Red sugar

初心者向けの登山情報を扱った登山ブログ、山と写真とカメラの情報をお届けします

【北アルプス】立山、天上の別天地にして登山の聖地を歩く、立山三山縦走の旅

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2017年8月27日、北アルプス北部にある立山と劔岳へ行ってきました。

2つの山の標高は、立山3,003m(雄山)、劔岳2,999mとなります。

 

立山といえば、室堂まで交通機関が整備され夏にはたくさんの登山客で溢れかえる登山の聖地。

室堂を降りれば目の前には別天地の景色が広がります、

浄土山、立山、別山、そしてその奥に待ち構える劔岳。

 

今回は2017年の夏山登山集大成として立山三山縦走から劔岳へ登ります。

何よりも大好きな青空に囲まれた最高の日に歩く、北アルプス登山の旅の一日目です。

 

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立山について

立山は北アルプス北部エリアの西側にある山で、立山連峰を形成する一大山脈の盟主。

古くは信仰の山とされ、山岳信仰のメッカとして栄えました。

現代は黒部ダム建築の際、雄山の真下に通されたトンネルなどのお陰で、

標高2,400m付近に位置する室堂まで公共交通機関を利用して赴くことができます。

 

富山県側からもアクセスはよく整備されており、立山登山バス用の舗装路が室堂まで続き

多くの登山客や観光客を天上の別天地へと送り届けているのです。

 

この立山ですが「浄土山」「雄山」「別山」の三つで構成されております、

今回はこの3つを歩き、別山の奥にある劔岳を目指します。

 

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立山三山を歩くコースはなかなかのタフコース、しかし立山雄山を様々な角度から眺め

3,000m級の稜線を歩くにはとっておきのルートとなります。

 

問題は別山までの稜線、非常に長く険しい道を歩き続けなくてはなりません。

劔岳に登るためには別山をどうしても乗り越えなくてはならないため、

そこだけは最初から覚悟しておきましょう。

 

さて、それでは北アルプス屈指の展望スポット、登山の聖地立山を歩き倒す旅の始まりです。

 

 

1.立山三山縦走&剱岳登山に関して 

今回の立山、劔岳縦走のアクセス

扇沢からのトロリーバスで室堂へアクセスしました。

扇沢には無料駐車場のほか1日1,000円の駐車場と2,000円の駐車場があります。

夏はよほど早く来なければ週末は無料駐車場は利用できません。

 

立山三山縦走のコースタイム

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扇沢7:30→黒部ダム7:50→黒部平8:15→室堂9:00→浄土山展望台9:45-10:00→

浄土山10:20→龍王岳10:45-11:10→一の越山荘11:20→雄山12:20-13:20→

大汝山13:35→真砂岳14:30→別山15:15-15:50→剣御前小舎16:10→剣山荘17:05

 

合計登山時間 8時間5分(標準コースタイム8時間15分)

写真を撮りながらなのでゆっくりと歩いています。

 

今回の旅で使用した合計金額

 高速料金行き 2,800円

 高速料金帰り 3,000円

 ガソリン代  4,300円

 駐車場代    2,000円

 剣山荘宿泊費 10,000円

 温泉料金   700円

 バッジ4つ  1,660円

 食事や登拝金 3,850円

 トロリーバス 9,050円

 合計金額 38,360円 ソロ&小屋泊でくる場合は4万円程度になります

 

この登山で使用したカメラ

NIKON D750+AF-S NIKKOR 28mmf1.4E

NIKON D810+AF-S NIKKOR 58mmf1.4G

2017_08_27_立山 | Flickr

 

2.扇沢、長野の一大観光地から室堂へ

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2017年8月27日 午前4時30分、扇沢。

天気の悪い日が続いた2017年の夏が終わろうとしています、

頑張って今年は晴天の北アルプスを歩くことができましたが

2017年夏山最後の打ち上げ花火をあげたいと思い、この日は立山に行くことにしました。

 

扇沢についたのは朝の4時。

無料の駐車場はすでに埋まっていたので、有料の駐車場に駐車しました。

料金は一日1000円、二日間の駐車になるので2000円ですね。

 

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車の中で仮眠を取りつつ(全く眠れなかったけど)朝が来るのを待ちます。

扇沢のトロリーバス始発ですが、8月後半にはハイシーズン時間ではなくなっています。

そのため室堂に到着する時間も遅くなってしまっているので注意です。

 

三山縦走を余裕を持って行うのならば、

バスを利用して室堂出発を7時30分あたりにしたいところです。

 

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しかし、僕は初めての立山、初めてのトロリーバス、

旅行気分でウッキウキなのでトロリーバスが全然苦ではありません。

 

チケット発売30分前に列に入らせてもらいました。

 

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チケット売り場はマジで定刻通りに開店、あまりの正確さにちょっとびっくりしました。

チケットを購入し室堂へ、当登山ブログは今年で三年目ですが、

今回の登山で百名山は49座、この後の赤岳でめでたく50座になりました。

うち曇天は3回、40歳までに百名山を全て快晴の空の元登りたいですね!

