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【登山道具のススメ】初心者の僕が冬山装備を振り返る、雪山登山装備の反省会

21.登山道具

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夏山登山者で登山にずっぽりとはまってしまった人が次に目指す場所、雪山。

白と青に彩られた冷たく美しい世界は大変魅力的です。

しかし同時に雪山は厳しく、一度牙を向けば人の命を簡単に奪っていってしまいます。

 

雪山に赴く際にはまず実力にあった場所に快晴の時に行く、これが鉄則。

やばくなったらもちろんすぐに引き返すことも重要です。

そして何よりも冬山装備、これが大変ハードルが高いものとなります、何より高い。

 

今回は2015年度冬の登山を終えた僕が、今年の冬の登山と装備を振り返りつつ。

これはあってよかった、これは使ったのは間違いだったという反省を含め

僕の使用した雪山装備を振り返りたいと思います。

雪山登山を考えてる初心者の参考になれば幸いです。

 

まず最初に冬山登山の鉄則というか僕が心がけていることです。

◼︎初心者の僕が心がけてること

・晴れてない日に登らない、雲ったら撤退をすぐに考える。

・風が強い日は風速10mから先は凍傷になってもおかしくないと考える。

・6時間以上行動するのはプロの仕業、6時間以内に帰れるように考える。

・ひとりぼっちになる場所には絶対に行かない。

僕は遭難とか滑落はしたくないので人がいる登りやすい場所にしか基本行きません。

いきなり無理して冬の八方尾根から唐松岳とか危ないからやめようNE!

 

ちなみに2015年度僕が登った雪山は以下の山々、コンディションも書いておきます。

気温と風速はあくまで体感値。

・12月27日 赤城山 曇り/強風 気温-8度、風速体感15m以上、マジでクソ寒い

・1月26日   入笠山   快晴 気温4度 風無し

・2月3日  武尊山 晴れ 気温-5度くらい 風速所により15mくらい

・2月6-7日 雲取山 快晴 気温4度くらい 風無し

・2月8日  谷川岳 吹雪 気温-10度くらい、風速は15mくらい クソ寒い

・2月11日  赤城山 快晴 気温4度くらい 風無し

・2月12日  谷川岳 快晴 気温0度くらい 風速15m以上、山頂寒い。

基本的に晴れた日に登るようにしています。

曇ってる山が2回あり、吹雪が一回あります、すごいいい経験ができました。

 

さてその上で早速今期の雪山で使用した装備をレビューしていきましょう。

以下目次

【ウェアについて】

 

【ギアについて】

 

【避難小屋泊装備】

 

【ウェア編】

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◼︎アンダーウェア【スーパーメリノウールEXP/ジオラインEXP】

(モンベル)mont-bell スーパーメリノウール EXP.ラウンドネックシャツ Men's 1107581 BK ブラック M

(モンベル)mont-bell スーパーメリノウール EXP.ラウンドネックシャツ Men's 1107581 BK ブラック M

 
(モンベル)mont-bell ジオラインEXP.ハイネックシャツ Men's 1107520 BK ブラック M

(モンベル)mont-bell ジオラインEXP.ハイネックシャツ Men's 1107520 BK ブラック M

 

冬山で最も持ってて良かったと思えるのはこのアンダーウェアです。

入笠山ではジオライン、その他の山では基本的にスーパーメリノウールを着用しました。

アンダーウェアの保温性はかなり重要で、雲取山の避難小屋で寝るときは心の底から

厚手のメリノを着ていて良かったと感じました。

去年の冬の登山ではジオラインを着用していますが、個人的には奥多摩・丹沢ならば

日中はジオラインの方が行動しやすいのかなと思います。

 

メリノールはジオラインに比べると臭くなりにくいのもいいところだと思いました。

 

◼︎中間着【ジオライン3Dサーマルジップシャツ】

アンダーウェアの上に着用しているシャツです、雪山では厚めのこいつを着ています。

メリノウールとこいつを合わせるとかなり暑いので逆に汗をかきやすいのが欠点か。

生地がかなり分厚く頑丈に出来ているのもGOOD。

低山の場合はジオラインEXPにこれだけで行動することも多いです。

非常に汎用性の高いシャツだなという印象。 

17年シーズン以降はジオラインサーマルからウイックロンサーマルになってます。

 

