート

早朝の暗い森を歩く、川が白い飛沫を立てて流れている。

雨の南沢ルート

八ヶ岳の登山道はこんな感じです、濡れているため非常に滑ります。
土よりも石が多いので晴れた日に歩きたいですね。

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川の勢いと露に濡れた森の雰囲気だけはいいものです。

雨の南沢ルート

橋も木が濡れているため絶妙に滑ります。

雨の南沢ルート

苔濡れた朝の森、写真撮影している人にとってはいいコンディションなんでしょうか。
歩く側にしてみたら歩きづらい事この上なしなので嫌ですね。

雨の南沢ルート

こういう雰囲気は嫌いじゃない。けども先を急ぐのでのんびりしていられないというのが本当のところ。

雨の南沢ルートの森

夏の八ヶ岳の森は緑も濃い、写真からも湿った空気感が漂いそう……。
樹林の中にたっぷりと雨が降ったあとは独特な匂いがするものです。

雨の南沢ルート

登山道の岩といえども苔がついているところは健在、そんなところをこのコンディションで踏もうものならツルリと滑って尻餅をついてしまいそう。

雨の南沢ルートの渓流

登山道の途中に滝が出現していました。
この滝、実はこのあと赤岳を登ったときはありませんでした、雨の前後や八ヶ岳の水量が多いときでなくては出現しない滝のようです。

登山道の積み石

滝に気をとられてしまいました、行者小屋を目指します。
至るところにケルンがあるのは遭難防止なんだろうか?

行者小屋前

時折樹林帯から開けた場所に出る、行者小屋が近づいてきた合図。でも目の前の空は真っ白でそこにあるはずの八ヶ岳は見えやしない。

行者小屋へ

樹林帯に入ればウッドチップが敷き詰められたような歩きやすい道が伸びている。

八ヶ岳の森

辺りは苔と松だけが広がっている。

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雨は降っていないけども雲の真っ只中にいるためとても湿度が高い。
低音蒸し器に入れられたようでとても不快なのは間違いない。
景色は奇麗だけど

ヘリポート

午前7時5分、ヘリポート到着。
このヘリポートが見えたら行者小屋はすぐです。

行者小屋前

ヘリポートの近くに行者小屋までの指導標があるので、それに従い進みましょう。

行者小屋

午前7時10分、行者小屋到着。
すごいガスです、晴れ予報だったのですが完全に完敗……晴れ指標8位ですね(空の8割が雲に覆われている状態)
行者小屋は多くの方で賑わっていました。
前日からの泊登山の方が多く、まだテントの中で寝ている人もいるようでした。

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まぁ、こんだけガスってハッキリしてれば……しょうがないかも。
行者小屋でトイレを借り、少なくなっていた水を補給して阿弥陀岳を目指します。

文三郎尾根へ

さて、今回は阿弥陀岳から登るので先ずは文三郎尾根側に向かいます。

ガスの阿弥陀岳、容赦ない鎖の登りへ

阿弥陀岳へ

指導標に従い阿弥陀岳へ、しかし阿弥陀岳への道は少しわかりにくいので注意です。

バリルート
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んん?道がなんかおかしいような??

踏み跡はしっかりあるけどこれは正規のルートじゃなかった気がします。

ちょっと崩れたバリルート

いつの間にか正規のルートに戻りましたが、それまでは気が気じゃなかった。

ちょっと崩れたバリルート

雲は時折薄くなるんだけども太陽は見えず、真っ白なままです。
登山道は所々崩落気味……、大丈夫かこれ。

ちょっと崩れたバリルート

ロープが吊り下げられてる場面もあり、文三郎尾根に比べて阿弥陀岳の登りは明らかに難易度が高い。

redsugar

歩きにくい……。

阿弥陀岳分岐

午前8時5分、阿弥陀岳分岐到着。
大丈夫かなこの道と心配になりながらでしたが、なんとか阿弥陀岳分岐に到着しました。
目的地の阿弥陀岳は写真右手に。

ザックデポ

まず阿弥陀岳の登りはかなり急であるということと、戻ってこなきゃいけないということを考えると荷物はデポが正解となる。ザックをデポして阿弥陀岳へ向かいます。

阿弥陀岳登り

いきなりはしごが現れ先制パンチを浴びせてきます、慎重に登りましょう。
岩も滑りやすいコンディションなので本当に登りたくない気持ちでいっぱい。

阿弥陀岳登りから中岳を見る

中岳方面までは見えるけど、そのすぐ上でガス、八ヶ岳の稜線にだけガスがかかっているのか。

チシマギキョウ

八ヶ岳にはチシマギキョウが咲くようです、これ見てびっくりしました。
チシマギキョウと言えばもっと山奥に咲くものと思っていたのですが、八ヶ岳にもあるんですね。
とは言ってももう終わりかけでした……、この花は7月三連休からお盆前くらいまでしか見ることができない花なのです。

夏の花

8月に入ると花の数はめっきりと減る気がします、8月は登山ハイシーズンと思いますが、花の終わりはお盆なんですね。
お盆を過ぎると高山植物を楽しむ登山はなかなか出来なくなるかなと……。
僕の中で夏山のピークは7月最終週から8月の1週目、以降は夏の終わりという印象。