などと思いながらバスを待っていました。

 

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始発なのにすげー人だ……。

 

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出発前にトイレをチェックしておきましょう。

一応すべての停車駅でトイレの状況を確認しましたが、立山のトイレ事情は神でした。

 

ウォシュレット完備率の高さとトイレの清潔さ、

立山って最高すぎない??と思わされるものでした。

ちなみに立山周辺は山小屋でもシャワーを使えたりと

他のエリアよりも遥かに水に関係するサービスが整っています。

 

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トロリーバスに乗車、架線で走る電気式のバスです、扱い的には電車と同じなんだとか。

 

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トロリーバスを下車したらトンネルを潜り黒部ダムへ向かいます、

このへんは細かく載せると一つ記事ができるくらいなのでサラリと。

一つ一つの駅でお土産屋さんがあり、室堂に行くまででめちゃくちゃ楽しめます。

 

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午前7時45分、黒部ダム。

画面左上には立山が少し見えています、

朝日の影響で影になっている黒部ダム、ここを次の駅まで徒歩で通過。

 

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ズゴゴゴゴと音を立てて観光放水がなされていました、

テレビで見た事あるやつだ!と感動。

今日は上からの放水で運が良かったですねと言われたけど、下とか上があるのね。

 

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黒部湖の奥に見えるのは赤牛岳、レッドブルマウンテンですね。

読売新道を越えてたどり着ける、本当に遠い山です、前回の水晶岳の更に先にあります。

いつかは歩いてみたいけど、いつになることやら。

 

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トロリーバスの次はこちら、脅威の傾斜をガンガン登っていきますよ。

 

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ロープウェイ駅に到着しました、

お土産売り場が広い……、室堂までは観光地なので登山の香りが全くしません。

 

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出発まで時間があるので黒部平へ、気持ちの良い青空の下、絶景が広がっています。

 

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立山雄山の中腹にトンネルを通しできたのがアルペンルートです、

もうこの景色だけでかなり満足している。

 

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黒部平では破砕帯の水が滾々と湧き出ていました、この水がとても美味しい。

 

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オープニングの水として補給、室堂でも補給できるんですけどね。

このあと満員のロープウェイに乗車し、最後のトロリーバス駅に到着しました。

 

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トロリーバスに別れを告げて室堂到着。

  

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午前8時55分、室堂。

『駅だ……これは都会の駅だ……ッ!』

降りた途端飛び込んできたのは自然ではなく街の駅でした、すげー開発されてるな室堂。

 

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ご飯もいくらでも食べれます、ソフトクリームはまだ早い。

 

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服すら変えます、ウェアを一つも持ってこなくても、金さえあればここで全て揃います。

そんなレベルの品揃えでした。

 

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外に出ればそこは別天地、青空の下立山の景色が広がる。

 

3.室堂から浄土山へ、天上の別天地を歩く

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午前9時00分、立山室堂。

写真撮影サービスをしていたので一枚撮影してもらいました。

これからこの山々をじっくりと歩き尽くします!立山三山縦走、プレイボールです!

 

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室堂を出るとすぐ目の前には広場があり、湧き水を汲めるスポットなどがあります。

まずはここで準備を整える。

 

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皆さん登山前の記念写真でしょうか。

僕は最近ソロばっかりだから、仲間がいるのは羨ましい限り。

 

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立山玉殿の湧水、日本有数の美味しいお水がここで汲めます。

 

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夏の終りとは言え暑いです、今回はスタート時点で水を2.75リットル所持して歩きます。

テントは利用しないのでまだ軽いのが救いです。

 

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立山は本当に遠くて、来るのはもっと先かなと思っていました。

まさかここで劔岳と立山を登るとは思っていなかった。

 