◼︎タイツ 【ワコールCWX ジェネレーター 】

(シーダブリューエックス)CW-X ジェネレーターモデル(ロングタイプ) HZO639 KO KO M

(シーダブリューエックス)CW-X ジェネレーターモデル(ロングタイプ) HZO639 KO KO M

 

夏山でも安定して使用しているスパッツです、一年間登山のときは毎回同じの履いてます。

厚手なことと汗をうまく逃がしてくれるのでオールシーズン活躍します。

雲取山避難小屋泊で、ダウンパンツなどを使用しないで寝ましたが

こいつを履いていたおかげで大分寒さから逃れられたと思います。

サポート機能も非常に優れているので登山に使用するタイツとしては最強の一角。

 

◼︎モンベル  【U.L.サーマラップ ジャケット】 

緊急用の気休め程度に持っている化繊ダウンです、寝る時や本当に寒い時に利用しています。

ダウンジャケットに比べれば保温力は弱いかもしれませんが、薄いので重ね着に使いやすいです。

アンダー、中間着、フリース、ダウン、レインウェアの5枚とか、滅多にやらないけど。

洗濯が可能なのでフリースの代わりにこれを着るのも全然ありかなと思います。

 

◼︎フリース【モンベル トレールアクションパーカ】

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僕が去年からよく着てるフリースです、裏地がフリースのように起毛したパーカーになります。

こちらは体にフィットするし動きやすい、そして安いので遠慮なく使える素敵なアイテム。

今年の冬は雪山で行動する際、風がなければアウターを脱ぎ

これが一番外の状態で活動することが多かったです。

このパーカーはすごく使えたので今のやつがダメになっても同じものを買おうと考えている。

7月の常念岳テント泊でもクソ寒い山頂で夜を明かすのに役に立ってくれました、最強。

 

>◼︎レインウェア【モンベル サンダーパスジャケット

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実は僕ハードシェルを持っていません、モンベルの安いレインウェアで代用してます。

サンダーパスジャケットですが、個人的には最強のレインウェアだと思っています。

まずゴアは透湿性が良く内側が濡れないと言うのですが、

移動中は汗かくのでゴア/ハイドロブリーズ/ドライテック等しく濡れるものは濡れます。

なんつーかもう内側がすげー濡れるんだよね、内側が。

 

雨を弾いたりするのは手入れも影響してきますが、自分の発する熱と汗を考えると

サンダーパスもゴアも変わらないなという結論に達しました。

バーグハウスのゴアジャケットも使ってますが、最近はサンダーパスしか使ってません。

 

生地が厚くて頑丈・防風性抜群・安いからぶっ壊れても比較的ダメージが少ない。

この3点をバランス良く満たしているのが何よりも高評価です。

棘のある木に引っ掛けようとも岩で擦ろうとも心が痛まないのは最高です。

 

ちなみに雪山での使用ですが防風性はしっかりとしているので風除けには使えると思います。

ピットジップとかはついてないので温度調節はややしにくいかも。

 

どうでもいいけど写真がひどい、サンダーパスは右の倒れている鬼の装備です。

 

◼︎パンツ【モンベル ストライダーパンツ】

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(モンベル)mont-bell ストライダーパンツ Men's 1105461 IND インディゴ XL

(モンベル)mont-bell ストライダーパンツ Men's 1105461 IND インディゴ XL

 

雪山に行く際に常に使用しているのはモンベルの中厚手のパンツになります。

最初は厚手じゃないと死ぬかなとビクビクしていたのですが、僕の行く山は幸いにして

この中厚手クラスとCWXの組み合わせで乗り切ることができました。

 

ただ、このパンツは防水性能がそこまで高いわけではないので湿り気の多い雪や

残雪期に使用するとパンツが濡れてお尻が凍傷になるなど悲惨なことになるかもしれません。

ちなみにCWXとの相性は良く、夏に使用するサウスリムパンツよりも足が動かしやすいです。

シルエットも綺麗なのでモンベルでは一番お勧めできるパンツかもしれない。

 

晴れている日であればこれくらいのパンツのほうがいいくらいでしょう。

曇っているときはおとなしく厚手やゴアを上に着ましょう、とても寒くなります。

 

◼︎登山靴【LOWA TIBET ローバー チベット】

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登山靴ですが、今季は雪が少なかったので冬靴ではなく3シーズンの靴で歩きました。