阿弥陀岳登り

阿弥陀岳の登りはなかなかハード、足場が悪いし崖みたいだし手元は心許ないし……。
登るのがとにかく面倒と言うのが僕の感想です。

阿弥陀岳登りから振り返る

下を見返すとこんな感じです、20分で一気に山頂まで登り詰めるので急登なんですね。

阿弥陀岳山頂

午前8時25分、阿弥陀岳山頂到着。
予測はしていたが、ここは涅槃ですね。あたりは真っ白で天国を歩いているかのようです。

阿弥陀岳山頂

阿弥陀岳山頂の感想は真っ白だったとしか答えられません……、これだからガスや曇の日に登るのはおすすめできない。

阿弥陀岳からの下山

本当は目の前に赤岳がドーンと聳え立っていて、遠くに硫黄岳が見えて、後ろには権現岳が見えて、という景色を期待していたんですけど。目の前に広がっていたのは真っ白いガスだけでした、しょぼん。

阿弥陀岳からの下山は足場が悪い

降りは輪をかけて怖い、ただでさえ足場が不安定なのに、濡れてるしロクな事がないなこの道。

時折見える青空

下山のタイミングで時折見えるようになった青空、もう少し早く現れてほしかったです。

文三郎尾根、白き山頂を目指して

赤岳へ向かう

結構鋭利に見えます、斜面の樹林を見るに紅葉時期はなかなかきれいそう。

中岳

いざ登るぞというタイミングになると、どうってことない登りでも辛くなるのはよくあること。
この程度の登りも結構辛いものがありました、テンションは全くもってゼロなので。

レスキューの訓練?
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んん?なんか訓練している??

山岳会かレスキューの人でしょうか?陣形を組んで話ししているような景色が見えました、こんなところで仕事なんかするのかな?

文三郎尾根登り

中岳を越えて文三郎尾根に向かいます、赤岳の姿はほんの少しだけ、ほんの少しだけ見える。

文三郎尾根登り

午前9時40分、文三郎尾根分岐。
展望の開けた地点であるはずの文三郎尾根は悲しい感じに、ここから山頂までは突き上げるように登る。

文三郎尾根登り

岩場に出るまでジグザグに斜面を登っていきます。

文三郎尾根登り

鎖付きの岩場を登ります、休日であれば沢山の登山客がここを歩くので、前の人の動きを見ていれば歩く所はだいたい分かるはず。

文三郎尾根岩場

鎖付きですが、岩の方が掴みやすい場所が多いです、鎖に頼りすぎないように注意しましょう。

文三郎尾根岩場

薄雲の奥に太陽があるためか、気温がジリジリと上がり湿度も急激な上昇をみせる。

redsugar

あ、暑いぞ……ッ!

文三郎尾根岩場

この指導標が現れたら山頂までは僅かです。

文三郎尾根岩場

稜線に出ます、ガスの稜線なんでテンション上がらないな……。

赤岳山頂

午前10時10分、赤岳山頂到着。
多くの方で賑わう赤岳山頂に到着です、曇ってはいますが夏の土日ということで非常にたくさんの登山客で溢れかえっていました。真っ白だからスルーします。

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山頂は混んでいるので山小屋に向かいます、お腹も空いたし、しばらく粘れば晴れないものかと思い、小屋でご飯を食べることにしました。

赤岳山頂

午前10時15分、赤岳頂上山荘到着。
到着が早すぎました、軽食の開始は30分からということでバッジを買ったりして暇を潰しながら待つことにしました。

ガスの山頂

薄雲の向こうに青空があるのですが……。
今日は諦めて次回に快晴の望みを託すべきなのか、迷います。

天望荘内部

食堂が開店したのでなだれ込みマサラカレーを注文しました。食堂は掃除が行き届いておりとてもきれいでした、本棚には岳と孤高の人が全巻おいてあります。

redsugar

もちろん手に取ったのは孤高の人、ヤンジャン連載時は毎週楽しみでした、当時はまだ登山を初めてなかったけども……。

クライマックスの盛り上がりが個人的には好きだったので、カレーを待つ間16巻から読み始める。

昼食のカレー

一冊読み終わる頃にカレーが出てきました、赤岳頂上山荘のカレーはこんな感じ。
感動したのは味噌汁です、山の上で飲む味噌汁は本当に美味しい、山にいるからこそ何でもないご飯が美味しく感じる。

ガスの山頂

午前11時30分、赤岳山頂。
結局一時間近く山荘で時間を潰してしまいました、待ちすぎても下山がだるくなるなと判断しガスの赤岳という結果で今日は下山することを決めました、無念。