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さて、まずは浄土山に登ります。

浄土山は立山の中では一番北アルプス南部側にあり、南部の眺望に優れた山でもあります。

そのために三山縦走を行うのであればぜひとも登ってみてほしい所です。

 

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まずは室堂周辺の石畳の上を歩き、登山口に向かいます。

この辺は本当に整備されていて、登山ではない観光客の方がたくさんいました。

 

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駅降りてこの景色ってやっぱヤバイよ……、来年の7月最終週とかに来たい。

花が全盛期の頃を歩いてみたいですね。

 

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殆どの方は雄山に向かうため、一の越を目指して歩いていきます。

 

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分岐を浄土山側に入り、浄土山登山開始。

突き抜ける快晴の青空、気持ちいいことこの上なし。

 

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室堂はこのような景色、立山手前に広がる広大な湿原地帯を開拓したって感じでしょうか?

 

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立山室堂山荘方面、目の前に広がる景色が素晴らしい、今日一日この景色を眺めながら歩きます。

 

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8月後半ということで多くの花は終わりを迎えていましたが、まだ秋は訪れておらず。

夏らしい景色が目の前に広がっています。

 

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空を飛んでゆく飛行機と太陽が最高に気分を盛り上げてくれる。

 

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浄土山の登りは緩やか、ただし途中から石畳がなくなり普通の登山道になるので注意です。

 

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石畳で整備されている場所は非常に歩きやすいです。

 

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これはなんだろう?ところどころに咲いていたけれどシオガマの仲間??

 

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咲き終わったチングルマ、穂先をいっぱいに広げ風にその身を揺らしている。

 

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今年も6月から高山植物を見続けることができました、それも今回の登山で終わりです。

登山の夏は短い、出来れば週休7日の職業に就職して、毎日山を歩いて写真を撮りたい。


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ウサギギク、青空に向けて向日葵のように花を広げていました。

 

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立山は8月後半といえども雪が残っています、

雪と緑が濃い夏山で歩くのがやはり最高に楽しいのかなと思う。

紅葉シーズンも楽しいんでしょうけど、やっぱりアルプスは夏がいいなと思います。

 

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展望台方面には多くの人だかり、そんなに景色がいいのかと期待値が上がります。

 

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午前9時45分、浄土山展望台より。

たどり着いてみると、感嘆の声を上げたくなる景色が広がっていました、

北アルプス南部へ向かっての眺望はこんなにも美しいのか。

五色ヶ原方面の景色に圧倒されます、その奥に見える笠ヶ岳や槍ヶ岳もとても魅力的です。

迫力ある大地ということで言えばここは圧倒的ですね。

 

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真ん中のは赤牛か水晶かな、それを中心にして槍ヶ岳と笠ヶ岳がバランスよく配置。

ここから見ると本当によく似ている山だ。

 

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午前10時00分、浄土山登山口。

展望台から少し戻った所に登山口があります、ここからが本格的な登山開始ということですね。

 

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雪渓を越えて登山道に入ります、ここから一気にガレ場コース。

大中様々な岩が転がっている中を進みます。


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結構石がゴロゴロしています、浮いてるものがほとんどなので注意です。

 

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登山道はこんな感じ、全身を駆使して登る場所もありますが、

滑ったら死ぬレベルの危険箇所はありませんでした。

 

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大きな岩がゴロゴロ転がる中を進みます、落石にだけは注意ですね。

立山、劔岳全体で感じたのは滑落よりも落石の怖さでした。

自分が落石させることがとても怖いなと思うエリアで、気を使って歩く必要があります。

 

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浮石がとにかく多いので慎重に進みます。


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標高を上げると見えてくる立山の景色。

奥に見えるのは奥大日岳とかの稜線かな、

今回の登山が2泊3日であれば向こうも登っていたと思います。

 

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午前10時20分、浄土山山頂付近。

浄土山の山頂はわかりにくいです……

道を上がりきり、雄山を正面にしたタイミングで左に行くのが正解です。

目の前には雲の翼を背負った雄山が、かっこよすぎだろこの山……。

 

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祠があるので、そちらで浄土山山頂の撮影などを行うのが良いと思います。

僕は縦走路の更に高い地点が山頂だと思いここをスルーしてしまいました。

次回来るときは三山縦走、劔岳、奥大日岳でやり遂げたいので、

その時改めて回収することにします。

 

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浄土山から見る立山は鷲羽岳のようです、というか鷲羽岳よりもかっこいいかもしれない。

どことなくワイバーンのような尖った雰囲気を持っている立山、見ているだけで気分がアガる。


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浄土山から雄山に向かうためには隣の龍王岳方面に向かいます、

ハイマツの生い茂る稜線を10分程歩けば龍王岳です。

 

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このような稜線を歩きます、見た目がすでに楽しそうですが、

これはまだ立山の序の口ですらありません。

 

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ケルンの向こうの景色は?