基本的には僕もちゃんと冬靴が欲しいと思っています。

使用したのはLOWA チベットのゴアテックス版とレザー版の二種です。

内張にカーフレザーを使用したモデルのほうが革が分厚く、保温性が高いようで

雲取山以外のほとんどの山で寒さを感じることはありませんでした。

 

靴で思ったのは移動中は基本的にこの靴でも暑いということです、すごく汗かきます。

結果靴の中が湿ってしまうのですが、これがすごく厄介だったりします。

冬に泊まりの登山を行うと翌朝靴が非常に冷えて厳しいので、そこだけは注意

 

ちなみにこのチベットですが、バンド式の12本アイゼンが使用可能です。

登攀などには使えませんが一般的な雪山ハイキングで12本を使うくらいなら余裕でした。

あとこのタイプのオールレザー靴のいいところは整備性の高さですね。

手入れがしやすく登山後の手入れを続ければ外装が毎回新品みたいな感じで使えます。

ワックスをちゃんと塗れば撥水性も担保されるので非常に長く使えるらしい。

 

◼︎靴下FITS 【エクスペディション/スマートウール エクスペディション】

冬は靴も重要なのですがそれ以上に靴下が重要な要素だと感じます。

僕は真夏でもFITSのエクスペディションを履いているのですが

夏は涼しく冬はあったかい素晴らしい靴下だと感じています、

靴のフィット感も上がるのでとてもオススメです。

 

どうしても寒そうでやばいときはスマートウールを履いていきます、これで良かったと

心底思ったのは谷川岳と雲取山、雲取は避難小屋内で動き回ったときに

厚手のこの靴下を履いていて本当に良かったと心の底から思いました…。

ウールのソックスは汗はきもよく足の不快指数をあげにくいのがいいとこですね。

 

逆に雲取山で行動していた時はこの靴下マジで暑いとずっと思ってたんですけどね。

それでも雪山は基本的に最厚手の靴下を使用するのが一番だと思います。

 

◼︎ザック 【ミレー SAAS FEE 40+5】

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[ミレー] MILLET SAAS FEE 40+5(M) MIS2046 0247 (BLACK - NOIR)

[ミレー] MILLET SAAS FEE 40+5(M) MIS2046 0247 (BLACK - NOIR)

 

雪山で非常に役に立ってくれたザック、雪山用に買っておいて本当に良かったぜ!

豊富なアタッチメントベルト、2気室で扱いやすい中身、背中に密着するので暖かい。

サイドにワカン・ストックを装備しやすく背面にピッケルを刺しやすいのもいい所。

 

冬山一般登山に最適なザックだなと再認識したザックです。

腰ベルト部分のポケットなども携行食を入れるのに大活躍します。

 

僕の雪山装備は12本アイゼン/ストック/ワカン/三脚/レンズ2本/防寒具/水1.5リットル

ゲイター/コッヘル/ガスバーナー/着替え/タオル2本/手袋2つ/バラクラバ/地図/ご飯

サングラス/救急セット/ダッフィー二つ/ティッシュ4つ/その他小物

こんな感じですがこれらが全て入ってちょっと隙間が空くくらいのザックです。

僕の普段の装備とは非常に相性が良かったと言わざるを得ない、素晴らしいザック。

 

【ギア編】 

◼︎12本爪アイゼン  【モンベル LXT-12】】

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モンベル(mont-bell) カジタックスLXT-12アイゼン M 1141138 1141138

モンベル(mont-bell) カジタックスLXT-12アイゼン M 1141138 1141138

 

雪山では基本的に12本のアイゼンを使用しています、今年度だと雲取山以外では全て12本。

6本と比べると前爪があるのが大きな利点、前爪があるだけでグリップと安定感が増す。

基本的に冬は12本だけ使うというのが正解な気がするくらいです。

12本アイゼンの場合は装着可能な靴とそうではない靴が存在するので注意。 

 

12本アイゼンはバンド式やワンタッチ式など種類が3つほどありますが

僕のオススメはバンド式です、何より外れません。

セミワンタッチは外れるという話題を聞きますが、

僕も雪山で何回かセミワンタッチが外れる瞬間を目の当たりにしました。

バンド式は少しめんどいですが非常に外れにくいのでオススメです。

ちなみに雲取山に行くのに持っていかなかったのを心底後悔したアイテムでもあります。

冬は6本よりも絶対に12本が役に立ちます。

 