ガスの山頂

真っ白な山頂、この雪辱が果たされるのは約1ヶ月後ということになる。

晴れの山頂

そう、後日の記事ではこの青空を獲得する事ができました。
驚くべきは意識する事なく全く同じ角度のショットを撮影していた事でしょうか。

ガスの中地蔵尾根から下山する

ガスの中の下山

さて、下山ですが文三郎尾根の下山はやや骨が折れると判断し、地蔵尾根から下山することにしました。
まずは赤岳天望荘に行かなくてはなりません。

天望荘へ

天望荘までの道のりで注意すべきは崖、道が細いのですが、サイドはこんな感じです。

天望荘へ

強風の日の八ヶ岳はおすすめできません、風に煽られて滑落は普通にありえる話です。

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赤岳山頂から地蔵尾根までは下山しにくい、地面も少し湿っていてかなり嫌なコンディションでした。

天望荘へ

細かい石と大きな石のミックス地帯、ゆっくりと降りることを意識して降る。

天望荘手前

午前11時55分、赤岳天望荘到着。
天望荘も真っ白な景色の中で何がなんやら……、とりわけ大きい山小屋で泊まり心地は良さそうです。

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特に天望荘に用事はないのでスルーして地蔵の頭へ向かいます。

天望荘と山頂

赤岳を振り返るとガスの向こうに山頂が見える、魔王城のような姿で聳え立つ赤岳。
禍々しいオーラが出ている、やはり曇の日に登るのは如何なものかと思わされる瞬間だった。

地蔵尾根へ

午後12時00分、地蔵の頭到着。
先へ進めば横岳なのですが、今日はそこまでの気力はないし、こんなガスの中登るのは勿体無いし危ないと言うことで下山を選択。

地蔵尾根下山

地蔵の頭上部から見る下の景色は地獄の針山みたいだ、火山性の岩でできた石塔が幾つも生えている……。
ガスの影響でそれが尚の事怖い感じに見える。

イワヒバリ

足元をふと見ると可愛い鳥が1羽ウロウロしていました、名前もわからない鳥だったけど。
後で教えてもらったらイワヒバリという鳥とのこと、顔をよく見ると可愛いですね。

赤岳山頂青空

イワヒバリを撮ってたら空が明るくなり一気に赤岳の姿が!
雲の隙間から現れた赤岳、たしかにかっこいい山。

地蔵尾根下山

雲に覆われつつも、感動的なかっこいい姿を見せてくれた赤岳に感謝しながら地蔵尾根を降ります。
思ったよりも歩きやすいぞ、地蔵尾根。

地蔵尾根下山

山頂直下よりは随分と歩きやすく、すいすいと高度を落としていくことができました。
個人的には地蔵尾根は非常に歩きやすく、とっとと赤岳に登るなら地蔵尾根かなと思っています。

redsugar

メジャールートと言うことで整備は行き届いてますね。

地蔵尾根下山

ある程度降りるといつも通りの登山道に、雨上がりのあとだと土が粘土質になっていて滑る箇所があるなと思いました。

行者小屋到着

午後1時00分、行者小屋到着。
赤岳から地蔵尾根を利用した下山は思いの外スムーズで、かなり早く下山することができました。
行者小屋では多くの方が休憩したりテントを設営している人が多く見られました、やっぱり人気ありますね赤岳。

木漏れ日の登山道歩き

行者小屋からの下山は木漏れ日の林道歩きでした、明け方は真っ暗で見どころなんて滝くらいしかなかった樹林帯が随分と雰囲気を変えて出迎えてくれました。

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下まで降りてしまうとだいぶ暑い。

増水した小川

川の勢いは朝よりも増し、一部登山道はこの有様でした、大雨の翌日のなどは登山道にかかる橋が流されることもよく起こりそうですねこれは。

登山道をひたすら歩く

入り口に向かうに連れて広くなる登山道、今日一日の苦渋を噛み締めて歩く。

美濃戸山荘

午後2時30分、美濃戸山荘到着。
登山口のある美濃戸山荘前に到着しました、ここからは赤岳山荘まで少しだけ歩きます。
赤岳山荘で車を返却してもらったら今日の登山は終了です、本当にお疲れ様でした。

八ヶ岳山荘

美濃戸口まで戻ってきて驚きました、青空満開の快晴です。
この後判明したのですが、今日は何処も稜線にベッタリと雲が張り付いている天気だったようです。
最後の最後で青空に会えたのでよしとするか……。
本日の温泉をどうしようかと考えましたが、今日は温泉に行く気力がわかないので八ヶ岳山荘の温泉に入浴することにしました。
お湯は熱めでシャワーも完備されていて石鹸類も完備されているので、バス登山の方などにはとてもおすすめです。

下山の牛乳

八ヶ岳山荘で下山後の定番メニューを贅沢に二種購入、コーラと牛乳で一日を労いました。

魔王の城赤岳

雨上がりの赤岳
森がぶっちぎりで美しいです、ガスは非常に残念でしたが水のたくさんあるときの八ヶ岳はかなり楽しいです。
水と森のコラボレーションには心打たれるものがあり、足を止めてみたくなる景色がたくさんあります。
このあと9月に登った際は川がなくなっていたりと、景色が様変わりしているところもあり、登る時期によって山は表情が全く変わるものだなと感心しました。
稜線上で見たガスに包まれた赤岳や硫黄岳、それは迫力のある景色で、一瞬姿を見せた赤岳には奇跡的な美しさを感じ得ないものでした。
次回は絶対に晴れた日に登る。

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