 

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奥に見えるのは白山ですね、この日は天気がよく空気も澄んでおり、

白山と富士山がよく見えていました。

三霊山においてすべてが見えている日っていうのは早々ないということだったので、

とても運が良かったです。

 

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ケルンから見た五色ヶ原、薬師岳、白山。

この景色のインパクトはかなりのもの、

北アルプスっていい所だなと心の底から感じ取れる最高の景色でした。

 

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室堂から2時間も経たずしてこの景色が眺められるのだから、立山はすごい場所です。

 

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雄山側の景色も素晴らしい、前後を絶景に囲まれ、いつまでもここに居たくなってしまう。

 

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奥に見えるピークが龍王岳、縦走路上にある山ではないので登る必要はありません。

僕は登るけどね。


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近いように見えてなかなか近づかないのが不思議である。

 

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午前10時30分、富山大学立山研究所前。

ここが浄土山の山頂だと思っていたが、どうやら違うようでした。

山頂にある施設は富山大学の研究所らしい、高層気象の研究施設らしいが。

 

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「なっ…何をしているんだ……」

マットを引いてヨガをしているような方々に遭遇、何かのツアーだろうか??

 

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龍王岳手前のスポットからは、立山の稜線とその先にある劔岳を見ることができます。

劔岳をみて驚いたのですが、あそこだけ雰囲気が違う……。

 

映画剱岳では立山は山岳信仰の聖地として描かれ、

剱岳は黄泉の国として誰も近づかない場所として描かれていました。

立山の稜線に立ち、劔岳を目の前にした今、その気持ちが痛いほどよくわかる、

確かにあそこだけ異界みたいな色してる。

 

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目の前には龍王岳が、折角立山まで来たので登ってみたいと思います。

 

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ザックをデポした状態であれば片道10分程度で登頂が可能です、

山頂までの道は相変わらずのガレなので落石にだけは注意して進みます。

 

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ここでポケットに入れていたダッフィーが落下していたようでした、山頂で気がつくんですけど

奥さんと一緒に購入した思い出の一品なので無くしたと思い大慌てでした。

 

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龍王岳から眺める遠景には富士山の姿が、まさか富士山まで見通せるとは……。

 

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午前10時50分、龍王岳山頂。

殆どの人は登らない龍王岳。

そのピークからは鷲羽岳のような雄山をバッチリと見ることができます。

しかし、僕は落としたダッフィーが気になってそれどころではありませんでした。

 

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「すいません、そのへんに人形落ちてませんでしたか?」

「落ちてましたよ、岩の上においておきました!」

山頂に来た方に聞いてみたら入り口あたりに落ちていたということだったので、無事回収。

因みに回収作業に20分程時間を使っていまい、大幅なタイムロスを産んでしまいました。

 

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ダッフィーを探しているうちに雄山の空は青く晴れ渡り、美しい景色が目の前に広がります。

 

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ま、まだヨガやってたんですね……気持ちよさそうだな。

 

4.立山雄山、登山の聖地へ降り立つ

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さて、浄土山からは一の越に一旦降った後に登りとなります。

浄土山からの下りはかなりのハイペースで降れるいい道でした。

砂利が敷詰められたような良コンディションでとても歩きやすいです。

 

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目の前に常に雄山を捉えながら歩くっていうのがとてもいいです。

 

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午前11時25分、一の越山荘。

室堂との分岐地点です、多くの人は浄土山には登らず雄山へ向かうので

最初にこの山荘に到着することとなります。

設備はかなり整っており、休憩にはもってこい。

 

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少しばかり休憩したら出発です、

雄山への登りはコースタイム以上に渋滞を気にしなくてはなりません。

人が本当に多いルートなので道が非常に混んでいるんですね。

すれ違うこともできない場所があるので、ここは早めに通過したいです。

 

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人の列が続く、足元は普通の登山道ですね。

浮石が多いのですが、砂利と中くらいの石が混ざった道を登ります。

ここでも注意すべきは他人が落とした石ですね、

初心者の方が多いのでよく石が落ちてきました。

 