◼︎ピッケル  【クライミングテクノロジー アルパインツアー】

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CT-climbing technology(クライミング・テクノロジー) アルパインツアー CT-54026 55cm

CT-climbing technology(クライミング・テクノロジー) アルパインツアー CT-54026 55cm

 

ピッケルを購入するときにすごく悩んだのですが、持っている手が冷たくなりにくく

滑落時に刃が刺さりやすい形状していますと店員に勧められたこちらの物を使っています。

持っている手が冷たくなりやすいのかなりにくいのかはイマイチ体感できていない。

 

滑落はしたことないのですが、シリセードのときはめちゃ役に立っています。

上州武尊山で剣ヶ峰を登り返すときなどは非常に役に立ちました、

急な坂を登る場合ピッケルはめちゃくちゃ有能です、基本装備として持っておくのが吉。

ちなみに谷川・上州武尊では活躍しましたが赤城や雲取では出番はありませんでした。

ストックよりも雪にぶっ刺したとき頼れる感があるので、僕は基本ピッケル使います。

 

◼︎ワカン  【エキスパート・オブ・ジャパン】

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エキスパートオブジャパン・スノーシューズ (L(SN4))

エキスパートオブジャパン・スノーシューズ (L(SN4))

 

雪の上を走り回る最高の装備No.1!!!だと思っています。

スノーシューは持ってないので比較ができないのですが、今年はワカン大活躍でした。

アイゼンを同時装備できるので安心感があるのがいいですね。

雪の上をバフバフ音を立てながら走ったりするのにはワカンは最適なアイテムです。

 

冬の谷川岳などはワカンなしではリスクが高すぎるので、

最低でもワカンを買ってから登りに行くのがいいと思っています。

 

奥多摩丹沢以外の雪山に赴く際には基本的に持って行って損はないアイテムです。

むしろ必携品として扱った方がいいアイテムです。

 

【避難小屋泊装備】

◼︎シュラフ 【モンベル ダウンハガー800 ♯3】

モンベルの3シーズン用のシュラフになります、雲取山避難小屋ならなんとか使えた!

冬季の雲取山避難小屋で使用しましたが快適に寝ることができたアイテムです。

僕が宿泊した際は気温が-5度も行かない程度だったので寝袋の中で素足で寝れました。

 

一応アンダーウェア/ジオライン/フリースの三枚で寝ることができました

ただ流石に雲取山以外の小屋でこれを使って寝る勇気は僕にはありません。

しかし、雲取山といえども冬にも使えたこいつの性能は天晴れだ!!

春から秋にかけてはもちろんのこと、冬の2000mちょっきりでも使えたのは嬉しい。

 

寝袋自体が伸縮する素材でできているので中身ゆったりで過ごせるのがいいところですね。

 

◼︎スリーピングパッド【モンベル U.L.コンフォートシステムパッド150】

モンベル(mont-bell) マット U.L.コンフォートシステム パッド150 オレンジブリック OGBR 1124405

モンベル(mont-bell) マット U.L.コンフォートシステム パッド150 オレンジブリック OGBR 1124405

 

僕が利用している寝袋用マットです、割と神マットなのは間違いない。

最初180を買わなかったことを死ぬほど後悔しました。

しかし、使ってみると枕敷くので頭の部分にマットがなくても大丈夫ということに気がつきます。

この発見があったため僕の中では評価が一変し神マットに、これがないと雲取では死んでた。

夏冬問わずテント・避難小屋では絶対に必要になるマストアイテム間違いなし。

 

 

【まとめ】

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自分自身の備忘録的な面も含めてザッと装備を振り返ってみましたが今思うことは一つ。

自分が行く山と天候を考えると割と十分な装備だったんじゃないかと思う。

しかし、来年に向けて装備の更新を考えるとしたら幾つかの装備更新は必須。

 

・冬靴をしっかりと揃えて安心登山。

・冬パンツを揃えて安心登山。

 

この二点は来年しっかりと改善してつなげていきたいところです。

来年はきっと今年のようななまっちょろい冬ではなくしっかりとした冬が来ると思い。

もっとちゃんとした装備を整えて山に出かけたいものです。

八ヶ岳とかマジな山に行くと考えるとこんな装備じゃ心許ないので。 

 

初心者的かつ貧乏登山者の装備紹介という形になってしまいましたが

僕と同じく入笠山・赤城山から始める登山者の方々の参考に少しでもなればいいなと思います。

 

 

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