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登りの途中で渋滞にハマったら浄土山でも見て気分を落ち着かせましょう。

浄土山方面、こう見ると龍王岳は石塔みたいな見た目です。

 

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人で溢れかえった登山道を牛歩で登ります、日帰りに毛が生えたくらいの装備で歩いてますが

体力がそこまであるわけではないので辛いです。

 

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コースタイムどおりくらいの時間がやはりかかります。

一の越からの登りは結構な斜度があり、歩くのはなかなか大変です。

 

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室堂方面です、晴れ渡ったいい空。

もう少し雪が多いとキレイかもしれません、真夏の景色って感じがしていいですね。

 

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東側の景色には富士山や八ヶ岳が、百名山50座目は赤岳と決めています。

 

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山頂直下まで来るとだいぶ景色が広くなりました、

浄土山の向こう側に白山が綺麗に見えています。

 

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午前12時20分、雄山山頂。

ようやく雄山山頂に到着しました……、早速ここでお昼ごはんを食べ休憩に入ります。

それにしてもすごい人の数です、さすがは登山の聖地。

 

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雄山の三角点の説明がレリーフとして埋め込まれていました。

 

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北アルプス南部を目の前に記念撮影、笠ヶ岳が本当に特徴的ですね。

夏の時期に鏡池や稜線を堪能する登山で歩いてみたいです。

  

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槍ヶ岳と笠ヶ岳、笠ヶ岳のほうが特徴的な見た目ではないでしょうか??

右が槍ヶ岳と言われても信じる人は多そうだ。

 

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奥に見える薬師岳と黒部五郎岳、圧倒的な景色の暴力とも言える光景に只々息を呑む。

 

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白山は雲の上に浮いている。

神主さんも三霊山すべてが見える日は珍しいとおっしゃっていました。


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山頂でお守りと登山バッジをゲット。

 

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雄山山頂はあの神社がある場所になります、

せっかく来たのだから、お参りしていくことにしましょう。

 

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500円を奉納し、お参りさせていただきます。

立山登拝の札をもらい、ご神域へ。

 

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この門の向こう側は境内という感じですかね、一旦先を入る方々が降りてくるまで待ちます。

 

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山の上の社へ。

 

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待ち時間にふと稜線上を眺めてみると劔岳が、岩山なのであそこだけ黒い……。


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室堂はこんな感じ、少し雲が上がってきた??

奥大日岳などは午後になれば雲に隠れてしまいそうです。

 

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雄山から別山に続く尾根の先に劔岳、この稜線を歩きたかったのです。

 

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よーく見てみる、別山まで続く白砂の稜線はとても気持ちが良さそうです。

 

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午後1時00分、雄山神社参拝。

祈祷してもらってるタイミングで一枚だけ撮影、山頂で安全登山を願います。

明日は一般登山ルートでは最難関と言われている劔岳を歩くので、一応願掛けをしておきます。

 

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因みに山頂はここらしい、神社まで来ないと最高峰を踏めないんです。

 

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人でいっぱいの雄山、白山富士山と展望の良い景色がいつまでも広がっている。

祈祷も終わったので、本日の後半戦である別山への縦走を開始します。

 

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まずは大汝峰を目指します。

因みに立山自体は雄山、大汝峰、富士の折立の3つの集合体で立山です。

三山というと浄土山、立山、別山になります。


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最高の稜線である、鷲羽岳から水晶岳へ向かう稜線も最高だったが、こちらも素晴らしい。

白砂に覆われた白銀の稜線が別山まで続いています、

そしてそれが室堂から数時間でたどり着くことができる。

登山初心者に見せる大絶景としてこの稜線はかなりおすすめができるものでしょう。

 

因みに別山まで歩くのは相当辛い、歩くのはおすすめしません。

 

5.別山へ、天下一品の稜線を歩く

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雄山を背景に、大汝峰を目指します。

片道20分程度の道のりですが、稜線の気持ちよさは筆舌しがたい。

 

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白砂と岩のミックスされた細い登山道を歩きます、左手には室堂の景色、これまた何度見てもきれいです。

 

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右手には黒部湖、稜線を彩るのはスバリ岳や針ノ木岳ですね。

針ノ木岳は歩いてみてわかったけど非常に目立つ山でした、

山頂の尖り具合などを見ていると登りたくなってきた。

 

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午後1時35分、大汝峰山頂。

写真を取っていたパーティーの方から勇者の剣をお借りしました、

パーティーグッズがあるとなおのこと楽しいですね。

劔岳に向けて剣を振るうと言った感じか。

 

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大汝峰はなかなかの撮影スポットでした、専属のカメラマンが欲しくなる位いいところ。

 

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眼下に見えるのは大汝休憩所です、映画「春を背負って」のロケ地になった場所です。

普段は無人の休憩所になっています。

 

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今年初めての3,000mでした、一年に一回しか3,000m歩いていないな僕……。

いつも25歳くらいから登っていれば今頃……、独身だったら今頃……と考えてしまいますが、

人生山だけじゃないと言い聞かせています。

でもやっぱり年間50日くらいは山を登りたいですね。

 

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午後1時45分、大汝山休憩所。

雄山から富士の折立まで歩く方はここで休憩するのが良いでしょう、

景色もよく小屋も整備されています。

 

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小屋を越えると富士の折立が姿を表します、見た感じ龍王岳と似た感じ。

登っていると小屋につくタイムに影響が出るので今回はスルーします。

次回の立山三山縦走の時はぜひとも歩きたい。

 

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富士の折立付近から別山へ向かう稜線へ降りる道は少し分かりづらいです、

ちょっと引き返したほうが明瞭な分岐があります。

 

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富士の折立から稜線の鞍部へ降りました、ここからは緩やかなアップダウンを越えて行きます。

この先にあるのは真砂岳、別山の2つとなります。

 

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まずは真砂岳を目指しましょう、白砂に残雪の雪渓がかぶさった景色の中を歩きます。

これが最高に気分のいい稜線歩きなので、じっくりと味わって歩きたい所です。

 

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内蔵助小屋方面、後立山連峰の山々も今日は晴々としています、

今年の夏は特にあの辺天気が悪かった印象。 

 

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美しく楽しい稜線なのは間違いない、しかし、大汝峰を越えたあたりからシャリバテの兆候が見え

足への疲れもだいぶ溜まってきていたため、体力的にはかなり辛い……。

 

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登りのレベルとしては緩やかなものですが、距離の長さがあるため非常に辛い。

無慈悲な青空の元、刻々と時間が過ぎていきます。

 

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午後2時30分、真砂岳到着。

巻道を利用せずに真砂岳にちゃんと登る。

三山縦走の場合、一般ハイカーにとってはこのへんが体力的には厳しいところではないでしょうか。

別山まで歩ければあとは下りのみなんですけどね(その道も問題ある道だけど)

 

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せっかく登ったのに、また登り返しです。

別山だけは本当に離れすぎ、浄土山を見習ってもっと雄山側に寄れよ!と思いました。

別山は雄山と一つというよりは劔岳とペアな山なんですよね……。

劔岳は黄泉の世界、それと立山を隔てる場所なのかな。

 

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別山の稜線から顔を見せる劔岳、黒いのはオーラではなく岩の色です。


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鞍部へ降りきったので、ここから別山に登ります。

残りのルートとしては、別山→劔御前→剣山荘なのですが、劔御前まで結構時間がかかります。

別山から直接テン場方面へ下る道もありますが、

そちらは荒れているため下りではおすすめしません。

 

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普段であれば20分程の登りでしょうか、今日はもう体力ないので、ゆっくり登ります。

 

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振り返れば立山雄山と浄土山、この稜線は雄山側から見たほうがきれいかな。

別山側から見ると緑が多く、白砂の面積が少なく見えます。

 

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登る→振り返る→登る→振り返るを繰り返す。

別山方面の尾根ですが、後立山連峰側に大きなカールができていました。

 

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だいぶ標高を上げる、前を見たくない。

後ろには常に雄大な景色、写真撮影に必死で全然先に進めない。

 

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別山への道ですがこんな感じ、よく歩かれている道なので浮石も少なくしっかりしています。


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午後3時20分、別山山頂。

長かった……、雄山から結構歩いた気がします、かなり辛かったのですが、

この日一番ファックな道はこのあと待ち構えているとは思いもよらなかったのです。

 

6.剱岳の展望、最後の最後まで気が抜けない三山縦走

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別山山頂と言えば劔岳の景色、ようやくここに来て劔岳の全てが姿を表す。

 

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「なんだこの山……」

所見の感想は圧倒的な威圧感、今まで見たどの山よりも険しい姿をしており、

劔岳だけは暗い色を纏っていました。

 

これは黄泉の国って思われても仕方がないと思いました、

立山の白い砂の美白美人的な見た目に対し劔岳は対象的すぎる姿をしています。

 

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58mmを利用して劔岳を捉えてみました、うーん、地獄の山かなこれは。

凄まじい岩のディティールだ……、被写体としては解像力を試される山ですね。

 

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別山からの劔岳は凄まじいオーラをまとっており、ただひたすらシャッターを押し続けました。

朝、昼、夕、夜とこの別山からの劔岳を撮影し続けてみたい。

立山と劔岳の美しさに一瞬で虜になってしまいました。


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長次郎雪渓方面、劔岳の北側はすべてバリエーションルート、

選ばれた者だけが歩くことが出来ます。

見た感じ、選ばれても歩きたくねーなっていう稜線が伸びています。

見てくれこの稜線を、命を刈り取る形をしているだろ?


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別山には北峰もあり、劔岳をきれいに見るためにはそちらに移動するのがおすすめです。

荷物をデポして劔岳を見に行く。

 

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別山北峰からの劔岳、圧倒的な姿に息を呑む。


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劔岳に来るまではこの立山と劔岳がこんなに凄いものだとは思いもしませんでした。

トムラウシや大雪山の方が感動できる景色だろうと……。

 

しかしこの立山、同等かそれ以上の景色が広がっていました、

空気の張り詰めたこの別山からの眺望はここだけでしか味わえない。

 

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劔岳を心ゆくまで眺めた後、劔御前へ移動することにします、劔御前はこの稜線の奥にあります。

また稜線のアップダウンか……。


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室堂側から雲が上がってきました、気温の高い一日だったので助かります……。

水も残り500mlをきっていたので、この時は雲に感謝しました。

 

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とは言っても劔岳側はご覧の晴れ模様、徐々に雲は迫りつつもピーカンな空が広がっている。

 

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午後4時10分、劔御前小舎到着。

劔御前の小屋にたどり着きました、

本当はここに一泊して朝焼けの劔岳を見てから登ろうとしていました。

しかし、コースタイムを考えるとここに泊まれるのは健脚のハイパーソルジャーだけかなと。

 

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トイレ、雲、人。

トイレばっかり撮影してるな俺、D810で日本一山のトイレを撮影した男である自信がある。

 

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劔御前小屋前から劔沢のキャンプ地を眺める。

多くのテントが貼られていました、皆さん室堂から上がってきたんだろうな。

三山縦走でこんな時間に歩いているのは僕を含め数名しかいませんでした。

 

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さて、劔御前から剣山荘へ向かうには道が2つあります。

 ・劔沢のテント場を経由して剣山荘

 ・劔御前から山腹をトラバースして直接剣山荘

当ブログでは両方歩きましたがおすすめは圧倒的に剣沢経由です!!

道の緩やかさと整備されっぷりが非常によく、コースタイムよりも全然早く歩けます。

 

トラバースルートは上級者向け、つ登山者の足と眼を痛めつけるファッキンルートです

三山縦走後はコースタイム通りか少し遅いくらいでしか歩けない人が大半な道かと思われます。

 

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そんなこととは露知らず、トラバースルートに足を踏み入れた僕。

地獄への片道切符とはこのときは思いもよらなかったのです。

 

劔御前小屋から先、別山のカール内はまだ盛夏の様相、

チングルマがまだ残っていたりしてテンションが上がっていました。

劔御前は花が立山側より遅いみたいですね。

 

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最初は景色がいいし、道も緩やかです。

いい道だなと思っていましたが、引き返せないくらい進んでからひどい仕打ちが始まります。


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「お、おう……、岩が多いな……」

浮石まみれのトラバースが何箇所も出現、この時点で怪しい雲行きを感じ取る。

 

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しかし目の前には剱岳の絶景、下からはキャンプ場で楽しむ人たちの声。

雰囲気的には全然悲観する感じはない、早く剣山荘につきそうだなって思っちゃうくらい。

 

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7割ほど進んでから現れるガレ場アンドガレ場アンド岩場トラバース。

振り下ろされる無慈悲な鉄槌に膝の耐久値がガリガリ削られてゆく。

『うそだろ承太郎!』

『嘘だと言ってよ、バーニィ!』

走馬灯のようにアニメ漫画の名シーンが頭を駆け巡る。

浮石が非常に多くて、膝の悪い人には地獄のような場所ですここは。

 

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トムラウシのロックガーデンみたいな場所もあり、これを越えたらまたガレ場。

この辺はフリッカーにたくさん写真があるので、道を確認したい方はフリッカーをどうぞ……

2017_08_27_立山 | Flickr

 

キャンプ場へ降りる道は基本土と砂の道を降りますが、こちらは岩が多く非常に危険でした。

 

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景色はいいけど圧倒的に剣山荘にたどり着けない、

既に体力は底をつきリビングデッド状態です。

ゾンビみたいにフラフラと歩きながら剣山荘を目指します。

 

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この看板が出てきたら少し安心していいです、ガレ場からはとりあえず解放……。

 

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ハイマツ樹林の中をくぐり抜け剣山荘を目指します。

 

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午後5時5分、剣山荘到着。

剱岳別山尾根登山口の取り付きにある剣山荘に到着しました、こちら本日のお宿になります。

いやー、充実の三山縦走でした、次回歩くときはもう少し楽なルート取りをしようかと思います、

とりあえず劔御前からは劔沢に降りることにします。

 

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剣山荘からは別山の裏側の景色が、ここから見る別山はめちゃくちゃ立派です。

巨大なカールを持ったその山容はかなり威風獰猛としたものです。

こうしてみると雄山と別山はそれぞれなかなりでかい山で、浄土山が一番小さく見えます。

 

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宿泊費1万円を支払い剣山荘へ、中はめちゃくちゃきれいです。

剱岳に登るのであれば一番おすすめできる山小屋はここだろうと思い選びましたが大正解でした。

以下は選んだ理由

 ・シャワーが完備されている

 ・部屋数が多く、ミズノブレスサーモなど布団が快適

 ・登山口に一番近い

 ・ヘルメット借りれる

 

劔沢小屋などでも同等のサービスを受けることができますが、

こちら剣山荘が一番登山口に近いためここを選びました。

 

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この日は日曜日ということもあり、部屋は比較的空いていました。

土曜日はかなりの混雑だったということらしいが……、

奴隷船でも寝られるから別にいいんだけどね。

 

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とりあえずコーラで喉を潤す、山で飲む冷たいコーラは最高です。

ビールも飲みたいけど、山の上だと疲労しているため酔が回るの早いし、

高山病になりやすいし、夜星空撮影のとき起きれなくなりそうだしでやめておきました。

 

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小屋泊まりということでご飯ももちろん小屋のもの、

美味しい炊きたてご飯とエビフライなどをいただきます。

自炊も楽しいけど、やはり片付けとか考えなくていいしおかわりし放題な小屋食は最高です。

 

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笑点が流れる食堂でご飯を食べる。

おかしい……外界かここはという空気感に思わず口元がニヤリとしてしまうのでした……。

 

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そして日は沈む、このあと一気に雲が出てきて夕焼けが撮れなかったのは心残りです。

明日はついに剱岳。

そして下山というハードスケジュールに備えてしっかりと寝るため、早々に床に入るのでした。

 

7.まとめ

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立山三山縦走

最高の景色でした、最近最高最高言い過ぎですが、

北アルプスは本当にきれいな景色が広がっています。

 

これまで北海道民として大雪山連峰至上主義を掲げていましたが、

立山や水晶岳という北アルプスの名所を歩いて改心しました……。

立山三山の稜線は室堂から程ない距離で素晴らしい景色が見れる素晴らしい展望スポット。

特に雄山から別山への稜線はカッコイイものです、

白砂の大地が一線に伸びてゆくその様は是非ともおすすめしたい景色です。

 

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夏シーズン、立山は残雪と緑に覆われ素晴らしい景色に彩られます。

浄土山から眺める雄山は鷲羽岳のようにかっこよく、威風堂々とした姿を天に晒します。

キツイかもしれませんが、歩けるのであれば浄土山からの縦走はおすすめです。

 

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次回は剱岳、日本百名山一般登山道最高難易度と呼ばれる道を歩きます。

岩と雪の殿堂で待ち受けていたのはスリル溢れる最高のアスレチックでした。

 

次回、乞うご期待!

 

立山の地図はこちら

ヤマケイ アルペンガイド8 剱・立山連峰 (ヤマケイアルペンガイド)

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山小屋に泊まるのであれば耳栓は持っておきましょう。

 

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プロテインバーが腹持ちよくて最近よく歩きながら食べています。

 

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夏の縦走にはプラティパスは必需品です。

 

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